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セントエルモスファイア 

何となくヤクザBLの作家というイメージだったので、今まで全く読んでいなかった花郎藤子さん。
今回は円陣闇丸さんのイラストに心惹かれて購入に踏み切ったのですが、コレが大当たりでした♪
てか、すんごい面白かった!目下、著者の既刊を全て読み(買い)漁りたい衝動と戦っています。
大人しくジッと我慢で待っていたら、他の品切れ重版未定本も新装版が発売されたりするのかな?
いや本当に、何で今まで手を出さなかったんだろう…。

※今回はネタバレの可能性がいつも以上に高いので、未読の方は続き以下は読まないで下さい。

<作品データ>
・花郎藤子『セントエルモスファイア』(円陣闇丸・画、アスキー・メディアワークスB-PRINCE文庫)2009.3
セントエルモスファイア (B‐PRINCE文庫)セントエルモスファイア (B‐PRINCE文庫)
(2009/03/07)
花郎 藤子

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<拍手お礼>
・entry1062、1066に拍手ありがとうございます~♪

>『モルグの番人』に拍手くださったMさん
本当に、パッションとしか言いようがないアツイ作品でしたよね(笑)。
読むのは辛いんだけど…私のような“古い”人間には馴染まない強烈な文体だったので…。
J庭は、私は今回は泣く泣く不参加なのです~、今のままだと夏祭りもオリジュネは厳しそう。
秋庭は何が何でも参加したいんだけど…天候が不順みたいですが、楽しんできて下さい~。
私も、ビックサイトの庭体感したいっ!せめて、祝日日程ならスケジュール取れるんだけどなあ。

>『ACID TOWN』に拍手くださったNさん
あ、リンクはこんな拙ブログでよければどうぞよしなに。
私もこのシリーズは好きな感じで、何だかんだ言って雑誌で追っかけるくらいにはお気に入りです。
でも、「クラフト」も大概だけど、バーズ系も未完のシリーズが多すぎてイマイチ信頼してないの。
てか、この作品に限って言えば「ルチル」じゃなくて本家の「バーズ」の方がしっくりきます(笑)。
「ルチル」と「バーズ」双方で掲載している(元)BL作家さんも結構いらっしゃるし~。
まあ、無事に連載が満了してくれるなら文句はありませんよ、私もね!



この作品は、換言すると心理サスペンスがとある事情で無効化されていくまでを追った物語。
ボーイズラブというジャンルのお約束である“セックス”描写を境に、二人の関係はガラっと変わる。
皮肉な話だが、セックスの介在で河村と不動の関係はロマンスへの道を完全に絶たれてしまう。
いや、元々肉体関係の有無に関わらず、二人が“恋愛”に到る確率は極端に低かったのだが…。
後述する私的見解を考慮に入れれば、殆どゼロ…河村の心はで、不動がどんなに尽くしても、
その根幹は変わらない…なのに、河村に恋焦がれて人としての道を踏み外す行動に出る不動。
事件をダシにMっ気属性のある彼のは掌握できたものの、河村のは頑なに空っぽのまま。
結局、観念した不動が河村の“帰る場所”@セントエルモスファイア婿入りを決断する顛末。

まさか、このテイストがBLで読めるとは思っていなかった。
私の過去の読書体験に絡めると、岩館真理子さんの『キララのキ』や山岸涼子さんの作品群、
あるいは今市子さんの『百鬼夜行抄』、「英国妖異譚」シリーズの『アンギヌムの壷』を思い出す。
解釈によっては後味の悪い結末で、陰性というか女性性の強い、閉塞的で禁忌的で歪な設定。
この作品の根幹は“赤い”境界線を越えた先にある屋敷(館)にあり、そこに棲まう一族にある。
彼らは“人間”を装った何か(非人間)である…あるいは元々は人間の一族だったかもしれない。
が、一族の“繁栄”と引き換えに魔性の何か(水棲の妖?)と取引(融合)した者達の末裔の筈。
だから、人間達の“現代”社会に適応できずに取り残され、人間的なモラルにも頓着しないのだ。

それでも、物語序~中盤では“人間”でありたいと望んでいた河村は境界線上で惑っていた。
元々、“男性”とは相性の悪い棲家なので、過去の男達もそこから逃れようと必死だったようだ。
が、“女性”にとっては、少なくとも作中に登場する女性にとっては、ソレほど悪い場所ではない。
むしろ、安住の地となりうる何かがあるようにも見えるが、男性とは折り合いの悪い陰気の場。
が、不動によって“受け”として馴らされることで、心身のジェンダーバランスを崩された河村は、
もしかしたら、逆にその所為で忌まわしい生家を自身のゴールと定めるようになったのかも…。

↑は、全文私の“深読み”@妄想であり、作中ではこの辺りは明確ではない。
結局、事件は社会的に事なきを得、河村も不動も深生子もその“罪”の意識は恐ろしく希薄だ。
あれほど事件にこだわっていた鳴島刑事もあっさり退散し、屋敷の火事はボヤ程度で済んだ。
この“家”と“家人”は魔性の何かで護られている上に、彼らに仇為す者には天罰が下る模様…。
想像力に乏しい私では、オカルト(ホラー)ファンタジーという文脈で判断するしか無かった。
BLなんだけど、異類婚姻譚の亜種だと強く感じたのだ。

それにしても、近い将来に深生子は誰かの子供を身ごもりそうな気がするな~。

セントエルモの火

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↑『キララのキ』だけリンク張っときます~♪
ミステリ的なオチがモロに私好みなんですが、この纏わりつく“空気”が苦手な少女漫画でしたー。
名作だとは、思う。
[ 2009/03/07 23:38 ] novel BL | TB(1) | CM(2)
こんばんは!nさん。
コメントまでありがとうございます~。
ステキな書評サイトさまもご紹介して下さって、嬉しかったです。
『恐怖の男たち』は同人誌と商業作品で、随分改稿されちゃっているみたいですねー。
どっちも壮絶そうなので、読んでみたいな~。
拍手お礼は、今日の記事がモブログだったので後日改めてさせて下さい。
ではでは!
[ 2009/03/09 21:23 ] tatsuki [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2009/03/08 23:34 ] [ 編集 ]
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la aqua vita セントエルモスファイア
[2013/04/22 13:51] sac louis vuitton
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