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姫君の輿入れ 

昨日は睡魔に負けて、ブログ更新をサボってしまったので本日2本。
本当はこの作品の感想を、昨日のウチに取り上げるつもりでした…。

この作品は日参ブログサイト様で概ね好評でしたので、購入に踏み切りました。
和泉桂さんは、2年ほど前に作品を追っかけている時期が実はありましたが、
そのうち飽きが来て、最近は全くご無沙汰気味でした。
小説ビーボーイで連載中のSASRAを読んで、また俄然読みたくなってたみたいです。
ただ難点がありまして、和泉さんの作品はSMチックというか陵辱的と言いますか、
敬語でインテリな攻めがベッドの上で鬼畜なコトをする作品が多くてですね、
作品の選定に慎重を有するのですヨ。
(私は粗野で傍若無人な攻めがヒドイコトをするのは萌えるのですが、
見た目インテリっぽい攻めはどうも苦手らしいです)

で、この作品は割と攻めが優しいと伺ったので読んでみることにしました。
結果、私的萌え指数は低めでしたが、なかなか面白い作品でした。
文章は相変わらず隙が無くて、本当に巧くて感心します。
(BL小説の美文作家を3人挙げるとしたら、私は榎田さん、和泉さん、最近の高遠さんを挙げます)
小見出しの一連の花の名前も、平安時代ぽくて素敵ですネ。
まるで、随所にサービスシーンが隠れてるとは思えないくらいに美しいです(笑)。
いえ、勿論現実的には結構そっちのシーンが多いので安心して下さい。
萌えベクトルで語ると、最初の夜這いのシーンが一番美味しいのですが。

このお話は(男性の)女装ネタというよりは、変装譚に分類されるんじゃないでしょうか?
何が違うかといえば、前者は自己に忠実に生きていくために女の装いをしている状態で、
後者は不特定他者の目を騙す(ごまかす)為に何か別のモノに扮する状況。
より端的に言えば、女を装う女に扮するかの違いです。
理由はどうあれ、後者の場合には一種のトリック(魔法)が介在しております。
(折りしも本日はハロウィーンだわ!)
この種の話の醍醐味は、魔法が解けた時(秘密がばれた時)に最大値となるため、
この作品の場合、とりもなおさず最初の一回の展開(やりとり)が面白いのです!
ここで終わってしまっても、良かったような気がします(かなり序盤なんですけど)。
少なくとも、恋愛譚としては秘密がばれた時点で完結してしまっております。

てことで後日譚は、女装を余儀なくされていた少年が攻めに出会って成長し、
自分で自分の人生を切り開くお話でして、まあつまり少年の成長譚です。
彼は最終的に主体的に男装の道を選びますので、話の骨子としてはむしろ男装モノです。
理解ある優しい攻めの実親は、そんな少年狭霧のライフサポートに徹する訳ですね。
(その代わり、BL的にお約束な例のサービス権を有しているのですが…)
成長譚はそれはそれで良い話なんでしょうが、やはり私達の萌え指数はイマイチ伸びません。
しかも、そこにナニでソレなシーンが挟まると、かえってむしろ興ざめかもしれません。
そういう意味では、やっぱり後半の展開は微妙だったようにも思えます。

そういえば、主人公狭霧の「嬉しい」という台詞は本当に可愛らしいですね。
よくよく考えれば、この形容詞って現在あまり会話で使われていない気がします。
ちょっと、斬新な感じがしました。
あとは、猫の命婦がもう少しストーリーのアクセントになってくれればなあ。
和泉さんは、あんまり猫に興味が無い人なんでしょうかね…。
とにかく魅力的な文章の小説でしたが、ストーリーに対しては中の上程度な印象…うーん。
ツマンナイ作品という訳じゃないんですけどね。

<作品データ>
和泉桂姫君の輿入れ』(佐々成美・画、大洋図書シャイノベルス)2005.12
 ISBN4-8130-1113-6
姫君の輿入れ 姫君の輿入れ
和泉 桂 (2005/12/22)
大洋図書
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目下私が気になっているのは、ショタもしくはロリ属性を有する殿方が、
果たしてこの作品で感を得るコトができるのだろうか、と。
文字通りの稚児ネタなんですけど、佐々さんのイラストとか併せて実際どうなんでしょ?
いえ、本当に下世話な話だとは分かっているのですけどね。
[ 2006/10/31 22:07 ] novel BL | TB(2) | CM(0)
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