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学問の春 

相当に人気の高い、面白い講義だったんだろうと思われる。
この講義録は、当時の情熱と躍動感と知的好奇心を十分に伝えてくれる良書である。
BLと異なりノンフィクションのマイベストを企ててみたことは無いが、多分今年のマイベスト新書。
軽妙な切り口で、されど縦横無尽にトランス/インター・ディスシプリンなコンテンツでいっぱい。
雑談も余談も、本論以上に“重要”な知の原動力となっている。
面白かった!!

↓メモは、いつも以上にキーワードの羅列で終わっています。
もう少し編集するつもりでしたが、『太陽を曳く馬』の下巻を買ってきちゃったので本日はお終い。
気が向いたら手直しするかもしれませんが、過去の経験からいって放置される可能性大(笑)。
まあ、コレはコレで良いや…目下、「第七の封印」が観たくて、観たくて仕方ない。
以上。

<作品データ>
・山口昌男『学問の春』(平凡社新書479)2009.8
="center">学問の春―“知と遊び”の10講義 (平凡社新書)学問の春―“知と遊び”の10講義 (平凡社新書)
(2009/08)
山口 昌男

商品詳細を見る



□比較文化
Than Huizinga(1872-1945)
 ・『ホモ・ルーデンス』
 ・『エラスムス――宗教改革の時代』
 ・「トーテミズム論」(1902)…totemの問題(「社会学年報」L'Anné Sociologique
 ・polyglot(多言語使用者)→「グリムの法則
  例)C・M・バウラ(英の文学研究者)『英雄叙事詩
    ↑トラバドゥール@中世フランス、プロヴァンス地方≒ダラン@インドネシア
  ★philology~文献学
 ・比較言語学(comparative philology)→linguisttics(音韻論)⇔semantics(意味論)
 ・比較宗教学(comparative religion)
 ⇒Friedrich Max Müler(1823-1900)~神話学・宗教学を確立
  ⇒『金枝篇』(1906-15、36)by James George Frazer(1854-1941)
   ↑王殺しの習俗にみられる死と再生の儀礼
   ※20C文化史に大きな影響を与えた
    例)「荒地」(1922)by Thomas Stearns Eliot(1888-1965)
「交唱歌」「歌垣」@「野遊び」by『万葉集』、『常陸国風土記』
 ⇒Marcel Granet(1884-1940)『中国古代の祭礼と歌謡』(1919)~cult
  cf.宮沢賢治(1896-1933)「狼森と笊森、盗森」~primitive trade(沈黙交易)、オノマトペ
※「九月三十日事件」(1965)~スカルノ→スカルト@インドネシア
 ・太鼓通信byトーキング・ドラム
※「未来社会における歌謡」→詩→人間の想像力の原風景
  ⇒「知の未踏の地(テラ・インコグニスタ)」by『人類学的思考』(P31)
  cf.寺山修司(「歌謡曲の古典」『遊戯とその誇り』)

ライデン大学の知的グループ
※「構造理論」~二元論、二項対立⇒「双分制」by文化人類学
  ≠「構造主義」@哲学
・学力の観念、知識人byアイルランド
★「放浪教授・学生団(ワンダリング・スカラー)」~「旅」@知の技術、旺盛な好奇心
Jan Petrus Benjamin de Joselin de Jong~「オランダ構造論」
即興能力、言葉遊び、ナンセンス(non-sence)文学
 例1)Alice's Adventures in Wonderland(1865)by Lewis Carrol(1832-93)
 例2)A Book of Nonsense by Edward Lear(1812-88)~滑稽詩+挿絵
 例3)『マザーグース』(英)
⇒ダダイズム(dadaism)、シュールレアリズム
 cf.スカトロジー~糞尿→肥壺
※遊び≒ゆとり~文化or国家は、遊びの部分が貧しかったら、全体的に貧しくなる。

「自分たちが普段慣れ親しんでいる世界をずらすことでもう一つ別の世界を出現させる方法」(P52)


・『アイヌの基本』(別冊宝島EX、1993)
※「聖なるトリックスター」

□「交換exchangeの原理」
 例)結婚@「婚資」byクロード・レヴィ=ストロース『親族の基本構造』
 ⇒「引出物の儀式的な交換」
 ⇒新しいコミュケーションのネットワーク(世界)が作られるきっかけ
・pidgin English
ビアフラ戦争(1967-70)~虐殺、tribalism…→witchcraft
★lamentation…「ハイヌウェレ型神話」by Adolf Ellegard Jensen(1899-1965)
 ⇒柳田国男(1875-1962)『海上の道』~宝貝
★「深層の遊戯(ディープ・プレイ)」by Clifford Geertz(1926-)
 例)「講」@博打の組~闘鶏by軍鶏 cf.勧進
 例)「第七の封印」(1956)by Ingmar Bergman(1918-2007)@スウェーデン
★「身体記号論」~「足」…「四股踏み」@相撲≒反閇@山伏の儀礼、「六法を踏む」@歌舞伎
 ・土俵~方形@地上、円@天空、金剛力士
 ・荒事@歌舞伎…「荒」@神の力が籠もっている

□「雑」~「複雑系」
Jacob Burckhardt(1918-97)~スイス・バーゼル出身の19Cの歴史家
 ・『イタリア・ルネサンスの文化』(1860)
※文化人類学→比較文化史
アルケオロジー(考古学)~見えなくなっていたものを見えるようにする知の技法
 ⇒ウマニスモ(humanities、humanism)
★シャーマン~「サマン」@呪術師by東部シベリアのツングース語≒狂気
 ・Mircea Eliade(1907-86)『シャーマニズム:古代的エクスタシー技術』(1951)
 cf.イタコ(東北)@巫女、ユタ(沖縄)
 ※脱魂(ecstasy)憑依(possession)

□「フランス社会学」≒民族学
・神学(中世)→哲学(16C)→社会学(18C)→民族学ethnology(19C)
Emile Durkheim(1858-1917)⇒社会学+民族学(人類学)
Marcel Maus(1872-1950)
 ・『社会分業論』(1893)
 ・『宗教生活の原初形態』(1912)
 ・「構造的二元論」byデュルケーム&モース⇒「古代社会の対立的構造」byホイジンガ
 ・「分類の若干の未開形態について」(「社会学年報」、1903)
 ※exogamy(族外結婚)⇔endogamy(族内結婚)タブー
★竹取物語→「斑竹姑娘」~竹+天女降臨by君島久子
 cf.「Turandot」by Carlo Gozzi(1720-1806)@ヴェネチア(伊)
  ※Commedia dell'arte即興の仮面劇)≒狂言(日本)、ルドルック(インドネシア)
  ⇒Giacomo Puccini(1858-1924)~アレッキーノ(ハーレークイン、アルルカン)…play the fool
   →トリック・スター~舞台のイメージがダイナミックに膨らむ
  ⇒Bertolt Brecht(1898-1956)~東独の社会主義官僚体制への皮肉/つまらない
  cf.「三つのオレンジへの恋」by Sergei Prokof'ev(1891-1953)<露>
  ∴台本の発生は、ある程度の演劇の後退の始まりである
 VS.Molière(1622-73)、Carlo Goldoni(1707-93)~リアリズム演劇、写実主義

冬至
※人間界の生死のバランスが崩れて死者の霊魂がこの世に最も増殖するという信仰
 ・太陽の復活を願う
 ・来訪する霊魂を歓待
 ・「ポトラッチ
 ・霜月祭
 ・「Twelfth Night」byシェイクスピア~顕現日(エピファニー)の前夜祭、悪魔遊び、「王権」
  cf.「サトゥルナリア祭」@偽王(モック・キング)
★『道化の民俗学』
 ・道化=clown=「」@中国~エントロピー
 ・カーニバル論byバフチン
 ・W・ウィルフォード『道化と笏杖』(1969)
 ・フレイザー『金枝篇』~王殺し

□文化
※危機、クライシスに直面する技術by Umberto Eco(1932-)~記号学、『薔薇の名前』
 →危機@一貫性や体系性を備えているようなふりをしている組織や制度が、潜在的にすでに抱えている危機が表面化すること
 ・寓意(アレゴリー)
 ・若者=エフェメラル(=過渡的)な存在

Potlatch~祝祭、暴力、復讐、栄光
 ↑両義的(アンヴィギュアス)、相反並存的(アンビヴァレント)
 cf.joking relationship、エイプリルフール、「心中物」
 ・トーテムポール
 ・initiator
 cf.All Souls'Day万霊節=ハロウィーン
★「全体的・社会的事実fait social total」by マルセル・モール『贈与論』
白川静(1910-2006)~『字統』『字訓』『字通』
Émile Benveniste(1902-76)『インド=ヨーロッパ諸制度語彙集』(1969)
★『マハーバーラタ
 ・壮大なポトラッチの物語by Gerrit Jan Held(1906-55、蘭)
 ・Peter Brooke(1925-)の野外劇
Gottfried Wilhelm Locher(1908-97)『マハーバーラタ――民族学的研究』(1932)
★ジョルジュ・バタイユ『呪われた部分』~人間文化における経済原理、例)衝動買い
 a.民学@folklore
 b.民学@ethnology
 c.人類学@anthropology~米中心
  ⇒「文化人類学」
※「リスボンの春」(1974)~内なるストレンジャー@「人類学的思考」
 cf.石田英一郎(1903-68)

□「クラKula
 a.通時的diachronic
 b.共時的syncjronic
ブランケット・ターム~ポトラッチ、taboo、mana、animism≒イヨマンテbyアイヌ、anima⇔animus、エネルギー、ダイナミクス、primitive、paradigm by Thomas Samuel Kuhn(1922-96)、entropy
transaction
※「世界の再聖化」
[ 2009/09/05 20:30 ] non-fiction | TB(1) | CM(0)
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