スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

お天道様の言うとおり 

高岡ミズミさんのBLは、やっぱりノスタルジックなテーマだと心地良いですね。
というか、気持ち良すぎて作品に引っ張られる(or引きずられる)ので、心してかかるようにしてます。
春に読んだ山岳BLもそうですが、ハマりすぎるとフィクションから戻ってこれなくなりそうなのだ…。
実は、前回の高岡さんのキャラ文庫はあまりにつまらなかったので、今回はスルーのつもりでした。
が、山本小鉄子さんのイラストがとてもキュートで心惹かれ、我慢出来ずに購入に踏み切りました。
でも、今回は当たりだった!!この作品は、私が大好きなパターンの典型的なキャラ文庫でした♪
ご馳走様です。

まさに青天の霹靂としか言いようが無いに見舞われた主人公が、己の人生を見つめ直す物語。
的屋(極道)の跡目であるからと子分達に請われた青目は、その出自の為に職場を追われてしまう。
自暴自棄のまま近所のスナックで深酒し、そこで意気投合した“ホステス”の部屋で一夜を過ごす。
その翌日、酔いが醒めてみたら同衾相手が“男”だったと知り、その真実にまた愕然とする展開。
昨日まで堅実で真面目だけが取柄だった小学校教師の、典型的なBL式の転落人生劇場の始まり。

BL読者にとっては意外な展開はなく、“女装”していた美人な“攻め”に本気で惚れられ困惑するも、
そんな蝶尾の存在が青目にとってもかけがえの無いものに転じ、苦境に立ち向かうきっかけとなる。
青目は彼の後押しで一時的に父親の代行を努め、的屋にとって大事な“秋祭り”を成功に導きます。
己の人生を前向きに考え始めた当たりから風向きは変わり、青目自身も逆風を順風に変えていく。
結果、“禍転じて福となす”の諺の通り、様々な人々と築いた絆が彼の人生の豊かな土壌となる。
当然、“恋愛”局面も申し分無くハッピーエンド。

キーワードは“金魚”。
幼い頃の曖昧な“金魚”の記憶が青目と蝶野を結び、“的屋”を肯定的に考える転換点となります。
冒頭でも語ったように、この辺りのノスタルジックなヴィジョンが高岡さんの小説の醍醐味だと思う。
この著者独特の“甘味”と“苦味”が混じった懐かしい“記憶”に纏わる描写が、私の心を攫うのだ。
派手な展開こそ無いけれど、この味わい深い雰囲気がコクのある出汁の効いた小説になっている。
とても美味しいライトコメディです、私的にはオススメな一品♪

<作品データ>
・高岡ミズミ『お天道様の言うとおり』(山本小鉄子・画、徳間書店キャラ文庫)2008.11
お天道様の言うとおり (キャラ文庫)お天道様の言うとおり (キャラ文庫)
(2008/11/22)
高岡ミズミ

商品詳細を見る



先日衝動買いしたBL小説群は、全部当たりかもしれない…。
予定では立て続けに次も高岡ミズミさんのハズ。

<拍手お礼>
・entry983(2件)に拍手ありがとうございます。
久しぶりに、レビュー形式。
たま~に、堅めの文章で書きたくなるのです。
[ 2008/12/02 22:42 ] novel BL | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する
*profile

tatsuki

Author:tatsuki
気になる方は、こちらをどうぞ。
アサッテなBLが好きです♪
アンケート回答募集中!!

*calendar
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
*category
*counter
現在の閲覧者数:
*blog-people

読書メーター
*page ranking*


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。