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天竺夜話 

更新サボりすぎですネ…本当は華藤えれなさんの新刊の感想を書こうと思っていたのですが…。
華藤えれなさんのあの独特の筆致で描かれる当時の上海の情景描写は、確かに美しく艶やかで、
大変魅力的なんですが…やっぱりね…主人公の厳しい現実に対する認識の甘さが許せないデス。
故に、本日は私が大、大、大好きな歴史物語を得意とする神坂智子さんの作品をご紹介致します。
数年ぶりに読み返したのですが、相変わらず美しくもシビアな世界観にのめり込んでしまいました。

神坂智子さんは、私が最も尊敬している漫画家さんの3本指に…いえ、正直トップかもしれません。
近代~現代史で特に語り難いシビアな歴史的局面を、大変魅力的な舞台に仕上げる手腕が見事。
本作品は英国統治下のインドが舞台、主人公のファーテは自身の立ち位置に常に悩み続けます。
即ち、彼は自身のイギリス人のと、インド人社会&仲間への共感の強さに心が揺れ惑うのです。
実の両親の行方を探るために単身英国側のスパイとなったり、気のいい盗賊団達と心通わせたり。

この愉快で間抜けな盗賊団一向は、当然サヒブ(イギリス人)統治に不満を持つ男達なんですが、
ファーテの弱さとしなやかさと強かさに魅了され、彼を例外的に自分たちの仲間として認めます。
ファーテもこのへたれ盗賊団に心惹かれ、迷惑を被りつつも結局彼らと深く関わる道を選びます。
とはいえ、彼らのささやかな希望は(時代が時代ですから)殆ど適わず、結末は哀しいモノが多い。
いえ、勿論このシリーズは基本的に彼らの機転が最悪の危機を免れる痛快なお伽噺なんです。
が、常に現実の歴史も忘れさせない物語でもある…糸車、ベンガル虎、収容所、反乱軍、飢饉…。

ガンジス川に流された膨大な数の糸車、それはかの地を生きる(た)人々の魂の言葉/意志です。
つまりは、明白な歴史の証言者…何につけても鈍感な私ですが、彼らの不滅のこのメッセージは、
流石に心の奥に留めておきたいですね…ピリリと心に響く神坂さんの作品は、本気でオススメ♪

<作品データ>
・神坂智子『天竺夜話』全3巻(小学館フラワーコミックス)
天竺夜話 1 (1) / 神坂 智子
天竺夜話 2 (2) / 神坂 智子
天竺夜話 3 (3) (フラワーコミックス)天竺夜話 3 (3) (フラワーコミックス)
(2005/07/26)
神坂 智子

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無論、この作品はBL(やおい)的にも美味しいですよー♪
へたれ盗賊団リーダー×女装趣味の誘い受け…特に序盤は色っぽいシーンが多いデス!
[ 2007/08/01 23:10 ] comic 非BL | TB(1) | CM(0)
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la aqua vita 天竺夜話
[2013/04/22 14:53] sac louis vuitton
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