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悲劇のロシア 

昨日(水曜)書き上げた某小説の感想文は、電子の海の藻屑となりました…。
我ながらあまり良い記事が書けなかった自覚があるので、再投稿はサクッと諦めましたが(笑)。

メモ未完成。
あまりにも更新の間が空いてしまって心苦しいので、暫定的ながら記事公開。
って、興味ある人は殆どいないでしょうが…。
金曜日には加筆&完成させます。
土曜日になっちゃった…。

えーと、テレビ番組はまだ放映途中なのかな?面白かったです!
芸術家が厳しい制約の中で、己の率直な心性を作品の中にどう滑り込ますのかというのがテーマ。
彼らは夫々、私の想像もつかないくらいの壮絶な葛藤があっただろうけど、作品だけは残った訳で。
“名作”を残す前に消えていった人も多かったと思います、それは無論スターリン時代に限らずね…。
このような社会では、最善の注意を払ってメタファーや引用でテーマを隠蔽するのが唯一の道、
…だったかどうかは検討の余地がありますが、その“技巧”がマニア受けしたのは間違いない。
たとえ、制約の多い不自由な時代だとしても、自己を表現する術は完全に失われた訳ではない。
抜け道は、あるいは、蛇の道はいずれも何処かより広範なフィールドに通じているんでしょうね。

<作品データ>
・亀山郁夫『悲劇のロシア』(日本放送出版協会「NHK知るを楽しむ この人この世界」月)2008年2‐3月号
この人この世界 2008年2-3月 (2008) (NHK知るを楽しむ/月)この人この世界 2008年2-3月 (2008) (NHK知るを楽しむ/月)
(2008/01)
亀山 郁夫

商品詳細を見る




※注)以下特に引用元の表記が無い場合は、全てウィキペディアへリンクしております。

「ドゥホーヴノスチ」=「霊性」、「精神性」 
 cf.「ドゥーフ」@「呼吸、息、空気」…個々の人間をつなぐある有機的な一体性by亀山
 例)「千年の奴隷」byワシーリー・グロスマンAztecCabalさんのブログ記事を参照)
ドストエフスキー@人間の「傲慢」(キーワード)、ロシアの悲劇

□第1回 人を殺すことはなぜ許されないのか~ドストエフスキー『罪と罰』
・『罪と罰』@“最後の残酷な童話”←憑依(乗り移り)の経験by亀山
・芸術家vs.独裁者
 )芸術家@他者を魅了するたくらみや野心において権力を志向
 )独裁権力下の芸術家@上からの庇護を受けることなしに自立をめざすことは不可能
   ↑独裁体制下の芸術家の宿命…→「二枚舌」
・「二枚舌」or「二重性」@表向きは権力を受け入れながら、テクストの深層に「本音」を隠す
・“Преступление и наказание”=『犯罪と刑罰』
・「犯罪」…社会が定めた規範を逸脱する行為/法によって裁かれるべき明確な概念
 cf.「罪」…社会規範とは別の人間内部の宗教的・精神的レベルの問題
「犯罪」行為→「罪」意識→普遍的「神」の存在→“救い”or“復活”の是非
「神がかり」or「聖痴愚」…社会のルールや通念にとらわれず、ときおり常軌を逸した言動を示し、ロシアの民衆から「神に近い者」として深く敬われてきた存在
・ラスコーリニコフ(欠落者)…17cの分離派(ラスコーリニキに由来⇒「叩き割る」、「分裂」
・「またぎ越す」(≒「罪を犯す」)⇔「大地への接吻」byソーニャ
・屋根裏部屋→「戸棚(シカーフ)」by作者→「棺桶(グロープ)」byラスコーリニコフの母親→「死人」
 cf.ハンス・ホルバイン『死せるキリスト』(サルヴァスタイル美術館さんに画像&著者略歴有)
 cf.「ラザロの復活」(=ラスコーリニコフ)

□第2回 入り口も出口もない物語~ドストエフスキー『白痴』
・ペシミスティック(暗澹とした気分)…恋愛小説?…ストーカー小説?
「模倣の欲望」=「三角形(主体・欲望の対象・媒体)的欲望」byルネ・ジラール
 ⇒自分自身(主体)の欲望というものは自律的には存在せず、必ず他者(媒体)の欲望を介して(模倣して)顕在化する
 例)コキュ(cocu 寝取られ亭主)小説
「傲慢」の克服+「模倣の欲望」⇒“超越”を志向
 Ⅰ.物語層@プロット(筋・筋書き)
 Ⅱ.自伝層@作者の人生と小説の関係
 Ⅲ.歴史層@作者の歴史観=小説全体と歴史との関係
 Ⅳ.象徴層@形而上的な議論がドラマ化
・「白痴」@「傷(トラウマ)」小説/不条理?⇒「不能の物語」or「不可能性の物語」…アイロニー
 )ロゴージン…「去勢派」(cf.「鞭身派」)出、ホルバインの絵@残虐⇒恍惚異端派の精神
 )ムイシキン@癲癇+性的不能暗示+神がかり
 )ナスターシャ@「復活する女(アナスタシア)」byギリシア語源⇒心に「傷」
 ∴肉体の不在

□第3回 「神のまなざし」を奪う者~ドストエフスキー『悪霊』
・「神と人間をめぐる問題」
・スタヴローギン@徹底した「無関心」(⇒「悪霊」)、「神のまなざし」を略奪する「傲慢」の罪
 ∴「なまぬるい」
 cf.「神になるとは、罪を受け入れること」byアルベール・カミュ『反抗的人間』
・マトリョーシャの死@神の不在の証(「神さまを殺してしまった」

□第4回 魂の「大地」~ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』
・「父殺し」の物語=「オイディプス・コンプレックス」byジークムント・フロイト
「神がなければすべては許される」byイワン・カラマーゾフ
腐臭→死の属性→死→ホルバイン・モチーフ
・余白@「真っ白な闇」⇒ドストエフスキーの「地獄」

□第5回 破滅した革命詩人~マヤコフスキー
・水野忠夫『マヤコフスキイ・ノート』(1973)
・「ロシア・アヴァンギャルド」(未来派)の異端児
 cf.スプレマティズム@「絶対絵画」…カジミール・マレーヴィチ

□第6回 独裁者への崇拝と憎悪~ブルガーコフ
・『巨匠とマルガリータ』~幻想と奇想と笑いに満たされたこの物語は、フィナーレに来て、たとえようもない混迷のなかから、人間の自由と永遠の生命の意味を教える
・“危険性”←「自己規制」、沈黙、失意の人生
革命を外側から相対化するまなざしbyブルガーコフ&スターリン
・『モリエール』に対するブルガーコフへの批判⇔スターリンの(“警告”→)“庇護”
・『バトゥーム』…踏み絵、「左耳のほくろ」、スターリンの二重スパイ疑惑⇒上演禁止

□第7回 権力と芸術の攻防~エイゼンシテイン
・『戦艦ポチョムキン』~「オデッサの階段」、プロパガンダ映画、「傑作」
  「一義的」&「あいまいさの息の根をとめる」byロラン・バルト
・「アトラクション(衝突、吸引)のモンタージュ」~エロス、暴力、斬新、鮮烈さ
・「スターリン独裁」vs.「芸術家」
 ⇒「劇映画」~人間の生命により密着する何ものかを、芸術として昇華映像化したい
  スノビズム、フェティッシュ、永劫回帰、「父親殺し」、「全体映画」⇒「信念」の喪失
・芸術家の宿命@「魅了」⇒「権力」
 ⇔役者としてスターリンが一枚上手~「残酷さが足りない」@『イワン雷帝』

ブライアン・デ・パルマの『アンタッチャブル』でも“引用”されていた筈…。

□第8回 譜面の中の「二枚舌」~ショスタコーヴィチ
・ショスタコーヴィチ‐「不意の暴力」or「不意の死」‐ドストエフスキー
 ⇒人間精神の根源的な深みへ
「異化」~オストラネーニェbyシクロフスキー<露>、異化効果byブレヒト<独>
・「二枚舌」~「サバイバル」&「プロテスト」…「一歩後退、二歩前進」(cf.レーニン)
・「音楽ならざる荒唐無稽」by『プラウダ』無署名記事(1936)
⇒方針@二枚舌、仕掛け@「引用」、沈黙

国家&権力への献身⇒破滅
[ 2008/03/06 19:35 ] non-fiction | TB(0) | CM(0)
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