スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

白川静 

読む分には、骨のある満足感を十二分に味わえる教養新書でした♪
が、今回今までで一番メモが辛かった…何が辛いって、漢字変換の出来なささが半端なくてね。
オンライン辞書の検索回数も過去最高だったと思いますが、それでも変換できない文字がちらほら。
機種依存文字だらけで、文字化けだらけで、PC上にメモを起こすのが正直イヤになりましたヨ…。
まあ、大好きな松岡正剛さんだったので頑張りました!他の作品だったら、完全に諦めています。

漢字で哲学していた白川静さん。
そのロジカルな一貫した姿勢が、カッコ良かったです。
目下、『万葉集』関連の概論書が読みたいな(私の蔵書にも多少あったような、無かったような)。

<作品データ>
・松岡正剛『白川静』(平凡社新書440)2008.11
白川静 漢字の世界観 (平凡社新書)白川静 漢字の世界観 (平凡社新書)
(2008/11/15)
松岡 正剛

商品詳細を見る


<拍手お礼>
・entry1041に拍手ありがとうございました~♪
>いつも~さん
毎度、コメントありがとうございます。
ユギさんの作品は、心配しなくとも何処かが拾うと楽観視しているのですよね、実は。
少女漫画誌にこだわらず、青年誌まで拡げれば、十分に受け皿はありそうな気がします。
私もコミック読みたいです。

↓は、いつもの備忘メモ
今回は本の記述と順番を入れ替えまくった、我流オレサマ編集メモです。
ほぼ、松岡さんの記述の原型を留めていない…。




□白川静
 ・巨知、難解、深甚
 ・「東洋学≒日本学」
 ・ジェームズ・フレーザー『金枝篇』の東洋版
 ・東洋の解明~「漢字のコスモロジー」&「文字の生態圏の研究」
 ・東洋型エンサイクロメディア(媒介者)
 ・辞書編集者(レキシコグラファー
  1)『字統』~文字の字源を理解するための字書
  2)『字訓』~国語の字書、和訓、国訓
  3)『字通』~総合的な辞書、熟語(連語)
  ※「漢字は国字である」⇒音訓で読むから
   ・「国字」@「国家を形成する言語社会で伝統的に通用している文字」
 ・「狂字論」―「真字論」―「遊字論」―「道字論」

「遊ぶものは神である。神のみが、遊ぶことができた」


 

「遊とは動くことである。常には動かざるものが動くときに、はじめて遊は意味的な行為となる。動かざるものは神である。神るというように、神は常には隠れたるものである。それは尋ねることによって、はじめて所在の知られるものであった」(P193)


 ※影向→「出遊」@彷徨する神⇔一神教の神or汎神教的な神(ex.ユダヤ・キリスト教)

リテラル・コミュニケーション
 1)オラリティ(音声言語性)
 2)リテラシー(記述言語性)
 ※「声」=「文字」=「意味」=「世界」
 ⇔当時の社会の言葉を喚起させ、意味を再生させ、世界を実感させる最初の「力」が忘却

□文字
 1)ことばを可視的状態におく
 2)時間的にも場所的にも普遍性を与える
 ・文字@定住的⇔アート@遊牧的
 ※文字の起源⇔文字の文化⇔言語の文化⇔観念の文化

※甲骨文・金文・漢字@“東洋の観念と精神の種族”

□甲骨文~卜辞のための神聖文字
 ・亀の甲羅(腹甲)や牛や鹿などの獣骨に刻んだ線条文
 ・貞卜~何かを「貞う」て、「卜う」
 ・「貞辞」by「貞人」@神聖文字集団→「占辞」(ヨウ辞)→「験辞」
 ∴「卜辞」by朱色(大字)、褐色(一般)
  →(硫化水銀系の「丹」)~聖化の方法@悪霊を祓い、時を永遠化する呪術性
 ※「意味のある痕跡」⇒「言霊のしくみ」⇒社会規範

□「金文
 ・青銅器に鋳造された文字
 ・「波磔体」→「玉チョ体」
 ・図象記号
 cf.饕餮文~「虎の変形」→山川の呪鎮として睨みをきかすby白川

⇒※篆書体統一⇔焚書(by秦の始皇帝←李斯)~古代文字文化断絶

□漢字
 ・「真名」⇔「仮名」、「片仮名」
 ・ピクトグラム@“原始文字”⇒甲骨文字(甲骨文)⇒漢字
 ・表意文字@世界の模型by杉浦康平(グラフィックデザイナー)
 ※「文字が生まれる以前の悠遠なことばの時代の記憶」by白川
  ⇒文字は言葉を記憶し、漢字はそれを体現している
  ⇒「時空の方舟」~古代の呼吸、観念、一挙手一投足
 ※“漢字の体系”by許慎『説文解字』~B.C.1c(後漢時代)⇒白川静
  ・字形学
  ・六書の法~「象形・指事・会意・形声・仮借・転注」
  ・甲骨文or金文は未知
  ・字源解釈型レキシコグラファー→「文字のコスモロジー」
 ※「融即の原理」by白川
  ・文字と名辞と事物と行為をつなげる方法
  ⇒世界が開示されたby松岡(P98)
 ※「秩序の原理」@古代共同体(社会)がつくりだした秩序
 ・「反切」(6C~)⇒「万葉仮名」⇒和漢混淆、借音、借訓@「和化漢文」
  ⇒「デュアル・スタンダードの成功」by松岡
  ⇒和歌@「言語思惟的で、同時に文字表現的だった」by白川

巫祝王by白川
 ・「断代」の研究by董作賓
  1)「雄偉の甲骨文」
  2)「謹飭の甲骨文」
  3)「頽靡の甲骨文」
  4)「勁峭の甲骨文」
  5)「厳正の甲骨文」…→「金文」
 ・古代中国~多様的で並列的、多層的で重層的
 ∴中国の神話は組織性をもたない⇔文字が組織性をもつ
 ⇒絶対王or巫祝王の君臨&競争&交替

「文字の体系の発生には絶対的な権力をもつ王が必要である」(P75)


 ・三皇五帝
  1)三皇~伏羲、神農、女媧
  2)五帝@「黄帝・顓頊・帝嚳・堯・舜」ot「太昊・炎帝・黄帝・堯・舜」
 ・「兎」@「漁婦」or「偏枯の神」⇒「兎歩」⇒「反閇」by田楽&申楽
 ・三段階(三部曲)@「古国→方国→帝国」by蘇秉キ~現代中国の考古学者

「呪能」by白川
 ・文字がもつ本来の「力」=人間が文字にこめた原初のはたらき
 ・類感性に富むby松岡
 ・表意文字(甲骨文、金文、漢字)~一字でその呪能のおよぶ範囲感染力をあらわしえるby白川

□漢字マザー
 ●サイ「口」言霊の入れもの、、「文字の分母」
 ・「載書」~古代の神聖な文書
 ・「話言」~戒めとなるよい言葉…「話」@呪詛
 ・客神マレビトby折口信夫=ストレンジャー
 ・「理」=「言割り」(事割り)
 ・「友」~誓いをたてるために双方の手をおく→同族の兄弟の友誼
 ・「尋」~神に所在を問う姿
 ・宰割~神への犠牲を殺す、犠牲を割く人
 ex.「言」「語」「話」「告」「吾」「占」「吉」「古」「召」「招」「各」「客」「若」「史」「右」「誤」「呉」「娯」「舎」「害」「割」

さまざまな文字のアソシエーション(連携、連想)を通して「世界の普遍化」と「世界の特殊化」とが連動して解読できる(P58)


 ●「工」~神を呼ぶ呪能をもった道具
 ex.「左」「巫」(@巫覡)「祈」「祝」(@絶対王、帝王、巫祝王、祭主)
 ●「阜」~神の陟降する階段
 ex.「限」「陵」→「宮」「杜」「土」
 ○「方」~外方、辺境→世界の内外を分かつ
 ・「辺=邉」
 ・「塞」~道祖神@三叉路のヘカテー(by古代ギリシア)、猿田彦or橋姫(by古代中世日本)
 ・「京」「高」
 ・「道」「游」「遊」@出遊~未知なる先方に向かっていく姿
  →「術」=「行」(十字路をともなう道の形)+「朮」(呪霊をもつ動物の形)
 ○「文」~文身(入れ墨)
 ・「彦」「顏」「産」
 ●「人」~「光」「先」「兄」「元」「介」「企」(→「止」)「係」「仲」「保」

「興」~発想の手段、メタファー、地霊をよびおこす、“記憶”を再生する方法
 ※『詩経』…cf.紀貫之『古今集』仮名序
 <六義
 1)「風」~諸国の風俗を謡った民謡
 2)「雅」~西周の貴族社会を謡った詩(小雅&大雅)
 3)「頌」~周王朝と春秋期の魯と宋の廟歌(祭祀に用いた歌)
 4)「賦」―「かぞへ歌」
 5)「比」―「なずらへ歌」
 6)「興」―「たとへ歌」
 ・共同社会における祭礼のときの舞踏歌
  byマルセル・グラネー『支那古代の祭礼と歌論』(内田智雄・訳、弘文堂書店)1938
 ・「気分象徴」の重要性by松本雅明『詩経諸篇の成立に関する研究』(東洋文庫)
 ※かなり本質的な呪的な性格をもっている方法
 ※共同体の成立や予祝を謡うという方法がひそんでいる
 祭祀(信仰、畏怖、罰則、儀式)⇒習俗(結髪、文身、氏族、家族)⇒歌謡
 ex.「水占」「柴刈り行事」
 cf.「ブリコラージュ」(byレヴィ=ストロース)@“修繕”

□民俗学~「文化の伝承のありかた」
 ・「常民」@柳田⇔「遊民」@折口
 ※『万葉集』古代共同体の祭祀や秘密にかかわる強力な呪能⇒「呪能の発揚」
 ・西村真次『万葉集の文化史的研究』(東京堂書店)1927
  Ⅴ.「土俗的考察」
   1)「呪的習俗」~雨乞(あまごい)、草結(くさむすび)、飯盛(いいもり)、袖振(そでふり)、共触(むたふれ)、萱草(わすれぐさ)、衣手翻(ころもでがえし)、挿頭(かざし)、鬘(かずら)、不掃除、白銅鏡(まそかがみ)、盟誓(うけい)、言挙(ことあげ)、寿言(よごと)、逆言(およずれ)
   2)「禁忌的習俗」~下紐(したひも)、神木(かみき)、シメ(標)、言の禁(ことのいみ)
   3)「正占と雑占」~鹿卜(かぼく)、亀卜(きぼく)、足占(あうら)、琴占(ことうら)、夕占(ゆうけ)、石占、水占(みなうら)、夢占、山菅占(やますげうら)、苗占(なえうら)
 ・枕詞、序詞、縁語@興的編集術
 ・「万葉仮名」@一字一音→和漢混淆
 ・冬至と王権交代の密接な関係by松岡
  cf.「招魂続魄」by中国~「鬼を尚ぶ」by殷社会⇒周
   1)「魂」~スピリットが浮遊している状態、動、陽気
   2)「魄」~スピリットが離れてしまっている、静、陰気
   ・「云」~雲のような浮遊する状態
   ・「白」~白骨化されたされこうべ
 ※『古事記』古言古事を物語化
   ・「鬼」~人のスピリットの動向を何かに変える畏忌をもった媒介物

「狂」…「王」「止」「聖」
 1)自己貫徹的な誠実さ
 2)自己投機的な誠実さ
  

「狂気とは、神の並みはずれた理性と比較した場合の、人間固有の尺度である」(P188)


  byミシェル・フーコー『狂気の歴史』
 ・孔子~「巻懐」、「狂簡」by白川
 
[ 2009/02/04 23:16 ] non-fiction | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する
*profile

tatsuki

Author:tatsuki
気になる方は、こちらをどうぞ。
アサッテなBLが好きです♪
アンケート回答募集中!!

*calendar
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
*category
*counter
現在の閲覧者数:
*blog-people

読書メーター
*page ranking*


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。