スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

個人と国家 

とうとう、先週は一回もブログを更新できなかった…。

さて、前回に引き続き本日も集英社新書強化月間のため樋口陽一さんの『個人と国家』を紹介。
これは購入の経緯をよく覚えている…大学の卒論の参考用にならないかと思って購入したのだ。
でも、私の研究テーマとは重なるところは殆ど無くて、結局は流し読みしてそのままにしていた。
法学系の専門書は事例ばかりを取り上げることが多くて、切り口があまり好きじゃないのだが、
加えてこのエッセイよりの内容は、とある方向性への傾向を感じるのであまりオススメじゃない。
非常に読みやすいお手軽な新書故、逆に心してかからないと著者の思考に染まってしまいそう。
ある程度、法ないし歴史に対する認識が固まってからじゃないと影響力が強すぎる気がするの。

私個人の思想的断片を言えば、第九条の是非は兎も角戦争放棄=平和では無いと思っている。
平和というのは、非常にラディカルに暴力的に貫き通すからこそ、維持できる概念だと感じている。
ガンジーなどは、非暴力という名の最大の暴力を行使したから平和主義者に列せられるのでは?
同じく集英社新書のラミス先生の著作はこの辺りを指摘してるんじゃないかと、勝手に予想してる。
でも、未読。

あと、やたらと“男女平等”という言葉を使われるのがイヤなんだよなー。
男の定義、女の定義だって生物学的にも社会学的にもそんなに簡単に区別できるモノじゃない。
この謳われる概念自体が、アファーマティブ・アクションの要素を帯びている気がして何だかなあ。
まあ、これは樋口さんがというより憲法条文自体の記載がそうなってるから仕方ないとは言え…。
私個人もある程度その恩恵に預かっていることを知りつつ、煩わしい問題だなとつくづく思う次第。

<作品データ>
・樋口陽一『個人と国家』(集英社新書67)2000.11
個人と国家―今なぜ立憲主義か (集英社新書)個人と国家―今なぜ立憲主義か (集英社新書)
(2000/11)
樋口 陽一

商品詳細を見る


↓メモはキーワード羅列のみ。練ってない。
スポンサーサイト
[ 2009/11/21 05:44 ] non-fiction | TB(0) | CM(0)

英仏百年戦争 

集英社新書強化月間につき、再読しました。
内容は非常~に面白いのですが、虚飾の多いもったいぶった語り口調は私の好みじゃないデス。
だから、ずっと敬遠したまま内容も忘却の彼方に飛んでしまいました。

学生時代に、私は百年戦争を一升五合(1455)薔薇戦争の大体百年前と覚えていました。
当たらずとも遠からずなんですが、友人には歴史得意な割に年号大雑把だねと指摘された。
所詮、私の歴史知識なんてこの程度…年号暗記よりも時系列の流れに容量割いていたからさ。

さて、英仏百年戦争。
その実態は、“英-仏”間でも“百年”でも一貫した目的を有する“戦争”でも無かったという。
この名称が定着したのは19世紀とのことで、要はナショナリズム旋風が深く絡んでいた模様。
この戦争の結果論的な意義を言えば、近代“国民国家”の雛形が出来上がっていく過程にあり、
シャルル五世の上からのナショナリズムが、ジャンヌ・ダルクに見られる下からのそれに繋がり、
一足早く“国家”の枠組みを整えた、あるいは内政を安定化させた仏に軍配が上がったのかと。
戦争は個人の争いではなく、領民を統率あるいは上手く人材活用しなければ勝ち得ないモノ。
中世騎士道物語にみられるヒロイック・ファンタジーから、国家戦略としての戦争が生じる訳で。
ただし、この時点で誕生したのは強靭な中央集権国家であって、厳密には国民国家では無い。
百年戦争から生まれたのはあくまで、ネイション・ステイツのステイツ即ち箱/枠の方である。
ネイション即ちコンテンツが歴史の表舞台に立つのは、火縄燻る(1789)仏革命以後のこと。

それにしても、シャルル五世によるプラグマティックな内政改革は非常に面白い。
戦には負け続けたものの、政治/外交力で英勢力をやり込めていく過程がすこぶる楽しい♪
国家政策の要は、財源確保と適材適所の人材登用/人口対策にあると言っても過言ではない。
マイナス×マイナスでプラスに転じるシャルルマジックは私もお見事!と拍手喝采を送りたいな。
急進的な改革は彼の治世下では必ずしも成功したとは言い切れないが、彼の計画は何よりも、
未来のフランス国家像を射程に据えた上での現実路線だったから、歴史的に頼もしいんだよね。
翻って昨今の我が国の政治改革、長期的展望はおろか明日すらも国民には見えてこない…。
独りよがりの“改革”は、“国民”も“国家”も救えないことは歴史が証明してるんだけどなあ。

百年戦争
シャルル五世

<作品データ>
・佐藤賢一『英仏百年戦争』(集英社新書216)2003.11
英仏百年戦争 (集英社新書)英仏百年戦争 (集英社新書)
(2003/11)
佐藤 賢一

商品詳細を見る


[ 2009/11/15 21:05 ] non-fiction | TB(0) | CM(0)

幻の恋人 

大鳥さんの作品は、やはりBLジャンル的には何処か異端だ…異質なものが紛れ混んでいる。
のっけからスノビッシュな発言で申し訳ないけれど、今回の作品も萌えは無いけど面白かった。
というか、中盤まで心の中で何度も「やっぱり止めようかな」と中断を繰り返しながらチビチビ読んだ。
はっきり言って、書き手が大鳥さんじゃなければこの主人公を見限って、途中で放置していたと思う。
…著者を信じて、本当に良かった!!

健気っ子アピールが白々しい受けも、公明正大なようで実は器の小さい攻めも正直気に食わない。
彼らを目の当たりにする機会があったら、容赦なく平手打ちを食らわせたいくらい腹が立つタイプだ。
当て馬ポジションを自覚して如才無く振舞う正樹のみが、よく出来た魅力的なキャラだったと思う。
メイン二人の“若さ”を差し引くにしても、自身にはもちろん他者への配慮の無頓着さにイライラした。
特に俊@主人公の、己を過小評価し片恋相手を妄想補完で過大評価するのは当人に失礼だろう。
何処までも彼の恋は自己完結しており、自己中心的であり、それは親友への裏切り行為に等しい。
“女装”を通じて彼の恋がとんとん拍子に上手くいく話だったら、私は本を投げ捨てていたと思う。

が、そうは問屋が卸さないのが大鳥さんの作品である。
彼は己が生み出した幻のライバルに心苦しめられ、その偽り行為を攻めに真っ向から拒絶される。
どんな理由があったにしても、それは長らく培ってきた“友情”関係への裏切り行為に他ならない。
恋愛感情は無論のこと、友情関係まで致命的な亀裂が入り、彼の虚栄心が身から出た錆となる。
だって、彼は本当に信頼されたい人への仁義を欠く行動を選んでしまったんですもん!!

ここから、俄然この小説は面白くなってくる。
攻めの信一側も己の語調の強すぎた失言に囚われ、傷付けてしまった俊を逆に無視出来なくなる。
何と物語も三分の二を過ぎたあたりで、偽物の恋の陰に潜む本物の恋愛フラグが立ち始めるのだ。
…遅い!しかも、同情と嫉妬で心中パニックを起こしかけた信一を導くのが、当て馬の正樹だし。
彼が二人の心を掻き乱さなければ、永遠に心すれ違ったまま、勘違いの恋で終わっただろう…。
攻めも受けも人としての魅力を感じないのに、ラストで二人の恋愛はアリだと思えるから不思議だ。
全く共感できない/しない筈だったのに、いつの間にか二人の煮え切らない様子に心奪われてるし。
嘘から出た真の恋の顛末は、好感度0スタートで無理そうだったのに、意外と着地点は固そうだし。
初心のうちに躓いて過ちに気づけたから、軌道修正が可能だったのだろうな。

最後に余談を一つ。
大鳥さんは文章捌きがクールでかなり上手い!!しかも、地味にエロがエロくて美味しいです♪
もうちょっと、コンスタントに作品が読みたいなあ。

<作品データ>
・大鳥香弥『幻の恋人』(三池ろむこ・画、笠倉出版クロスノベルス)2009.11
幻の恋人 (クロスノベルス)幻の恋人 (クロスノベルス)
(2009/11)
大鳥 香弥

商品詳細を見る

[ 2009/11/08 19:37 ] novel BL | TB(1) | CM(0)

てのひらの闇 

私が、まだごく一部の作家さんを除いて全くBL小説を読んでいなかった頃に読んだ作品である。
が、未だ腐的な意味でこの作品を凌駕する主従萌えシチュエーションのBLには出会っていない。
先月の久我有加さんのディアプラス文庫の“仇枕”なんかは、かなり良い勝負だったのだが…。

藤原伊織さんと言えば、直木賞受賞作の『テロリストのパラソル』の方が有名&人気作品だと思う。
あるいは映画化された『シリウスの道』が今は認知度が高いのかな?世評に疎いので自信は無い。
実は上記両作品にも、腐的妄想…もとい想像の余地というか根拠が仕込まれていたりするのだが、
私が何より愛し、萌えたのはこの『てのひらの闇』…美化されたやくざの主従愛にトキメキを感じる。
主人公は46歳リストラ直前のリーマン、だのに彼は老若男女を問わず無駄にモテモテである(笑)。
18歳のガタイの良いハーフ青年、恩人の会長、タメ年の親友兼上司、そして彼を“若”と仰ぐ組長。
(女性もバリキャリ部下、大型バイクを乗りこなすお姉ちゃん、未亡人風シングルマザー等が登場)
以前読んだときは「こんなオッサンにありえん!」と思ったものだが、再読するとこれがアリなのだ。
46歳という年齢が、私の実年齢と萌えの射程範囲内に入っちゃって、さあ大変…じゃなくて残念…。

てのひらに残った火傷の痕は、彼の闇であり彼と様々な人間の間柄を紡ぐ赤い糸(くず)でもある。
そのスティグマは彼の業であり、消せない過去で記憶でありながら、彼の人生に転機をもたらす。
著者特有の軽口のハードボイルドスタイルで、最初は慎重に振舞いつつ読者に手の内を見せない。
が、とある事件を追ってくことで、複数の人間との出会い/再会を通じて背景は明らかになっていく。
彼を含め登場人物達は皆、多かれ少なかれ泥水を啜って、あるいは泥を被って孤独を生きている。
そんな人間たちに物怖じせず、彼は彼なりの(暴力含む)仁義を切っていく、そんな話である。

一方で、二組のヤクザ世界の若紫というかマイ・フェア・ボーイ的主題が対比されていて興味深い。
不幸な生い立ちの稚い若紫を温室で甘やかして育成してみたら、取り返しのつかない事態に発展。
しかも、気づけばそこにはヨコシマな想いも加わっているから、さあ大変~♪な展開も見所の一つ。
BL的にもはた迷惑なCPとしか言いようが無いけれど、彼らもそうなるまでの紆余曲折があった筈。
となると彼らの関係も無碍には出来ないし、そもそも主人公サイドの主従愛を引き立てる役な訳で。
言葉数の少ない年上従者敬語が堪らない♪…しかも、堀江の永遠の守護者ときたもんだ。

これが、萌えずにいられるか!大好きです!!

<作品データ>
・藤原伊織『てのひらの闇』(文春文庫)2002.11
てのひらの闇 (文春文庫)てのひらの闇 (文春文庫)
(2002/11)
藤原 伊織

商品詳細を見る

[ 2009/11/08 01:24 ] novel 非BL | TB(0) | CM(0)

読書メーター2009年10月 

重い腰上げて、PC購入…プチLaVieです。
可愛いサイズ、ちんまいフォント、書き込み速度は快適、でも高さが合わないので腰が痛い。
リハビリがてら、エントリーは先月分の読書メーターのまとめ。
ここんところさっぱりブログ上で感想が書けていない分、メーターは割とマメにコメント付き。
興味のある方は、↓からどうぞ。

とりあえず、懸念していた本メールが復活できたので後は色々と我慢する。
ページランキングがログイン出来ないんだよね…いつも旧PCのメールでログインしてたから。
しかし、リハビリ以前に殆どコピペ記事じゃ…というツッコミが入りそうなエントリーだね(笑)。
水原さんのキャラは出来れば感想書きたい。


[ 2009/11/03 11:59 ] 読書メーター | TB(1) | CM(0)

2009年12月購入予定 

更新がアレな感じで、申し訳ないです。
明日、ノートPC見に行きます…よっぽどのことが無い限り、何か買ってきます。
拍手レスめ出来てなくて、心苦しい…。
携帯でちまちま文章を打つことが、億劫で仕方ありません。

とりあえず、来月の購入予定。
実はそんなに数は多くないのですが、ものすごく楽しみにしている作品ばかりなので今からワクワクしてます。
ノベルスは分かる範囲では、英田さんと和泉さん(上下巻)のシャイ。
木原さんのBBN(上下巻)も気になるんだけど、出来れば我慢の方向で。
あとは、華藤さんのルナ…どんなデザインになるのかな?シャイサイズだと嬉しいけれど。
和泉さんのシャイはロシア革命モノということで、これの発売前にノンフィクションで予習しよう。
でも、微妙に手持ちが無いから明日探索してこなくちゃ。


[ 2009/11/01 18:54 ] お買い物 | TB(0) | CM(0)
*profile

tatsuki

Author:tatsuki
気になる方は、こちらをどうぞ。
アサッテなBLが好きです♪
アンケート回答募集中!!

*calendar
10 | 2009/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
*category
*counter
現在の閲覧者数:
*blog-people

読書メーター
*page ranking*


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。