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この罪深き夜に 

このブログでお初の和泉桂さんの作品、大人気シリーズ(らしい)です。
更に初めての再読本です(積読本ではありません!昔読んでいます)。
ええ、そうです、最近蔵書箱の奥から発掘したんです。
奥付見ると2003年2月、勿論初版で休刊して久しい「ミステリービィストリート」の広告付き(笑)。
リンクスロマンスのファーストラインナップの1冊だった…らしい…です。
恐らく新刊発売時かその近辺で買って読んでいたと思われるのですが、
肝心の購入動機の方は皆目思い出せません…。
この作品が私にとって初めての和泉さんだったので、作者目当てでは無いはずです。
挿絵の円陣さんに惹かれて購入した予感がしなくもなく…。

さて本編。
個人的に苦手な時代物BLなんですが、この作品は大変美味しく頂ける作品です。
このジャンルにしては珍しく、時代考証がしっかりしている点が好感触で、
かなりとんでも設定な清澗寺家に、それほど違和感を感じさせないのはさすがです。
(※清澗寺家は、皆受けの呪いを被っているのでそこを耐えられるかが勝負の分かれ目)
しかもテーマはBL的に扱いづらい政治思想対立、官憲の複雑な思惑等の処理が巧みでして、
再読ながら、本当に楽しく読ませて頂きました。

個人的な嗜好を申せば確かに、もう少しシリアスな社会派小説よりになるか、
もしくは逆に嗜虐的表現をもっと微細に掘り下げた写実派小説的な作品の方が好みではあります。
とはいえ、BLジャンルという特殊な条件下で歴史と小説の空気を融合させる試みって、
かなりの困難が伴うことは素人の私にも想像がつく訳でして…。
このシリーズは、他の時代物BLに比べるとこの融合成功率が遥かに高いです。
細かい点を挙げだしたらキリがありませんが、それを論うのも大人気ない話です。
和泉さんの歴史資料探索に対する真摯な態度も作品やあとがきから感じられましたし、
普段は歴史モノに煩い私ではありますが、多少評価を甘くして良作BLですと言わせて頂きます。

登場人物は、当て馬の浅野が一番お気に入りですネ。
ちょっぴり、作者の縁故贔屓も作品から垣間見えましたが、美味しい役所でした。

<作品データ>
和泉桂『この罪深き夜に』(円陣闇丸・画、幻冬舎リンクスノベルス)2003.2
 ISBN4-344-80207
この罪深き夜に この罪深き夜に
和泉 桂 (2003/02)
幻冬舎コミックス
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~余談~
清澗寺家ってもしかして、性感じ家の当て字ですか?
たった今、気づいたって言うか何て言うか…。




1914(大正3)年 治安維持法
1914(大正3)~1918(大正7)年 WWⅠ
1917(大正6)年 ロシア革命
1918(大正7)年 米騒動
1922(大正11)年 『この罪深き夜に』
1923(大正12)年 関東大震災
1923(大正12)年 甘粕事件(大杉栄、野上八重他虐殺)

愚か者の為の歴史年表。
舞台はロシア革命から5年後と書かれてあるので、↑で間違い無いはず。
意外にも季節の描写が無かったので、更に細かい時期を特定できませんでした。
(何となく冬ではなさそうですが…)
気になるのは、1年後には関東大震災が控えているにも関わらず、
シリーズが何作も出ている点です。
最終的に清澗寺一族ってどうなっちゃうんでしょうか?


[ 2006/10/12 22:53 ] novel BL | TB(1) | CM(5)
こんばんは、puriさん。またまたコメントありがとうございます♪

性感じというのは、うっかり漢字変換で出してしまって一瞬慌てたのですが、
案外この駄洒落がネーミングの由来かも…と私は疑っています(笑)。
只、コレに突っ込んでいるレビューを見たことが無いので、
相変わらずの私の独善的な妄想に過ぎないかもしれません…。
まあ、冗談半分として聞き流してくださいな(笑)。

そうそう、私も時代物BLとかファンタジーBLは基本的に苦手なんです。
特に時代物は、自分の文章にある程度自信を持っている作家さんが手がける図式に、
どうにも読者おいてけぼり感を感じてしまってダメなんですよね…。
(様式美が勝ちすぎて、肝心のストーリーに萌えが無い経験が多すぎます!)
よっぽど上手く組み合わせないと、食い合わせの悪い作品にしか見えないのです…。
が、和泉さんの独特な堅くてちょっとしつこい文章だと相性が良い感じもします。
歴史資料をかなり詳しく調べていらっしゃる点も好感でしたね~。
私は元々歴史好きなので、歴史ネタにはかなり煩い人間なんですよ(笑)。

このシリーズは、あと三男の「ロミオとジュリエット」は読んでいるのですが、
実は他は未だ読んでません!
そのうちに~とは思ってはいるのですが、なかなか機会にめぐり合わなくて。
あ、私はこの没落息族一家よりも長男のお相手や当て馬の浅野の方がお気に入りです♪
ではでは!
[ 2007/03/22 20:02 ] tatsuki [ 編集 ]
こんばんは。
私はまだこの1作目を読んでいないのですが、余談にびっくりして思わずコメントを・・・(笑)
性感じ・・・全然気づかなかった!
あの退廃的な一族が性感じ・・・そりゃみんな淫乱になっても仕方ない(笑)全員受けなのもそのせいでしょうか。

>個人的に苦手な時代物BLなんですが、この作品は大変美味しく頂ける作品です。

同感です。
時代物は中途半端に感じてはまることは少ないのですが、このシリーズはうまいですよね。

私は今のところお父ちゃんが好きなのですがtatsukiさんは長男ですか?読むの楽しみにしていますv
[ 2007/03/22 01:45 ] puri [ 編集 ]
こんばんは、はーこさん。
ちょっと、返信遅くなってしまってゴメンナサイ。
私も年号の方はさっぱり把握出来ておりません…。
↑の年表は時系列の流れを追うためと言うよりは、
西暦と年号を対照表として書いてみました。
だからかなり大雑把な年表です。

このシリーズはまだまだ続くんですねー。
私も、長男CPなら続きが読みたいです。
他はあんまり食指が動かないのですが…(笑)。
TBも気長に待ってます~。
では。
[ 2006/12/10 20:18 ] tatsuki [ 編集 ]
私は歴史に大変疎いので(特に、明治以降の年号には自信がありません。)年表は参考になりました。
激動の時代に受の呪がかかった清澗寺家の方々はどうなるのでしょうか?
今のところ4冊出ていますが、今後も続くみたいです。
最終的にどうなるか気になるところです。
TBも送ろうと思ったのですが、うまくいきませんでした。後日、改めて送らせていただきます。
[ 2006/12/09 18:13 ] はーこ [ 編集 ]
実は、某ウェブラジオでこのシリーズのドラマCDの宣伝を聞きまして、
この作品を読み直したくなったのが直接的な再読のきっかけです。
CDの方も評判が良いらしいので、いずれ聴いてみたいですね。

小説もCDも最大のネックは、ボリュームが大きすぎる点にある模様。
[ 2006/10/12 23:05 ] tatsuki [ 編集 ]
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気が付けば、12月も1週間過ぎてしまった。本当に2006年はBLばかり読んでいた。正直、1日1冊どころでないから、今年読んだBL小説・漫画は400冊はいくのではないだろうか…。正直、お金も置いておく場所もないので、殆どの本をリサイクル運動に出させてもらっている。そん
[2006/12/11 21:23] こんな本よみました…
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