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好きになってはいけません 

実は帰省の際にカバンの奥に忍ばせ、年明け早々に読み初めた本はこの作品でした。
桜木さんの作品を買うのは、本当何年ぶりだろう?恐らく、『現在治療中』以来になる筈です。
その『現在治療中』にしても、目当ては桜木さんではなく挿絵が故・あとり硅子さんだったから…。
私は「小説ディアプラス」を買い続けているので、雑誌掲載分ならある程度は読んでいるので、
全くのご無沙汰だった訳では無いのですが、単行本に限って言えば本当に久しぶりなのです。

ナハハ、何か異様に前振り長いでしょ?そうなんです、実は私桜木さんがちと苦手なんですよ。
同郷人らしい(?)コザッパリした気持ちの良い文章を書かれるのに、キャラが梅雨気味というか、
ネガティブ思考の微妙に執着型で、されど読者に笑いを取る訳でもないという中途半端さがね。
ぶっちゃけると、イラっとくるのデス。

でも、今回は夏目イサクさんの可愛いカバーイラストが素敵だったのと、定食屋設定に惹かれ、
誘惑に負けてしまいました…そして、やっぱりね、何というか満足には一歩及ばない作品でした。
全く面白くなかった訳じゃないんですよ!面白い⇔面白くないのベクトルで言えば、確実に面白い。
でも、引っかかる…こういう設定なら箍を外したラブコメにしてしまえばいいのになと思うのですが、
桜木さんは、どうしても基本コンセプトのピュアラブストーリーに仕立てたいみたいなんですよ。
センチメンタル貫くなら貫くで、もう少し設定にリアリティを肉薄しようよ、言いたくなるんですよね。
このバランス配分の居心地の悪さが、まんま私の歯切れの悪い感想に繋がってくるのですな!

今回の主人公は極北ローカル限定で都落ちしてきた、優秀な元イタリアン・シェフの雅貴君。
男運の悪さが災いして(注、あくまで本人談)、今では母親の定食屋を手伝うただの跡取り息子。
が、漁村のど田舎に引き篭もっていても、彼の才能と美貌に価値を見出す人は出てくるもので、
姪っ子の担任教師である桂沢から、まさかの恋愛アプローチを幾度と無く受けるようになります。
過去の反省から、心頑なに(されど身体だけは正直に)桂沢に理性的に対応しようとする雅貴。
まあ、結局は落ちるんですけどね…当て馬や弟分や家族やご近所さんのアレコレを経てね…。
田舎の日常生活の、延長上に描かれるBL作品になっていたと思います。

ただ、主人公の過去って本人の意思次第で普通に回避できるレベルの不運だったと思うのです。
それが過去の汚名だか勲章だか知りませんけど、そういう風に扱って現実から逃げている雅貴君。
ちょっと私は、彼には同情も共感もできないな~。

<作品データ>
・桜木知沙子『好きになってはいけません』(夏目イサク・画、新書館ディアプラス文庫)2008.1
好きになってはいけません (新書館ディアプラス文庫 178)好きになってはいけません (新書館ディアプラス文庫 178)
(2008/01/10)
桜木 知沙子

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ゲイに対する北国の田舎の人々の反応は、案外この作品のような感じかもしれないデス。
お家存続(or断絶)の発想が薄い開拓民ばかりだし…結婚式は会費制だし(←それは関係ない)。
まあ、桜木さんのローカルネタは私にとっては懐かしくて、いつもそれだけは楽しいんですけどネ♪
むしろ、道外者にはどう写るんでしょうか?そういえば、台詞には方言は使われていないような?



[ 2008/01/11 00:29 ] novel BL | TB(2) | CM(6)
こんばんは!ハスイさん。
こちらこそ、微妙な感想の癖にコメントで特攻しちゃって申し訳ないです。
桜木さんは、雑誌で読んだ攻め視点の作品は面白かったんだけどなあ…。
いつも、ちょっぴり引っかかりを感じるんですけど、設定やあらすじに心惹かれるんですよね。
以前から『双子スピリッツ』も気になっているんですけど、結局迷って棚に戻しちゃうんですよね。
本当、ハスイさんが仰るように文章は軽妙なんですけどね。

TBもありがとうございました♪
こちらからも、ダメ元で送り返してみます。
ではでは!
[ 2008/01/16 22:46 ] tatsuki [ 編集 ]
tatsukiさん、こんばんは。

>ネガティブ思考の微妙に執着型で、されど読者に笑いを取る訳でもないという中途半端さがね。

私もそこが苦手ですね。それ以外にも苦手な部分は沢山ありますが・・・。(汗)

桜木さんの作品はとても読みやすい作品が多いのですが、「軽快さ」を意識するあまり(?)、作品そのものが「軽快さ」を通り越して「薄い」ものになっていると感じる事があるのですよね。何かが物足りない。

そこに「ネガティブ思考の微妙に執着型で、されど読者に笑いを取る訳でもないキャラクター」が登場するとアウト。

ネガティブ思考のキャラクターが行動力を発揮する事が少ないまま、周囲のキャラクター達のお情けで話が纏まってしまう事も苦手のようです。

お返しのコメントまでもが微妙なものになってしまいましたが、TBさせて頂きました。

ではではまた!
[ 2008/01/16 01:29 ] ハスイ [ 編集 ]
こんばんは!aya-meさん。
再コメントありがとうございます♪
そして、先日のコメントを私またも誤読してしまったみたいでスイマセン…。
いや、でも自分でも冷たい感想を書いてしまったという自覚はあったので、その点をaya-meさんに突っ込まれてしまったとなあと、反省してました。
私の方こそ、分かりづらい感想になってしまって申し訳ないです。

ちなみに、先日挙げた北海道弁作品は、他はどうでもいいのですが、『うしおととら』だけは間違いなく名作漫画だと思いますので、是非機会があれば読んでみてください。

ではっ!
[ 2008/01/16 00:12 ] tatsuki [ 編集 ]
すみません、前回のコメントなのですが、

>>意思次第で普通に回避できるレベルの不運
>しかもそれを、桂沢でも同じ結末になってしまうから
>逃げる、というのは凄く失礼のような…。

「tatsuki さんのコメントが失礼」といいたいのではなく、
tatsukiさんの感想を読んで、「なるほど、言われてみれば
雅貴の態度は桂沢に対しても凄く失礼だなあ」と思い、加えて、
桂沢贔屓だから「雅貴の態度が悪い!」と思ったのでした。
主語が抜けてわかりづらい文になってしまい、すみませんでした。

北海道弁について挙げて頂いた作品はどれも読んだことがないので、
ちょっと立ち読みでもして確かめてみます。
あ、榎田尤利さんの『聖夜』は読んだはずなんですけど、
全然喋り方については読み込んでません…まずこちらを見てみます。
漁師さんの言葉はまた別なのですか…それ、萌えますね (笑)
詳しく教えて頂きありがとうございました!

それでは失礼します~。
[ 2008/01/14 13:00 ] aya-me [ 編集 ]
こんばんは!aya-meさん。
桂沢と出会う以前の雅貴のライフストーリーを、自身で運がないとか不幸体質だからって言い訳している姿が、どうにも“逃げ”に見えちゃって私は気に食わなかったのですが、桂沢贔屓のaya-meさんの気持ちまで萎ませてしまったみたいで、本当申し訳なかったです。
桂沢に対しても、私の場合は大して思い入れが無かったので、余計に配慮が行き足ら無かったみたいで…。
今後の反省の為にも、今回のこの感想は修正せずにこのまま残しておくことにします。

北海道弁はあると言えばあるし、無いと言えば無いような気もするので、捉えどころがないですよね。
桜木さんの会話文は整いすぎているので、あれは文章語ないし標準語で書かれているとは思うのですが、私は国語知識が無いので明言は避けます(笑)。
最近読んだBL漫画では、北別府ニカさんの作品に登場するキャラクタの一部は北海道弁で駆使(志向)していたように思えました。
少なくとも、私には馴染み深いフランクな言葉で会話してましたね。
あとは、空知英秋さんの『銀魂』作品内の会話の一部や、藤田和日朗さんの『うしおととら』の北海道編で登場するキャラクタ達の言葉は、らしいなと思いました。
逆に、ゆうきまさみさんの『じゃじゃ馬ぐるーみんあっぷ』は何か違和感を感じるのですが、これは道内でも言葉に地域差があるからかもしれません。

そういえば、榎田尤利さんの『聖夜』という作品では、方言チェックが入っていると著者ご自身が仰ってた割には、誤用が多くて私は集中して読めなかった記憶があります。
いえ、誤用は言い過ぎかもしれません…PCの自動翻訳のような違和感を感じてダメだったんですよね。
もしかしたら、正しい用法なのかもしれないんですけど…。

何となく、「…でさ」とか「…べ」な語尾+北海道弁ならではの単語(「しゃっこい」とか「しばれた」とか)が揃うと、らしく見えるかもしれません。
でも、やはり世代によっても違いますし、また北海道に移る前の元々の出身の方言が色々混じっているのが北海道弁の見えづらさかも知れませんね。
ちなみに、海辺の猟師さんの言葉はまた全然別なので、私も聞き分けられる自信がないです(笑)。
ではでは!

コメント&TBありがとうございました!

[ 2008/01/13 22:29 ] tatsuki [ 編集 ]
tatsukiさんこんばんは。
TBお返しに参りました。

>意思次第で普通に回避できるレベルの不運
しかもそれを、桂沢でも同じ結末になってしまうから
逃げる、というのは凄く失礼のような…。
桂沢びいきだからそう思うのかもしれませんが。

ちなみに、北海道特有の方言って
どんなものがあるのでしょうか?
北海道は方言があまり無いイメージなのです。

それではまたお邪魔します~。
[ 2008/01/12 22:55 ] aya-me [ 編集 ]
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