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午前五時のシンデレラ 

今回ご紹介する小説は、実は私が初めていつき朔夜さんの才覚に注目した作品だったりします。
↑を期に、「小説ディアプラス」のBNで掲載されていた稀少な同著者の作品を読み漁りました。
(※元々『八月の略奪者』の方も読んではいたのですが、年下攻めモノということで心に残らず…。
文庫化の際の書き下ろしで、この作品にも見事にハマって舞い上がっていたのは、去年の秋頃?)
いつき朔夜さんは(orも?)、書下ろしの続編で作品のクォリティが段違いに上昇する作風の模様。
今回の『午前五時のシンデレラ』でも、小説ディアプラスで読んだ際に気になったモヤモヤ感を、
見事に解消…どころか、二人の関係は私たちの期待の一歩先に行く結末が用意されていました。
やっぱり大好きです、いつき朔夜さん!毎度、本当にご馳走様です♪

てことで、雑誌掲載時に私は確かにその個性的な文章と巧みな構成に心惹かれていたのですが、
実は萌えという見地からは、どうしてもイマイチ乗り切れない部分があったのも本当の話でして…。
その理由を率直に言えば、前編だけでは二人のラブが通じ合わないままに物語が収束している為。
本来なら愛を確認する行為の筈のHシーンが、明白に酒酔の混ざったレイプシーンなんですヨ…。
私はBLファンタジーにおけるレイプ行為には、それ自体に強いメッセージ性があると思う口ですが、
今回のレイプ行為はBLファンタジーの範疇ではなくて、あくまで社会的な見地からみたソレでして、
不器用な攻めの直情行動だけでは割り切れない、微妙なモヤモヤ感がつきまとってしまうのです。
モラトリアムな主人公の優也も、この件に関してははっきりと理性的判断で拒絶してますしね…。
(実はモラトリアムな優等生然としたこの主人公の生き方も、ちょっと鼻につくところがありました)

が、そんなマイナス材料を越えた境地で、何処か心に残るモノがあるからこの作品は侮れません。
2年前に読んだ時から、この不思議な魅力を暴きたいと思って何度も読み返してきたのですが、
未だによく分からない…無論、気風のいい小倉弁を話す飛良に翻弄されているとのも理由の一つ。
この釘師の飛良が、自身の限られた技術も未来が見通せないと将来の暗さを核心をしていたり、
自分を置いて夜逃げした家族に対する、言い知れぬ絶望感や孤独感を抱えていたりもする訳で…。
優等生の裕也じゃないけど、やはり何処か孤立している彼の立ち位置には惹かれてしまうのです。
単純に恋愛状況に不器用な九州男児というだけでは済まされない、深い影の存在を強く感じます。

う~わ~あ~、このクソ暑い最中に、大変暑苦しい感想を認めつつある人間がここに一人…(笑)。
スイマセン、簡潔にします!方言(小倉弁)萌え/受けフェラ萌え/ヤクザ萌え/当て馬萌えの方、
是非読んでみてください!少~し気になるトコロがあっても、それ以上の何かが得られる作品です。
以上!

今月のディアプラスは、全て当たりです♪

<作品データ>
・いつき朔夜『午前五時のシンデレラ』(北畠あけ乃・画、新書館ディアプラス文庫)2007.8
午前五時のシンデレラ (新書館ディアプラス文庫 167) 午前五時のシンデレラ (新書館ディアプラス文庫 167)
いつき 朔夜 (2007/08)
新書館
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後編に登場した当て馬の阿南が、あくまでもヤクザとして描かれていたのが大変面白い。

そういえば、私は「ワヤになる」という言い方はずっと北海道弁なのだと思ってました…。
まあ、北海道は内地からの開拓民の出身によって言葉が違ってたり、混ざってたりしますからね。
[ 2007/08/10 22:17 ] novel BL | TB(3) | CM(6)
こんにちは!ゆちゅ♪さん。
今週の大振り(アニメ)は水谷大活躍でした♪
でも、水谷役の声優さんの演技は正直微妙…(笑)。
最近、この漫画を読み始めた意外な原点を思い出したのですが、我ながら本当にビックリです。
まあ、このネタはまたメールか何かでお話しますね。

さて、いつきさん。
確かに優也には三十路にしてそんな人生の投げ方しちゃうの?的な突っ込みどころはあったのですが、
ああいう行動にも出なければ飛良に出会わなかっただろうし…と、ファンとしては複雑な気持ちです。
『コンティニュー?』もそうなんですが、出会いが唐突で強引なんですよねー。
でも、終わりよければ全て良し♪ということで、私も結果的には大満足の作品でした。
[ 2007/08/31 12:02 ] tatsuki [ 編集 ]
tatsukiさん こんばんは♪

実家のあたり(愛知の三河地方)でもワヤって使いますよ~、そういえば。岐阜はあまり使わないようですけど。

いつきさんホントに外しませんね~。
BL設定としては常に枠外をカッとばしているようでいてしっかりした話の骨組みに惹かれ、ついついのめり込んでしまいます♪
一作ごとに安定感のある作家さんへと成長されてるようでファンとしては嬉しい限りですね♪

tatsukiさんが優也が鼻につく、とおっしゃる気持ちよくわかります~。
多分私もそうだったので優也ってどんななの?と自分的に考察してみたのがあの記事なんですが(笑)
私は本来受贔屓ですが優也はなかなか感情移入しにくいキャラではありました…飛良の小倉弁に異常に萌えたというのもあるんですけどね(笑)

また後日TBに参りますのでよろしくお願いしますね~♪
[ 2007/08/30 22:43 ] ゆちゅらぶ♪ [ 編集 ]
こんばんは!mikuさん、霖雨さん、ヒトコさん。
コメントありがとうございました♪

>mikuさん
雑誌掲載分だけですと、一種の放置プレイだったと思うのですよー(笑)。
何度ひっくり返して読み返しても、愛のあるサービスシーンは読み込めないし…。
文庫化の際にフォローされる筈と確信してましたが、著者の刊行ペースはゆっくりだし(笑)。
でも、待った甲斐があって本当に本当に大満足です♪

>霖雨さん
今回のディアプラス、受けがお口で…な展開が立て続いていて、とてもびっくりしました(笑)。
私は攻めが~よりも受けが攻めに~する方が好みなので、激しく萌えましたよ♪
実は本日読んだ別の作品でも、同様のシチュエーションがありました。
それ目当てで買ったわけでは無いのですが、こういうのって続くときは続くものですね!

優也も、基本的には九州方面のお国言葉をつかっているんじゃないかしら?
只、登場人物が双方方言仕様だと読者に伝わりづらくなるのは間違い無いので、
片方のキャラには標準語をあてていたんじゃないのかなあ、と思っています。
ではっ!

>ヒトコさん
そうなんですよね!
お気に入りの作品だったのはそうなんですが、雑誌掲載分だけだと少し消化不良気味でして…。
後編でフォローどころか、テーマが添い遂げる二人という段階まで展望されておりますから、
一筋縄には行かない、深~い作品に仕上がっていたと思うのです。
本当に、2年も待った甲斐がありましたよ…。
それでは!
[ 2007/08/13 20:59 ] tatsuki [ 編集 ]
tatsukiさん、こんばんは。
『八月の略奪者』の頃に紹介して下さったこの釘師のお話、文庫化されるのをずっと楽しみに待っておりました。
たしかに雑誌掲載の表題作だけだと、二人の関係が中途半端なままですよね。『八月の略奪者』の時も思ったんですが、後半の書き下ろしの中で、恋愛の成就を確認するだけじゃなく、社会の中で生きていなくてはならない人間としての展望もちゃんと描くことで、今後二人が共にあることに建設的な未来を想像できて良かったです。
いつき朔夜さん、期待を裏切りません。
[ 2007/08/12 23:46 ] ヒトコ [ 編集 ]
tatsukiさん、こんばんは!

雑誌連載+書き下ろしというと、他社の新書(の一部)では、区切りのついたお話に蛇足のような形で書下ろしがつく印象があるのですが、ディアプラスの文庫だと、表題作+書き下ろしで1つの世界が立派に構築されている気がして好きです。
このお話も、書き下ろしのお話の方が好みでした。何だか飛良があんなに小倉弁を操ると、優也も移って2人で小倉弁で会話していそうですね(笑)

>方言(小倉弁)萌え/受けフェラ萌え/ヤクザ萌え/当て馬萌えの方
全部萌えるので、読んでいてとても楽しかったです!
まさか優也が、気色ばむ飛良を止めるためとはいえ、あんなことをするとは思わなかったので、クライマックスはドキドキでした。飛良、良かったなあと。

TB送らせていただきますね!
[ 2007/08/12 22:18 ] 霖雨 [ 編集 ]
私は文庫になっ初めて読んだのですが、tatsukiさんおっしゃる通り、書き下ろしのその後があって、そこで通してすごくよかったです。
雑誌掲載分だけだったらHが強姦のみで終わっちゃってるのでなんとなく消化不良ですが、書き下ろしでその出来事に悩む2人になんだかいつきさんの筆致のすごさを感じました。上手く言えませんが。軽いBLじゃぁ終わらない方だな~と。

ホントに読んでよかった作品でした。いつきさん、今後の活躍が期待大な作家さんです!!!

TBいただきました!
[ 2007/08/12 21:34 ] miku [ 編集 ]
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午前五時のシンデレラ (新書館ディアプラス文庫 167) いつき 朔夜 たまにみる水10方言バトルが大好きです…。 私も地方出身・在住の人間なので方言には愛着がありますよー。 誰か三河弁BLとか岐阜弁BLとか書いてくれんかのん(笑) ディアプラス文庫 いつき朔?...
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