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倒錯者Aの告白 

Aさんの「勃たないサディストなへたれ攻め」という言葉に大変心惹かれ、購入致しました♪
冒頭のナニなシーンに迫力があって、すっかりこの世界に飲まれてしまいました…倒錯者万歳!
が、中盤はオーソドックスな探偵小説風味に、そして最終的にはごくごくフツーのBL的な結末で、
私が期待していた倒錯的な要素は序盤以降は形を潜め、少し肩透かしを喰らった感もあります。
総じて、ラテン系の雰囲気が濃厚なハリウッド映画的なエンターテインメント小説だと思いました。
テンポの良いストーリー、魅力的な登場人物、そして恋愛局面は大団円で甘く幕を閉じるあたりに、
ベテラン作家による手堅くて安定感のある巧みの技を感じます…要するに、BL的に外さない作品。
ゴチになりました♪

ちなみに、私はどうも視姦プレイというか盗撮プレイというか、そういうエロネタがツボみたい(笑)。
てことで、(趣味も含めた)カメラマン攻めが大好物で、今回もその延長の萌えを体感できました。
(カメラマン攻め=「君好き」の浅井、「楽園建造計画」の蝶野、可南さらささんの「移り香」の弟など)
つまり、受けに対する視線がレンズを通すことでブレて、何処か倒錯的になる位相のズレに弱い!
視る⇔視られるという行為が半ば反転していたり、第三の視線が介在しているようなそんな屈折率。
今回の攻めの東間は写真には一見興味が無さそうですが、実は膨大な量の証拠物件もあったり、
脇(当て馬?)役の本物のカメラマンに対して、被写体として受けの嵐を撮る事に嫉妬も感じてたり。

冒頭のソレとは別の意味で、東間もまた倒錯的(間接的)な視線で愛したいor愛されたい男である。
膨大な量の写真と言えば、やはり私は「ブレードランナー」のレプリカントのアレを思い出す訳で…。
何かを撮り続けることで、自己に纏わるデータを物理的に増殖させたいという欲望原理とはつまり、
真の人間になりたいという、そのキャラクタの人間性に対する不安から生じた現象である訳でして。
私は、どうもそういうモチーフには弱いんだな(笑)。

・綺月陣『倒錯者Aの告白』(榎本・画、海王社ガッシュ文庫)2007.9
倒錯者Aの告白 (ガッシュ文庫)倒錯者Aの告白 (ガッシュ文庫)
(2007/09/28)
綺月 陣

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えーと、今回は挿絵よりも実は文庫に挟まっていた金ひかるさんのしおりに萌えてしまいました!
このしおりって、種類がいっぱいあるんでしょうか?ガッシュ文庫は滅多に買わないから詳細不明。
榎本さんの挿絵は独特の雰囲気が好みなんですが、今回の物語だとちと濃度が足りない気が…。
[ 2007/10/03 21:46 ] novel BL | TB(2) | CM(3)
こんばんは!ハスイさん、霖雨さん。
コメント&TBありがとうございました。

>ハスイさん
私もハスイさんの感想を読むことができて嬉しかったです♪
某Aさんが、特にハスイさん好みの作品だと思うと仰っていたので、もしかしたらハスイさんの感想が読めるかもと期待してたのです(笑)。
そして、私も冷静な観察者である長さんの視線に萌えてました。

私個人は写真を撮るのも撮られるのも苦手な人間なんですが、無心で写真を撮り続けている人々を眺めるのは割と好きなんですよねー。
そして大概、ブレードランナーを思い出してしまう(笑)。
東間は自身の性衝動に対して過度に冷静な部分があって、ソレゆえ実戦用のナニかが役に立たなかった時間が長かったのが興味深かったです。
再起後のプレイがオーソドックスだったのも、逆にびっくりでしたしね(笑)。
冒頭で読者を倒錯者に仕立て上げた上に、最後でソレを裏切る綺月さんに脱帽です。
ではでは!

>霖雨さん
綺月さんは噂によると、もっと容赦の無いお話を書かれていらっしゃるみたいですよ(笑)。
私は、実は積読本が1冊あるのでコチラも近いうちに読むつもりです。

しおりの情報もありがとうございます!
今まで、全くノーチェックだったのですが金さんだと私は転ぶなあ…(笑)。
このしおりを収集し始めたらどうしよう…?あ、集め出しそうな予感がする自分がイヤになります。
ではでは!
[ 2007/10/05 14:12 ] tatsuki [ 編集 ]
tatsukiさん、こんばんは!

盗撮プレイ、私も大好物ですー!
最初から飛ばしたお話でしたよね。ぜひ綺月さんには、調教orSM物で、最初から最後まで濃いお話を書いて欲しいです(私が知らないだけで、すでに書かれていらっしゃったらすみません)。

ガッシュ文庫のしおりは、同じ発売日の本には同じしおりがついて、毎回変わるみたいです。今回は右下に25という数字がありますが、すぐに取り出せる文庫で確認すると、ひたきさんやカメイさんのイラストで、右下の数字が14とか17というのもありましたよー。
[ 2007/10/04 22:19 ] 霖雨 [ 編集 ]
tatsukiさん、こんにちは!

屈折している人間が登場する話は好きなのですが(すみません)、今作についてtatsukiさんのコメントや感想を拝見する事が出来て嬉しいです♪

>何かを撮り続けることで、自己に纏わるデータを物理的に増殖させたいという欲望原理とはつまり、
真の人間になりたいという、そのキャラクタの人間性に対する不安から生じた現象である訳でして。

この一文は深いですねえ。確かに作中の東間は、目覚めてしまった自分の変態的な性衝動の存在を認めつつも、それと同時に嫌悪も感じていますものね。

「記録する」と言う行為の中には、自己の否定と肯定が入り混じっていて萌えましたが(すみません)、記録する行為の中には「こんなにも変態な自分でも、どこかで救われるのではないかと言う希望の存在を信じたい」的な欲求もあるのかも知れませんね。

思考力が弱い為、簡潔な言葉で表現出来ない事がもどかしいのですが、tatsukiさんのコメントや感想を拝見して、この作品が益々面白くなって来ました♪

ではでは、支離滅裂で稚拙な内容の感想文で申し訳ありませんが、TBお返しさせて下さいね!
[ 2007/10/04 13:38 ] [ 編集 ]
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