スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

マキァヴェリ 

神聖ローマの次は“チビタリア”編をばと思い、メモ帳片手に読了。
加えて、惣領冬実さんのコミック『チェーザレ』の背景の多少の手引きになればとも思っています。
が、実は昨日から私の身にとある不測の事態が生じた為、皮算用的な予定がずれ込んでしまった。
今も継続中で“痛み止め”生活中なので、全くモノを考えることが出来なくなってしまったのです…。
正直、この当時のイタリア史は複雑に目まぐるしすぎて、備忘メモにまとめるのも厳しい感じデス。
今日の友は明日の敵的な、目先のコトしか考えていない日和見的で八方美人なチビタリア君。
(注、チェーザレは目標最短コースを巡る為に、一時的な“友”をサクサクと切り捨てている印象)
そりゃあ、マキャヴェリさんの宿願である中央集権国家の夢も遠のくっつーハナシですわ(笑)。
チェーザレのパパ辺りから如何わしかった教皇制度が、後の宗教戦争に繋がっていくのですが、
ボルジア家やメディチ家と距離を置いていた彼が、新旧両派の批判の矢面に立たされていくのも、
“歴史”の皮肉だなあ。

<作品データ>
・家田義隆『マキァヴェリ』(中公新書866)1988.1
マキァヴェリ―誤解された人と思想 (中公新書)


ルネサンス(14C前半~)
 ・伊で自生的に起こってきた現象 cf.中央集権化by英仏、宗教改革by独
 ・リナシタ(再生・復興)<伊語>→ルネサンス<仏語>→欧全域に拡大(18C)
 ※ヤコプ・ブルクハルト(19Cスイスの歴史家)『イタリア・ルネサンスの文化』
  1)人間と世界の発見の時代
  2)作為(計算され、考えられた作りものとしての国家、ゲームとして考えられた戦争)の時代
  3)現実主義と個人主義の時代
  4)無道徳と無関心を基調とする時代
  ↑近代的すぎる見地
 ∴ルネサンス@中世とルネサンスの二重or共存時代
 ・人文学@人間を完成し、飾り上げるものbyボッカッチョ『デカメロン』
  →人間の醜悪さ(俗物性)を知ったうえで、陶冶する⇒人間の力の肯定

「われわれの自由な意欲は失われてはならない。運命が人間の行動の半分を思いのままに決めるとしても、半分か半分近くは、われわれ人間自身の判断に残されているとするのが真実であると思う」

byマキャヴェリ(P9)
 ・ボローニア大学実用的な社会の必要から創設
  例)役人、行政官、法律顧問、外交官、公証人、教師など…⇔聖職者
 ・傭兵制(伊@14C~)
  →傭兵隊長(私兵をかかえた戦争請負師)との契約による戦争
  ∴戦争@ゲームor牽制⇒勢力均衡
  ⇔貴族が本来の役割を失う⇒都市に移住⇒平民に同化⇒市民化
 ・科学的方法~現にあること=現に生きている人間を命題⇒帰納⇒結論

フィレンツェ
 ・12C初頭 マティルダ伯夫人の所有する封建所領の一つ
  ※総代(レットーリ)~町内会から選出され、市の代表として領主や司教代理との交渉に当たる
 ・12C中頃 コムーネ(自治都市)←暴力?交渉?皇帝からの特許?
  ※コンソレ会~フィレンツェ在住の有力貴族たちの中で、血縁、地縁、仲間を核にする党派
    ⇒政治機関⇒権威
 ・12C末 近隣(コンタード)への勢力拡大by戦争を推進⇔フィレンツェにコンタードの騎士流入
  ∴コンタードの封建領主層+従来のフィレンツェ都市貴族by姻戚関係、配下、同盟など
   ⇒仲間(13C半ば)<武力>
  ⇔富裕平民層(十字軍による東方世界との交易で富を蓄積)の公共活動<財力>
  ※市長官制度(ポデスタ制)
   1)ポデスタ~法律を修めた者、貴族出身の外国人(中立)、任期一年(後、半年)
     ⇒外国との条約締結、司法権の行使、軍事最高司令官
   2)評議会
    a.グェルフィ派(教皇派)
    b.ギベッリーニ派(皇帝派)
    *“教皇”も“皇帝”も錦の御旗に過ぎない
 ・1250 プリーモ・ポーポロ(第一次民衆政)~グェルフィ体制
  ※上層平民の政治参加~カリマール組合(遠隔地商業で莫大な利益)に属する大商人が中心
   1)長老委員(アンツィアーニ)長老会議
   2)平民長官(カピターノ・デル・ポーポロ)~貴族出身の外国人、グェルフィ党員
    →司法の仕事、市民軍(ゴンファローネ@各区の組合代表+コンタード)司令官
 ・フィオリーノ金貨鋳造⇒コムーネ政治安定⇒近隣のギベッリーニ派都市との戦争突入
 ・1260.9 モンタペルティの戦い→ギベッリーニ派政権へ→グェルフィ狩り→反ギベッリーニ派増
   →亡命グェルフィ+教皇~シャルル・ダンジュ(仏王ルイ9世の弟)をかつぎだす
   →ギベッリーニ派敗北
  ※フィレンツェの商工業発展→七大組合(アルテ・マッジョーレ)の政治的役割が決定的に
 ・1282 プリオーリ制(主席制度)orシニョリーア制
   →3人(後、6人)のプリオーリ~三権(立法権、条約布告、裁判権)←絶大な権力
   ⇒ポテンテス(権門)orマニャーティ(御大家)@寡頭的、専横的⇒<権力の腐敗>
 ・1293.1.18 第二次民衆政byジャーノ・デッラ・ベッラ「正義の規定」
   1)「正義の旗手」(ゴンファロニエーレ・ディ・ジュスティーティア)
   2)貴族(nobile)マニャーティ(御大家)グランディ(勢家)政治からの排除
   3)9つの中組合もプリオーリ体制に参加可能に
   ◎グェルフィ
    A)黒党(ネリ)~ヴァロワ家シャルル、ドナティ(古い貴族)一門
     a.ナテスキ家~貴族
     b.トシンギ家~富裕な市民
    B)白党(ビアンキ)~ダンテ、チェリキ(銀行家)一門
 ※フィレンツェの諸産業は繁栄の頂点→毛織物組合(アルテ・デッラ・ラーナ)
   →ギベッリーニ派諸都市と戦争→敗北
   →カラブリア公シャルルに独裁権(10年間)~くじ引きによるプリオーリ選出の弊害、無策
   ⇒コムーネを独裁制に導く
 ・1339 百年戦争勃発
  ※百年戦争+オスマントルコの小アジア、バルカン半島侵入⇒商業路妨げられる⇒経済悪化
 ・1342 独裁者アテネ公グァルティエーロ・ディ・ブリエンネ出現→内戦
 ・1343.6 ↑放逐⇒貴族、社会的に消滅…平民化、名前変更
 ・1348 ペスト⇒経済麻痺
 ・14C 戦争@傭兵制のための莫大な公債発行→富裕層流出
 ・1375 八聖人戦争~教皇庁+大商人層VS.中流商人層、メディチ家リッチ家
   →小組合(アルティ・ミノーリ)煽動byリッチ家→略奪暴動
 ・1378 「チョンピの乱」(最下層階級)
  ※メディチ家サルヴェストロ@「正義の旗手」
  ※勢力拡大by征服~アレッツオ(1384)、モンテプルチアーノ(1390)、ピサ(1406)、コルトート(1414)
   ⇒ルッカ失敗(1429)
  ※コジモ・デ・メディチVS.アルゼッツィ派
    ・財産没収&追放政策
    ・ポデスタ@司法権のみ、名誉職化⇒プリオーリ@メディチ家の傀儡
    ・寡頭体制の強化
 ・1469 大ロレンツィオ~無冠の君主
   ※パッツィ事件~VS.パッツィ家+教皇庁+ナポリ王国
 ・1480 七十人評議会創設

ヒューマニズム運動
 ・ストゥーディア・フマニターティス(人文学研究)~ウマニスタ
 ※市民的ヒューマニズム(シヴィック・ヒューマニズム)@フィレンツェ
   ⇒共和制○⇔専制君主制×
   ∴学問=実践=生き方
   例)クリソロラス(1394)⇒ギリシア熱⇒自然学
   ⇒メディチ家台頭で変質⇒マルスィリオ・フィチーノ@ネオプラトニズム

パッツィ事件(1478.4.26~)
 ○メディチ家~ロレンツォ&ジュリアーノ
   ↑暗殺・陰謀⇒失敗!
 1)パッツィ家~名門、特権
 2)教皇シス十四世~領土、司教叙任問題
 3)ナポリ王フェルランテ
 <背景>
  1)コジモの安定化→腐敗(⇔共和国)
  2)メディチ家@大衆派VS.フィレンツェの御大家
 <結果>
  1)パッツィ家消滅
  2)大ロレンツォ@無冠の君主(1480、ナポリ単独行)

サボナローラ
 ・1494 シャルル八世来伊→メディチ家、フィレンツェから追放
     ⇒サボナローラ(ドミニコ会修道士)のフィレンツェ支配
 ・集団ヒステリー?ウマニスタも魅了
 ・政治改革@大評議会(約3000名)~<全市民的な>共和政体(チョンピ層は排除)
 ・「虚栄の焼却」(1497.2)~焚書
 ⇒教皇アレッサンドロ六世、サボナローラを破門
 ⇒聖務停止~キリスト教世界ですべての法的保護を失う
 ∴予言者…武器なき予言者は自分を守れないbyマキァヴェリ
 ・1498.5.28 シニョリーア広場で処刑される

□カテリーナ・スフォルツァ~ジロラモ・リアーリオ伯の妻←チェーザレ進軍
 ※民衆を敵にまわしたツケ

チェーザレ・ボルジア
 ・教皇領にボルジア王国?~伊統一の救世主?
  ※伊@自力収拾不可能~勢力均衡or弱体な世界
 ・1500.11.11 グラナダ協定(仏-西秘密協定)~ナポリ分割
 ・1501.6 教皇アレッサンドロ六世(チェーザレの父)↑正当化
 ・1501.10.9 マジョーネ同盟⇒チェーザレ、ロマーニア討伐
  ※ロマーニア教皇領だが、アビニョン捕囚以来半独立領域ロマニョール
  1)教皇アレッサンドロ六世~資金(“権威”の売買)
  2)ルイ12世~軍事(⇔“離婚”&ジョルジュ・ダンヴォワーズ@“枢機卿”by教皇)
   …+ミラノ継承権⇔ジョヴァンニ・スフォルツァ(ルクレツィアの2番目の夫)暗殺
   ∴1499.9 仏軍+ヴェネツィア軍~北伊侵入⇒ミラノ城入城
  3)妹ルクレツィアを利用した巧妙な婚姻政策
   →対ヴェネツィア~フェラーラのエステ家アルフォンソと結婚(3番目)
 ・1502.10.5 シニガッリア事件~チェーザレの魔力の虜
   ※力&策謀(ヴァルトゥー)=権謀術数は必要悪⇒中央集権化byマキァヴェリ
 ・シエーナ~仏VS.チェーザレ(⇒西)
 ・1503.4 チェリニョーラの戦い~西(コンサルボ=デ=コルド)VS.仏
 ・1503.8 ボルジア親子マラリアで壊滅

□マキザヴェリにとって伊統一のモデル
 Ⅰ.フランス王国
  ・中央集権
  ・制度&法律整備~高等法院
  ・傭兵制の弊害~歩兵と騎兵の連携不可能⇔民兵制@コンタード徴兵で矛盾&“幻想”
 Ⅱ.神聖ローマ帝国(マクシミリアン一世)~領邦制@無力、分裂、対立

∴中央集権国家~法+軍隊
 Ⅰ.共和国by『ディスコルシ』
 Ⅱ.君主国by『君主論』
  A.世襲
  B.新君主
   a)自身の軍隊+能力~例)モーセ、キュロス、ロムルス、テセウスほか
   b)他人の軍隊+幸運(フォルトゥナ)~例)メディチ家
 ※マキァヴェリズム~ライオン(力)+狐(罠)を肯定
 ※理想~君主制(執政官)貴族制(元老院)民衆制(護民官)
     ↑チェックアンドバランス、公共善、自由~市民的ヒューマニズム、共和政@フィレンツェ
[ 2009/02/16 05:56 ] non-fiction | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する
*profile

tatsuki

Author:tatsuki
気になる方は、こちらをどうぞ。
アサッテなBLが好きです♪
アンケート回答募集中!!

*calendar
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
*category
*counter
現在の閲覧者数:
*blog-people

読書メーター
*page ranking*


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。