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螺旋の素描 

BLなんぞにはまるで見向きもしないイメージの某書店で、大量に積んであったのが気になった。
ぶっちゃけノーマーク(笑)…私は実のところ、書籍扱いのコミックスには弱かったりするんだよね。
今回のBabyは勿論のこと、フツーにdrapやシエルの発売日を知らずに数ヶ月経つこともしばしば。
だから、今回は仕掛け販売で読むキッカケを与えてくれたそこのライバル書店に大感謝している。
だって、私が腐海を泳いで捜し求め続けている割にはあんまり出くわさない、“誘い受け”男娼モノ
初めて読む作家さんだったのでちょっぴり警戒していたのだが、掘り出し物だった!ご馳走様です。

正直なトコロ、扱うネタの割に感性(言葉)が若くて物語に没頭しづらい場面もちらほらある。
初出が同人誌だから物語の基本設定がキチンと描かれておらず、特に蛸さんの話は中途半端だ。
“(初)恋”のようなものの断片を追ってはいるけれど、作品のテーマはそもそも恋愛成就じゃない。
だから、商業におけるボーイズラブという範疇で言えば、激しく未満で宙ぶらりんな印象を受ける。

されど、飲まれる…即ち、圧倒されるシーンが多いのも本当なのだ。
狂気と正気の裂け目、夢と現実の境目が分かちがたく結びついて独自の世界観を構築している。
独特の世界観を提示するBL作家と言えば、草間さかえさんや猫田リコさん、CRAFT作家に多いが、
この辺と似ているようでそうでもなく、むしろオノナツメさんとか先々月に読んだ河内遙さんに近い?
男の子と女の子の間、あるいは人形と人間の間、果ては生と死の間に拘っている作風にも見える。
どちらも簡単に踏み越えられる両義的存在とは、要するに“受け”の領分なんだとは思うのだが、
攻めは不在とまでは言わないが、交じり合ったら最後受けに飲み込まれて消失してしまうんだなあ。
どこまでも、世界の果てまで“受け”が関係の主導権を握って攻めを連れて行ってしまうのが怖い。
そんな“誘い受け”スキーには堪らない魅力が、そこかしこに散らばっていてとても美味しかった。

キャラ的には、不二彦@黒髪短髪一途なツンデレ~♪がお気に入り。
物語的には、殆ど喋らない癖に表情だけで場面を攫って行った“受け”が登場する文楽の話が好き。
が、何だかんだで蛸さん(or秋斉or夢二)の話はライフワーク的に今後も続けて欲しいなあ。

<作品データ>
・会田薫『螺旋の素描』(ふゅーじょんぷろだくとBabyコミックス)2009.6
螺旋の素描 (POE BACKS Babyコミックス)螺旋の素描 (POE BACKS Babyコミックス)
(2009/05/23)
会田 薫

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久我有加さんの女衒の話を読み返したくなった。
が、あれは…前編はパーフェクトに大好きなんだけど、その後の二人の関係に納得いかなかった。
久我さんといえば、去年の小説ディアプラスに掲載された時代物もかなり好きな感じだったのだが。
ただ、私は麻々原さんの挿絵はちょっと苦手なんだよなあ…いや、文庫化の噂自体聞かないけど。
[ 2009/08/08 21:15 ] comic BL | TB(1) | CM(0)
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la aqua vita 螺旋の素描
[2013/04/22 14:40] sac louis vuitton
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