スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

この愛を喰らえ 

ルチル新刊第2弾の感想は、予告どおりに私的初読みの李丘さんのこの作品。
タイトルと表紙絵とヤクザ受けという設定に惹かれて購入に踏み切りましたが、感想はやや微妙。
以下、今回は厳しめなのでご注意ください!

はっきり言って、残念ながら私好みでは無い文章だったのが、唯一にして最大のネックでした。
この手の会話中心に物語を強引に進めようとする手法に対して、私はかなり手厳しい人間です。
もう少し地の文で勝負してくれないコトには…いくら萌え設定だとしても読むのがシンドイです。
しかも、その会話自体も一部で登場人物の性格にそぐわない言葉遣いなトコロも見受けられます。
(具体的には、いい年扱いた男達が甘たれな主人公の弟と寸分変わらぬ物言いをしてました…)
但し、李丘さんの場合は↑が特徴というわけではなく、どちらかと言えば癖なんだと思われる訳で、
要するに、もう少し文章を推敲していただけたらなあ、と思う次第。

私は自分が拙い日本語使っている自覚がありますし、正しい日本語に拘る性質でもないのですが、
(例えば、「ら」抜き言葉とかは全く平気…どころか、私のブログではよく欠落している筈デス…)
小説なのに、会話だけで物語を廻すパターンだけは本当にどうしても譲れないものがありまして…。
実際、今回の李丘さんに限らずこの手の特徴を有する作家さんはプロアマ問わずに結構います。
まあ、コレ自体も一つの確立された小説技法の一つなのかもしれませんが、私は評価しません。
多分に個人的な感性の問題なので、許してください!

さて、本編…主人公の鋭は、ツンデレ受けというよりはヘタレ≧ヤンチャ受けな元ヤクザでした。
現在は小料理屋の料理人なんですが、客はと言えば亡き父親の元舎弟や気丈なホステスくらい。
…プラス、かつてのライバル組織の若頭で実は鋭の幼馴染の颯洵が数少ない冷やかしの常連客。
要するに、堅気の客はまるで寄り付かず、味は良い筈なのに経営状態はすこぶる不味い状況。
とはいえ、気心知れた常連陣には自分達の帰る場所と思われていたりとアットホームな雰囲気。
しかも、文章について厳しいこと言ってしまいましたが、鋭の出す料理はなかなか美味しそうです♪

で、実のところ颯洵には下心があります、鋭は鈍いので気づくのが遅いですが、バレバレです。
そして、この攻めの颯洵は割とクール系な俺様攻めなんですが、珍しく私好みの攻めだったり…。
受けの鋭より実はお気に入りで、鋭以外の存在に対する興味の薄さ&薄情さが好感デス(笑)。
彼に欠点があるとすれば、鋭とコトに及ぶまでのページがかなり長いコト…実はラストの1回のみ!

換言すればこの作品、結局ヤクザ同士によるロミオとジュリエット系に分類されるのでしょうが、
この二人には恋愛上の障害といえそうなモノが殆ど無く、私はあまり集中力が保てませんでした。
甘たれな弟が場面を引っ掻き回すトリックスターだったのかもしれませんが、スパイスはイマイチ。
つまり、エピソードの面でも(先日の砂原さんと比較すると)やや力不足な印象を受けるのです。
どうも、比較的若い作家さんのように察せられますので、今後への期待を込めて感想は厳しめに。
あと一歩とか、あともう少しという微妙なラインなんですよ、是非是非今後頑張って欲しいなあ。

<作品データ>
・李丘那岐『この愛を喰らえ』(九號・画、幻冬舎ルチル文庫)2007.5
この愛を喰らえ (幻冬舎ルチル文庫)この愛を喰らえ (幻冬舎ルチル文庫)
(2007/05)
李丘 那岐

商品詳細を見る


[ 2007/05/17 20:09 ] novel BL | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する
*profile

tatsuki

Author:tatsuki
気になる方は、こちらをどうぞ。
アサッテなBLが好きです♪
アンケート回答募集中!!

*calendar
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
*category
*counter
現在の閲覧者数:
*blog-people

読書メーター
*page ranking*


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。