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今更シャレード(2006.11月号)感想 

今までコミック誌はコミックに小説誌は小説カテゴリーに放り込んでいたのですが、
雑誌カテゴリーを作ったほうが分かりやすいですかね?

さて、積読雑誌シャレードです(苦笑)、昨日大体全部読みました。(発売自体は9月末です…)

・絢谷りつこ『あかつきの鳥』(みなみ恵夢・画)
シャレード恒例の巻頭のショートストーリー(←今年に入ってからかな?)。
テーマはということで、吉凶をもたらす伝説の赤い鳥が受けです。
作品紹介と本編の主人公の名前の漢字が違っているのが、ちと気になりました。
(本編が正しいのかな?)
ストーリーは、まあまあ楽しめる感じでした、展開が予想通り過ぎですけどね。
個人的希望としては、ショートショートは特に最後に意表をついたオチが欲しいのですけどね。

このショートストーリーだけを集めたアンソロジーって出せませんかね、シャレードさん。
他はともかく、後述の高遠さんの作品や小林典雅さんの作品なんかは、
雑誌だけで流しちゃうのは勿体無いくらい良い作品だと思うのですよね。
これなら私は四六判でも絶対買いますので、ご検討をお願いします!

・椹野道流『執事の受難と旦那様の秘密』(金ひかる・画)
いくらなんでも、引っ張りすぎですよ、椹野さん。
私が心配しても仕方が無いことなんですが、文庫化はちゃんと2冊で収まるのかしら?
この作品は、最早BL作品ではなくてラノベよりミステリーですよね。
いや、いいんですけど…何もシャレードでそれをやらなくてもいいんじゃないかと、
思わなくも無く…。

・森田しほ『声も出ないほど』(桜遼・画)
これがデビュー作品ということでいいのでしょうかね?てことで、初読みの森田さんです。
手放しで面白かったとは呼べない作品ですが、丁寧な仕上がりだったと思います。
特に攻めの日吉君が良い子ちゃんで魅力的でしたね。
BLの攻めは何処かイジワルな面を持っていたほうが私なんかは萌えるのですが、
この攻めは子供の純真さと大人の優しさをバランスよく持ち合わせていて、
その割にはそれ程犬っぽいタイプでもなくて、まあ、つまり意外にも素敵でした。
(電車内でナニを堅くするようなヘタレぶりも垣間見えるから嫌味にならないですよねw)
難点は視点キャラでかつ主人公の阿久津の方にあります。
傲慢な女王様っぽいのに繊細な神経を持ち合わせたキャラというのもバランスが悪いのですが、
何より視点キャラなのに読者に手のひら見せないところが頂けないです。
攻めの気持ちを受け入れるまでに、恐らく彼の内面で激しい葛藤があったはずなのに、
そこを誤魔化してすっ飛ばすモノですから、展開が急すぎて読者がついていけません。
視点キャラは(特殊構成のミステリーでもない限り)、たとえ相方を欺いたとしても、
読者に対しては正直であって欲しいです。
特に、心理の変化が重要な要素である恋愛小説なんかでは。

まま、これは初めの一作ということで次を期待したいと思います。
次作は、個人的にははっちゃけたコメディで勝負してみて欲しいなと思いました。

・高遠琉加『キス』(ゆうどうもし・画)
はっきり言って、『楽園建造計画』の続きが読みたくてシャレード買っているんですけどね…。
これは多分、巻頭のショート用に作られたストーリーだと思うのですが(テーマが多分キス)、
どうにも急遽載せざる得なかった感じが一読者からも見受けられます…。
『楽園~」の放置プレイは著者じゃなくて挿絵家さんの方の事情では無いかと、
疑ってもいるのですが…シャレード編集部の台所事情が心配です。
あ、この作品はショートショートとしてかなり巧い出来です、さすが高遠さん。
キスをタブー化させることで、キスというテーマをより引き立てている作品だと思いました。
が、私の気分は『楽園~』の続きを読む気で満々だったのです。
『楽園~』読めなくて(通算半年も!)、ちょっと、いえ、かなり残念です。

・中原一也『闇を喰らう獣』(石原理・画)
最初に警告します!中原さんのファンの方は↓を読まないで下さい。

先日アマゾンさんに自分が買ったことがあるBL小説の多くを登録したところ、
私に対するアマゾンさんからのオススメ商品がガラッと変わってしまったのですが、
(今までは咎狗関連一色だった…)
そこで割と多く挙げられていたのが、木原音瀬さんと中原一也さんの作品群でした。
私の嗜好と同様の他の方は、このお二人の作品もきっとよく読んでいるのでしょう。
(私はあんまり読んでいません←だから薦められているのですが…)

で、中原さんの作品なんですが、何故か実は好きになれない作家さんの一人です。
あらすじ読むと、シチュエーションもストーリーも割と好みな印象なのに、
実際に読むと、実はあまり楽しくない気分になるのですよね。
本作品はヤクザ×バーテンダー(兄)で、一部弟(作家志望)×兄という設定で、
強引なヤクザが攻めをチクチクと追い詰めて落としにかかる話でして、
ヤクザモノBLとしては割とよくある普通のお話です(兄弟の絡みがあるのが異色?)。
ヤクザBLを浴びるほど読んでも飽きない私が、楽しめないわけがない設定なのに、
現実的にはやっぱり全然楽しくないお話でした…。
攻めの陰謀で弟(←通常受けなんだ、彼)にまで掘られて自尊心ズタボロのはずの受けが、
攻めに実は最初から惚れていたのだと自覚する、というのも全く共感できないのですが、
何よりこの主人公、自分の中の女の部分という言い回しをよくするのです。
これがすごく引っかかります。
まあ、彼にはMっぽい属性があって男に組み敷かれて喜ぶ卑猥な性向があるのは事実なんでしょう。
が、それを女に例えるのって、正直女性に対して失礼だと思うんですよね。
殊にBLジャンルは基本的に女性読者を対象としているはずなのに、この比喩表現…。
少なくとも一人の女読者として私はこの上なく不快な気分になりました。
今まで私が中原さんの作品にイマイチ入り込めなかったのも、
こういう無神経さが作品内から感じられたからなのかも知れません…。

・可南さらさ「移り香」(陸クミコ・画)
可南さんって昔一度買って読んだ小説があまりにつまらなくてスルー作家さんだったのですが…。
これ、すっごく面白かったです!
弟×兄ネタで近親ネタは苦手な私なのですが、本当に楽しかったです。
社会的地位のある立派な兄が、弟に組み敷かれるのはBL世界ではありがちですが、
兄の願いを叶える交換条件として、カメラマンの弟はヌードモデルを強要するのです。
しかも、色気が足りないからと兄にイタズラを仕掛けるというシチュエーションでして、
何ともいえないフェティッシュな雰囲気&関係に大変萌えました。
ご馳走様です♪

目下、可南さん作品探索中。
2作目のシャレード文庫は確保できたのですが、1作目のほうが絶版…。
行きつけのブックオフには在庫が無かったのです、むぅ。
(1作目の続きなら、手持ちのシャレードのバックナンバーで読めるんですけどね)

ちなみに私が読んだ可南さんのつまらなかった小説はプラチナ文庫のでした。
(すっかり忘れていたのですが、今回検索で調べていくうちに判明)

<作品データ>
・「シャレード」2006年11月号(二見書房)

[ 2006/11/05 21:59 ] magazine&anthorogy 感想 | TB(0) | CM(0)
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