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エンドゲーム 

無理を通した割に、道理も引っ込めなかった顛末だと思う。
ヒコさんの作品はいつもBL的なお約束を踏み外しているように感じるが、今回は特に異質だった。
愛情の欠片を求めて赤い糸を手繰り寄せても、手繰り寄せてもその先の相手は不在のままである。
その糸は切れてはいないのだけど捩れたままで、その捩れを解そうとすることが誰にも出来ない。
否、ソレが出来るかも知れない唯一の人物は透なのだが、彼は最後まで己を律してソレを許さない。
透(達)の過失は決して許されるものではなく、一読者として私自身が彼らの行為を許せない。
だから、突き放して言ってしまうとこの物語は当然の帰結(エンド)だったと思うのだ。

但し、擬似親子関係を逸脱して恋愛関係の成就に固執する克哉のゲームはエンドレスに見える。
彼が諦めない限りこのゲームに終わりは無く、粘り強さに定評のある年下攻め本領発揮の場かも。
私は何度も言うように年下攻めを好まないのであるが、この話は受けが遠すぎるから大好きだ。
両者の間の溝は深く、流れている時間の壁は厚く、手に届く距離にありながら心は近づけない。
こういう阻まれ方は、不謹慎だけど正直かなり萌えるんだな(笑)。

透と克哉の、二人の道程は傍目には非常に険しい。
とはいえ、彼らの培ってきた日々の悲喜交々に対する透の最後のコメントが“正解”なんだと思う。
人の道を踏み外しても、幸せはある(知覚できる)のだという言葉が何とも眩しく何処か面映い。
終始一貫して、ビターテイストのヒコさんだった。

<作品データ>
・山中ヒコ『エンドゲーム』全2巻(新書館ディアプラスコミックス)2010.8、2011.1

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2010年、最後の感想(レビュー)の筈。
もう物理的に無理だっ!!

あとは来年(以降)の宿題で。

切羽詰ってても、ヒコさんの感想は書きたかったの。
様々なモノを度外視(犠牲)にしても、徹頭徹尾を貫いた今回の話に圧倒されたので。
作品内で一切の逃げ道を作らなかったことが、とても嬉しかったのです。
[ 2010/12/31 03:23 ] comic BL | TB(0) | CM(0)
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