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菫の騎士 

案の定、基本的には面白かったけれど、微妙な感じもする榎田さんの新刊でした。
はーこさんも仰っていますが、私もコレが榎田さんじゃなければもう少し誉めていると思うんですよ。
どうしても、榎田さんにはそれ以上の何かを期待したくなるのです、相変わらず上手いとは思うの。
キャラ萌えやシチュエーション萌えが無くても、読み出したら最後まで読み込める牽引力がある。
即ち、今回はBL的にもファンタジー的にも期待値には届かなかったのですが、娯楽的には及第点。
雨模様の窓の外を眺めながら、喫茶店でゆっくり読書するには丁度良い作品だったかもしれない。

私のこの作品に対する不満点は、主に以下の三つに集約されます。

1)主従モノは精神的に深く結びついても、肉体的には結びつかない方が萌え♪なんじゃー(笑)。
2)視点キャラの領主様は、年下の従兄弟(=菫の騎士)に対してデリカシーが無さ過ぎた…。
3)この作品における、“精霊”の扱いがご都合主義的すぎて頂けない。

1に関しては、肉体的に結びつくなら“愛”よりも逼迫した何らかの理由or状況が欲しかったのです。
しかも、ツンデレ攻めのダンテの秘めた思いは読者に伝わるけれど、アルの方は一体いつどこで?
エンディングのシーンは、“欲しくなったから来ちゃった”的な欲望が先に立っているように見える。
これは2番目とも共通しますが、アルヴィンのパーソナリティには萌えの余地が皆無なんですよ!
確かに、榎田さんの受けって萌えづらいキャラが多いのですが、その中でも突出してた気がする…。
何というか、法事の度に幼少時のエピソードを持ち出してくる親戚の叔母さんみたいなんですよね。
てか、ダンテはそういう面も含めてアルが愛しいのかな?もしや、実は叔母さんor熟女萌えのヒト?

とまあ、冗談はさておき。
ダンテの名誉の為に付け加えると、熟女×童貞は官能小説では一番人気のシチュエーションです。
大洋図書さんからも、それなりに刊行されておりますしね(笑)。

そして、3番目。
精霊が元気玉扱いで、MPが空っぽ(そう)な菫の騎士が呪文唱えだしたりで、マジビビリました。
というか、私は剣と魔法(ソード&ソーサラー)とか妖精譚(フェアリーテイル)等も割と好きですが、
“魔法”や“精霊”を使って“効果”を発生させるには、何らかの“対価”が必要だと思っているので、
こういう困ったときの神頼み的な扱いは、納得できない!(余談ですが、某ネコ型ロボも苦手デス)
尤も、この局面のポイントは、精霊信仰の篤いアルヴィンが意外と精霊の能力を当てにしておらず、
“精霊”を全面否定するポーズをとっていた、ツンデレキャラのダンテが本当は信仰心が篤かった、
そんな元から想像できる設定が露見する点にあった、というのは私にもよく分かるのですが…。

いや、物事は逆から見るべきなのかもしれない。
精霊は信じる者(達)を救っているんじゃなくて、彼らが信じてる人(達)を救おうとしたのだ、きっと。
ダンテの「オラに元気を分けてくれ!」的な台詞or呪文or願いは、“結果”とは多分関係無いのだ。
物語が割と都合の良い方向に流れたのは、精霊の主体的な働きにあったのだと思うことにします。
“人間”を物語の主体として考えると、私はこの展開には納得出来ない!

<作品データ>
・榎田尤利『菫の騎士』(ライトグラフⅡ・画、大洋図書シャイノベルス)2008.5
菫の騎士 (SHY NOVELS 205)菫の騎士 (SHY NOVELS 205)
(2008/05/09)
榎田 尤利

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↑で、ゴチャゴチャ文句言ってしまいましたが…。
ナウシカにおけるユパ様的なポジションであられたギルバート叔父様は、唯一の萌えキャラでした!
あ!つまり、彼に美味しいシーンを全て持っていかれた気がするダンテは、アスベルだったのか?
今、気づきました…が、肝心のアルヴィンは仔鹿と会話できるけど、ナウシカとは似ても似つかない。
やはり、そこがこの作品の最大の“欠点”なんだと思う。

<拍手お礼>
entry602に拍手ありがとうございます!
当ブログの中でも、書き手の天邪鬼精神の指数が高めの記事だと思います(笑)。
[ 2008/05/10 22:08 ] novel BL | TB(8) | CM(4)
こんにちは、りこさん。
コメントもTBもありがとうございます~♪
なのに、昨日の夜には返信するとお伝えしておきながら、爆睡してしまったという…。
スイマセン!

本当に、ファンタジーとしてもBLとしてもイマイチな印象の作品でしたよね。
私はこの設定だけだと。BL取っ払ってファンタジーに的を絞ったところであんまり納得できなかったと思うので、どちらかと言うとトンデモBL方向の方が良かったかなあ?
うーん。
物語自体は“面白かった”方だと思うのですが、如何せん私の理性というかファンタジージャンルにおけるルールが邪魔して、作品に集中できなかったデス。
暇つぶしに読む一冊としてはそれなりに良かったんですけど、やっぱり榎田さんにはそれ以上を期待したくなりますよね…。

それでは!
これから、そちらへ遊びに伺いまーす。
[ 2008/05/17 16:06 ] tatsuki [ 編集 ]
tatsukiさん、こんばんは^^

私も『菫の騎士』読んだのですが、ファンタジーとしてもBLとしてもいまいちという印象を受けました。

そして、法事の叔母さんや熟女×童貞という言葉に非常に納得しました笑
確かに原因はダンテよりもアルにあると私も思います;
何か女々しいだけのキャラに感じてしまいました…一応背景はあるものの心に響かないというか…

もうすぐ出る『ビューティフル・プア』に期待したいと思います♪

僭越ながらTBも送信させていただきましたm(_ _)m
[ 2008/05/15 20:39 ] りこ [ 編集 ]
こんばんは!はーこさん。
コメント&TBありがとうございました♪

はーこさんは末っ子ですから、親戚内だと余計に弄られキャラになっちゃいません?
ウチの父親が末っ子なので、未だに親戚中から「××ちゃん」で呼ばれているんですよねー(笑)。
宴席では、しょっちゅう父の過去話がネタにされてた気がします。

そして、元気玉。
RPGに喩えると、このファンタジーはゲームバランスが悪くて閉口しちゃいます。
大体、隣国の元首との(口)“約束”って何?
精霊にしろ、(領邦)国家間関係にしろ、もうちょっと“契約”精神が欲しいです、私は…。
この直前に再読していたウスカバルドシリーズはよく出来ているファンタジー作品だったので、余計に比較しちゃったのかもしれません。
私のような年寄りではなく、もうちょっと若い読者を意識して書かれた物語だったかもしれませんが。

というか、榎田さんの作品なら交渉人か漫画家シリーズの吸血鬼のお話の続きが読みたいな♪

ではでは!

>読んでくださった皆様
私、ずっと“妖精”と“精霊”を勘違いしておりました…。
本文の表記は“精霊”だったのですが、私は最初から最後まで“妖精”って読んでしまいました。

あの…言い訳してもいいですか?
私にとって“精霊”のイメージって、ヌヴァーっとしたアメーバみたいなモノで、えーと、端的にいうと不加算名詞なんですよ。
でも、今回の榎田さんの“精霊”って固体で識別されているので、私にとっては“妖精”のイメージだったんですよ。
前者が水で後者がH2Oと言えば、ニュアンス伝わります?
いやー、精霊にしろ妖精にしろ翻訳語だとは思うのですけど、初出はどの作品辺なんでしょうね?
とんだ勘違いで、大変失礼致しました~。
[ 2008/05/14 20:52 ] tatsuki [ 編集 ]
tatsukiさん、こんばんは♪

本当に今回は同じような感想をいだいたようですね。
確かにアルヴィンは何かと昔の話をする親戚の叔母さんのようでした…。自分も同じような目にあうことがしょっちゅうなので、ダンテの気持ちは分かりますよ~。しかも、それが好意をもっている従兄となると、さらに同情してしまいます(笑)
しかし、確かに最後は元気玉でしたね…。ドラゴンボールは大好きなんですけど、この作品でこの展開は…。
榎田さんでなかったら、ここまで複雑な気持ちにはなってないかもしれないですけどね。

TBいただきましたので、よろしくお願いします。
ではでは、お邪魔しました♪
[ 2008/05/12 21:55 ] はーこ [ 編集 ]
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[2008/05/15 20:43] 番茶日記------BL読書録
なんですか? 今月はフィクサーから『ファンタジーBL』指令が出たんですか? だって、英田さんの今月の新刊も『ファンタジーBL』なんでしょ? というわけで、今年初の榎田さんのBL本です♪ 菫の騎士 (SHY NOVELS 205) 榎田 尤利 JUGEMテーマ:読書 【あらす?...
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