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肉食獣のテーブルマナー 

長かった一週間が過ぎ、私は一人近藤さん祭りを実行中です。
昨日買って来た『犬と小説家と妄想癖』を皮切りに、『隣の』、そして『肉食獣のテーブルマナー』。
本来なら発売されたばかりの作品を紹介すべきなんでしょうが、こちらはその何というか…。
確かに、近藤さんのスーパーモノローグ/朗読を堪能するには、うってつけの一枚だと思います。
しかも、原作はご贔屓の高遠作品でも特に大好きな作品で、前々から楽しみにしていたのですが。
キャストも原作もパーフェクトなのに、“ドラマ”の部分というか“シナリオ”がどうもイマイチで。
物語の良さがあんまり伝わってこないというか、近藤さん演じる鮎川がかなりコミカルなんですよ。
鮎川のセルフツッコミって自虐的なソレだと思うのですが、ドラマCDではノリツッコミに近いです。
よって、全体としてコメディ色が強い演出で…悪くはないんだけど、モチーフが全く生きてないの。
あー、いやでも視聴を繰り返せばまた印象変わるかもしれません。

という訳で、今日はこっちにします…『肉食獣のテーブルマナー』。
この作品は原作は勿論、ドラマCDも想像を越えた素晴らしさでリピート率は最多かもしれません。
草間さんのキャラが、ちゃんと彼らの声で再現されている感が十分に伝わってくる完成度の高さ。
しかも、贔屓の近藤さんより福島潤さんのラストの「マコっちゃん」ボイスにノックダウンします。
四人の声優さんが皆二役を兼任していて、“声”の違いも堪能できる二倍に美味しいドラマCDです。
大好き!!

□『キス、シロップ』…水沢亮司:福島潤、岸田:平川大輔
漫画で双子は記号として分かりやすいけれど、声で双子トリックって本当に難しかったと思う。
フリトで明らかにされてますが、野島さんが福島さんの声に合わせて演技をしていらした模様。
声は似ているけれど性格の違う二人の対称性が、十分に声だけで伝わってくるから凄い。
平川さんは不機嫌オーラ全開の、やや低音。

□『肉食獣のテーブルマナー』…安藤:近藤隆、水沢聡司:野島裕史
近藤さんのビジュアルを知ってしまうと、安藤キャラが近藤さんっていうのが不思議な感じ。
「おはようございます!」の件が、微妙に亮司×安藤っぽく聴こえるのは贔屓耳故でしょうか?
野島さんの女王様はパーフェクト…出来れば同人誌収録のリバターンも声で聴きたいです。

□『ここだけのハナシ』…三田:野島裕史、大河内:平川大輔
原作読んだ時は、表題作よりもこの話のミタッキーというツンデレヲタキャラが萌えでした。
こっちは平川さんお得意のヘタレ声、受けは聡司よりはブリっとした野島さんのツンデレ声。
エロシーン皆無なのに、エロいんだよね。

□『春の指先』…津田真琴:近藤隆、達也:福島潤
何度聴いても、この話のラストでぶわっと涙腺が緩みます。
“元気”パート兼任の福島さんは、こっちでは低音ボイスでダメっ子の癖にエロくて参る。
こんな声でこんな言葉かけられちゃうと、そりゃ落ちるよね…ダメでも落ちるよね(笑)。
ワンワン泣き出す近藤さんが可愛いです!

<作品データ>
・『肉食獣のテーブルマナー』(草間さかえ・原作、INCD-2173、インターコミュニケーションズ)
 キャスト:福島潤、平川大輔、近藤隆、野島裕史、他
肉食獣のテーブルマナー肉食獣のテーブルマナー
(2007/11/30)
ドラマCD、福島潤 他

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[ 2011/01/29 16:57 ] CD | TB(0) | CM(0)

匪賊の社会史 

エリック・ホブズボームは、学生時代に夢中になって文献を探しまくった歴史研究家。
当時は翻訳本が入手出来なくて、仕方なく丸善で原書を数点購入したのも今は昔の話。
こんなにコンパクトな文庫サイズで復刻されて、本当に感無量である。

ロビン・フッドを筆頭とする義賊神話は、世界中に溢れている。
彼らは民衆が求める“理想的な”存在だったのか?と問われれば、現実的にはかなり厳しい。
が、この種の英雄譚が人びとに語り継がれてきたというこの事実こそ、一つの社会の鏡である。
即ち、“自由”と“抵抗”の象徴(シンボル)として彼らは人びとに評価されてきたのである、と。
(逆にロビン・フッドに見られるような“正義感”という観点から見ると、それらは疑わしい)

匪賊社会は中央の権力者/集団の目からは届き難い、不安定な農村や辺境で活性化する。
逆に言うと、領域内の隅々までインフラ整備が整った環境では彼らの根は絶たれてしまうのだ。
一方で都市社会で蔓延りやすい反社会的芽は、むしろギャングと呼ばれる形態になりやすい。
匪賊は良かれ悪しかれ、農民または地方権力との共存が前提となる保守的な存在なのである。
尤も、バルカン地方のハイドゥク(クレフト)や、インドの匪賊カーストという例外もあるにはある。
が、基本は農民と半ば一体化した季節労働者集団ないしその頭領/地主といった傾向が強い。
彼らは水面下では経済的に深く結びついており、必ずしも敵対勢力という訳ではないのである。
よって、匪賊は“自由”な存在ではあるが、農民同様移動の自由は低くなる。

ハイドゥクは匪賊であると共にレジスタンスの前身であり、スイス傭兵のような武装集団である。
時にパルチザンを通じて反対勢力として抵抗を試みる場合があるが、しかし彼らは革命家ではない。
彼らが特異なのは、地域社会からの脱落者/犯罪者/被差別民も平等に受け入れていた点。
権力者たちは彼らの勢力を無視できず、むしろ自身の勢力下に置こうと工作/腐心していた模様。
余談だが、彼ら独自のルール/イニシエーションは非常に興味深い(笑)。

匪賊にせよハイドゥクにせよ、理想の社会的展望や綱領を持ち合わせてはいなかった。
そういう意味では農民同様に素朴な存在であり、社会の上部構造から利用されやすかった。
否、むしろ彼らは革命的/アナーキスティックな展望を抱き始めた時点で、匪賊では無くなる。
彼らが時に革命家と同一視されるのは、パルチザン的武装抵抗手段が似通っていたためである。
が、本質的に彼らは革命家とは呼べない。

<作品データ>
・エリック・ホブズボーム『匪賊の社会史』(船山榮一・訳、ちくま学芸文庫)2011.1
匪賊の社会史 (ちくま学芸文庫)匪賊の社会史 (ちくま学芸文庫)
(2011/01/08)
エリック・ホブズボーム

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今回は↓のメモを削りすぎて、何がなにやら分からなくなったので珍しく文章解説を入れてみた。
文章多くないし個々人のエピソードそれ自体がユニークで面白いので、物語的にもオススメ。
インドカーストやロシアの偽王台頭の顛末は、もう一度調べなおさねばならない個人的課題。
でも、やっぱり私はハイドゥク(クレフト)が好き♪

[ 2011/01/25 03:25 ] non-fiction | TB(71) | CM(0)

2010年マイベスト 

明けましておめでとうございます。
今年も、何卒よろしくお願い申し上げます。

ベストはやっぱり間に合わなくて、年越しちゃいました。
しかも、これからあと数時間で羽田空港に向います。
年始早々バタバタですみません。
暫くPC触れませんので、コメントレスもツィッタ出現率も下がると思います。

それでは!
皆さんにとって、ステキな一年になりますように♪


[ 2011/01/01 02:39 ] best | TB(1) | CM(0)
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Author:tatsuki
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アサッテなBLが好きです♪
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