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小説ビーボーイ 2008年1月号 

今月の小説ビーボーイは買って悔い無し!
大当たりが二本、中ヒット一本、未読は二作のみと私的には久々の大快挙です。

□鹿住槙『残り香に抱かれて』(門地かおり・画)
体臭フェチの天然受けが主人公のお話でした…えーと、共感はしづらいデス。
攻めは典型的なへたれツンデレだったので、攻め視点の片恋物語の方が好みだったかも。
コスメ業界の企画から商品化までのビジネス業界成功譚は、定番とはいえ楽しい展開でした。
それにしても、ナニなシーンに至る手続き過程の描写が見事に省略されてるのが大変興味深い。
要するにサービスシーンが、(現代モノなのに)えらく古典的なんですな(慣らしもゴムも無い…)。
まあ、私的には無問題なんですが、昨今のBL周辺の方々からは突っ込まれやすいだろうな、と。
ちなみに門地さんのイラストは、このやや電波ちっくな恋愛譚には見事にマッチしていたと思う。

□浅見茉莉『エーゲの誓愛』(城たみ・画)
どこかのオナ…いえ、海運王に見初められて、“愛”と“お金”を両得する受けの話かと思いきや!
実はオスマントルコ時代の歴史モノBLでした…タイトルのハーレクイン臭に見事に騙されました。
でもね、主軸は見事にハーレクイン展開で、まさに“エーゲの誓愛”としか言いようが無い物語です。
真面目に歴史資料をあたっている事は存分に伝わるのですが、歴史小説としては正直面白くない。
歴史のダイナミズムというかリアリティというか過酷さというか…そういう成分が全く足りてないデス。
最初の二人の強引な肉体の交合(陵辱)シーンも、二人にとっては魂の交歓だったみたいですし…。
クラフテス(義賊…cf.ロビン・フッド)は、私が求めて止まない歴史的テーマだったので余計に、
史実のコンテキストに即した現実認識&シビアさを体感できる物語を期待したくなるのですよね。
てか、どうせなら主人公がどのようにスルタンの私室長にまでなったのかを書いて欲しかったわ!
その過程は、きっとキレイ事だけではすまなかった筈だと信じ…いえ、熱く期待しています(笑)。

□桂生青依『うら若き花嫁の憂鬱(後編)』(カワイチハル・画)
後編だったので、未読。

□遠野春日『エロとじ/玉響に永遠を誓う』(新田祐克・画)
短編とはいえ、骨太の中華風歴史ファンタジーのBL作品でした。
正直かなり侮っていたので、遠野さんの筆力の深さに改めて恐れ戦いております(笑)。
一時期ハズレを立て続けに引いてしまったので、ここ1年ほど全く手を出して無かったのですよ。
エロとじの語感(イメージ)からは程遠い、上質な作品です…が、毒素がちと足りないかな?

□かわい有美子『いとし、いとしという心(前編)』(南田チュン・画)
かわいさんは、『エゴイスト』の鬱陶しい展開に業を煮やして二度と読まない作家の一人でした。
でも、今回の作品ははっきり言ってものすごく面白かった♪この作品は、本気でオススメです!
厳密に言えば違うのですが、半ば寡夫(未亡人、後家さん)の受けを落とす(or陥れる)お話です。
そして、設定的には幼馴染譚でもあります…底意地の悪い根性が歪みまくった攻めの千秋も、
貞淑な未亡人(+童貞)の筈の侑央の快感に乱れた姿も、堪らないくらい萌え♪でございました。
挿絵も雰囲気に合っていて大満足!ノベルス化されたらコレは絶対買います!ご馳走様でした♪
にしても、情景描写が微細すぎて、相変わらずねちっこい感じですな(笑)。

□海原透子『きみをテイスティング』(高峰顕・画)

かわいさんの余韻に浸ったあとだと、正直かなり厳しい…殆ど未読。

□萩野シロ『執着』(桜城やや・画)
今回の目的はコチラ♪ショートの番外編なので、ノベルス化は厳しいだろうなあ…。
以前ご紹介した『浸食』のスピンオフで、幸村×比佐野のストイックでプラトニックなラブストーリー。
比佐野の為だけに、裏世界の看板を背負う覚悟を決める幸村がとってもカッコよかったのですよ。
私は擬似家族ネタに弱いので、余計に感化されているのかもしれませんが…ゴチになりました!
来月発売予定の萩野さんの新刊も楽しみです♪

□果桃なばこ『アフター5はkissの雨』
一応読んでおりますが、特に語るべき事は…つっ込んだら負けな漫画だと思います。

□南川ぺと『石油王は恋泥棒
BLを読みなれている方なら、タイトルから何かあられもない匂いを感じ取れることと思います。
えぇ、まんまのアレな展開でございまして、登場人物が皆一様にぶっ飛んでいらっしゃいました。
会話も行動も視線も何一つ噛み合っていないキャラクタ達が繰り広げてくれる、アラブの恋物語?
一コマ当たりのつっ込み回数は、「わんぼく」(by『少年よ、耽美を描け』)とタメを張ってますヨ!
ゴチになりました♪(←全てを超越しているので、結果的には大満足しておりますw)

<作品データ>
・「小説ビーボーイ」2008年1月号(リブレ出版)
小説 b-Boy (ビーボーイ) 2008年 01月号 [雑誌]小説 b-Boy (ビーボーイ) 2008年 01月号 [雑誌]
(2007/12/14)
不明

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そういえば、後家さんとか未亡人とか寡婦って言葉も今は差別表現として規制されているかも…。
私が学生のころは「未婚の母」が問題視されていて、「シングルマザー」にシフトしていきましたしね。
「ウィドウ」と表記すれば、まだマシなんでしょうか?いやでも、この英単語も何か危うい感じだなあ。
[ 2007/12/17 06:30 ] magazine&anthorogy 感想 | TB(0) | CM(0)
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