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デコイ 迷鳥 

結論からいうと、あんまりBLっぽい感じがしないタイプのBL小説だったと思います。
“萌え”よりも“燃え”で、登場人物たちの熱い思いに突き動かされる勢いで読み終えてしまいました。
とっても、楽しかったデス♪

やはりこの物語は、“デコイ”という単語をどういうイメージで捉えるかが作品の“肝”だったと思う。
私の場合は魚雷の“撹乱装置”の印象しかなかった故に、誰かに利用される“囮”のイメージが強く、
お友達のYさんに指摘されるまで、“囮”役をかってでる“潜入操作”はあまり想定してませんでした。
どちらかというと、黒幕の誰かに利用されて運命に翻弄される主人公(&恋人)の皮肉的な物語を、
私は予想していたのです…少なくとも、タイトルが発表された時点ではね…。

で、そんな私の予想は、半分は当たりで半分はハズレでした。
そもそも、メインカップルが二組も登場するBL小説だとは全く想像していませんでしたしね…(笑)。
しかも、本来別々のCPの筈の那岐と火野の関係が、ある意味で“本命”以上に深く結びついており、
いわば彼ら“第三のカップル”が物語の大きなテーマの一つで、作品の背景もよく練られてました。
私は以前も話したとおり、ミステリではA.クリスティの『ABC殺人事件』のパターンが大好物なので、
今回の“無差別テロ事件”の(複雑そうで単純な)“真相”も、実に私好みの展開で面白かったです。

それにしても、物語はやはり“安見”(記憶喪失)よりも“那岐”の方がメインの主人公だったみたい。
しかも、那岐はBL的には“(誘い)受け”なんですが、自ら敵陣に突っ込む戦闘型ヒーローでもある。
“攻め”に守られる“姫”役に甘んじることなく、自ら果敢に戦って過去と向き合うタフな主人公です。
パートナー(加賀谷)は、そんな彼の良き理解者でサポーターで決して出過ぎたマネはしない男。
だけど、那岐が安眠できる寝床をいつも用意してくれてたりと、実に理想的な“恋人”なんですよね。
彼らのような“ストイック”な関係が逆に“エロティック”なのは、英田さんの小説の醍醐味の一つ。
囮鳥(前編)では読者も二人も“お預け”状態だったので、余計に“美味しく”感じられました(笑)。

「最高の___も出来損ないの___も、作り手にとっては同じくらい可愛いものですよ」



という訳で、可愛い“(小)鳥達”が夫々の信じる道を見つけ、“(古)巣”から飛び立つ物語でした~♪
ご馳走様です!

<作品データ>
・英田サキ『デコイ 迷鳥』(奈良千春・画、大洋図書シャイノベルス)2008.9
デコイ 迷鳥 (SHY NOVELS 209)デコイ 迷鳥 (SHY NOVELS 209)
(2008/09/05)
英田 サキ

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二人の過去は“過酷”でしたが、そんな境遇にしては真っ直ぐに育った方なんじゃないのかな?
少なくとも、浦沢直樹の『MONTER』や広江礼威の『BLACK LAGOON』に登場する双子よりは…。
火野は確かに何かが欠落している人間なんでしょうが、でも“歪んだ”性格では無かったと思う。
小聡が玉鱗によって救われたように、火野にとっても那岐や安見が救いになっているのでしょう。
加えて、二人の“育ての親”も彼らにとってはかけがえのない存在だったのだろうなあ…。


[ 2008/09/05 21:08 ] novel BL | TB(2) | CM(4)
こんばんは!はーこさん。
コメント&TBありがとうございます~♪

英田さんの小説は、日に日にスピーディな展開(or文体)になっていっているような気がする今日この頃です。
デコイは、シャレードパールとほぼ変わらない所要時間(1冊1時間強)で読み終えてしまいました。
私は、この作品はBL的な萌えというより単体で那岐という主人公が大好きな作品だったと思うんですよね。
腹うを括った後には、自ら本命に足を開いちゃうその潔さも含めて私の“理想”のキャラでした(笑)。
こういう設定だと、ゆちゅ♪さん宛のコメントでも言及している水城さんのようにドロドロ展開の方が一般的のような気もするのですが、あくまでエンタメに徹して出来うる限り明るい場所へ主人公達を導いてくれた著者の英田さんには大感謝です♪

今回は、私もあっさりバージョンの感想なんですけど、一言で言えばはーこさんと同じように「面白かった!」に尽きると思います。
ではでは!
[ 2008/09/09 19:34 ] tatsuki [ 編集 ]
tatsukiさん、こんばんは♪

>“萌え”よりも“燃え”

tatsukiさんのこのご意見には大きく納得しました!
なんか、あまりにも興奮し過ぎて、自分ではうまく感想が書けない作品で、ほかの皆さんの感想や鋭い指摘を読んで、そうだったのか~と感心しているのが現状です。
とりあえず、英田さんは凄い!!ということを再確認いたしましたよ。

うちのブログのはハッキリって感想になっていないのですが(って、いつものこと!?)TBもらいました♪
よろしくお願いします♪
[ 2008/09/09 01:10 ] はーこ [ 編集 ]
こんばんは!ゆちゅ♪さん。
正直、こちらはあんまり気合の入っていない記事なので申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ゲームモード中なので感想とか普段ならスルーしちゃうのですが、大好きな英田さんだったから何とか仕上げることが出来ました。

そっか、長髪の美形チャイニーズといえば、確かにユエルンですね~♪
私も、デッドロックの監獄のシーンはバナナフィッシュを思い出したのですが、今回はまったく思いつかなかったです!
そして、吉田秋生さんの作品で喩えるなら、那岐はアッシュというよりも『河よりも長くゆるやかに』のトシに近かった気がします~。
要するに、私好みの誘い受けだったというハナシなんですが(笑)。
(私も『バナナフィッシュ』は大好きなんですけど、実は主人公のアッシュやエイジにはあんまり思い入れが無いのです…シンとマックスが大好きだったのでw)

それよりも、水城せとなさんの『上海~』の幼馴染達も似たような生い立ちだったので、私はどちらかというとコチラの作品を少し思い出しました。
(コチラは、苦楽を分かち合った幼馴染が自分の手元を離れて、敵方の王子様に走っちゃってヤキモキしていく展開なんです…カップリングが2つなのも似てる!そういえば)

いずれにしても、以上の作品はどれも私の中では甲乙つけがたく、大好きです♪
あ!ブラックラグーンやモンスターももちろん大好きっ!

それにしても、私はどう考えても“漫画”を読みすぎですね…。
オタクすぎて、キモイ…。

ではでは!
[ 2008/09/07 19:25 ] tatsuki [ 編集 ]
tatsukiさん こんばんは♪

いやー面白かった!予想以上によかったです!
私的にも予想は半分当たり?ってとこ(笑)
マスターはやっぱりムフフ♪でしたね!私はテルまでグルかと思ってましたよ…w

自分の感想には書かなかったけど、こちらにお邪魔したらtatsukiさんが他の作品について言及してらしたので少し。

英田さんはDEADLOCKの時にもバナナ魚を連想したのですが、今回の小聡と玉鱗は某山猫くんと毒蛇ちゃんを思い起こしました。やっぱりあの作品、お好きなんですかねー(笑)
そうか、BLにしてはハードな世界だと思ってましたが今思えばバナナ魚が少女マンガカテゴリだっていうのがすごいですよね(笑)
あれにくらべたらホントにラブテンコ盛りと言っても過言ではないですね!(≧∀≦)

しかし読者も加賀谷も焦らされた甲斐があったようです。まんぞくー♪

ではではまた後日TBいただきに参ります♪
[ 2008/09/07 00:42 ] ゆちゅらぶ♪ [ 編集 ]
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[2008/09/09 12:18] 水中雑草園
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