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恋の呪文 

最近の暑さに流石の腐脳も参って、なかなか集中して小説を読むことが出来なかったのですが…。
今回の作品は殆ど頭を使わない…使っちゃいけない作品だったので、サクサクと楽しく読めました♪
吉田さんは初めてだったのですが、たまに文中に挿入されるラージフォントにビックリです(笑)。
執拗に描写される独特かつ斬新なオノマトペも含めて、私にとって殆ど新境地に近い小説でした。
正直言いますと、活字ジャンキーには全くお奨め出来ません…脱力系を許容できる方のみ推奨。
(注>但し、吉田さんの文章はソレを予め狙って書かれていらっしゃるので、大変読みやすいです)

てことで、吉田さんの描かれるアラブファンタジーBL、健気で可愛いアリーの恋の行方は?
(アラブというよりもむしろ、あのパプワ島辺りに不時着してしまったのかと思ってしまいました…)
赤貧に喘ぐ義理の祖父母に健やかに育てられたアリーは、ある日2本足の黒豹ロムラムに出会う。
この黒豹はカマっぽい人語も巧みに操り、実はアリーは高貴な魔物の生まれだと宣言してきます。
更に、本来使役獣の身の上である優秀な自分は、アリーの下に仕えたいと「契約」を持ちかけます。
当然の如く戸惑うアリーでしたが、魔物の遺産とロムラムの偉大な魔力に惹かれた…訳ではなく、
ただ祖父母に美味しいものを食べさせたいという健気な思いから、ロムラムとの契約を引き受ける。

で、肝心の契約内容の方はと言えば、まずアリーに由緒正しき本来の魔物の姿に変身してもらい、
世界各地に散らばった魔物の遺産を継承し、壷や瓶に閉じ込められた同属の仲間を開放すること。
ちなみに、この彼らの本来の姿は誰もがメロメロになるエロエロのお色気うっふんな扮装らしい。
人間時のアリーは平々凡々の発育がやや悪いフツーの青年(少年)なんですが、魔物姿は淫魔。
さながら、BL版のクリィーミーマミですか?(←古いネタでスミマセン、実はステッキ持ってました)

まあ冗談はさておき、アリーはロムラムとの契約(仕事)を真摯に取り組むつもりだったのですが、
魔物退治を生業とするシンというミステリアスな野性味溢れる男に出会い、一目ぼれしてしまう。
ロムラムとの契約は初っ端から見事に躓き、魔物の自分とは敵対関係にある彼との恋に悩みます。
魔物姿の時には決死の追いかけっこを繰り広げながら、人間の姿で純真に地歩を固めるアリー。
もしや、猛禽?いえいえ、天然で鈍感でへたれツンデレなシン相手にはこのくらいで丁度良いです。

さてさて兎も角も、最終的にはアリーは一世一代の恋の呪文を使わざるえない時がやってきます。
ちょっぴり切ないシーンですが、予想通りこの呪文(タイトル)には穴…というか一つ仕掛けがある。
その仕掛けが見事功を奏して真の恋が成就する、まあ、この種の魔法は論理学の分野ですから。
言葉というか言葉の綾の問題ですね…魔法を戦略的なモノとして扱わなかったアリーの勝ちです♪

あれ?突っ込みどころ満載の小説なのに、意外と正統派に締まる感想の小説になっちゃった?
多分この作品は、とんでもないテンションでもBLで抑えるべき所を的確に抑えた作品なんですヨ。
だから、つまり、実はとても楽しい貴重な読書体験だったのです♪ご馳走様でした!

<作品データ>
・吉田珠姫『恋の呪文』(ホームラン・拳・画、海王社ガッシュ文庫)2007.8
恋の呪文 (ガッシュ文庫)恋の呪文 (ガッシュ文庫)
(2007/07)
吉田 珠姫

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[ 2007/08/06 20:45 ] novel BL | TB(3) | CM(3)
こんばんは!ゆちゅ♪さん、ハスイさん。
いつもいつも、コメントありがとうございます♪

>ゆちゅ♪さん
多分、無性に小説が読みたいモードの時は間違いなくスルーだったと思います(笑)。
今の私は活字が読みたい気分じゃなくて、漫画ばかり読んでたので、このテンションが快感でした。
今回は、ゆちゅ♪さん、ハスイさん、aya-meさん等の感想を参考に購入に踏み切りましたヨ。
素敵な作品を紹介して頂きまして、本当にありがとうございました!

感想は吉田さんのテンションにあやかろうと思って頑張ってみたのですが、中途で挫折…。
狙ってテンションの高い感想を書くのは難しいですね。
では!

>ハスイさん
私はハスイさんが日記で書かれていた4倍角が、一体何のことか実は分かっていませんでした…。
あの、あか○りさ○る先生が生み出した(らしい)独特の小説技法のコトだったのですね(笑)。
色々な意味で初体験の小説でしたよー、楽しかったです♪

いえ、それよりもハスイさんがクリィーミーマミに突っ込んでくれたコトにびっくりです。
私も見たのは幼少の時だったので、実はこのアニメの内容はよく覚えていません。
でも、親にステッキを買ってもらったことは辛うじて記憶にあります…。
他は兎も角、マミのステッキとスケバンヨーヨーだけは何故か持ってました(笑)。
往年の恥ずかしい思い出です。

では!
[ 2007/08/07 21:54 ] tatsuki [ 編集 ]
tatsukiさん、こんばんは!

私もゆちゅ♪さん同様に、「まさかtatsukiさんがこの作品を手に取るなんて…!」と驚いています。(笑)

フォント弄りの凄まじさと、文章のテンションの高さのせいもあって「とりあえずはトンデモ系に括っておこう」的な考えがありましたが、「BL版クリーミィーマミ」には妙に納得。(笑)

何だかんだと言いつつも、楽しい作品でした♪

ではでは、TBさせて下さいね!
[ 2007/08/07 18:50 ] ハスイ [ 編集 ]
tatsukiさん こんにちは!

昨夜はブログ探訪もせずに爆睡してしまったので先程tatsukiさんがこの本の感想を書かれているのを発見して驚愕しました(笑)
なんとなく、tatsukiさんには許容範囲外かと思っていたのですが、吉田さんも作風、文体ともに多様な方なので他にも楽しめる作品があろうかと思いますよ♪

>さながら、BL版のクリィーミーマミですか?

爆笑!(≧∀≦)
言い得て妙ですね(笑)
なつかしいです。
でも魔法で化けたわけではなく素材に磨きをかけただけだったり、アリーの魔法は嘘や騙しじゃないとこが好感度高いですよね。

ところでロムラム始め最近情に篤いオネエキャラとの遭遇率異常に高いです。
もしや私の知らないところでオカマブームが起きてるんでしょうか…気になるところです♪

また後日TBに参りますのでよろしくお願いしますね!
[ 2007/08/07 16:35 ] ゆちゅらぶ♪ [ 編集 ]
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ここ1ヶ月くらい、なんというか仕事で疲れておりまして、シリアスや重め暗めのものは避けているせいか、感想もどちらかというとアホアホやトンデモよりです…。暗い話の感想を書こうと思うと、書くときに思い出して気分が暗くなるので、無意識に避けているのでしょうかね。
恋の呪文 (ガッシュ文庫)吉田 珠姫これがBL小説レビューのタイトルか!(笑)ちょっと体裁考えようよ、自分…。でもなぁ、どう取り繕ったところでこの方のレビューを私が書くんだからなー、シリアス展開だなんて誰も思わないんじゃん?てわけで、とーっても楽しく読みました
[2007/08/08 12:44] 水中雑草園
【内容紹介】砂漠で超極貧生活を送るおれ・アリーは、実は魔物の血を引いていたらしい。魔物の従者だという黒豹との契約で、おれは本来の姿(エッチなスケスケの服で色っぽい格好!)にさせられたのだ!・・・と思
[2007/08/07 18:29] +synapse∞type-bee+
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