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秘密 

今月は、珍しく木原さんの新刊を買ってみました。
事前情報全く仕入れないまま購入に踏み切ったので、帯の文面にかなりビクビクしつつ…。
取り合えず、最悪の事態に陥るようなタイプの作品では無かったので、一安心です。

さて、秘密。
主人公が作家志望ということで、冒頭の冷凍庫の時点から作品のオチはある程度透けています。
その予測は、ゴミ袋の描写で確信に変わり、チェーンソーの登場でそれは不動のモノとなります。
要するにこの作品は、木原流ヒッチコック劇場なんですが、先読み出来るフラグがちと多い印象。
但し、その余り重量を感じにくい軽いゴミ袋の描写を前に、私は別の可能性も少し疑っていました。
つまり、逆に(物語展開上で疑われているソレよりも)小さな生き物が入ってたらどうしよう、とか。
私、殊に木原作品に関しては本当にヘタレ化するので、いつも最悪の事態を考えてしまうのです。

ネタはばらしませんが、結論から言えばサスペンスの定石を踏まえたカチッとしたお話です。
作家志望の主人公、ディスレクシア(難読症)のピュアな青年、役者志望の主人公のカレ等など、
登場人物は見事に読者を騙すコトに長けたキャラばかり、当然現実の境は混沌と化します。
とはいえ、私は木原作品を読みなれていない故、何処までが著者の計算の内なのかが実は微妙。
小説家視点の小説という二段構えは兎も角も、文体自体はどちらの側に属しているのでしょうか?
(恐らく双方が混ざっていると思われるのですが、そのの見極めが私には出来ませんでした…)

で、この作品のテーマは主人公の啓太は作家になれない(向いていない)というコトでいいのかな?
これも全く自信が無いのですが、少なくともBLがメインテーマで無いことだけは明白ですね(笑)。
彼らのは、どちらかと言えば恋愛関係というよりも一種の擬似家族愛に近いと思われるので。
ある意味で一番純粋な愛のカタチなんでしょうけど、私は彼らにさっぱり萌えを感じませんでした…。
まあ、たまにはこういう作品も良いんですけどね…でも、滅多には求めないタイプの作品です。
私は、榎本同様のお気楽な快楽主義者ですから、正直攻めのピュアな愛情が重かったり…(笑)。
以上。

<作品データ>
・木原音瀬『秘密』(茶屋町勝呂・画、蒼竜社ホリーノベルス)2007.4
秘密 秘密
木原 音瀬 (2007/04/21)
蒼竜社
この商品の詳細を見る



榎本視点の秘密2は、まあ良いんですけど…3は蛇足じゃないのかなあ?
どうせなら、柳沢バージョンのスピンオフネタが読みたかったですね。
[ 2007/04/21 21:09 ] novel BL | TB(6) | CM(7)
こんにちは、霖雨さん、ハスイさん。
コメント&TBありがとうございました♪

>霖雨さん
家族の問題や障害の問題って一口に語りきれない要素があって、感想起こし難いですよね。
というか、本来なら作品にもしづらいテーマだと思うのですが、
そこを果敢に挑戦するのが木原さんですよねー。
私も、たまにしんどくてどうにもならない時があります。

本名といえば、ここ数ヶ月で霖雨さんも確か感想書かれていらっしゃった某作品の受けが、
私と同じ苗字だったので、ちょっとびっくりしました。
私は未読なのですが、この苗字は現状あまりBL作品では通らない予感がしていたので…。
(↑の理由については、具体的には言いづらいのですが…)
まま、いずれにせよ珍しい苗字でも無いので苗字がカブるのは割と平気です。
そういえば、比較的楽しい作品として読みましたが、父と同名の受けは抵抗ありました(笑)。
といっても、ウチの父の名前は非常によくある名前なので仕方ないのですが…。
私の本名は受けの名前にすらならない女名ですので、その点は安心。
ただ、昔の某少女漫画のヒロインが同名で友人に至極からかわれた苦い思い出もありますネ。

>ハスイさん
まずはお詫びを…私、そちらのコメントで思いっきり冷蔵庫って書いてますね。
本当に失礼しました…アホだわ、自分。

母親に対するハスイさんのコメントも、ありがたく拝読させて頂きました~。
充を踏まえて、新しい孫に対しては間違った選択をしないという覚悟(成長)が、
この作品の一つの読み所だったのかもしれませんね。
私は充と旦那の2択で旦那を選んだ時点で、この母親を脳内で切り捨てちゃったんですが(笑)、
そういう割り切り方が一読者として問題だったんでしょうね。
私は、行動>内面という軸で物事を考えてしまう悪い意味で社会学よりの思考人間ですから、
彼女の水面下の苦しみとか思いに対してイマイチ共感を得にくく…。
脇に対して、ここまで憤っても仕方ないかもしれないのですが、
木原さんの作品はどうしてもソコを考えちゃいますねー。

最後に、柳沢ですけどやっぱり気になりますよね。
私は、舞台上で彼を見ただけで実は主人公とは全く接点がない人間と想像しているのですが、
はてさて…ここが一番読みたかったのですが。

それでは!

[ 2007/04/27 13:51 ] tatsuki [ 編集 ]
tatsukiさん、こんばんは!

遅くなりましたが、TBさせて下さいね!

作品の感想は、自分のブログでこれ以上が無い位に暑苦しく語ってしまったので控えますが(いつもすみません)、木原さんの作品は、「何かに対して考えるきっかけ」をくれる事が多いので魅力を感じます。

時々には「もっとお手柔らかにお願いします!」と叫びたい事もあるのですが(笑)、今後も読み続けて行きたい作家さんとなっていますよ♪

今作では、作品以上に、色々なブログ様の感想を拝見するのが楽しかったのですが、やはり最後まで気になるのは柳沢の存在ですね。

あのまましれ~と流されたままだと惜しい気がするので、何処かで柳沢視点のお話しが読める機会に恵まれたら嬉しいですね♪

ではでは、TBさせて下さいね!
[ 2007/04/26 21:31 ] ハスイ [ 編集 ]
tatsukiさん、こんばんは♪

木原さんは、攻めと受けの2人だけの関係で終わらせずに、2人の関係を知って怒り、嘆き、苦しむ家族を関わらせることが多い気がします。あまり冊数を読んでいないので、はっきりしたことは言えませんが。でも家族が諸手を挙げて祝福するようなことは全くないので、時々読後感が良くないと思います…。

名前って、けっこう重要ですよね。
話がちょっとずれますが、私と同じ名字の受けがでる本を買っておいて、放置しています。話の内容は気になるのですが、読み通せるかが不安で(泣) tatsukiさんは、本名と被る攻め受けのお話(脇役は除外)を読んだことはありますか? あった場合、読了できましたか? すみません、ちょっと気になってしまって…。

TBいただきますね~。
[ 2007/04/26 20:54 ] 霖雨 [ 編集 ]
こんばんは、はーこさん、mikuさん、ゆちゅ♪さん、コメントもありがとうございました。
せっかくお越しいただいたのに、肝心の私の記事がかなり心許なくてスイマセン。

>はーこさん
私、今回の表紙は実は逆に買いやすかったです♪
そして、今回は半分は挿絵買いだったような気もします…。
切り絵風の独特のイラストでしたよね、茶屋町さん。
結構お気に入りかもしれません♪

秘密3は、どうにも家族の描き方に納得がいかないんですよねー。
特に、母親の露骨な偽善性に何ともいえないモヤモヤを感じてしまいます。
うーん、この辺の個人的な感覚は大変言葉にしづらいです…。
この後日譚は、充の家族側の登場人物をフォローしているようでいて、
さっぱりそんな風には感じられない終わりだったように見えるんですよね。
私は冷たい人間なので、ああいう家族は切り捨ててくれた方がマシだと思っちゃうんですよ。
そして、弟君の名前がこのHNや自分の本名ともやや被るトコロも、
受け入れ難い理由なのかもしれません…(笑)。

本編自体は、割と面白かったと思うんですけどねー。
コメントのレスすら微妙に歯切れが悪くてスイマセンです。
TBもありがとうございました!

mikuさん>
mikuさんの正統派な感想を読んで、かなりホッとしましたヨ(笑)。
私はそれ程多くの木原さんの作品を読んでいるわけではないので、
どうしても作品との距離が上手く計れなくて戸惑ってしまうので…。
これは、甘めのお話という事で良いんですね、ヨカッタ♪

充の純真性は、やっぱり私には少し重いですねー。
充は年下攻めでは無いですけど、私があまり萌えない年下攻めのソレと似ています。
私自身がジャレつかれるとダメなんですよー、恋人相手でも一定の距離が欲しいので。

というか、柳沢編って読んでみたいでいですよね!
私は、啓太の妄想とは完全真逆のタイプと想像しているのですが、
実際はどうなんでしょうねー。

TBもありがとうございました!これからそちらへ伺いますね♪

>ゆちゅ♪さん
読んだはずの『月を抱いた』の内容思い出せなくてググってしまいました…(笑)。
私もかなりのトリ頭です、片っ端からストーリーを忘れてしまいますね。
ゆちゅ♪さんの記事はタイトルからして素敵ですねー、胡蝶の夢♪
何だか耽美な香りがしてきます、後ほどこちらからもTBさせて下さいね。
ではでは!

[ 2007/04/23 20:50 ] tatsuki [ 編集 ]
tatsukiさん こんにちは♪

私今回どうにもならずネタバレしまくっているので珍しく「続き」を使いました…。
形式上サスペンスだと思うのでやはり全バレは避けたいですよね(笑)
流れが夜光さんの「月を抱いた」に似てる~と思うのは私だけでしょうか…。

私的には杉浦と啓太のめろめろラブストーリーのつもりで読んでたのでtatsukiさんの「柳沢スピンオフ」を見て真剣に「柳沢って誰だっけ?」と思ってしまいました…(T∇T)
鶏頭というのもおこがましいのでこれからはヒヨコ頭と…可愛くなってるじゃん!(≧д≦)

よろしければTBさせてください~。また後日参ります♪
[ 2007/04/23 13:02 ] ゆちゅらぶ♪ [ 編集 ]
tatsukiさん、こんばんは!

木原さんの描く愛情って家族的なものや盲目的なものが多いな~と思うのですが、木原さんのそんな愛情描写が私のツボで、今回の充の愛情表現も私的にツボにハマりました。

tasukiさんとだいぶ感想が違うかと思うのですが、1つの作品で人それぞれいろんな感想があるんだな~とおもしろいです(^^)私は愛情が結構重い充タイプ好きかも。

あ、私も3は柳沢が出てくるもんとばかり思ってました。木原さん的に今回充が気に入っていたのでしょうか。

TB頂いてよろしいですか~!
[ 2007/04/23 00:39 ] miku [ 編集 ]
tatsukiさん、こんばんは♪

この作品、帯もですし、肌色率が低いカバーイラストに脅えてました。
カバーの杉浦がなんか企んでいそな気がするの私だけでしょうか?

しかし、これってBLではないですよね~。
書き下ろしの秘密3でいきなり弟がでたので驚きました。
蛇足かもしれませんが、前作『WELL』の書き下ろしよりはよかったですよ…。
比べるのもなんですが…。

TBいただきました♪
[ 2007/04/23 00:22 ] はーこ [ 編集 ]
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