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故郷に降る雨の声 

※今回は、下巻未読の方は続き以下を読まないで下さい!
ネタバレ回避を努めましたが、微妙に匂わせているので嗅覚の鋭い方にはバレちゃいそうなので。
いつもとは、(続きの)上下逆転バージョンで失礼します。

(いつもなら、続き以下に書いている)超余談。
このシリーズの唯一の(個人的な)難点は、どうしてもマドゥ=アリが好きになれないトコロ…。
隊随一の戦士で、抑制の効いた優秀でストイックなキャラなのですが、その特徴が逆に苦手デス。
著者の書かれたセルフ同人誌を読んじゃったから、余計になのかもしれません…。

<作品データ>
・駒崎優『故郷に降る雨の声』上・下巻(中央公論社Cノベルス)2008.6、2008.8
故郷に降る雨の声 (上) (C・NOVELS Fantasia―バンダル・アード=ケナード (こ1-5))故郷に降る雨の声 (上) (C・NOVELS Fantasia―バンダル・アード=ケナード (こ1-5))
(2008/06)
駒崎 優

商品詳細を見る

故郷に降る雨の声 下―バンダル・アード=ケナード (3) (C・NovelsFantasia こ 1-6)



梅雨時に読んだ上巻では、タイトルの“故郷”や“雨”が何を指しているのか分かりませんでした。
あぁ、そう来たか…紆余曲折を経て、シャリースの“帰郷”が今回のメインテーマだったのですね。
シャリース(+マドゥ=アリ)は、セリンフィルドの丘で待つを○○為に再びかの地を踏みます。
いつになくウェットなエンディングなので、著者のあとがきは本編を読む前に読むべし、デス(笑)。

私は、駒崎さんのシリーズ作品の中では、(オヤジ率の高い)このシリーズが一番お気に入りデス♪
次点は、ホワイトハートの陰険コンビ(中世イングランド)で、あちらはヤオイ萌えも若干加味される。
駒崎さんのファンタジー(or戦記物?)が魅力的なのは、良い意味でヒロイックじゃ無い点に尽きる。
主人公を単純に“聖”とせず、あくまでリアリスティックに事の顛末を処理するシビアさが私は好きだ。
(と言っても、“ラノベ”なのでややヌルいと思う時もあるのですが…まあ、ソコは一先ず置いといてw)

このシリーズは、傭兵隊という戦場の“汚れ役”を“報酬”で引き受ける人々のエピソードなので、
人命に関しては敵味方を問わず容赦が無い部分があり、常にソレを覚悟しなければ読むのが辛い。
が常に隣り合わせで、理不尽な依頼(&結果)も多く、割に合わない仕事が多すぎる彼らは、
その極めて限られた手持ちカードを駆使して、今日を生き延び“糧”を手に入れる為に戦うのですな。
個性的な気の良い仲間達がまた朗らかで、プロフェッショナルに徹した任務遂行シーンは頼もしい。
彼らの雇い主は大概無能なので難局も極めますが、優秀な彼らは被害を“最小限”に留めます。

戦時下では、最終的には男も女も老いも若きも関係なく局面毎にサイを振らなければなりません。
そして、そのサイを使って一儲けを企もうとするしたたかな人間も後を絶たないのが世の常です…。
この作品が“リアル”で“シビア”なのは、物語の顛末が善悪真偽とは割と無関係に決まるから。
勧善懲悪的なカタルシスは部分的にしか達成しえず、あとは運を天に任せた部分で結果が生じる。
要するに、痛み分けとか喧嘩両成敗というのも変ですが、幸運の女神は主人公側にも存在しない。

よって読者は、主人公のシャリースを筆頭に夫々の登場人物の心中に深入りしない構成なので、
敵味方を問わず作中の様々な登場人物を鳥瞰的(俯瞰的)に眺め、渡り歩いたような心地になる。
視点切り替えがアクロバティックで翻訳小説風味なので、慣れていない方には読みづらいかも…。
私はとかく登場人物の多い作品が大好きなので、今回は大満足です♪ご馳走様でしたーっ!

…実は、今回は私的に美味しいヤオイ萌えシチュエーションもあったのですが、流石に書けない!
物語の根幹に関わる、超ネタバレ発言になってしまうので、自粛します。
[ 2008/08/21 21:28 ] novel 非BL | TB(2) | CM(2)
こんにちは!棗さん。
今日は仕事サボっちゃ…イヤイヤ、朝方腹痛が酷くて動けなかったので休んじゃいました。
まあ、この状態は一時的なものだろうし薬効き始めたらよくなる筈だから“遅刻”でも良かったのですが、J庭の時も完全休暇取れなかったし、有休余ってるから使っちゃえ、的な(笑)。
世間的には連休らしいですが、まあ私には全く関係のない話デス。

そうそう、↑でも語っているけどマドゥ=アリは私はあんまり好きじゃないの。
出来すぎ“設定”なのが、何となく。
いかにも駒崎さんのキャラらしいアランデイルとかドクターとか、ソッチの方が好き~♪
今回に限って言えば、少年主従愛も激萌えでした!
ネタばれは私も微妙に回避できなかったので、お気になさらず。
TBもありがとうございました!

では!
[ 2008/11/03 14:14 ] tatsuki [ 編集 ]
tatsukiさん、今ごろになって参上いたしました。
・・・遅えよ、私(笑)

>幸運の女神は主人公側にも存在しない。
戦いの場において、主人公側だけがいつも勝利の女神に愛されてるってわけないんですよね。
わかってるんだけど、わかってるんだけど、今回はつらかったですよ・・・。
新幹線でマジ泣きしそうでしたもん。
しかし、マドゥ=アリは安心なんですよね。
君は絶対に大丈夫だろう!と思えて。

>彼らの雇い主は大概無能
・・・あの無能さは、犯罪だ。
まあ、無能だからバンダルのお世話になるんだろうけど(笑)
そのたまに、無駄に命をおとすものがいるかとおもうとやりきれないですけどね。

それにしても、大した感想も書いてませんが、TBさせていただきました~。
しかも、盛大にネタバレ・・・。
まずかったら削除してください。

[ 2008/11/01 19:29 ] 棗 [ 編集 ]
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la aqua vita 故郷に降る雨の声
[2013/04/22 13:20] sac louis vuitton
「急ぎの仕事で、おまえたちを追ってきた」ラブラムの鋭い視線が、息を詰めて成り行きを見守るバンダル・アード=ケナードの上を走った。顎で自分の傍らを指した。「話がある、シャリース」うなずいて、シャリースは相手の隣に立った。二つの傭兵隊のちょうど真ん中で、そ..
[2008/11/01 19:18] 棗の眼
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