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多神教と一神教 

どちらかというと軽口のエッセイよりの新書だったので、メモを残すつもりは無かったのですが…。
久しぶりに「英国妖異譚シリーズ」に対する萌え(?)が再燃し、アシュレイの領域に近づきたくて、
予定変更でメモをとってみました。

実際は先月半ば頃に読了しています…多分…。

女神信仰関連の私の手持ちの唯一の入門書なんですが、のだださんの領域にも通じるモノが…。
キリスト教が同性愛を禁じたのは、同性愛というより快楽的で堕落した性衝動を封じたかったぽい。
確かに、当時流行していた各種密儀宗教は、イニシエーションの儀式等が本当にいかがわしそう。
入信者を男性に制限したが為に普遍宗教になれなかった当時大人気のミトラス教とか、もうね…。
絶対、お前ら何かいかがわしいことしてただろっ!って、腐の視点で妄想しちゃう世界なんだよね。
最近、ヘタリア読んで歴史の妄想力が増幅しているので、余計にニヤニヤしながら読んじゃった♪
ちなみに、内容は著者の理論は納得できるのですが、ちょっと資料が少なすぎるかなと思いました。
古代史ネタなので、これが現状の限界なんでしょうが。

読み物としては、非常に楽しかったです。

<作品データ>
・本村凌二『多神教と一神教―古代地中海世界の宗教ドラマ』(岩波新書、赤967)2005.9
多神教と一神教―古代地中海世界の宗教ドラマ (岩波新書)多神教と一神教―古代地中海世界の宗教ドラマ (岩波新書)
(2005/09)
本村 凌二

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<拍手お礼>
・entry822、967、990(3件)、991、992(2件)に拍手ありがとうございます。
久しぶりに拍手コメントも頂けたのに、レスポンスが遅くなってしまってゴメンなさい…。

>990のIさん
いえいえ、コメント頂けるのでとても嬉しいので名無しさんでも無問題ですよ!
「BANANA FISH」はこの作品が大好きだと白状すると、必ず相手側からやおい解釈されるのが、
すごく微妙な気分になるんですよ、やおいもBLも大好きだけど、この作品は違うと思っているので。
それは、幻水好きをカムアウトした時に「あー、あの女性向けRPGね」って反応される時も同じで、
私が腐女子の側面の強い人間であることは認めるけれど、腐心とは別の部分で愛してる作品を、
勝手に再解釈されるとモニョっとした気持ちになるのです…。
しかも、多分相手側には悪気が無い訳で…じゃあ、どう違うのかと言えば、やっぱり説明しづらい。
私もJUNEって感覚も薄く、吉田秋生さんの作品なら『カリフォルニア物語』の方がソレっぽい印象。
あるいは、女子の話だけど『櫻の園』の方が男子が主題じゃないのにJUNEっぽいと感じました。
秋里和国さんの『TOMOI』もですけど、少女漫画の枠にはめても何処かしっくりこないんですよね。
…本当、難問です(笑)。
それにしても、読む作品がしょっちゅう被ってますねー、同士がいて嬉しいです~♪

>992のAさん
例のアレ、私が愛して止まない梁山泊ゲームですよ(笑)。
だけど、私はこのシリーズを愛しすぎちゃっているので、モニターとしてはかなり役立たずかと…。
ブログでプレイ日記を書ければと思っていますが、ハマり過ぎると寝食忘れるほどの人間なので、
不在が長引けば廃ゲー仕様なんだな、と受け止めていただければ幸いです(笑)。
木曜日までに、しっかり風邪を治したいです。

↓いつもの、備忘メモ。



□『ギルガメシュ叙事詩』(B.C.2000~1600)
 ・ウトナピシュテム~最高賢者(アトラ・ハシース)、不死の特権を得る
 ・畏怖→自然の天変地異、人間の死
 ・「神」≒「幽霊」~絶大なる権力者、畏れ多い存在、威厳あふれる超越者
 ・―光源(眩惑+畏怖)―メランム―「存在」←保護、恩恵、慈悲を期待
  ↑輝き、閃光、荘厳、権威、崇敬、畏れ、おののき、賞賛、など

□シュメール人~アッカド人
 【七神格】~万神殿(パンテオン)の共同体、序列がある
 ・アヌ(アン)神@天空神、最高位、神々の世界の権威
 ・エンリル神@農耕、風の神、大気の神、人間の世界に権力を持つ
 ・エンキ(エア)@「地の主」、地下にある深淵の神
   →長子マルドゥク@最高神(バビロンの都市神)~「神々の主権と地上の支配権」を授与
  [三星辰神]           
  ・ナンナ(シン)~月の神
  ・ウトゥ(シャマシュ)~太陽の神
  ・イナンナ(イシュタル)~「天の女主人」、金星の女神
 ・ニンフルサグ@大地母神、人間世界の繁栄を見守る

□バビロニア王国
 ・ハンムラビ王(B.C.18c)、『最高賢者叙事詩』~洪水伝説
 ・快楽主義~人生@生活を楽しむ、首尾よく行動すること=成功@世俗的、功利的、実利的
 ・都市国家~ジッグラト(聖塔)
 ・(イシス→)イシュタル~豊穣、愛、戦争、暁と宵にきらめく金星の女神
  →アシュタルテ@フェニキア人、アフロディテ@ギリシア人、ウェヌス(ヴィーナス)@ローマ人

□エジプト~神々の統合化
 ・天の神ホルス(隼の頭)、死神の神アヌビス(山犬の頭)、水神ソベク(鰐の頭)
 ・太陽神ラー
 ※強烈な来世信仰
  ・オシリス神~豊穣の神→冥界の王…ミイラ、包帯「死者の書」@冥界復活の手続き
   ↑弟神セト←妹神イシス―――――――↑
  ・太陽神信仰@国家宗教
  ・ピラミッドテキスト、コフィン(棺)テキスト
  ・大河(cf.「三途の川」by仏教)→「死者の裁判」@「二つの真理の広場」~22回の問答
   →「否定告白」→天秤(死者の心臓⇔真理を象徴する羽毛)→護符→太陽の船
   →イアル野@あの世の楽園
 ※マアト@真理、正義、秩序、法則、言霊?刷込み(imprinting)
  ・「神は混沌のかわりに秩序(マアト)を置いた」
   →擬人化→女神~太陽神ラーの娘、知恵の神トトの妻
  <絶対的な均衡(マアト)>
   a.オシリス~闇、死、男
   b.イシス~光、生、女
  ⇔ハンムラビ法典~信賞必罰の精神、治安安定、秩序維持
  ⇔ギリシア人~真・善・美の価値観
 例(外)>アメンホテプ4世(アクエンアテン)~女性?去勢者?病的なホルモン異常?
   ・宗教改革or政治改革
   ・ラー→アテン神@唯一神(神々→神)→一神教
   ・「アマルナ(首都)芸術」
 ※エーゲ海~サントリーニ島の大噴火(B.C.2000頃)→急激な気温の低下

アルファベット運動~文字の簡素化、単純化
 ・ヒエログリフ→(原シナイorカナン文字)→アルファベット
 例)愛と美の女神ハトホルバアラト(Baalat)@嵐の神バアル(Baal)の女性形~豊穣
 ・楔形文字→フェニキア語、ヘブライ語
 ⇒一神教運動
※言語@この世の現実をなにか象徴的なもので置きかえて表現する方法byヴェルナン(神話学者)

□ユダヤ教
一神教~虐げられ抑圧された被差別民の宗教になりやすいby岸田秀(社会心理学者)
  →不正に憤り侵犯者に復讐する、全能にして唯一無二の神こそが社会の底辺であえぐ人々にとってあがめられるべき神(P68~69)
  例)ハビル(アピル)の民~法に保護されない寄留者などの不安定な身分集団
  例)イスラエル(ヘブライ)人~エジプト脱出(「出エジプト記」)
カナン@「約束の地」~「オリエント文明」~メソポタミア文明→カナン←エジプト文明
 a.遊牧民
  )ベドウィン~ラクダを主力とする徹底した遊牧生活
  )半遊牧民~羊と山羊を飼いながらオアシスに遠くない場所をロバで移動
 b.農耕民
 ※ヘブライ人@「イスラエルの民」~都市住民との法契約を結ぶ、牧草地を手に入れ定住を切望
  ・モーセの十戒を遵守
  ・唯一神ヤハウェ(V.S.バアル↓@カナン人の主神)に仕える
  ・預言者@宗教指導者
  ・律法(トーラー)~遵法精神⇔慣習の成文法byセム語系…例)ハンムラビ法典
  ・バビロン捕囚(B.C.586-538)~強制移住
  ・旧約聖書~ヘブライ人がイスラエルの民として自覚を深める
  ・死者の世界~「シオル」@沈黙と暗黒の黄泉の国
   ⇒「契約の民」~神と契約することによって選ばれた民
  ∴民族国家を存続しようとする運動~超越神
   *「枢軸時代」byヤスパース@20c哲学者
 cf.バアル
  【兄弟】
   ◎嵐の神バアル~再生の男神=(結婚)=妹アナト~勝利の女神
   ・海神ヤム
   ・死神モート
   ※若い男神=(死と再生の祭礼)=偉大な女神
    ・アドニス―アフロディテbyフェニキア人
    ・タンムズ―イシュタルbyメソポタミア
    ・オシリス―イシスbyエジプト
    ・アッティス―キュベレbyアナトリア

□ゾロアスター@イラン高原
 ・ミトラ(弥勒菩薩by仏教)~契約の神、日の出の神、太陽神、生命を与える神、戦いの神
  ※女性の参加が認められなかった
 ・叡智と光明の創造神アフラ・マズダー
 ・二元論の宗教
  )善~正義、秩序、美
  )悪~邪悪、虚偽、憤怒
 ・救済に男女差を考えない
 ・拝火教
 ・「最後の審判」

□ギリシア
 ・王の権威~名誉、特権、地位、伝統⇒モイラ(持ち分、運命、分け前)をわきまえる
  ⇔不正、秩序を乱すこと
 ・神話@ギリシア語(ミュトス)=「作り話」…寓意と謎~真理
 ・卓越@徳、理想
 ・エレシウスの密儀~地母神デメテル大女神の聖域
 ・肉体と魂の二元論byソクラテス⇒プラトン
 ・「肉体は墓である」(ソマ・セマ)byオルペウス教⇒ピタゴラス

□ヘレニズム
 ・コイネー(共通ギリシア語)
 ・異邦人(バルバロイ)
 ・知性、理性<感性
 ・酒神ディオニュソス~バルカン半島北部、不死なる生命の信仰、結社(テイアソス)、密儀宗教
  cf.プリュギア@アナトリア
 ・宗教融合(シンクレテイズム)~イシス⇒「救済」⇒グローバリゼーション
  冥界の女王プロセルピナ
 ・宗教の本質@テオリア(観)byギリシア人⇔レリギオ(慎み)byローマ人「祖先の遺風」
  *エリアーデ『世界宗教史』

□キリスト教
 ・救済宗教
 ・密儀宗教~洗礼(バプティスマ)+聖餐(エウカリスティア)
 ・儀式(イニシエーション)
 ・民族、階級、性別も厭わず受容されやすかった→あらゆる人々に門戸が開かれた

※一神教は性別or性差の問題を隠蔽or無視
[ 2008/12/15 21:03 ] non-fiction | TB(1) | CM(0)
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