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タナトスの子供たち 

中島梓さんのこの長大なお喋りが、唯一のやおい論として機能してしまったコトが誤解の始まり、
は言い過ぎにしても、やはりヤオイの受容パターンの多様性が削がれてしまった観があります。
しかも、私(@腐女子)は中島梓さんが描くヤオイ少女像とはかなり異なった属性の人間である。
故に、この論に対しては殆ど否定的にしか継承出来ません(大変興味深いテーマではあるが…)。

尤も彼女自身が、この論を叩き上げに多様なヤオイ論が創出されることを期待してた節がある。
が、現実的には約10年後の先月のユリイカまで、(学問・社会に耐えうる)同論が存在しなかった。
この10年は、彼女のディスコミュニケーション型ヤオイ論で事足りていたと見るべきでしょうか?
まあ、この答えは留保しておきます…積極的に語らなかった(語れなかった)私にも責任はある。

ちなみに、私にとってBLとは今のところ酒やタバコと同種の嗜好品デス。
と言っても、私はアルコールも煙草も積極的に嗜まない人間なので、コーヒーが一番近いかな?
私はここ数年、コーヒーを一滴も摂取しない日というのが実際全く存在しません(BLも同様デス)!
しかも、この嗜好品には(紅茶と違って)全く拘りが無く、泥水のようなソレでも飲みほす味音痴。
つまりは、そういうコト…ちなみにBLは、缶コーヒーのつもりがブルマンだったコトがままあります。
泥水のようなBLも実は嫌いではないのですが、たまにブルマンも引いちゃうから止められない!
(↑ヒドイ比喩表現ですが、要するに私はコーヒーやBLに関しては雑食なんだと言うコトで了承を)

<作品データ>
・中島梓『タナトスの子供たち-過剰適応の生態学』(筑摩書房)1998.10
タナトスの子供たち―過剰適応の生態学タナトスの子供たち―過剰適応の生態学
(1998/10)
中島 梓

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タナトスの子供たち―過剰適応の生態学 (ちくま文庫)タナトスの子供たち―過剰適応の生態学 (ちくま文庫)
(2005/05)
中島 梓

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(一応、文庫版も)

↓は、公正を期するために…。

中島梓さんがヤオイの効用として期待している効果を、私が比較的若い時代に感じた作品群。
詳細は語りませんが、基本的に非ヤオイ的作品でありながら本質的なヤオイ要素がある作品群?
(少なくとも、この両作品もディスコミュニケーションのファンタジーが底辺にある気がするのです)

蝶々のキス 蝶々のキス
片岡 吉乃 (1998/02)
集英社
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↑は、私の心を動かした今のところ最後の少女漫画に当たります。
この作品は、勿論男女の物語なんですが、ヤオイと同種の快感orカタルシスを感じる秀作です。

ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)
(1986/01)
サリンジャー野崎 孝

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本音を言えば、この短編集の半分は私にとって意味不明の物語なんですが…(笑)。
「エズミに捧ぐ」がね…汚辱を求める(知っている)少女とはつまりヤオイ少女じゃないのかな、と。

↓は、いつもの備忘メモ。
小説道場を主催していた方だけあって、比較文学という見地の分析は意外と為になります。
が、如何せん主筋の脱線が多くて、お喋りの量が半端じゃない…ソコがこの作品最大の難関。





・やおい文化圏@共同幻想の世界⇔ホモor同性愛
・「カップル単位の論理」~究極の「一夫一婦制」
・セクシュアル・ドリーム…例)近親相姦(山藍)、天涯孤独(栗本)
・排他主義
・「典型的なやおい」、「典型的な少女マンガ」←が既に典型的とは言い難い
・「貞節」◎⇔「純潔」△
・男性社会の論理をくつがえす「自分の論理」
・「快感の問題」@リビドー⇔不感症
・「アダルト・チルドレン的側面」~「ディスコミュニケーション」的関係≒擬似コミュニケーション
ファンタジー@パターンの小説≒エンターテインメント小説、欠乏の充足
(純)文学@ワクを破る、「個人」を覚醒
∴やおい@「ディスコミュニケーションのファンタジー」⇒言語不要、借物故ぐらぐら
 例)「強姦」→(翻訳)→「愛してるよ」
・閉じた世界
・選別の論理が作り上げるヴァーチャル空間、ヤオイ次元⇒意図的誤変換
実験小説…家族ゲーム、役割交換ゲーム⇒「癒し」(カタルシス)
・コンサヴァティヴ
・ナルシシズム、エゴイズム⇔挫折・不条理と無縁、強靭、支え、鈍感、幸運
・やおい@非常に強力で何か非常に普遍的なものを内包⇒一般的なコンバーター
ハーレクイン・ロマンス
・絶対的な人間関係
・玉石混淆の「石」の群にやおいの本質アリ
・「パロディ」⇒「メタフィクション」…→商業主義の模倣
・ジェンダー・パニック
・アンドロギュノス
・「現実につけるクスリ」
・「愛こそすべて」≒お伽話
・自衛…「坑道のカナリア」…鋭敏、先鋭的…「過剰適応」…演劇性←可視性
・「存続する社会」⇔「逸脱する社会」
・「コンシューミング・カルチャー」
・「浸透」⇒「拡散」⇒「免疫」⇔毒素の排除
タナトスの子供たち―過剰適応の生態学 タナトスの子供たち―過剰適応の生態学
中島 梓 (2005/05)
筑摩書房
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↑こちらは、お求め易い文庫版(が、私が所有しているのはハードカバー版)
[ 2007/07/11 21:23 ] non-fiction | TB(0) | CM(0)
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