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メランコリック・リビドー 

今はタイミング的に何を読んでも、高遠さん以上の“嵐”には出会えないだろうと思ってましたが…。
ちょ…ヤ…ヤバ…、私は砂原さん家の受けには総じて萌えがなかったのですが、今回は良かった!
“タッチ”型三角関係(一人は先立たれた近親者)というシチュエーションは、私の弱点の一つです。
しかも、職業的にはフォトグラファー攻めにも頗る弱く、要するに二方向から萌えが飛んできた為、
私の心臓を見事に打ち砕いてきました!悔しいことに(=嬉しいことに)、砂原さんでまた大号泣…。
今回も、某Nつめさんには“可愛い”BLに弱い自分をからかわれそうで、もう既に恥ずかしい(笑)。

それにしても、この三角関係は高遠さん家の高槻家の切なすぎるあの“顛末”が頭を過ぎります…。
人は誰しもどのような条件下でも幸福になる権利があるとして、ソレが生きている者の義務だとして、
じゃあ“幸福”という状態は、一体どの時間と空間の座標フィールドを示すのかというと答えは難しい。
人と人とが瞬間or運命的に交差しては離れ、あるいは並行状態だったり、不意打ちのロストもあり。
一瞬先を予測することが出来たとしても、回避できる運命もあれば不可避の場合もあるのが人生。
彼が“幸福”を志向していたとして、その状態が“幸福”か否か第三者が判断するのは甚だ困難で、
あるいはソレを読者が審判すること自体が、とても失礼っちゅーか“おこがましい”気もする訳でして。

という訳で、高槻家の“過去”エピソードは高遠さんの大ファンでも再読するのが辛い物語です。
今のところはこのブログでも感想はないんですが、いつも彼(ら)を救いたいという思いはあって…。
故に、今回の砂原さん家の日和佐×千夏史のエピソードは、一つの理想型として胸に響きました。
回想シーンにしか登場しえない由多夏は、どんなにセンセーショナルで魅力的なキャラだとしても、
二人のゴースト・スクリプトに過ぎなくて、生き残った者のエネルギーがあるから彼は蘇られる。
コレは我々が無意識に使えるささやかな“魔法”で、我々の脳内に棲むガベージ・コレクターが、
ちゃんと機能している限り、常にメモリーから引き出すことが可能で、ソレが我々の生きる糧になる。
生きていくための、前を向いて未来を志向して生きていくための人間の重要な機能です。

だから、千夏史が日和佐の心をかき乱したり苛立たせたりする限り、彼は日和佐の“特別”である。
その関係は由多夏と日和佐の相似では決してなく、その彼らの過去が現在の二人に関わるけれど、
その(由多夏の)“影”があるからこそ、二人の“絆”は一生モンの特別な恋愛関係になり得る筈だと、
私はそう信じたいな、と思って、そんなコトをつらつら考えていくうちに涙が止まらなくなっちゃった。
文字通りに由多夏の分まで引き受けて生きる覚悟があるように見える千夏史が可愛くて、愛しくて。
この物語は物理的には兎も角として、本質的な意味においては“攻め”不在の物語に見えました。
(注、ついでに高遠さん家の高槻家は物理的にも“攻め”不在のエピソードだったと思う次第ですが)
腹を括りきれず、ゴースト・スクリプトに飲み込まれそうな日和佐は、どうにも“攻め”には見えない。
三者三様に“受け”な3人による三角関係に見えて仕方なかった。

『センチメンタル~』はノスタルジー描写に見せ場があるものの、基本はおバカなBLだったのに…。
続編がこんなにシリアスで陰影の濃い物語でくるとは思いも寄らず…砂原さんに一本取られたわ!
というか、春巳がホントーにどうしようもないレベルでおバカなキャラクタだったんだな、と再認識。
いや、エロシーンは正直前回の方が萌えるんですけどね!←何気に、再読回数が多い作品デス。

<作品データ>
・砂原糖子『メランコリック・リビドー』(ヤマダサクラコ・画、幻冬舎ルチル文庫)2009.4
メランコリック・リビドー (幻冬舎ルチル文庫)メランコリック・リビドー (幻冬舎ルチル文庫)
(2009/04/15)
砂原 糖子

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ヤマダサクラコさんの挿絵が、可愛いなー。
久々に若いコが“受け”の物語を読んだ気がする(笑)。

<拍手お礼>
・entry1108(4件)に拍手ありがとうございます~♪
今回は、あんまり“読まれる”ことを意識していない呟きのようなエントリーで申し訳無いデス。
ちょっと途方にくれるくらい書きたいコトが多すぎて、結局でもアレでかなり文章削ったんです(笑)。
ひわまり(黄色)→スープ(金色)→日なたとかさ…。
卵を割るシーンとか、ネクタイはずすシーンとか、過去の高遠作品との比較をしたかったんだけど、
本当に挙げ出したらキリが無くて…。
某Aさんにメールで語りましたが、私が美味しいと感じる小説の要素が全て詰まった作品でした。
こんな気持ち悪いファンの文章を読んでくれて、本当にありがとうございます。
[ 2009/04/27 00:17 ] novel BL | TB(1) | CM(0)
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la aqua vita メランコリック・リビドー
[2013/04/22 13:29] sac louis vuitton
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