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不遜で野蛮 

まず初めに…今回はいつも以上に辛口な感想になると思いますのでご注意を。
昨年末にアマゾンで購入しました本作品、ようやく本日読了しました。

今回の作品は、見事に完全なる設定買い(つまりデータベース消費)でしたので、
つまり、この点に関しては申し分無く萌えるシチュエーションだったと言えます。
登場人物の組み合わせは、平の鷹揚な叩き上げ刑事×典型的なエリート美人刑事で、
ストーリー的には、リチャード・ドレイファス主演の映画『張り込み』シリーズと、
内田康夫さんの小説・浅見光彦シリーズを丁度足して2で割った印象でした。
ターゲットを張り込むに当たって、アパートの隣部屋でゲイ夫婦を偽装する二人という、
かなり突っ込みどころ満載な状況を全て含めて、私の萌え指数は120%超えております(笑)。
はっきり正直に言うとですね、私はこういう設定が大好物なんですヨ。

が、結論から言うとですね、この小説はあまり頂けない印象の作品でした。
原因は、前述のようにキャラクターでもシチュエーションでもストーリーでもなく、
純粋に文章が私の好みから程遠かったのです、控えめ表現であまり巧くはない方でした。
ファンの方には本当に大変申し訳ない話なのですが…。
以下は、私がダメだった岩本さんのこの作品内での文章の特徴です。

1)交換日記形式
2)文章奔り過ぎ…
3)小説というよりはプロットである
4)登場人物が作者によって動かされている

恐らく作者自身、この特徴(というか欠点)を自覚しているんじゃないでしょうかね。
前回の鳩村衣杏さんとは、個人的にはそういう意味で本当に好対照な作品でした。
鳩村さんが前回の作品のあとがきで、「小説の神様」についてさらっと叙述しておりましたが、
恐らく岩村さんには、この種の神様が降臨しづらいタイプの作家さんなんだと思うのです。
それゆえ、強引にご本人の力技だけでストーリーを紡いでいらっしゃる印象なんですね。
作者にとっても読者(私)にとっても、この現状がとても残念でなりません。

実は私、あの4人ユニットのSASRAの最終話だけ感想を見送ってしまったのですが、
あの最終話がきっと岩本さんだったのではないでしょうかね(もしくはひちわさんかな)。
あちらの最終話も、叙述が単調でストーリーはともかく小説の旨みに欠けておりました…。

今回、岩本さんの作品は文字通り初読みだったのですが(そして頂けなかった…)、
この作者が例のエビリティシリーズで空前の人気を誇って理由が、何となく分かりました。
小説家というよりは、企画プロデューサー的才能に恵まれた作家さんという気がします。
Unit Vanillaの方も、公式サイトのインタビューからまとめ役的ポジションを感じましたし、
総合企画プロデューサーとしての手腕は、大したものを持っていらっしゃる方なのでは?

…でも、多分私は2度と読まない作家さんだと思います、はい(ゴメンナサイ)。
結論、私はデータベース消費だけでは萌えの不完全燃焼を引き起こす模様。
作品のコクとか旨みとか隠し味というのも、かなり重要な要素みたいです。
以上。

<作品データ>
岩本薫不遜で野蛮』(円陣闇丸・画、ビブロスビーボーイノベルス)2006.1
不遜で野蛮 不遜で野蛮
岩本 薫 (2006/01/17)
ビブロス
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[ 2007/01/13 22:29 ] novel BL | TB(1) | CM(4)
はじめまして&こんばんは、れいなさん。
コメントありがとうございました!

普段はここまで厳しい感想は滅多に書かないんですけどね…。
岩本さんの文章は、巧拙の面は不問に付してもあまり小説の旨みを感じられませんでした。
シチュエーションや設定でしたら、ある程度あらすじで把握できるのですが、
好みの文章かどうかって蓋を開けてみるまで分からないんですよね。
自分の好みの文章の発掘作業は、なかなか大変な状況です。
まあ、文章が達者でも中身が伴ってなければ、それはそれで頂けない本になんですけどね。

れいなさんのご指摘のように、文章がイマイチな作品って別にBLに限ったコトじゃないですよね。
個人的には、翻訳本のハズレ率がダントツなような気がしますが。
(いやでも、ラノベでも本格ミステリーでもベストセラー小説でも結構あるなあ…w)
読者である私達の側も精進しなければ、事態は打開できないのかもしれません。

それでは!
もしよろしければ、また遊びに来てくださいな。

[ 2007/01/18 22:39 ] tatsuki [ 編集 ]
blog拝見し「そうなのよ~!」と勝手に共感させていただいてます。私も文章の段階で挫折したBLが数多くあります。人気があるから面白いはず…と読み始めても、文章がつまらなかったり下手だなぁと(失礼)感じると、読む気が失せて投げ出したり飛ばし読みです。岩本さんの本は色々読みましたが、文章はアレ…な感じですよね。なかなかコレだと思う本に出会えなくて「プロは文章がかけて当たり前、プラスαがないと…というのは贅沢なの?」とよく思います。が、BL以外でもすごい文章の本ってありますもんね…。長々失礼しました!
[ 2007/01/17 21:59 ] れいな [ 編集 ]
こんばんは、ゆきのこさん。
こんな酷評にコメントを…大変恐縮しております。
作品と言うか作風の相性ってどうしてもありますよね。
私はどうも他の方より文章の許容幅が狭いらしくて、
岩本さんはそれでも最後まで読むことができたのですが、
現在今回とほぼ同じ理由で頓挫しているBL小説があります…。
設定やシチュエーションはある程度萌えが逸れてても読めるんですけどね…。
BLに対する辛抱と愛情が未だ未だ足りていないのかもしれません。

そうそう、TB送信はやっぱり上手くいきませんでした…。
しかもあの同人誌に関しては、私の方は独立した記事じゃ無いんですよ。
(行数は結構割いているのですが)
重ね重ね本当に失礼致しました。

最後になってしまいましたが、コメント本当にありがとうございました。
こちらからもまた遊びに行かせて下さいませ。
それでは!
[ 2007/01/16 00:41 ] tatsuki [ 編集 ]
こんばんは。さっそくお邪魔してます。
これ、私も「好きな設定だわ」と思って手を出したのですが、好きなファクターが揃っているはずなのにいっこうに萌えず・・・その理由がわからないままでしたが、こちらの感想を読んで・・・ああそういうことかもしれない、と腑に落ちた感じです。
まあ相性ってのもあると思いますが。
[ 2007/01/15 23:01 ] ゆきのこ [ 編集 ]
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