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2012年1月&2月の読書メーター 

1月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:2653ページ
ナイス数:67ナイス

ここにいようよ (プラチナ文庫)ここにいようよ (プラチナ文庫)
新年初読本。可愛い話でしたが…それだけだったような……。懐かしい日本の風景に対するノスタルジーを覚える反面、家族の絆の理想的顛末はどこか建築/生保業界が提示するTVCMのようなデキスギ感があって私の心にあまり響かなかったです。
読了日:01月05日 著者:神楽 日夏
やじきた学園道中記 15 (秋田文庫 26-31)やじきた学園道中記 15 (秋田文庫 26-31)
オールスターキャストが嬉しい赤目編♪狭霧が可愛くて仕方ない~♪
読了日:01月06日 著者:市東 亮子
龍盤七朝 DRAGONBUSTER 〈02〉 (電撃文庫)龍盤七朝 DRAGONBUSTER 〈02〉 (電撃文庫)
恒例らしい残虐なプロローグより、月華に対する涼狐の言葉が残酷なのである。でも、虎を身中に飼い慣らした彼女がいつか龍を屈服させる日を夢想することを諦めきれない。さながら、群狗のように。にしても、やっと彼がその身に宿している筈の龍の片鱗が垣間見れて大満足です。早く続きが読みたいな。
読了日:01月07日 著者:秋山 瑞人
犬とつばめ犬とつばめ
石田衣良さんの『美しい子供』を思い出した。何となく。案ずるより産むが易しが世の理とはいえ、その過程はしんどいし一歩踏み出すには時間と勇気が必要なのである。等身大の高校生達の大人未満故にもがく姿に心引き寄せられる。新年早々、素晴らしいBLに出会えて喜びもひとしおである。しかし、特製袋は保管に困るので失敗。素直に通常版買えば良かった。
読了日:01月08日 著者:雨隠ギド
旦那が何を言っているかわからない件旦那が何を言っているかわからない件
妄想乙…としかwwいや、面白かったですけどねwwww
読了日:01月08日 著者:クール教信者
まんが親 1 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)まんが親 1 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
やっと重版。瓦礫の中から発掘した自著にサインするシーンでうっかり泣いてしまった。
読了日:01月10日 著者:吉田 戦車
昭和元禄落語心中(2) (KCx(ITAN))昭和元禄落語心中(2) (KCx(ITAN))
読了日:01月11日 著者:雲田 はるこ
神に弄ばれた恋 ~Andalucia~ (ルナノベルズ)神に弄ばれた恋 ~Andalucia~ (ルナノベルズ)
えれなさん分特濃。一途で純粋だったけれど終始一貫して正気の人には見えなかったアベル@受けさんには一切感情移入できず。逆に、サタナスは名前負けするくらいクールで真っ当なヘタレ攻めだったと思う。BLというより、マタドールの美しさを堪能する闘牛小説だったと思う。老いも若きも濃厚なキャラばかりだったために、颯爽と登場してきたロサリオ@異邦人兼ライバルの存在が心地よかった。
読了日:01月14日 著者:華藤 えれな
黒衣の税理士2 (二見書房 シャレード文庫)黒衣の税理士2 (二見書房 シャレード文庫)
ワーカホリックな職業BLといえば、やはりシャレードさん。今回も笑いあり、涙あり、エロもありのバランスの良い三拍子で大満足です。加賀美の左手に欲情する玲司がフェティッシュでエロティックだった。彼が最後に見た夢はロマンチックだし。しかも、このシリーズはもう少し続きそうで嬉しい。早くも今年のマイベスト最有力候補。
読了日:01月25日 著者:海野 幸
動物エッセイ・アンソロジー ウチのコがいちばん! (キャラコミックススペシャル)動物エッセイ・アンソロジー ウチのコがいちばん! (キャラコミックススペシャル)
みんなめんこい!!でも、高久先生とドテチンの対峙する関係が一番笑ってしまいます。アナザーサイドストーリーも知っているから余計にwwww
読了日:01月26日 著者:
パラスティック・ソウル ~はじまりの章~パラスティック・ソウル ~はじまりの章~
直訳すると寄生的な魂ですか。ピュアな魂を極めた存在や関係はこの上なく美しいが、彼(ら)が生きる汚辱と欺瞞に満ちた世界という土台の醜悪さが際立つという皮肉。見たくないものが、剥き出しのまま見えすぎちゃうのは木原さんの手腕か。平均的に生きるということが許されないこの環境は割と好き。されど、やはり物語としては何処か優しいんだと思う。私にしては珍しく、文句無しにお気に入りの木原作品であった。後編が待ち遠しい。
読了日:01月30日 著者:木原 音瀬
破滅の恋-MeuAmor- (クロスノベルス)破滅の恋-MeuAmor- (クロスノベルス)
良かった!凄く良かった!!最初は変則的なマイフェアボーイものかと思って読み進めましたが、むしろBL版あしながおじさんですね。惹かれたのはヒロインの文才ではなく歌唱力なんですが。パトロンに恋したのはあくまでヒロイン/受けである、という主体的なラブストーリーだったのが勝因かと。レイナルドはあくまで脇役の一人なのだ(笑)。情景描写とトリップシーンも冴えてます。そして、ブルーノがまた良かったなあ。ハリウッド映画に出てきそうな憎めない敵役として、本当に魅力的でした。大満足。
読了日:01月31日 著者:華藤 えれな
ラテンアメリカ十大小説 (岩波新書)ラテンアメリカ十大小説 (岩波新書)
読了日:01月31日 著者:木村 榮一

2012年1月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター


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[ 2012/03/23 01:56 ] 読書メーター | TB(0) | CM(0)

ファントムレター 

この小説は、砂原糖子版「失われた時を求めて」である。
真頼の幸福の記憶はマドレーヌではなく、“秋分の日”に手渡されたコスモスに全て託されている。
彼が封じ込めた過去の記憶を紐解くのは、父のせいで阿蘇山麓の田園生活を余儀なくされた治。
見渡すばかりの青空、鳴り響く蝉の声、何処までも続く山の稜線、都会とは隔絶した風景が続く。
この生活に馴染めない治は、偶然発見したオサムに宛てられたマヨリの手紙に夢中になるのだ。

この手紙(ファントムレター)が、格別なのである。
誰かに読まれることを想定しておらず、ただ純粋にマヨリの気持ちを綴ったこの手紙には作為がない。
だから、私もマヨリの正体の謎を解き明かす過程にドキドキしている治の気持ちに同調していくのだ。
マヨリにサトルという友達ができたように、夏休みの課題を通じて治にも双葉という友達が出来る。
とはいえ、この物語はBLでありマヨリとサトルの関係はだんだん友情のラインを越えていくのである。
マヨリの心の機微は治に伝染し、治も双葉をそういう相手として意識し始める。

一方で、現在は東京でまずまずの生活を送る真頼と田倉の関係は何処かギクシャクしている。
かつての二人の関係を“擬似恋愛”だったと否定する真頼は、田倉の“結婚”に積極的なフリをする。
そして、まるで恋人たちのように田倉の式場選びに付き合い、真頼は理想の式を思い描くのである。
そんな真頼の頑なだけど健気な様子は、それこそ“擬似花嫁”そのものに見える訳で(笑)。

かくして、二組の准(準)―恋人達は手紙を通じて時と場所を越え、関係が交錯していくのである。
既に多くの読者が指摘しているように、この“構成”が見事で著者の筆力ならではの作品なのだ。
匙加減をちょっとでも間違えると、あざとかったり凡庸だったり虚飾的な物語になっていただろう。
現に田舎の幼馴染ラブストーリーとしては使い古された感の強い…要はロミジュリ的駆け落ちネタ。
恋人の母親に真っ向否定された真頼は心傷つき、母親と彼の間で為す術がなかった田倉は情けない。
真頼と治のW梢野視点で紡がれるので、田倉には一切の弁解の余地が与えられていないのだ…。
(その割に彼は、いい思いだけは何度もしているけど!)

ところで、山田親子も田倉母も真頼母も双葉の両親も田舎にある人物としてよく出来ている。
彼らの至らない部分というのは、田舎ならではの素朴さの証であり田舎育ちの私には許容範囲内。
帰省した真頼と訓を彼らが冷やかしながら暖かく迎えてくれる日は、そう遠くないと思う。

<作品データ>
・砂原糖子『ファントムレター』(広乃香子・画、幻冬舎ルチル文庫)2012.3
ファントムレター (幻冬舎ルチル文庫)ファントムレター (幻冬舎ルチル文庫)
(2012/03/15)
砂原 糖子

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↓は微妙にネタバレ注意!!


[ 2012/03/21 00:49 ] novel BL | TB(0) | CM(0)

ヤクザな神様 

ヤクザな神様、タイトル買い。
(いや、加えて設定買いで、イラスト買いで、作家買いで、レーベル買いでもあるんだけど…)
李丘さんの作品は大好きなお気に入り作品でもいつもタイトルが微妙と思っていたので、珍しい。
語感が良くて覚えやすく、中身にも期待したくなるようなイマジネーションを刺激されるタイトル。
そして、作品はタイトルに違わずとてもとても楽しかった。

一人称が「私」で「ですます」調の敬語体で、誰彼と無くどことなく他人行儀な態度をとる主人公。
真っ白なイメージでコーティングされた彼の潔癖症的な生き方は、過去の赤黒い情念を隠している。
とはいえ、彼が不浄と切り捨てたい攻めへの情念は純粋で健気で神様に後ろ指指されるものでもない。
頑固なまでに自縄自縛な生き方を己に律する史朗の本質は、案外ずっと変わってはいないのだ。

むしろ、攻めが史朗へのアプローチを間違えたのだ。
彼も若かったので仕方なかったのだろうし、天邪鬼な男は斜に構えた態度で史朗を見守っているのだ。
彼がヤクザに転じた理由が不明瞭で伏線は回収されてはおらず、どうしてもこの続編を期待したくなる。
というか、常に一貫して史朗視点で話が進むので、彼の愛情こそダダ漏れだが活躍が見えない(笑)。
水面下で手を打ったり配下をボディガードにつけたり用意周到な男のくせに、何処か残念な攻めである。
だが、そこがいい(笑)。

結局のところ、李丘さんの作品の魅力はこの点に尽きる。
攻めと受けの掛け合いが一方的でなく、50/50のケンカップルな応酬が楽しくて楽しくて仕方ないのだ。
が、故にBL的甘さが少ないのも常のことで、最後にダっと駆け足で流されて終わってしまう感が強い。
史朗と晴佳の爛れた1週間の詳細こそもっと詳しく!!って問い質したいのに、そこがかわされてしまう。

相変わらず、脇役も悪役も魅力的で何処か憎めない。
そして、今回のきな臭い事件は敵の不法が露見化したから事なきを得たものの、予断は許さない状況。
史朗の周囲に限ってはヤクザな守護神がついているから今後も安泰だろうが、本来円満解決は難しい。
温泉街も商店街も神社も鄙びた田舎も大好きな私にとっても、他人事じゃなくて苦しい選択だなあ。

<作品データ>
・李丘那岐『ヤクザな神様』(佐々木久美子・画、大洋図書シャイノベルス)2012.3
ヤクザな神さま (SHYノベルス280)ヤクザな神さま (SHYノベルス280)
(2012/03/08)
李丘 那岐

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[ 2012/03/11 03:01 ] novel BL | TB(0) | CM(0)

こいのうた 

『バグダッド・カフェ』は、映画狂の頃にいつか観よう観ようと思いつつ結局観ていないのだ…。
映画よりも挿入歌として使われていた『Calling you』は有名で、当時ラジオでよく流れていたと思う。
当然歌詞の意味など知る由も無く、砂漠の中に建つ一軒の寂しいカフェのイメージが思い浮かぶだけ。
というか、実は結構長い間そのタイトルからこの映画を“イラン映画”だと私は思い込んでいたのだ(笑)。

いずれにせよ、“人”を感傷に誘う歌である。
高遠作品は理想の(居)場所を探す人々の物語であることが多いが、今回もそのバリエーションの一つ。
七年間も幽霊を歌で呼び続ける男と、癇癪で皿を割り続ける母のいる家に帰りたくない少年の物語。
先生も生徒も、先生を怨み続ける“彼”も八尋の母も、誰もが皆better placeを思い描いているのだ。
今日のような明日が続くことが耐え難い日々、そんな人生の低調の波というのは誰しもが経験するもの。
とはいえ、その暗くて苦い波に呑まれてはいけないし、ましてや決して“親友”を巻き込んではいけない。
親友/幽霊と最後のコミュニケーションにしくじった彼の歌は悲壮感に溢れ、人の胸に迫るものがある。
物語前編はそんな幽霊との対話が軸であり、幽霊を呼び出す装置に誘われた少年は狂言回しのよう。
本来回想にしか登場しえない幽霊だが、“彼”に憑依して最期のメッセージを届けに来たようにも見える。
ラストに“地上”から先生を見上げて手を振る少年の姿は、物語後編の重要な伏線にもなっている。

八尋は七年間も一人の男(=先生)を“恋”し続け、気づけば立派な大人に成長していた。
この世界に自分が存在し続けることに対する罪悪感を拭えない狩谷は、再会後も相変わらずだった…。
彼はクライマックスまで八尋のように愛することはないが、それ自体が最大の誠意であり譲歩である。
恋がそれ以外の選択肢を許さぬことだとするならば、いずれ狩谷も観念する筈だし彼に執着する筈だ。
狩谷/先生の居場所はまず本人が望んで変わらなければ、辿り着けないのだと看破する八尋/生徒。
男のというよりも人間の矜持を根源から揺さぶってくる八尋の言葉は、重い鈍器に殴られたように痛い。
ところで、私は全てのBLにおいて受けは攻めの人生を徹底的に極限まで振り回せば良いと思っている。
だから、先生のつれない態度も思わせぶりな態度も弱音を見せるシーンもみんな全て愛くて仕方ない。
幸福というのは、そういう断片を寄り集めて蓄積されていくものだと思うから。

呼ばれた/呼び続けた時点で、この二人の恋愛関係は始まっていたし決まっていたんだと思う。
運命の神様の采配は凄い。

<作品データ>
・高遠琉加『こいのうた』(三池ろむこ・画、海王社ガッシュ文庫)2012.3
こいのうた (ガッシュ文庫)こいのうた (ガッシュ文庫)
(2012/02/28)
高遠 琉加

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[ 2012/03/05 00:41 ] novel BL | TB(1) | CM(0)
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tatsuki

Author:tatsuki
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