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虜囚 プリズナー 

久々に、正統派の華藤えれなさんを楽しめました~♪
濃厚で芳醇な香りと味を楽しめるコクのあるコーヒーのようなテイストを、作品の随所に感じました。
サウダージ』程では無いにせよ、密着度の高い二人のノスタルジックなダンスシーンも見どころ。

大人しそうな顔をしていても、ラテン系の官能的で煽情的な側面を内に秘めている主人公の琉加。
普段はその本性を隠して気丈なツンデレを気取っているので、そのギャップに大変萌えましたヨ!
対する攻めの航太は、華藤さんの作品にしては珍しく比較的真っ当な男振りの良い二枚目キャラ。
と言っても、琉加に再会した途端に「己の原液をぶちまけたい衝動にも駆れらたりしているので、
世間一般的にはアッチ系の住人なんでしょうけど…あくまで、華藤さん家の中では割とまともな方。
多感な少年期に天然ドS天使に魅せられ、己の人格を完全に歪められてしまった冴木に比べると、
後に残酷な別れが訪れるにしても、航太には琉加との甘い記憶が残っているから遥かにマシ(笑)。
その微かだけど確かな“幸福”な過去があるから、二人は絶望せずにいつかを夢見て現在に至る。

バイオレンスでデッド・オア・アライブな展開だけど、ベースはロマンチックな再会譚なんですよね。
濃密な“ダンス”と甘いラテン系ムード音楽に乗せて、二人の過去と現在と夢と現実が交錯してゆく。
華藤えれなさんの独壇場です(笑)。

とはいえ、今回はこのメインの二人よりも敵役の染井さんのキャラが立ちすぎだったような?
感想を書きそびれてしまった『イノセント・ブラッド』の時も感じたのですけど、脇役が魅力的過ぎる!
彼はドSでドMでツンデレで、精神的な受け指数の高さが明らかに琉加を凌いで頂点極めています。
確かに琉加も航太も運命に翻弄された不幸な設定なんだけど、彼の存在の前では霞むんだよね。
ほぼ最初と最後にしか登場しないキャラなのに、明らかに一番美味しいところをかっ攫ってる(笑)。
いや、お気に入りなんだけど…藤原伊織さんの某テロリスト並に病んでて大好きなタイプだけどさ。

それにしても、子供の一生を左右する母親の行動は考えさせられました…。
母親が子供を“選ぶ”辛いエピソードは、エィミ・タンの『ジョイ・ラック・クラブ』にも確かあった筈。
極限状況下で自分が何を選べるかと問われても、結局はその時になってみないと分からない。
むしろ、そんな極限状況が起こらない“平和”な社会を築くことに腐心すべきなんでしょうけどね。

<作品データ>
・華藤えれな『虜囚 プリズナー』(あじみね朔生・画、大洋図書シャイノベルス)2009.3
虜囚 プリズナー (SHYノベルス)虜囚 プリズナー (SHYノベルス)
(2009/02/27)
華藤 えれな

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華藤さんの小説は、シリアスなのに何故か笑いのツボが刺激されるのも魅力の一つデス。
私はこの大仰で、繊細で、大真面目なのかギャグなのか分からないメロドラマがたまらなく好き♪
私のエンドルフィンがいっぱい出てきて、変なドラッグキメたみたいに気持ちよくなっちゃうんだな。
次はBBN(4月?)の和モノBLかなー?コチラもとっても楽しみです。
[ 2009/03/01 21:33 ] novel BL | TB(1) | CM(0)
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la aqua vita 虜囚 プリズナー
[2013/04/22 16:22] sac louis vuitton
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