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元彼カレ 

本当に本気で3P三角関係でした…これはいわゆるフレンチスタイルになるのかしら!?
玉木さんの作品の持ち味がイマイチ掴めなくて、ただ今激しく混乱中、許容幅は結構広い模様。
これはこれで興味深い作品でしたが、『月にむらくも』シリーズを想定していると度肝抜かれます。
いや、びっくりです!しかも、このテーマをまさかのディアプラスレーベルでお目にかかるとは!
作者的にもレーベル的にも、ある意味とても衝撃的な作品でございました。
結論から言えば、私的にはBL軸とは全く別の次元で楽しい作品だったので、実は大満足♪
たまには、こういう異彩を放った作品も良いですよね(笑)。

↑読後、私の大好きな恋愛映画『存在の耐えられない軽さ』という作品を思い出しました。
(M.クンデラの原作小説も読んではいるのですが、映画版の方が個人的にはオススメです)
浮気性の夫に、とうとう愛想をつかした妻の故郷に帰る旨を書き残した手紙の中の一小節が、
実はこの作品のタイトルなんですが、要するに夫の恋愛関係の軽さを揶揄っているのですね。
一方のこの妻は、夫への恋愛感情が重すぎて、辛くて、弱者の自分は弱者の故郷へ帰るのだと、
そう結論して、東西冷戦真っ只中の危険なチェコに帰ってしまうのです(夫はすぐに後を追う)。
ここに、軽い男重い女という恋愛局面におけるある意味普遍的な重力構造が垣間見えます。
もしくは浮ついた男のめり込む(沈み込む)女、いずれにせよ恋愛主題の定番中の定番(笑)。

で、今回の玉木さんの作品ですが、こちらはBL小説ですから女性はメインでは出てきません。
その代わり、優柔不断で少し面倒くさそうなタイプに見える受け(つまり主人公・透)が登場します。
実はあらすじを読んで、今カレの浮気性に愛想尽きて元彼と縁りを戻す話だと予想してました。
が、結果は冒頭の通りのソレでして、換言すれば「3人で愛し合いましょう♪」なんですよね。
これを恋愛小説として読み込むと、流石の私もどう受け止めればいいのか判断に迷います。
いや、3人がその関係で幸せなら部外者がどうこう言うようなコトではないのは勿論なんですが、
まあ、はっきり言うとですね、どの登場人物にもかなり感情移入しづらい構成になっております。
逆に、どの登場人物とも一定の距離を置いてこの関係を眺める分には、十分に楽しい展開です。
トリオ漫才のノリにも似た、ライトコメディ作品としては上出来の部類に入るかと思われます。

が、更に問題なのは、彼ら3人がそれぞれガッツリとセクシャルな関係を結んでいる現実でして…。
頭も心も下半身も軽い(orユルイ)3人だから、実にお似合いの幸福な結末と言っていいのかな?
類似テーマ作品がイマイチ思いつかないので、どうにも今回は結論に一抹の不安が残ります。
でもこの3バカトリオ(←あ!)、案外この関係が長続きしそうな気がしてくるから不思議です(笑)。
要するに彼らの関係は、常識的人間の理性を軽く超越したニュータイプだったというコトで。
著者本人が「やってしまったなー」とおっしゃっている通りな部分も無くも無い気はするのですが、
いや、私的にはかなり楽しかったでヨ、ご馳走様です♪

<作品データ>
・玉木ゆら『元彼カレ』(やしきゆかり・画、新書館ディアプラス文庫)2007.3
元彼カレ 元彼カレ
玉木 ゆら (2007/03)
新書館
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[ 2007/03/11 21:54 ] novel BL | TB(4) | CM(8)
こんばんは!mikuさん。コメント&TBありがとうざいます♪
今朝方ようやくTB送信できたみたいなので、こちらもよろしくお願いしますね。

フレンチスタイルって言っちゃうと、ご当地の方に怒られてしまいそうなんですが、
このタイプのさばけた恋愛スタイルをどう表現したら良いのかイマイチ分からず…。

>私はこんな男、2人ともごめんですが(聞いてないから)。
わーい、とても楽しいコメントありがとうございます(笑)。
私は受けの透が一番ゴメンなタイプかもしれません…。

本当にこの三人「あっぱれ」な関係ですよね(笑)。
いや、もうこの着地点は私もそう表現するしかないと思いますヨ。
玉木さんの潔さには脱帽します、はい。
[ 2007/03/16 21:34 ] tatsuki [ 編集 ]
tatsukiさん、こんばんは!

このお話のレビューは好き嫌いが別れてますよね~。私はこの関係はどうなの?って気はしますが、玉木さんの作風に助けられ、お話自体は楽しく読めました(^^)私はこんな男、2人ともごめんですが(聞いてないから)。

>たまには、こういう異彩を放った作品も良いですよね(笑)。

これだけBL作品が溢れているので、こういった個性的なものもいいかな~って思います。はは。

それにしても、このどうなの?って3人の関係で1冊上手くまとめる玉木さんの描きっぷりにびっくりです。
受けもここまで流されればあっぱれというか(^^;

TBさせて下さいね~!
[ 2007/03/16 01:06 ] miku [ 編集 ]
今晩は!ゆちゅ♪さん。
秋里和国さんのB.B.B.ってバックレ・バークレー・ボーイズの略でしたっけ?
秋里さんは『TOMOI』が別格で大好きで、高校時代に号泣した記憶があるのですが、
他の作品はあんまりちゃんと読んだ記憶が無かったり…。
男同士や3Pや近親相姦を、割と明るく描く少女漫画家さんというイメージですね。
が、近年は本当に全くのご無沙汰の漫画家さんです(笑)。

さて、このディアプラス作品ですが…。
全体的にどうもweb上では評判は良くないみたいですよ(苦笑)。
私も、BLというジャンルで判断すると微妙な作品だと思います。
突っ込み不在のトリオ漫才の行く末を見てしまったような作品で、
3人ともとにかくユルイので、報われないお話とはある意味対極ですね(笑)。
一応、みんなあの関係で幸せなんだと思うのですよ。
が、現実には読者はちょっとおいてけぼり感を食らいます、はい。
私的にも『月にむらくも~』シリーズの方が断然オススメですよ。
ではでは。
[ 2007/03/13 21:33 ] tatsuki [ 編集 ]
tatsukiさん こんばんは!

この本は未読なんですが、3Pトリオというと私は秋里和国の「THE B.B.B」を思い出します。
あれは女の子が一人入ってちゃんと(?)それぞれ結婚もして、ゲイだから男同士もデキてましたけど。
世間では驚愕のラストだったようだけど私は好きだったな~♪
うっとおしくて最後誰かが報われない3Pは好みませんが、これなら読める…かも?(笑)
[ 2007/03/13 17:28 ] ゆちゅらぶ♪ [ 編集 ]
こんばんは、mimuさん。
この記事にもコメントありがとうございます!
あ、あの3人はあくまで攻め2×受け1でCP的には固定ですよ、ご安心ください。
只、終盤受けが勝手に攻め同士で出来ているんじゃないかって妄想してたりしてますが…。

この作品は、3Pを期待していらっしゃるる方にはかなり物足りない関係らしいのですが、
私のようにどちらか一人と結ばれるだろうと高を括って挑むとちょっとびっくりする構成になっています。
いずれにしても、ボチボチ上がっているブロガーさんの感想は辛めですねー。
あくまでコメディと割り切って読む分には、意外と面白い作品だとは思うのですが…。
まあ、斬新なネタだとは思います(笑)。
玉木さんはどうも、自身の生み出すキャラに対してかなりクールなんですよ。
だから、こんな身も蓋も無いお話を生み出せるのだと思うのです。

それにしても、3人で愛し合うという状況は何故こうも読者の不安を煽るのかしら?
私もBL世界では大概のことに動じなくなった方だと思うのですが、
この作品読むと、つくづく自分は普通にモラリストだったんだなあと再認識しました。

作品と登場人物を遠くから眺める分には、楽しいお話だと思うのですけどねー(笑)。
ではでは。

[ 2007/03/12 20:13 ] tatsuki [ 編集 ]
続けてお邪魔してすみません。

玉木さんということで購入してあるんですが、そ、そんなお話なのですね。
表紙に3人いるので予感はしてたんですが、どうしましょう。
苦手です(笑)

>彼ら3人がそれぞれガッツリとセクシャルな関係

ということは、3Pだけでなく組み合わせもいろいろアリなのですか?

知らずに読んだらびっくりして投げ出したかもしれませんが、心構えができましたので、読むときは心して読んでみます。
ただ、先になりそうな予感…(笑)
[ 2007/03/12 08:19 ] mimu [ 編集 ]
こんばんは!霖雨さん。
またもタイミングがかぶったみたいで、私もびっくりです(笑)。

実は私、この作品の感想は判断に迷って少し寝かせておりました。
(月村さんの新刊よりも先に読んではいたのです)
私も表題作には少々辛いものを感じたのですが、書き下ろしのフォローが功を奏して、
結果的には楽しい作品だったということで、まあいいかなと(笑)。
一応玉木ゆらさんは贔屓作家の一人なので、評価は甘め(?)です。
今月はインドBLを読んで私の脳もかなりユルくなっているので、
トンデモBLでもドンと来い!状態でして…。
タイミングが悪ければ、私も厳しい感想になってしまったかもしれませんね。
それでは、また!これから遊びに伺いますね♪
[ 2007/03/11 23:16 ] tatsuki [ 編集 ]
tatsukiさん、こんばんは♪
書き上げて、さあ投稿するぞと思ったらtatsukiさんがすでに感想を書かれていて、ちょっとびっくりしました。

どうしても3バカトリオ(笑)に感情移入できず、うーんと思ってしまったのですが、言われてみれば、(一定の距離をおける)松沢さんの立場で見れば良かったんですよね! 気づきませんでした。
幸恵さん的視点で見ていたから、苛立ってしまったのかもしれません。もうちょっと心の距離をおいて、再読してみます。

作品への批判多めの感想で申し訳ありませんが、TBさせていただきますね。
[ 2007/03/11 22:22 ] 霖雨 [ 編集 ]
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[2013/04/22 13:29] scarpe hogan
月子さんのところで気にかかり購入。3Pです。BLにありがちな3Pではないぶっとんだ設定と、ダメダメな3人のバカップルぶりに呆れましたが、お、おもしろかった・・・。「もう!ダメじゃん!」ってずっと3人に突っ込み
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神谷透、二十七歳。職業・恋愛小説家。だが現実の恋愛は上手くいかない。元カレの風景カメラマン・岩越は透に黙って二年もかかる海外撮影に行くような男で、今カレのエリートサラリーマン・柏崎は女との浮気をくり返している。ある日、柏崎の浮気現場に遭遇した透が怒り...
[2007/03/11 22:15] 霖雨の彼方
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