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捨てていってくれ 

大好き作家さんの新刊もとい新装版なのに、今回はちょっと積読。
本音を言うと、私が苦手とする典型的な年下ワンコ攻めなのであんまり好みじゃないのだ。
故、萌え的には全く期待していない設定&展開だったので、珍しく読了まで時間を要した。
いえ、ソコを度外視すればやっぱり面白いし、展開の“妙”があって楽しかったのだけれど。
とはいえ、今回はあんまり本編とは関係ないことに纏わるエントリーを書くつもり。

昔読んだ時も感じたのだが、沖屋のエピソードはとある事件の顛末を彷彿させるんだよね。
否、似ているんじゃなくて…その話を知って、私が勝手に似たような感想を抱いてしまうのだ。
俗に言う<西 山 事 件>政治色濃いのでリンクは貼らないけれど、ググれば直ぐ出てくる。
流石の私もリアルタイムじゃないんだけれど、当にリアルタイムな我が母がこの話が好きでねー。
何度も何度も繰り返し、このエピソードについて聞かされたんだよね(笑)。

相手の持っている箱/秘密/真実の中身が知りたい時、私はどうするかなとつい考えてしまうのだ。
しかも、相手と色っぽい関係にあったら尚更…それでも無理に暴こうとするか、そっとしておくか。
二人の関係が無理やり第三者に暴かれた時、沖屋は常にその時を覚悟していたと思うんだよね。
悪く言えばマスゴミの暴力だけれども、一方で時に行使せねばならないマスコミの権力でもある。
沖屋はマスコミの側に身を置いていた訳だから、被害者であると同時に西山氏側の人間でもある。
“彼”がいかに公明正大な大人物だったとしても、沖屋との関係を秘匿すべきと判断している限り、
彼らの末路というか苦難は、いずれ遅かれ早かれ訪れていたと思うのだ。

結局、箱を開けて全てを知ったところで彼らの内面も心の疵の在り処も第三者には見えてこない。
沖屋が(転職を決断する程)傷付いたんだろうなとは予想できるけれど、その深さは測り知れない。
彼には、上記事件の機密漏洩者とソレを暴露した者の双方が体現されてるように見えて仕方ない。
“権力者”同士は“男”同士の関係である以前に、情だけでは繋がってはいけないと私は思うんだ。
情で繋がっても良いけれど、相応の並々ならぬ“逆風”に耐えて逆らって生きていかねばなるまい。
だから、二人の間には狡猾な“打算”があった方がまだマシに見えるんだ…。

模範的にスキャンダルを嫌悪してそうな水梨が、沖屋の過去を第三者から暴くのが実に皮肉的だ。
“自由”恋愛のリスクを知る沖屋は、そんなリスクを物ともしない強靭な男を求めていたのだろう。
正直私には水梨がそれほどの男とは思えないけれど、沖屋が妥協してしまったのだから仕方無い。
年下ワンコの粘り勝ちである。

<作品データ>
・高遠琉加『捨てていってくれ』(金ひかる・画、海王社ガッシュ文庫)2010.8
捨てていってくれ (ガッシュ文庫)捨てていってくれ (ガッシュ文庫)
(2010/07/28)
高遠 琉加

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掛居さんは、政治家として同性愛(者達)に対してどういう立場をとるつもりだったんだろう…?
[ 2010/08/10 23:52 ] novel BL | TB(0) | CM(0)
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