スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

時間はどこで生まれるのか 

先月末に『天国へ行けばいい』を読了して以来、ずーっと考え続けてきた時空論について。
というか実は、↑を読んでまず時空論を勉強する為に手に取った作品がコレでした。
が、正直難解と言いますか、前提的な知識が不足し過ぎてついて行けない点がちらほら。
先日ご紹介した『世界が変わる現代物理学』の方が、物理学の入門書としてはオススメです。
私としては、自分のイマジネーション力に限界を感じる一品、故↓のメモもかなり混乱気味です。
恐らく時空のイメージを掴むには、まずは基本的な物理学的知識が必要なのだと痛感しました。

一方でまた、↑の『世界が~』の竹内薫さんと↓『時間は~』の橋元淳一郎さんの差は、
単純にミステリー作家とSF作家というジャンルの方向性の差なのかもしれません…。
私が個人的に読みなれたミステリー作品とまず手に取らないSF作品というジャンルの違いが、
私の作品の理解力の深度に差が出ていたようにも思うのです。

が、これだけではアレなので…。
このテーマはもしかしたら、私の大好きなテレビ・PCゲームに置き換えて考えると良いのかも…。
少なくとも、SFジャンルよりは遥かに私にとって身近な存在なのは事実ですので(笑)。
TVゲームのRPGとかシミュレーションといったジャンルには、少なくとも2つの時間が存在します。
即ち、プレイ時間とゲーム内時間です(ちなみにオンラインゲームはプレイ時間≒ゲーム内時間)。
これは、漫画とか小説を読んでいる時間と作品内の時間と置き換えも可能だと思われますが、
私の場合、ゲームが一番イメージし易いです(理由は、プレイ時間が記録されるものが多いから)。

で、実はDQとかFFといった我々にある意味もっとも身近なRPGというジャンルには時間が無い。
もっと正確に言えば、作品内の時間が我々の日常感覚でカウントできません…。
そこにあるのは、ストーリーの流れと空間軸の拡がりのみとほぼ断言して良いと思われます。
その時間はプレイヤー次第とも言えますが、一作品として捉えた場合は時間が無限に見えます。

一方で(恋愛)シミュレーションゲームの場合は、極めて限られた時間ルールがありまして、
これが私の経験上、割と1年とか3年と言う区切りの場合が多いです。
無論それはプレイ時間では勿論無く、(我々からみて)かなり短縮された時間軸です。
その限られた時間(と空間も)で、目的を達成するのがシミュレーションゲームかと思われます。

ここで私が想起するのは、昔大好きだった『ガンパレードマーチ』というかなり特殊なゲーム作品。
発売直後当時から、空前絶後のシミュレーションゲームになりそうだと騒がれておりましたが、
本当に2007年の現在まで、この作品の類似商品を私は見たことがありません…。
(ちなみに、小説や漫画ならあるかもしれません、というかどちらかと言えばゲームよりも、
そもそもテキスト媒体の方でこそ試みられ易い手法だったようにも思われます)

まあ兎も角として、このゲーム大変異色で面白い設定なのですが実に説明がしづらいです。
そういう意味では、冒頭の『天国へ行けばいい』とかなり似たトコロをついております。
個々のプレイヤー次第で、戦争シミュレーションにもなれば恋愛シミュレーションにもなりますし、
無論、上記以外の遊び方も無限に可能です…が、作品内の時間限界が2ヶ月ちょっとなのです。
コレが実のところこの作品の異質性の肝でして、シミュレーションゲームに慣れた身にとって、
かなり時間限界が短く感じられてしまうのです。

要するにこの作品、時間現象という人間(プレイヤー)の錯覚を確信犯的についた作品なのです。
(もっと言えば、プレイヤーがゲームキャラクターでもあるという次元設定にも踏み込んでいます)
これが私のようなひねくれ者には病みつきになる仕掛けでして、何度もリプレイしております。
ちなみに、この2ヶ月ちょっとという時間枠はゲームとしてはかなり濃厚な密度でして、
そのために、その時間の空隙を付いてほぼ無限と言って良いプレイスタイルが可能なのです。

で、結論は何かと言えば、重要なのは時間を正確にカウントすることでは勿論なくて、
限られた時間を、いかに生きるか(楽しむか)という点に尽きるのだと思います。
先日はそれを萌えで換言しましたが、我ながらこれはかなり正解に近かったと思います。
『英国妖異譚』シリーズの某女神が語る継続的な思考⇒エネルギーという発想も同根かな。
今月は私いつもより読書量が格段に落ちておりますが、質の方は珍しく急上昇してますね(笑)。
ブログの更新ペースは過去最低ぽいですが、中の私はこれでも結構頑張っているのですよ。

<作品データ>
・橋元淳一郎『時間はどこで生まれるのか』(集英社新書)2006.12
時間はどこで生まれるのか 時間はどこで生まれるのか
橋元 淳一郎 (2006/12)
集英社
この商品の詳細を見る




・アリストテレス『自然学』
・アウグスティヌス『告白』
・カント『純粋理性批判』~「時間表象はア・プリオリ(先見的)な直感である」
・ハイデガー『存在と時間』~時間性が人間(現存在)の存在論的意味
・マクダガート~「時間は実存しない」「証明」by入不二基義『時間は実存するか』(講談社現代新書)

※哲学と科学の乖離
※「時空論」○⇔「時間論」△…空間と時間は互いに交換可能

□物理量(数値的な測定が可能)
 ・色@電磁波を測定
 ・温度@水銀の膨張率で測定
 ・1秒@原子の振動数
  ⇒「セシウム133原子の基底状態の超微細エネルギー準位の間の遷移に対応する放射の91億9263万1770周期の継質時間」p55
 ※間接的な装置で測定~人間の知覚はマクロ世界の錯覚

□マクダガートの時間系列
 )A系列~「現在」という視点に依存する時間/主観的時間/人間的時間…×
 )B系列~歴史年表/客観的時間・座標軸/物理学的時間/過去→未来…×
 )C系列~配列…△

<物理学的時間>
①絶対過去
②絶対未来
③非因果領域(日常感覚で知覚できない)

※物理学=ニュートン力学+相対論+量子論(不確定性原理)
※排中律⇔シュレディンガーの猫
※現代物理学は、あらゆる相互作用は光速以上では伝播しない

□ミンコフスキー空間~空間@虚(i)、時間@実⇒相対論的C系列
 cf.ユークリッド空間(ピタゴラスの定義)

<人間的時間>

□過去⇒(干渉)⇒意志⇒(反応)⇒未来…反転不可能
 ・自然選択の圧力が、自由意志を持つ存在へ

□エントロピーの増大⇔不可逆過程…cf.「時間の矢」
 ・小→大(情報量大=エントロピー小)
 ・不可逆過程を定量的に規定する物理量
 ・マクロな系の乱雑さを示す量<直観>
 ・数学の確率統計的な量として計測可能
 ※エントロピーの法則~曖昧、確率の問題
  e.g.『不思議の国のアリス』~赤バラ・白バラ
 cf.円環的な時間or可逆な時間

□ハイデガー『存在と時間』~世界-内-存在 

※逆行世界では、エントロピー減少の法則が成立する⇒時間反転不可能
 ∴無秩序→秩序世界に意志は生まれない⇒逆行世界@反生命
 cf.量子論@「波束の収束」

※ただの絵の中に飛び込み、その刹那をこじあけ、そこに創造の自由を得る
 ⇒未来の宇宙に対する自由
[ 2007/02/22 20:42 ] non-fiction | TB(2) | CM(0)
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する
この記事のトラックバックURL
http://joekey.blog23.fc2.com/tb.php/472-93867478

今回は、感想は諦めました…大変難解な作品です、覚悟してください。どうも円陣さんは、自身の漫画作品でBLジャンル自体を脱構築しているように見えます。(二次パロディとしての)「やおい」がオリジナル作品をBL方向へ脱構築
[2007/02/23 23:36] la aqua vita
2004年10月15日読了というメモが、紛れも無く私の字で本の裏側に書かれてあります。つまりは、いつもの再読本なんですが…これを再読してちゃんと復習しておけば、先日の『天国へ行けばいい』の感想も道を見失わずに済んだ
[2007/02/23 23:36] la aqua vita
*profile

tatsuki

Author:tatsuki
気になる方は、こちらをどうぞ。
アサッテなBLが好きです♪
アンケート回答募集中!!

*calendar
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
*category
*counter
現在の閲覧者数:
*blog-people

読書メーター
*page ranking*


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。