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サウダージ 

さて、予告どおり立て続けに華藤さんの作品の感想です。
こちらはアルゼンチン(アルヘンティーナ)、つまり天使の国が舞台でした。
(ロサンジェルスも同義語源ですが…)
こんな多国籍な情緒に溢れたBL作品は私的に初めてでして、本当に楽しかったです。

2本しか作品を読んでいないのに結論付けるのもアブナイ話なのですが、
どうも華藤さんの作風は、BLジャンル界の幻想作家に位置づけられそうな印象ですね。
相変わらずの独特な言葉のセンスが、この作品からも十分に感じられました。
小説的にはカフカとか宮沢賢治とか、そういう雰囲気をちょっぴり感じます。
もっと言えば、私の大好きな映画監督テリー・ギリアムぽいのです。
(彼はニューヨークの地下鉄のラッシュを、ダンスホールのワルツに置換させる演出を見せました)
この作品の場合、情熱的なテーマであるタンゴ(タンゲリーア)のシーンを通して、
登場人物の人生がめまぐるしくも華々しく印象的に読者に伝わってくる訳でして…。
遠い昔の幼い兄弟の、拙くも可愛らしい回想シーンのタンゴからはじまり、
成長した弟とその敵にして最愛の男との情熱的でエロティックなタンゴへと。
このノスタルジックなイマジネーションの転換が何とも美しく、心地良い酩酊気分を味わえるのです。

ストーリーは、行方不明の兄を追い求めてブエノス・アイレスまで出向いた主人公が、
マフィアに監禁、調教され最終的には愛情へと昇華する話でして(笑)、
BL的には割とありがちでキャラクター設定も含めて、実は目新しさがあまり感じられません。
つまりこの作品は、ストーリーを味わうのではなく作品演出に酔えるかどうかが勝負の分かれ目。
私個人はめいっぱい酔わせて頂きましたが、演出に酔えない人には楽しめない作風かと。
(現に『シナプスの柩』を貸してくれた我が妹は、全く楽しめなかったらしいのです…)
換言すれば、多分に読者を選ぶ作風なんだと思うのです。

さて私、普段読んでいる他のBL作品からは考えてみたことも無かったのですが、
この作品に関しましては、映像作品で見てみたいと強く思ってしまいました。
と言っても、アニメーションやCG作品ではダメなんです。
あくまで息づかいや体温が感じられる人間(俳優)によって演じられるモノで。
理想は映画か、もしくは舞台上のミュージカル。
演出次第でかなり美しいモノに仕上がりそうに思うのですが、どうでしょう?

え?ナニでアレなシーンはどうするのかですって?
そこでこその、タンゴのダンスシーンなんですよ!
主役二人に長々と情熱的なタンゴを踊らせて、その場を誤魔化せば良いのです(笑)。
勿論、受けの方が身に着けているのはバスローブのみ、チラチラと魅惑的な太股を見せつつネ。
下手なポルノよりきっとエロいと思いますが、これで映倫の目は誤魔化せます!
かの天使女優オードリー・ヘップバーンだってコレで切り抜けて来たのですから大丈夫。
(ヘップバーンの場合は、確かチェスで敵を欺いてきたハズです)

てことで、冒頭の天使つながりで感想を締めさせて頂きます♪
二回続けて楽しい作品読ませて頂きました。

エスタマニャーナ!ブエノディア!

<作品データ>
華藤えれなサウダージ』(円陣闇丸・画、幻冬舎リンクスノベルス)2006.8
 ISBN4-344-80818-5
サウダージ サウダージ
華藤 えれな (2006/08/30)
幻冬舎コミックス
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ちなみに私、タンゴの名曲と言えば「ダンゴ三兄弟」と「ムーンライト伝説」しか思い出せません。
自分の音楽的素養の低さにびっくりです(苦笑)。

第二外国語としてその昔選択したスペイン語の素養に関しては、実はもっとヒドイんですけどね。
[ 2006/11/25 22:18 ] novel BL | TB(3) | CM(7)
こんばんは!棗さん。
今日こそ、ラステロ3巻の感想を仕上げるつもりだったのに…興奮冷めやらず、また先延ばしです…。

さてさて、華藤さん。
私も拘束とか監禁ネタが萌えと言うわけじゃないのですが、
華藤さんの独特の文章でこなされると、コレが大変幻想的でエロティックでたまらないんですよー。
元々、映画スキーという事もあって、映像化したものを観てみたいなあと思ってしまいました。
そして、私のこの感想はビックリするくらいテンションが高い…。
スペイン語がいけないんです!何か、自ずとラティーノな雰囲気に呑まれちゃうみたい(笑)。
ではでは!
[ 2007/07/03 23:18 ] tatsuki [ 編集 ]
tatsukiさん、こんばんは。

内容に自信がなくて、ひっそりアップした感想にTBいただくと、非常にうれしくなってしまいます~。ありがとうございます。
しかし、一年前の作品に今ごろ食いついてる私は、ホントにうらしまたろー・・・。

>映像作品で見てみたいと強く思ってしまいました。
うわ、激しく同意しちゃいます!
アニメでもCGでもなく、実写、わかります~。
あの、アルゼンチンタンゴの流れる、エロエロなシーンをぜひとも、ねっとりと演じていただきたいものですね!
とはいえ、もろえっちシーンが見たいわけでは、けしてありません・・・。
でも、具体的に誰に演じて欲しいとかは思い浮かびません。

私は、華藤えれなさんの書かれる雰囲気は、ものすごくハマりましたので、これからほかの作品も読んでみたいなと思ってます。

そういえば、私はタンゴときいて、明菜の「TANGO NOIR」が浮かびました・・・。
[ 2007/07/02 20:59 ] 棗 [ 編集 ]
こんばんは、真琴さん。
コメントありがとうございます♪
お返事がちと遅れてしまってゴメンナサイ。

華藤さんは本当に最近読み始めたばかりなので、
まだまだ私にとって大好きなタイプの作品を書いてくれる作家さんです。
スレイヴァーズシリーズが山場かななんて予測はしてはいるのですが…。

>『国会議事堂が見てる…』

ス…スゴイ台詞ですね…状況が全く予測つきません!
私、視姦プレイというか視姦性を煽るシーンというか、
(「視られると余計に感じるだろ」とかそういうアレな展開のソレです)
そういうちょっと倒錯めいたSMシーンを読むのが好きだという自覚があるので、
スゴクそそられますヨ。
今日はシャレード文庫の5分の3作品を購入してしまったので(笑)、
そちらが落ち着いたらまた華藤さんワールドを楽しみたいなあと思っています。
今月の怒涛のルチル文庫は我慢できたのに、シャレードは全然我慢が出来ませんでした…。
[ 2006/11/28 20:10 ] tatsuki [ 編集 ]
こんばんは、tatsuki様。

>相変わらずの独特な言葉のセンスが、この作品からも十分に感じられました
ああ、そうか…と思いました。
私がたまーに、『合わないな、この作品』ということがありながらも、この作家さんの作品を読むのを止められない理由は、そこかと。

私はシナプスの柩と、吸血鬼モノのイノセントブラッドが大好きです。
ちなみに、『恋愛派閥』には『国会議事堂が見てる…』という驚愕モノの個性溢れた迷台詞がありますよ・・・・。
[ 2006/11/27 22:24 ] 真琴 [ 編集 ]
きょう、予告するはずだったみたい。
さてtatsukiで作品みたいな予告したかもー。
[ 2006/11/27 13:02 ] BlogPetのユキ [ 編集 ]
こんばんは!ゆちゅらぶ♪さん。
感想が変なのはむしろ私の方ですよ~。
読み返してみたら、えらく陽気な酔っ払い親父のような文章で、
ちょっと…いえ、かなり恥ずかしいですね。

私の方もTB送らせて下さい(てか送らせて頂こうと実は思ってました)
後ほど伺いますね。

そうそう、京都のお話もとっても気になっているんですよー。
スレイヴァーズシリーズは沢山出ているみたいなんで、
次はそちらを読んでみようかと思っていたら…、
丁度このお話が掲載されている小説リンクスのバックナンバーが出てきてびっくり。

私は改めて考えてみたら、リンクス系を殆ど読んでいないんですよね。
前身のエクリプスの方が実は読んでいるかもしれません…。
ウチの妹が『シナプス~』貸してくれるときに「ツマラナイ話だよ」とか言い出すもんだから、
1ヶ月近くも積読してしまったのですが、結果的には私は大いにハマってしまいました。

このタンゴの話も私は気に入っております♪
円陣さんのイラストもエロティックで素敵でしたし大満足でした。
[ 2006/11/26 20:14 ] tatsuki [ 編集 ]
tatsukiさん こんにちは♪
私華藤さんは好きな作家さんなんですが、この「サウダージ」は特にお気に入りなんです~。全編に漂う気怠いような雰囲気とか。すごく異国情緒を感じます。あとこれに関してはなんと言っても男同士でのタンゴにしびれました(笑)

これとはまた正反対に、和の情緒や幽玄の世界を楽しみたい時には同じくリンクスで佐々木さん挿絵の「花隠れ」「花の檻」もいいですよ♪

普段モバイルブロガーなのでまた後日TBさせていただいてよろしいですか?
なんかアホっぽい記事で申し訳ないんですけど(>_<)よろしくお願いします!
[ 2006/11/26 12:08 ] ゆちゅらぶ♪ [ 編集 ]
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la aqua vita サウダージ
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[2007/07/02 20:44] 雪月花
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