本日は、私が今月密かに最も楽しみにしていた京山あつきさんの新刊コミックスをご紹介します!
実は、雑誌掲載時に殆ど読んでいたのですが、やはり1冊のコミックスともなると感動も一入デス♪
基本的には、日本人×オーストラリア人CPによる
異文化コメディBL作品となっているのですが、
攻めの要は日本人気質というよりも、その天然ぶりはもはやネジが一本飛んでいる宇宙人型(笑)。
某ひちわさんにも匹敵する
チクビストぶりと、徹底した
焦らしプレイを楽しめるコト請け合いです!
相変わらずこの著者らしい上質なBLコメディ作品でした、ご馳走様です♪
天然(?)ジャパニーズテニスプレイヤーの要×へたれアイドル型スタープレイヤーのダニエル。
少年時代のダニエルの要に対する軽薄な行動が、その後の二人の運命を変えてしまいます(笑)。
ダニエルに小バカにされたことで
何かに目覚めた要は、再会の瞬間から行動がぶっ飛んでます。
衆人環視の中で強引にダニエルに
(ディープ)キスを施し、
それ以上も平然と強請る我流ぶり。
当然、この押しの強い
情熱に驚き焦り流されまくるダニエルでしたが、彼も割と直ぐに観念します。
要の巧みないやらしい唇と手つきに慣れ親しみ、ダニエルの方も当然
それ以上を覚悟し始めます。
が、要は二人の独自ルール(注、作ったのはダニエル)に忠実なので、キス⇒チクビからそれ以降、
さっぱり関係を先に進めようとはしないのです!この天然焦らしプレイぶりが、本当に堪りません♪
てことで、仕方なく比較的快感に忠実なダニエルが逆に
誘いor襲い受け始めたりするのですが、
コレが要の萌えツボを刺激しないらしく、二人の
ディスコミュニケーションぶりが笑いを誘います。
結局、二人はお互いが一番ステキになれる(…らしい)テニスコートで関係の決着をつけることに…。
オチは読んでのお楽しみ♪この二人に相応しい大団円と、その後の間抜けなオチが付いてますヨ。
京山さんはBLジャンルとは多少の距離がありまして、その
ズレを生かしてコメディに仕上げます。
そこが、私にとって堪らない
美味しいBL作品になっているのかもしれません♪大好きデス!
・京山あつき『KISS ME テニスボーイ』(徳間書店キャラコミックス)2007.11
それにしても、現実的には要タイプと付き合うのは
友達関係だとしても骨が折れるだろうなあ…。
それにしても、現実的には要タイプと付き合うのは
友達関係だとしても骨が折れるだろうなあ…。
テニス関連のBLに特化したレビューって、切り口が面白いですね。
京山さんの作風は、何処か男性向けっぽい赤裸々さとリリカルさなノリがある気がします。
というか、リリカルを逆手にとった生々しさが、男性向けっぽいのかもしれません。
だから、キャラクタを生物の授業のように眺めているような部分があって、少女漫画に慣れしたんだ女性読者には辛いのかもしれないなあと思っていたのですが、最近は本当に多くの方に受け入れられているみたいで、ファンとしては嬉しいです。
そして、私はテニスに疎いので(某王子様がありえなさ過ぎるのは流石に分かるのですがw)気付かなかったのですが、テニス描写もカッチリした作品だったのですねー。
コメントありがとうございました。
それにしても、このエントリはー男性に読まれているのかと思うと、いつも以上に恥ずかしい(アホ)発言が目立つなあ(笑)。
ではでは!