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文章のみがき方 

ウチの職場で、今一番に売りたい書籍らしいデスよ。
岩波なのにガッツリ在庫抱えてます…動きは悪くは無いけど、緩やかなので捌くのは大変な予感。
(冒頭から、美文or名文とは程遠い作家の文章を引いているのが戦略的にマイナスな気がする…)

正直、私も読んでみたいような、読みたくないような、とかなり迷っていたのです。
コレを読んじゃうと、今後ブログを書き続ける気力が失せるんじゃないかと懸念していたので…。
が、結果的には“やる気”を引き起こさせるタイプの文章読本だったので、実はオススメ本♪
プロ志向の方には手緩く初歩的な手引が多いかと思われますが、私レベルには丁度良い感じ。
てことで、今回は↓のメモにて自ブログの文章で自己評価(◎、○、△、×)も付けてみました。
厳しい判定基準を設けるとオール×になってしまうことが目に見えているので、評価は甘め。
あくまで、私が“書く”上で心がけていたか否かがポイントで、実際にデキているかどうかは不問。

にしても、技術面はある程度何とかできるけど、センスに関しては天性の資質がモノを言いますな。

<作品データ>
・辰濃和男『文章のみがき方』(岩波新書・赤1095)2007.10
文章のみがき方 (岩波新書 新赤版 1095)文章のみがき方 (岩波新書 新赤版 1095)
(2007/10)
辰濃 和男

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Ⅰ.基本
1.日記orメモを残す⇒継続=力…○
 *実際は毎日書けてはいないんですが、ここまで日記的なものが続いたのは人生初めてなので甘めに…。
2.書き抜き張⇒「心の自分史」…○
 *ブログに書き残すために、最近はノンフィクションは大体メモを取ってますが、“文章”の引用は少ない。
3.再読+精読⇒書き抜く、傍線、感想、要約…○
 *ノンフィクションに限って言えば、傍線引くのは昔からの私の癖、“感想”は兎も角“要約”は面倒臭い。
4.乱読@異質の本を読む…◎
 *乱読は特に心がけなくてもしてる筈、畑違いの本にのめり込むこともしょっちゅうデス。
5.徒歩@心身に精気をもたらす…○
 *実際私も、歩いている時が一番考えているような気がする…。
6.現場感覚(視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚+「驚き」+細密描写+人の見ないものを見る)…×
 *“センス”が無いから、この項目をクリアするのは厳しいな…。
7.小さな発見@本質を見る目の深さ+遠くを見る力=洞察視力…△
 ・「神は細部に宿りたもう」by向田邦子『男どき女どき』(新潮文庫)1985
 *万事上っ面だけの人間だから、細部に宿る神を発見できたためしが無い!

Ⅱ.書く
1.辞書(「用語の手引」、「類語辞典」、「逆引き辞典」)必須…◎
 ・「恍惚」→「陶然」→「浮き立つ」by類語辞典
 *辞書を引くのは大好きです♪ブログの記事に関してはもっぱらオンライン辞書を利用してます。
2.肩の力を抜く≒苦労の跡を残さない文章…△
 *コレは自己判定不能…苦心して書いているように見えますか?
3.書きたいことを書く…○
 *書きたくないことまで、無理して書こう(更新しよう)とは思わない。
4.正直に飾りげなく書く…重要なのは観察力or解釈力…○
 ・名文@「思想」or「見識」by夏目漱石
 *この項目は少し観点がズレてるような…現実的には、無思想の名文もある気がするのだが…。
5.自分の言葉@活写…△
 ・「自分にしか書けないことを、だれにでもわかる文章で書く」by井上ひさし←至言by辰濃
 *確かに“至言”だ…が、ソレを遂行するのは甚だ困難である。
6.異質なものを結びつける…◎
 *そもそも、腐読みorやおい読みというのが、異質なモノの結合であろう
7.自慢話不可=自分@ピエロ…○
 *コレはみっともないから、最も気をつけたいコトですな。
8.わかりやすい文章@「平明」「平易」「達意」⇔自意識…△
 *自意識過剰に気をつけたし。
9.単純化・簡素化@文章の贅肉を落とす、言葉を吟味する⇔誇張表現、歪曲表現…△
 ※単純化にひそむ危険性
 *これは、“腐女子”や“BL”が良い見本、“術語”には必ずそれ以上or以外の含みもあるのデス。
10.具体的な表現・描写…×
 *“写生”能力は皆無…故、無理やり自分の側(世界)に引っ張り込んで“読み手”を騙している時がある。
11.正確に書く…×
 ※先入観、固定概念、思いこみ、偏見
 例題)
 「小鳥がいて
  黒猫の親子がいて
  庭には犬がいて
  夕方の買いものは
  小鳥のための青菜と
  猫のための小鯵と
  犬のための肉と
  それに
  カレーライスを三杯もおかわりする息子もいた
  あのころの買物袋の重かったこと
 「みんな時の向こうに流れ去ったのだ
  パン一斤の軽さをかかえて
  夕日の赤さに見とれている」
 by高田敏子
 問)傍線の「重かったこと」は次のどれを表わしていますか?
  ア=充実感 イ=疲労感 ウ=使命感 エ=責任感
  *どうも正解はアらしいのだが、この著者はイやエの解答にも一理あると解説しております。
  *ちなみに、私は迷わずウを選びました…。

12.余裕、「ゆとり」@ユーモア…○
 *心がけてはいます…が、実際に(私のブログを)楽しめている方が一人でもいれば、まあいいや(志は低い…)
13.感傷の抑制@「すりかえ」⇔むきだしの悲嘆、あからさまな愁嘆場、興奮、ひとりよがり…×
 ・「俳句は、殊の情のねばりを嫌うべし」by大須賀乙字
 *“萌え”た作品の感想は、ねばっこくてあとから読むと大変気持ち悪いです…(笑)

Ⅲ.推敲
1.書き直す…△
 ・自虐の悦びby高村薫『半眼訥訥』(文藝春秋)2000
 *女史ほどマゾヒスティックには生きられません!妥協⇔推敲の繰り返しが日常化しています。
2.削る…△
 ・「迷ったときは削れ」by太宰治
 *コレも至言だとは思うし、文章を研くには最適な手法であると思う。
 *が、このブログは半ば備忘メモでもあるので、みっともなくてとも冗長気味のままにしている時もあります。

3.紋切型・「美辞麗句」を避ける…△
 ・「形容詞の多すぎる言葉は信用しないほうがいい」byむのたけじ
 *某Aさんの、アーモンド形の目は美少年の形容表現として適切か否か、という話を思い出した。
4.いやな言葉は使わない…○
 私の場合は、「先生」や「君」(←多分、否定的な揶揄ったニュアンスでしか使っていない筈)
5.比喩の工夫@直喩、隠喩、活喩(擬人法)…×
 *引用文にアーモンド形の目が出てきたゾ!故、この項目で扱われていた文章は、何故かさっぱり心惹かれない
 *華藤えれなさんの独特の換喩法の方が、私には魅力的に(or面白く)見える

6.外来語の乱用を避ける=吟味する…×
 *唯一、この項目だけ私は著者とは反対の立場です…下手な翻訳語なら原文ままのが遥かにマシ!
 *ここで引かれている文章が拙いのは、意味内容が分からない人間が書いている文章だからであろう。

7.文末に気を配る…×

「小説というものは、批評でも同じことだが、文章というものが、消えてなくなるような性質や仕組みが必要ではないかね。(大岡昇平、三島由紀夫の書いたものは)よく行き届いていて敬服すべき文章であるが、どこまで読んでも文章がつきまとってくる感じで、小説よりも文章が濃すぎるオモムキがありますよ。物語が浮き立って、文章は底へ沈んで失われる必要があるでしょう」

by坂口安吾
 ・正統派の文章術VS.「新おしゃべり体」
 *この坂口安吾の言葉は、今回一番心惹かれました!
 *実は、先月橘紅緒さんの小説を読んだ時に、私はコレとほぼ同様のコトを感じたのですよ。

8.流れを大切にする~平明、明晰、リズム、躍動感、主題明確…△
 *リズム感を重視しすぎて、主題が不明瞭な時がある…猛反省…。
 
Ⅳ.文章修行
1.落語⇒「言文一致体」by二葉亭四迷、写生文by正岡子規、綴方教育運動…×
 *落語に親しんだことが無いので、何とも言いようが無い。
2.方言@「迫力」…×
 *私は久我有加さんの大阪弁や、いつき朔夜さんの小倉弁に萌えてますが、実は故郷の北海道弁の作品が苦手。
 *空知英秋さんや藤田和日郎さんの作品内で喋られている北海道弁は、私の記憶に馴染み深い言葉である。
 *が、それ以外の作品で扱われた北海道弁は、どうにも違和感ばかりが残って集中できないのです。

3.感受性を深める@五感の練磨…×
 ・縁側@内と外を結ぶ接点
 *私が致命的に不足している部分だな(笑)、そもそも故郷の北国で“縁側”のある家ってまず無いし…。
4.「概念」を壊す…◎
 言語の許容幅、含み
 *コレは、実はこのブログのメインテーマだったりするのだが、多分気付かれてはいないと思う。
5.動詞中心…×
 *手持ちの語意が少ないので、自ずと動詞の数は限られてくる(ついでに、接続詞も…)
6.低視線
 *ミクロにモノを見る目は依然培われておりません…。
7.自分と向き合う@不満克服、自分批判…△
 ・「現在の自分自身にとって一番納得のゆく文章を書くことが大切」by三島由紀夫『文章読本』(中公文庫)1973
 ・「正しく評価するとは、その在るがままの性質を、積極的に肯定する事であり、そのためには、対象の他のものとは違ふ特質を明瞭化しなければならず、また、そのためには、分析あるひは限定といふ手段は必至のものだ」by小林秀雄『考えるヒント』(文藝春秋)1964
 *一期一会を大事にしろ!されど、常に自己批判の目も忘れるな!というコトですな。
8.そっけなさ~師匠@森鴎外…△
 *文章に限って言えば、私は鴎外が実は好きです(笑)。
9.思いの深さを大切にする…×

 『何だ、お前まだいたのかい。可哀そうに。俺が死んだら、ここを食べてもいいよ』
 彼はのろのろと痩せた左手を挙げ、右手でその上膊部を叩いた

by大岡昇平『野火・ハムレット日記』(岩波文庫)1988
 *↑には窮極の“やおい”的関係が描かれているように思えてならない。
 *が、“萌え”の為だけにコレを読み込もうとすると、多分返り討ちにあう…ヘタレ読者は、回れ右!
 *カニバリズム=やおいの窮極のエロティシズム

10.渾身の力(「死にもの狂い」、「さしちがへ」、「決闘の場」)で取り組む@瞬発力+持久力+向上心…○
 *私はそこまで文章“表現”では勝負していないが、内容(≒思想)については、いつも腹括ってます。
[ 2007/12/05 00:48 ] non-fiction | TB(0) | CM(0)
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