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夜を閉じ込めた館 

まず初めに、『水中雑草園』のゆちゅらぶ♪さんには心より感謝を。
彼女の推薦記事を読まなければ、私は暫くこの作品を買わなかったと思います。
大変面白い、ミステリー風味のBL小説でしたよ、ご馳走様です♪

さて、この作品が叙述トリックモノだったかと言えば、実は結構微妙かも…(笑)。
いえ、広い意味では勿論その要素もあるのですが、この小説をミステリー界に則れば、
むしろ、新本格派のいわゆる館モノというジャンル区分になるのではないかと思われます。
主に日本では、90年代に再流行した綾辻行人などが得意とした分野に位置するかと。
交通の便の悪い山中の古びた洋館、クセのある招待客、過去の過ち、妖しげな霊媒師…、
そんないかにもな館で繰り広げられる密室殺人劇、吹雪で道は文字通り閉ざされてしまい、
当然の如く作中の登場人物は、この種の閉鎖的空間固有の醜い心理劇を演じ始めます。

まあ、残念なことにこの作品はあくまでBLジャンルでして、舞台を彩る脇役が少なく、
犯人が直ぐに分かってしまうという弱点がありましたが、それでも力作だったと言えるかと。
特にこの著者にしては珍しく、お後がよろしい結末だったのが大変心地良かったですね。
本当に珍しいことに、(紆余曲折を経たとはいえ)大団円なハッピーエンドでした。
私は以前、閉塞的状況のストーリー展開が苦手だと書いてしまったことがありますが、
この作品は逆に、閉鎖的空間から扉を開けて開放的な世界に飛び込む展開でしたので、
私的には大変楽しく読ませて頂きました、ゆちゅ♪さん本当にありがとうございます。

さて、ミステリーが作品の肝の一つなのでこの点には深く立ちいらないことにしますが、
白いドールハウスと、白い邸、そして白い女性、雪景色も含めてが重要なキーワードです。
あとは各人、是非とも実際にこの作品を読んで逐一確かめてみてくださいませ。
私は、その辺の下手なミステリー未満よりはしっかりした骨のアル作品だったと思います。

さてさて最後にサービスシーン、実はいつも通りというかいつも以上に激しいかも(笑)。
ラストはまさに怒涛のごとく次々と、色々なモノや道具でナニされております。
苦手な方は、この辺だけはご注意ください。
余談ですが、ナニの最中の閃きで推理するとんでもない探偵というのも居たような?
てか、JDCだったっけ?確かにあそこは大所帯だったけど…。
何はともあれ、個人的には今までで一番面白い夜光花さんの作品でした。

<作品データ>
夜光花夜を閉じ込めた館』(小山宗祐・画、竹書房ラヴァーズ文庫)2007.2
夜を閉じ込めた館 夜を閉じ込めた館
夜光 花 (2007/01/25)
竹書房
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[ 2007/01/27 13:44 ] novel BL | TB(4) | CM(5)
こんばんは!棗さん、コメント&TBありがとうございます。
こちらからも、早速お返しさせていただきました。
よろしく願いします。

私は逆に、中盤までサービスシーンが殆ど無かった展開に実は驚いてました。
夜光花さんは、サービスシーンをものすごく計算していらっしゃる方で、
この点にだけは、私はいつもとても感心していたのですが、
今回は、最後の最後で怒涛の如くにナニなシーンが続きましたよね(笑)。
いや、やっぱり量的にはいつもどおりだったのかもしれません。
(今回がたまたま最後に集中していただけで…)

ハッピーエンドだったのが、本当に心地良かったですネ。
一時はというか最後がアレでどうするんだと、不安になってしまいましたが、
全てが巧いトコロに収まったお話だったと思います。

それでは、また。

[ 2007/02/13 19:26 ] tatsuki [ 編集 ]
tatsukiさん、こんにちは。

ちょっと出遅れ気味ですが、読みましたよ夜光花さん♪
・・・もうラブはいらんから、ミステリーだけで、と少し思いましたよ、実は。
縛ったり、持久戦に持ち込んだり、あんなもの使ったり、そんな場所でやってみたりと、エロはもうおなかいっぱいです(笑)

それにしても、途中どうなることかと思いましたが、予想外のハッピーエンドだったことが、最大の衝撃でした(笑)
[ 2007/02/13 18:07 ] 棗 [ 編集 ]
こんばんはゆちゅ♪さん、真琴さん。

ゆちゅ♪さん>
叙述トリックは、まず何よりも「作品演出上のトリックである」らしいので、
そういう意味では、この作品も叙述トリックがあったと言って良いと思います!
ただ、殊にミステリーの場合(あくまで個人的印象なのですが)叙述トリックは、
基本的に作者と登場人物(視点キャラ)の読者に対する悪意のようなものが、
根底あるような気がするのです。
この作品の場合、作者はともかく主人公にその意図があったとは思えなかったので、
私はこの点に関しては保留扱いにしてしまいました…。
ゆちゅ♪さんお気に入りのエピソードは、どちらかというと私的には『ネムキ』風かなあ。
(ドールハウスというリリカルなアイテムだったからかもしれませんが…)
いえ、いずれにしてもとても楽しい作品だったのでゆちゅ♪さんには感謝しております。
本当、実際危うくスルーする所だったので(笑)。ありがとうございました♪

真琴さん>
良かった!やっぱりいましたよね、私の妄想じゃないですよね?
あのJDCだったかどうかは、ちと定かじゃないのですが…。
(清涼院流水は読むには読んだのですが、斜め読みだったので記憶が曖昧です)
「世界名(迷)探偵名鑑」的な雑学本でみたような気もします…。
日本以外にも、アメリカの何ちゃってハードボイルドにも似たようなのがいるとか何とか、
そんな話も聞いたことがある気がするのですよー。
うーん、具体的タイトルまで思い出せなくてスミマセン。
ミステリー系の雑学本は、殆ど実家なので今すぐ調べられないのがもどかしいです…。

お二人とも、本当にコメントありがとうございました♪
ではまた。
[ 2007/01/28 21:49 ] tatsuki [ 編集 ]
こんにちは、tatsukiさま。

確かに館ものでしたね。
うーん、何と言うか私も美味しく頂きました(笑)
>ナニの最中の閃きで推理するとんでもない探偵というのも居たような?
あっ…いましたけど誰か思い出せません。。。。
>てか、JDCだったっけ?
清涼院さんでしたっけ…本当にあの時期ミステリーを中心に読書していたのでこんがらかっちゃって…。
ううう…気になるので思い出したいです。。。。
[ 2007/01/28 15:42 ] 真琴 [ 編集 ]
tatsukiさん こんばんは!

ですね、確かに館ものです!自分の記事タイトルも館ものの旗手綾辻さんにあやかってみました(笑)
ただ自分的に例のお友達はインパクト強かったもので(≧∀≦)♪

様々なジャンルに絡めたBLが巷に溢れる中、こんなにちゃんとしたミステリ仕立ても読めるようになったんだなぁ、と感慨深いものもありますね♪

夜光さん好きな作品が多いのですがこれはホントに上位ランクインです! また後日TBに参りますのでよろしくお願いしますね♪
[ 2007/01/27 22:46 ] ゆちゅらぶ♪ [ 編集 ]
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