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機械仕掛けの王様 1~2巻 

出版流通業界では、未だにBL系(?)商品を“耽美”と総称して呼ぶことが一般的です。
古参のスタッフは勿論、若いスタッフも所謂オタクジャンルに疎い人は大抵BLを“耽美”と称する。
(でも、最近の版元営業さんはBLとか女性向けライトノベルと表現することが多くなってきたかも)
そもそも、POSデータのジャンル区分が耽美(女性向け、BL)と打ち込まれているのが現状です。
皆さんも、BL本購入時のレシートに“耽美”の文字表記があってギョッとした経験はありませんか?
(ちなみに、ウチの職場のレジは書籍/雑誌/ムック/MM/その他の区分しかありませんが)

とはいえ、体感的/直感的に私なんかもBLと耽美はまるで違うものだと感じる訳なんですよ。
耽美っぽいBL作品というのも中にはありますが、耽美風であることと耽美であることはまるで違う。
何が違うかって問われると答えが難しいのだが、BLが耽美であったら私は好きにはならなかった、
という確信が唯一にして最大の根拠かもしれません…。

ところが、今回ご紹介する高屋未央さんの作品(アート)はBLであるとは正直明言しにくい(笑)。
レーベルがCRAFTなので便宜上BL漫画に放り込みますが、どちらかというと“耽美”に近いと思う。
更には、“漫画”と呼ぶのも何だか申し訳ないようなアートテキストコラージュ作品に見える。
(イカレポンチ…)タナトス博士の過剰な“美”を追求した成果の断片がこの作品に開示されている。
その成果は殆ど“失敗”であり、博士が侵したかもしれない禁忌は残酷を超えて滑稽ですらある。
あくなき“タナトス”への追求も、人形と人間が反転した世界も、とても哀しい“寓話”の筈なのに、
そんな人間(or人形)の無様な姿は何処か可笑しく、博士の異常な愛情萌えすら感じるのだ。
あー、そういう意味では紛れも無くBL作品でもあるんだな。

<作品データ>
・高屋未央『機械仕掛けの王様』(大洋図書CRAFTコミックス)2000.12、2002.4
機械仕掛けの王様 (1) (Craft comics (009))
機械仕掛けの王様 (2) (Craft comics (020))機械仕掛けの王様 (2) (Craft comics (020))
(2002/03)
高屋 未央

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[ 2009/06/30 19:57 ] comic BL | TB(0) | CM(0)

当ブログに関するアンケート 

もし、お時間がありましたらご協力下さい。

PC閲覧の方
携帯閲覧の方


http://asp01.cubequery.jp/000890da (PC用)
http://asp01.cubequery.jp/k000890da (携帯用)

※携帯閲覧の方は、URLをコピーして直アドレスでアンケートページに飛んでください。
FC2を経由すると、うまくデータフォームが送信されないみたいです。
本当に、何度も何度もご迷惑おかけして申し訳ございませんでした。

ゲンミツなデータ収集が目的ではないので、特に期限は決めておりません(笑)。
管理人のフィーリング次第でいきなり撤収するかもしれませんが、多分年内は放置されてそう…。
なので、結果発表の方は、あんまり期待しないで下さい(笑)。
どうしても、結果過程や私からのコメントレスを希望したい方は、フォームにメアド記入して下さい。
こんな見切り発車ですが、よろしくお願いします(ペコリ)。

設問、回答方式共に悔いが残りまくりですが、このフォームは編集がきかないのでこのままで。
全文、2回書き直したのにな!

追記
・*マーク以外はスルーして送信できますので、お気軽にご回答頂けると嬉しいです。
・携帯サイトだと不具合が出るとのご報告頂いておりますが、ぶっちゃけ私は何も対処できません。
・念のためQRコードも貼ってみましたが、そもそも携帯閲覧者はどうやってコレを読み取るんだ?
・アンケートサーバーがというより、FC2の問題らしいのですが、私にはさっぱりよく分からない…。
・そして、もう既にポチポチありがとうございます~♪

明日にでも、アンケートの意図と私的予想についてボチボチ追記します。
…本当に見切り発車でスミマセン…アンケートの設問作るのが予想以上に大変だったの…。

以下は、アンケートご回答後に閲覧してくださいませ~。

拍手お礼6/21~27 

tatsukiは、夏を乗り切るアイテムを手に入れた。



こんばんは!
昨日は珍しく、バーゲンセールが始まったばかりの(格安)アクセサリーショップを覗いてきました。
先週の初めにお気に入りのピアスを片方無くして途方にくれてたので、お目当ては“ピアス”でした。
勿論ピアスも買いましたが、写メ撮る前に耳にはめちゃったので画像はいずれまたの機会にでも。
(それなりに)値の張るピアスを無くして落ち込むのはもうこりごりなので、今回は可愛い安物(笑)。
何だか無性にピンクが可愛く思えちゃって、ピンクのジルコニアの星(花?)型タイプを買いました。
ま、で…そのついでに購入したのが↑の写真。

カンザシで良いのかな?お店のPOPにはカンザシって書いてあった気がするけど、自信が無い。
コレを見ただけでフツーの女の子なら使い方が分かるのかな?私は、呆然と立ち竦みましたヨ!
ヘアアクセサリなのは分かるんだけど、何をどうしたらどうなるのか全く想像もつかなかった(笑)。
そしたら、店員さんがササッと近づいてきて、お客様の(ズボラ)ヘアでも簡単にまとめられますヨ、
とニッコリ笑って、あっという間にお手本を見せてくれたくれたんですよ…私の髪の毛を使ってね。
コレが気持ちよいくらいあっという間にカッチリとまとまるもんでビックリしちゃって、思わず購入。
しかし、いざ自分でまとめようとすると試行回数10回に一度成功するか否かくらいの成功率だな。
…馴れれば、平気なのかな?

とまれ、こんなフツーの女子っぽい買い物したのに、私のテンションは終始低いままでした…。
何故って、ソレはお目当ての本がまだ発売されてなくて、結局1冊の本も買わずに帰宅したから。
服や靴やアクセサリが気に入ったモノがなくて空手で帰っても平気なのに、本が無いとこの有様。
骨の髄まで、性根がオタクです。

もう一本小ネタ。

もう一ヶ月ほど前の話なんですが、野暮用で夜道を出歩いた時のこと。
大通りに入ると、数歩先を部活帰りっぽい男子学生(中か高かは不明)の2人組が歩いてました。
彼らはたまに一言二言は小声で会話してたみたいですが、基本はただ肩を並べて歩いてただけ。
私には当然会話内容は聞こえず、どちらかというとノロノロと歩く二人組に少し苛立っていました。
コレは駅まで一緒かなあと観念し始めた頃、駅から2つ手前の交差点でいきなり二人は立ち止まる。
左側にいたやや背が高い男子は被っていた帽子を取り、右側の子に向き直って深々とお辞儀。
「先輩、お疲れさまっしたぁ」
その声は、珍しく周囲に全く人通りがなかったので余計に大反響。
丁度二人の横を通り過ぎようとしていた私は、マジでビビッて完全フリーズ。
右側の子(先輩?)も、一瞬フリーズ。
「………お、おう…お前も気をつけて帰れよ」
「お気遣いあざぁっす、ではまた明日」
後輩君は、そのまま駅の方へ颯爽と直進。
先輩は後輩が帰る姿を名残惜しげに見送った後、右手横のマンションに入っていきました。
こんな場面を目の当たりにして、二人をうっかり凝視してしまった私はただひたすら不審者(笑)。
心臓がバクバク言いまくってて、最初は目の前で生じた状況をまるで判断できなかったのですが。
…落ち着いて考えてみたら、今の場面はナマ年下攻め劇場だったよね?
その後、彼らの将来をトコトンまで腐った妄想で汚してしまったことは、お察しの通りでございます。
…今ここで、懺悔します!スミマセン…ありえないレベルで萌えてしまいました。

私は日頃から公言しているように、基本的に年下攻めに萌えが無いんです。
でも、例外がありまして…年上の先輩をとことんまで立てるワンコじゃない年下は大好物なのだ。
先輩に擦り寄るのではなく、あくまでラインを踏み越えない範疇で先輩の気分を良くする年下攻め。
堪らないよー!すんげぇ美味しかったです。

以上、本日は非常に珍しいtatsukiのロクでもない日常雑記でした(笑)。
来週は、覚えていたら擬人化ブームについて何か喋るかも。


[ 2009/06/28 20:59 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

扇舞う 1巻 

幻狼ファンタジーノベルスは、創刊当初から駒崎さんの“予告”を見かけた気がするのですが…。
まあ、今月ようやく無事に発売されて楽しく読むことが出来たので、不問に付しますけどね(笑)。
ところで、全くの余談になりますが、同月発売の荻野目悠樹さんのお名前も実は気になってます。
てか、無能ドイツ貴族×誘い受け日本人(元諜報員)の腐れ縁バディモノを書いてた方だよね?
いや、カップリングはお前の腐-脳内の話だろと言われればその通りですが、でもアイツらさ…。
あのシリーズの続編を待っているのは私だけなのかな?絶対に続きがあると思っていたんだけど。
しかし、何処のノベルスだったっけ?徳間だったかな…?

最近、私の読書メーターがいよいよカオス化していて申し訳ない気持ちでいっぱいです。
リンク下さった方はこちらも問答無用で逆リンクしてますが、不快だったら遠慮なく外して下さい。
私は少年漫画も青年漫画も、少女漫画もBL漫画も、萌え系漫画も無節操に読むタイプなので。
活字はBLかBL臭のするフィクションか、ノンフィクションしか読まない偏った傾向の人間ですが。

<作品データ>
・駒崎優『扇舞う』1巻(高山しのぶ・画、幻冬舎幻狼ファンタジーノベルス)2009.6
扇舞う 1 (幻狼FANTASIA NOVELS K 6-1)扇舞う 1 (幻狼FANTASIA NOVELS K 6-1)
(2009/06)
駒崎 優

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[ 2009/06/27 20:20 ] novel 非BL | TB(0) | CM(0)

夏目友人帳(1~6巻) 

(妹からの)借り物のくせに、約一年間も積読しちまった不届き者がココにいます。
いつものブログ経由の友人各位からも、とっとと読め!的なことを言われていたにも関わらず…。
私的には『蟲師』の再来か?というくらいに、直ぐソコにあるのに読む気が起きなかった作品です。
アニメ化ブームすら乗り遅れすぎでお恥ずかしい限りなんですが、やっぱり面白かったです(笑)。
いかにも“花ゆめ”なぬるま湯系ヒューマニティのお話なんですが、意外に骨格がしっかりしてる。
読書メーターで一目瞭然ですが、最近俄かファンタジーブームが再燃してるので実にタイムリー。
この系統の作品は、私の場合気持ちが乗らない時に読んでも全く楽しめない特殊ジャンルだから、
今まで寝かせて置いたのも、逆に良かったんだと思うことにします(笑)。

という訳で、読了の感想は6巻まで。
借りたのが本当に約一年前だから、続巻は借りてないのですよー。
最新刊が近々発売されるみたいなので、その後にまた続きをまとめて借りてきます。

<作品データ>
・緑川ユキ『夏目友人帳』1~6巻(白泉社花とゆめコミックス)2005.10、2006.8、2007.2、2007.8、2008.3、2008.7
夏目友人帳 (1) (花とゆめCOMICS (2842))夏目友人帳 (1) (花とゆめCOMICS (2842))
(2005/10/05)
緑川 ゆき

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夏目友人帳 (2) (花とゆめCOMICS (2969))
夏目友人帳 3 (花とゆめCOMICS)
夏目友人帳 4 (花とゆめCOMICS)
夏目友人帳 5 (花とゆめCOMICS)
夏目友人帳 6 (花とゆめCOMICS)

[ 2009/06/26 22:08 ] comic 非BL | TB(0) | CM(0)

へび苺の缶詰 

世の中には、何年経っても学習せずに同じ轍を踏み続ける人間(アホ)がいる訳で。
ソレは撒き餌に過ぎないのに、しかも食べてみたらあんまり美味しくないことを知っているのに、
目が合うと、途端に惹きつけられて食べたくて(読みたくて)我慢できない衝動に駆られてしまう。
当たらないことは経験/確率的に分かっていたので騙されたとは言いませんが、やっぱりなー。
このセンシティブでリリカルで、ネガティブ・ハッピー的な煮え切らない雰囲気に息がつまりそう…。
というか、この作品のペーソスは少し身に覚えがあって、「うぎゃああ!」って叫びたくなるな(笑)。
中村明日美子さんがどうも自分と同輩らしいと伺ったのですが、この著者も同輩の匂いがする。
むしろ、その匂いが強すぎるから、苦手意識を感じてしまうんだな。

<作品データ>
・河内遙『へび苺の缶詰』(祥伝社フィールコミック)2009.6
へび苺の缶詰 (Feelコミックス)へび苺の缶詰 (Feelコミックス)
(2009/06/08)
河内 遥

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※今回は、珍しくアラスジを全文引用します。

7年つき合った男にフラれたOL・コマちゃん。傷心の勢いで絵本作家のチャコのところに転がり込んだものの、彼女は入れ違いに家出。チャコの家には「親類です」と名乗る男、池ノ上がいて――。
池ノ上に恋する青年を描いたスピンオフや、描き下ろし後日談の他、幻の短編「あさにかえる」など心惑わす珠玉の5編を収録。


私のように太字部分のアレコレを期待して読むと、見事にアテが外れるので要注意(笑)。
ただ、池ノ上(↑画像の彼)にピン萌えを感じた方は、それなりに楽しめる気もするなー。
とても作者に愛されているヘタレ男子だとは思う…そして、私は何気にこの手のタイプに弱い…。

[ 2009/06/25 21:06 ] comic 非BL | TB(1) | CM(0)

おおきく振りかぶって 12巻 

実は、独立した記事でエントリーを書くのは初めてかもしれない(笑)。
過去にオオフリ関連の記事があるとしたら、それはアニメの話かアフタヌーン本誌の話だと思う。
そういえば、今年に入ってから職場環境が変わって事務所で休憩中に雑誌が読めないんですよ。
普段は単行本を購入→読む→萌えても、雑誌の内容が頭を過ぎって感想を書き難かったのです。
が、今回は私にとっても本気で久々のオオフリだったので、いつも以上にテンションが上がってる。
ブログで叫ばないと萌え/腐心の収まりがつかない状態になってしまったので、書いちゃいますよ!
なので、続き以下は(マイナー属性な?)ヤオイ萌えを許容できる心の広い方のみ読んでください。
ちなみに、私はこのジャンルの逆CPを許容できない心の狭量な腐女(子)です、ス、スミマセン…。

とりあえず、12巻は呂佳さんに激萌ーっ!!

そうそう、皆さんは何をきっかけにオオフリを読み始めましたか?
私は2巻発売時に同時に1~2巻を購入して、あっという間にハマってしまった人間なんですが…。
今となってはまさに運命的な話で、その評判を伺った先がBLファンにとっては意外に思われそう。
即ち、私が今も敬愛している某BL作家さんの、今は無きHPの日記かBBSで評判を知ったのです。
いや、当時も現職に就いていたので作品の存在自体は知ってましたが、興味は全く無かったのだ。
でも、その作家さんの腐的視点込みで読んでいたく感銘を受けたという趣旨のコメントを読んだら、
いてもたってもいられず…しかも、噂に違わず、否、噂以上の萌えが私の胸中を直撃したのでした。
えーと、私同様に女王様受けを好んでおられる、当時は商業デビューしたばかりの某Aさんデス。
オオフリ好きのお友達界隈にこの逸話をすると、大概とても驚かれます(笑)。

直後に、勢い勇んで某夏の大祭に駆け込んでブツを買い漁りましたが、百発百中で逆CP本…。
以来、怖くてオオフリジャンルにはなかなか近づけない…ちょっとしたトラウマな思い出もあったり。

あー、そうだ~!!
今年の夏の大祭は諦めかけてましたが、無事に行けそうですよ、悲願の三日目!!
シャチョーとカイチョーに、その日は休めと言われてしまった自分って一体…と思わなくも無く…。

<作品データ>
・ひぐちアサ『おおきく振りかぶって』12巻(講談社アフタヌーンKC)2009.6
おおきく振りかぶって Vol.12 (アフタヌーンKC)おおきく振りかぶって Vol.12 (アフタヌーンKC)
(2009/06/23)
ひぐち アサ

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[ 2009/06/23 22:15 ] comic 非BL | TB(0) | CM(0)

拍手お礼6/14~21 

アンケートでネタバレは下げて欲しいとの回答が多かったので、お礼ページを独立させてみます。
以前ミニBBSを設置していたのですが、PCの回線不調時に自分がBBSに書き込めなかったことと、
管理パスワードを忘れた所為で管理画面で管理することも出来なくなくて、外しちゃったのですよ。
そもそもBBSだとログ件数の限界が早いから、お礼場所として相応しくない気もしてたんですよね。
かと言って、お礼ページを独立させたエントリーってブログの趣旨から考えてみると本末転倒だし…。
何か良いアイデア無いでしょうか?とりあえず、暫定的にお礼エントリーを週一で更新していきます。
良いアイデア浮かんだら、また別の方法に移行するかもしれません。

さて、アンケート。
思っていたよりもリアクションが良くて、とてもありがたく思っています。
ご要望として非常に多かったのが、フォントが小さい(PC/携帯ともに)ので記事が読みづらい件。
PCはブラウザ上でフォントサイズ変えれたような?と試してみたら、確かにIE7だとエラーが出る。
FireFoxは、そもそもの拡大率が微増程度であまり変化は無いですが、ちゃんと拡大できます。
Operaならコチラがびっくりするくらいに、巨大フォント表示が可能みたいです。
現在使っているテンプレートは借り物なので、私にはどうこうできないのです…申し訳ないです…。
軽くてシンプルで、何より本文を長めに書き込める稀少なテンプレートなので重宝してるのですが。
ちなみにIEは重くてウチのPCじゃロクな動作をしないので、私のメインブラウザは炎狐ちゃんです。
当然、ブログの閲覧チェックも炎狐ちゃんばかりなので、推奨ブラウザも多分炎狐ちゃんなのです。
ただ、私の方でも他に良いテンプレートが無いか探してみますねー。

携帯テンプレは時候に併せてしょっちゅう変更してますので、次は大きい文字のを探してみます♪

以下は、拍手お礼。
[ 2009/06/21 19:14 ] 未分類 | TB(1) | CM(0)

いとし、いとしという心 

所謂BBN系orカラーとは、一線を画した作品だったと思う。
彼らの間に流れる限りなく幸いに近い穏やかな時間は、美しくも何処かもの悲しい蔭を帯びている。
表題の゛いとしい”心は、侑央から荘一へ、千秋から侑央へ、更に私から彼らに連鎖していく模様。
いとし、いとしで追いかけられ紡がれる片恋は、まるでフーガのように物語が滑らかに連鎖していく。
逆に言うと、この作品では物語のヤマが無くて、なだらかな丘陵をゆっくり登っていくだけなんだな。
そんな移ろいゆく時の流れ、彩り豊かな季節の折々に身を任せた二人の日常風景がテーマならば、
コレはコレで一つの完結したエピソードであったと思う。

が、しかし…あまりにBLに深く馴染み過ぎた身としては、微妙に続きを待ちたいような心地になる。
限りなくセフレに近い“幼馴染”、あるいは限りなく“恋人”に近い肉体関係から一歩進んだ関係を、
即ち、心が伴った取り返しのつかないレベルの“関係”に移行して欲しいと、切に願ってしまうのだ。
たとえ、ソレが二人にとっては余計なお世話様な話だとしてもね…。

<作品データ>
・かわい有美子『いとし、いとしという心』(南田チュン・画、リブレ出版ビーボーイノベルス)2009.6
いとし、いとしという心 (ビーボーイノベルズ)いとし、いとしという心 (ビーボーイノベルズ)
(2009/06)
かわい 有美子

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続きは、私の“妄想”です(笑)。
多分にアサッテな読み込み方をしている予感がするので、下げます(ネタバレ回避も込めて)。


[ 2009/06/20 20:27 ] novel BL | TB(1) | CM(2)

王子の方舟 

突発的に、円陣さんの作品を読み返したいモードが発動中…。
件のクリアファイルのショックから抜けきれていないぽい…いや、アレはアレで素晴らしいのだけど。
あの1枚絵から無駄に妄想力が刺激されちゃって、既刊から物語の断片を拾いたくなったのです。
円陣さんって、イラストと漫画ではキャラクタの体温(?)を故意に使い分けてる気がするのですが、
今回のクリアファイルのキャラからは、円陣さんの漫画の方のキャラクタの熱量を感じるんだよね。
彼には、円陣さんならではの背景とか、物語性とか、一筋縄ではいかない何かを強く感じるのだ。
要するに、私は彼に心惹かれまくっているんだと思う(笑)。

という訳で、極めて感想を認めづらい円陣さんのコミックスの感想に再挑戦!(に、2年ぶり…?)
アンケートの回答で、座右の書が選べない~的な悲鳴のようなコメントをいくつか頂いていますが、
再読して思ったのですが、私はこの『王子の方舟』が自分の座右の書でも全然構わないな(笑)。
現時点ですら、円陣さんが作品に込めた意図を半分も理解できているかどうかアヤシイのですが、
このまるで終わっていない感じ、読者が考えれば考えるほど無限に物語が拡がっていく多層性が、
もし、自分がたった1冊の本だけで残りの人生を過ごさなければならない極限状況を仮定した場合、
うってつけの1冊に見えてきました…己の“想像力”を総動員して持続的に考えていく限りにおいて、
私の“理想”は潰えることもなく、ソレが制約の多い残りの人生を生き抜く原動力になれそうな気分。
まあ、そんな日は来ないに越したことは無いのですが、私はこういう妄想には事欠かないから(笑)。
失うものがあまり無いから、こういう現実逃避がしょっちゅうなんだよね。

そして、2年前の新装版購入&読了時にどうしても思い出せなかった既視感の正体が判明!!
円陣さんは華藤えれなさんとはまた別枠で、テリー・ギリアム的な幻視的SF作品なんだよね。
特にこの『王子の方舟』は、ほら吹き男爵の冒険をベースにした『バロン』と構成がよく似てます。
てか、よくよく考えたら『未来世紀ブラジル』ともモチーフが被っている!通りで、私好みなわけだ。

バロン(1989) - goo 映画

未来世紀ブラジル(1985) - goo 映画

2年越しのモヤモヤが、たった今霧が晴れるようにすっきりしました(笑)。

<作品データ>
・円陣闇丸『王子の方舟』(リブレ出版ビーボーイコミックス)2007.11
王子の方舟 (ビーボーイコミックス)王子の方舟 (ビーボーイコミックス)
(2007/11/01)
円陣 闇丸

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以下、個別感想。

[ 2009/06/18 21:48 ] comic BL | TB(6) | CM(0)

エロとじ vol.2 

前回の時も確かぶーたれてたんだけど、どうしてリバが無いんだ!!
あらゆるBL的シチュエーションを網羅するなら、何はともあれ一本くらいあってしかるべきだろう。

とまれ、ネタ系アンソロジーの第2弾です。
前回の異様なテンションとは打って変わって、全体的に大人しく破綻も少ないアンソロジーでした。
だから、総合的にクォリティは今回の方が上だと思うんだけど、期待してたモノとは微妙に違った。
タイトルのインパクトに負けている感じで、せいぜい小説ビーボーイのプレミアムといった按配かと。
現実的に雑誌の約2倍のお値段なので、コレで質が伴っていなければサイアクなんだけどさ(笑)。

てことで、マイベスト3発表。

【シリアス】
1)花郎藤子さん
2)遠野春日さん
3)かわい有美子さん

【コメディ】
1)国枝彩香さん
2)愁堂れなさん
3)高尾理一さん

【イラスト】
1)草間さかえさん
2)佐々木久美子さん
3)北上れんさん

今回はワーストは無し。
続き以下に、個別感想をちょこっとづつ。

<作品データ>
・「エロとじ」vol.2(リブレ出版)2009.6
エロとじ VOL.2―b-BOYアンソロジーエロとじ VOL.2―b-BOYアンソロジー
(2009/06)
不明

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[ 2009/06/17 16:46 ] magazine&anthorogy 感想 | TB(1) | CM(3)

くりあふぁいる 

ただいま、某初回特典のクリアファイルに激しく動揺中…。
自分の購入分を見本用に展示しようかと思ったけど、ちょっと…流石に…イロイロと…無理だ…。
レーターさんがレーターさんなので美しいアートだとは思うんだけど、人前でダビデ像を正視しづらいのと同様の、何とも言えないいたたまれない感が…。
私が作品を見ているはずなのに、作品のキャラに自分が見られているような気持ちになってきたよ。
私はコレを、一体どうしたら良いんだろう?
[ 2009/06/16 16:30 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

ディアプラス 2009年7月号 

もう二度と買わない、とかほざいていたのは割と最近のことだったような気がするけれど…。
よくよく見てみたらフリーペーパーが中村明日美子さんだったので、あっさりさっくり購入です。
いや、私もモノによっちゃ踊るんですよ!今日は、郵便局にデッドロック小冊子取りに行ったし。
本末転倒のおまけ目当てで雑誌を買っちゃいましたが、今回は粒揃いだったので本誌も満足♪
トリ(一歩手前)の平喜多ゆやさんが良過ぎだ!!

□真山ジュン『蜜月すら略奪の果て』第一話
気のせいかもしれないけど、(義理の)父親の七光り的な(元)エリート警察官の女王様受けって、
真山さんの作品でもう5~6回は読んでいるような?今までの作品と、どっかでリンクしてるのかな?
悪趣味なのはどこぞの変態プレイじゃなくて、マフィア攻め(?)のチャイナドレス(?)の方だと思う。

□扇ゆずは『レオパード白書』第7話
あの富豪刑事みたいなことを平然と口にしていた話のスピンオフなのかな?
そもそも、何がリンクしているんだろ?うーん、私は扇さんの作品はシュミじゃないかもしれない。
何だか“チャンピオン”的な喧嘩漫画だった。

□中村明日美子『春の画』
ちっちゃい安藤君が、可愛すぎて堪らないよー。
“春の画”を残して、二人のちっちゃなロマンスが始まるんだなー。

□松本花『苺王子』第1話
元ネタ全然知らないお話だったんだけど、キュートでポップで可愛いコメディでした~♪
バカワンコ×クールビューティーメガネってことで良いんだよね?

□三池ろむこ×渡海奈穂『カクゴをきめて』最終話
コレは、単行本まで待って読まなければ良かった。
多分、“面白い”お話なんだと思うけど、最終話だけではキャラクタ把握できなくて勿体無かった。
三池さんの絵(線?)がちょっと変わった気がする。

□門地かおり『生徒会長に忠告』第49話(←多い!)
このシリーズ、まだ続いていたんですねー。
コレは何かの後日譚?一時期のどす黒い展開とは一線を画した明るいコメディに戻ってるのかな?
単行本で追いかけていないから、詳細が全くちんぷんかんぷんなシリーズなんですけどね。

□依田沙江美『AMETORA―雨寅―』第6話
これだけじゃ、何も分からない話だな。
しかも、いつぞやのように原稿が完成されていないように見えるなー(減ページなのもそうだけど)。

□クワナ涼『係長ケーキ』
新人さんなのでこなれていないのも、あんまり面白い感じがしないのも仕方無いんでしょうな。
絵が夏目イサクさん系ですね。

□二宮悦巳『ももいろ倶楽部にようこそ』第18話
このシリーズは割と好きだった気がするんだけど、何だか波乱の展開になっていてついに脱落。
一体、何(誰)がどうなったんだ?

□印東サク『願わくば側に』
印東さんの漫画は、無理にベッドシーン入れなくて良いと思うんだよね。
最後がどうしても駆け足展開になってしまうから、すごく勿体無い。
“お仕事”シーンとキャラは魅力的なんだから、そういう長所を生かした作品に仕上げて欲しいなあ。
そして、何より何か企んでいそうな攻めのニンマリスマイルが、私は大好きだ!!

□真行寺ツミコ『リヒテンシュタイン博士の魅惑の無人島漂流に関するレポート。』前編
コンセプトが下品なギャグ漫画なんだろうけど、正直さっぱり面白くないなあ。

□梅太郎『もう君を待てない』
このシリーズは内容は覚えていないんだけど、前回読んで非常に腹を立ててた記憶があったので、
今回は完全にスルーしました…梅太郎さんの作品自体は、決して嫌いじゃ無いんですけどね。

□九州男児『愚者の恋』第5話
九州男児さん、ペンを換えたのかな?やけに線が荒々しいような?
これってアレなのかな?佐々木倫子さんの“バカ枠”入社と引っ掛けてあるのかな?
ギャグだと思うんだけど…今のところ、露骨にギャグ漫画という感じがしないなあ。

□こいでみえこ『骨まで愛して』
スルー。

□窪スミコ『踏雪』
残念ながら、今回の私的ベスト3からは落ちちゃいましたがニアピンの萌えの4番手です。
窪スミコさんの可愛い絵柄は、例のBL的シーンが過剰にエロいよ!!きゃああああ。
是非ともリバって頂きたし。

□やしきゆかり『僕のお巡りさん』
今月のベスト2(明日美子さんが単独トップだと思ったら、最終レースで3位に落ちちゃったよ!)
何が嬉しいって、年下が受けだったのがサイコーに嬉しかったよー、逆だと思っていたから。
性格に一癖ある田舎の駐在さんにちょっかい出されて、マジ惚れしちゃう半端者の学生の話。
てか、やしきさんは逆に2000年頃から基本的な絵が全く変わらないなあ、端整で美しいや。

□平喜多ゆや『泣いちゃえベイビー』
年下攻めが、おバカワンコで本当に良かった!!
手の内見せない年上のお兄さんがさー、不意打ちに弱いところみせてくるからさー。
鬼の霍乱の“涙”って反則だよ!一本取られたわ。
平喜多さんもそろそろ、ディアプラスかルチルで単行本が発売されても良いような?
文句なしのベスト1です。

□南野ましろ『なんとなく大丈夫第8.5話
なんとなく、平喜多さんの余韻がまるで台無しだ…(笑)。

番外:桃山なおこ先生のモエパラ☆
このリーマンカップルで一話まるごと描いちゃって下さい~♪
男同士の相合傘~、短髪黒髪のツンツンへたれが堪らない~。
このまま、桃山さんの既刊を買い揃えそうなアホがここにいるよ(笑)。

・「Dear+」2009年7月号(新書館)
Dear+ (ディアプラス) 2009年 07月号 [雑誌]Dear+ (ディアプラス) 2009年 07月号 [雑誌]
(2009/06/12)
不明

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読む前から一部の方に愚痴ってしまったけど、今月号のディアプラスは当たり打率高いです。
特に平喜多さんとやしきさんは、私が大好きだった頃の懐かしい匂いがする良いBLでした。
Nつめさんが言うところの、可愛いBLってヤツです(笑)。


[ 2009/06/14 23:35 ] magazine&anthorogy 感想 | TB(0) | CM(0)

2009年7月購入予定 

7/1 菊屋きく子『やましいからだ』(大洋図書ミリオンコミックス)
 〃 山田ユギ『たかが恋だろ』(英田サキ・原作、大洋図書ミリオンコミックス)
7/3 空知英秋『銀魂』29巻(集英社ジャンプコミックス)
7/7 墨蜘ルル『華と蝙蝠』(金ひかる・画、AMWB-PRINCE文庫)
7/10 せのおあき『夜中に台所へ』(オークラ出版アクアコミックス)
 〃 真生るいす『満員御礼』上巻(大洋図書ミリオンコミックス)
7/18 アンソロジー「CRAFT」vol.41(大洋図書ミリオンコミックス)
7/24 中村明日美子『ダブルミンツ』(茜新社EDGEコミックス)
 〃 桜坂洋『よくわかる現代魔法 ファンブック』(宮下未紀・画、集英社SD文庫)
7/25 夜光花『劣情に鎖(仮)』(高階佑・画、徳間書店キャラ文庫)
7/30 印東サク『願わくば側に』(新書館ディアプラスコミックス)
7/下 華不魅『鉄錆廃園』3~4巻(新書館ウィングスコミックスDX)

BL読みたい気分が下降中なので、小説が異常に少ないね…。
でも、お前は大洋図書にどんだけ投資するんだ!!って感じだよね。
真生さんは私が紹介するまでも無いので、私的にオススメは菊屋きく子さん!!
山中ヒコさんとか、夏水りつさんが好きな方は、絶対この方の作品もいけるハズです(笑)。
あとは、ディアプラスにアンケートをしつこく送り続けた印東サクさんも初コミックスですねー。
こちらも楽しみだけど、印東さんは人様には少しオススメしづらいかもしれない…。
この方が描くブルーカラー的な職業BLを私は高く買っていますが、多分全体的に薄味かと。
夜光花さんは、サイン会申し込み済み。
そして、今年のキャラバースデーフェア用小冊子の為に、『不浄の回廊』も購入予定です。
ノベルスで私好みの作品、何か発売されるかな?BBNは食指動くもの無かったハズ…。
[ 2009/06/11 22:59 ] お買い物 | TB(0) | CM(0)

NINAGAWA 十二夜 

公式サイトはコチラ(※TOPページがちと重い…携帯からの閲覧は厳しいかも)。

昨日は、以前から楽しみでしょうがなかった蜷川舞台を観に行ってきました。
私にとっては、恥ずかしながら通算で人生三度目の生舞台体験になります。
(ちなみに、他は劇団四季の『クレイジー・フォー・ユー』と花組芝居の『百鬼夜行抄』デス)。
今回の演目は、シェークスピア喜劇の中でも個人的に特にお気に入り作品である『十二夜』。
歌舞伎演出なので役者は全員男性、主役の双子は早替りトリックで兼役と伺い更に興奮。
以前から観たい、観たいと思っていたのですが、そうしたら今回の凱旋公演が決定との由。
早速妹に頼んで、チケットを手配してもらいました(笑)。

まずは、開幕直後の“鏡”演出に度肝抜かれました。
舞台は全面“鏡”で覆われており、客席が鏡写しに丸写しな状態で舞台の幕は開けるのだ。
我々観客もまた、舞台の一部であることを過剰に認識させられ、自ずと“世界”へ誘われる。
元より、この“鏡(合わせ)”の取り違えの顛末というのが、この作品のメインテーマである。
双子の兄妹、男女、賢者と愚者、更にこの舞台においては役者と観客までもが反転するのだ。

セバスチャンとヴァイオラとヴァイオラが男装したシザーリオが、一人の役者で演じられる。
ソレは折り込み済みでしたが、マルヴォーリオと道化までもが兼役だったことにも驚かされた。
現代劇の下手/上手のみならず、歌舞伎の花道も行ったり来たりで舞台空間の奥行きも違う。
原作のシナリオ構成をかなり弄っていた為に、芝居内容がギュッと凝縮されてて飽きがこない。
歌舞伎として観ても、シェークスピア劇として観ても、逸脱ギリギリの絶妙な濃さが素晴らしい。

しかも、この原作は腐的視点でも美味しいのだ♪
双子の妹が男装して公爵の小姓となり、“使い”として公爵の片恋相手のオリヴィアに出会う。
オリヴィアは、この美少年の聡明さに一目惚れ(絶対に、この人ショタコンだ!!)するのだ。
あれよこれよと展開するウチに、公爵×妹、兄×オリヴィアの二組のカップルが成立しますが、
そもそもオリヴィアが惚れたのは男装の少女で、公爵が惚れ直したのは小姓の真実の愛です。
登場人物達の愛情ベクトルの行方は、聡明で美しいヴァイオラ/シザーリオの両義性に向かい、
見方によっては百合的であり、BL的な物語な訳で、だから私が愛してやまないモチーフなのだ。
しかも、兄は兄で寝食を共にした海賊に何故か永遠の忠誠を誓われていたりで、更に美味しい。
シャークスピア時代も歌舞伎同様、全てのキャスティングが男性だったことも萌えの宝庫。
誰が、誰に、真実の愛を誓って受け入れたのか?この可能性を考えるだけで、胸がいっぱい。
ああ、楽しい~♪

そういえば、原作だと存在感が薄い(…気がする)お兄ちゃんが、今回は出張っていた気がする。
舞台演出上の双子トリックに、大きな比重をおいたからなんでしょうが…。
いずれにせよ、貴重で充実した一日でした!



[ 2009/06/11 21:11 ] movie | TB(0) | CM(2)

小冊子商法について 

某先生が、先だって発送されたばかりの小冊子に関するアンケートをHP上でとっているそうで。
この件についてどう思うか?という趣旨のメールを頂きましたので、私なりの意見をここに認めます。
要するに、イロイロ考えたことを伝えるのに、ケータイでチマチマ文章を打つのが億劫だったの(笑)。
多分、近日中にコチラも見てくれると思うので、今回は半ば私信に近いエントリーを書きます。
皆さんご承知の通り、私は文章をまとめるのが非常に不得意なので、以下は箇条書きメモです。

・tatsukiは件の小冊子に応募してませんし、入手してませんし、今も全く欲しいとは思いません。
・件の先生には、このような部外者の立場でありながらアンケートに回答済みです。
・ちなみに、↑のアンケートは字数制限が大変厳しかったので書いた内容は激しく辛辣です。
・結論を言えば、小冊子の“内容”の再配布は可ですが、最終的な決断は著者自身の判断による。
・小冊子が販促のサービスである限りにおいて、重要なのは金銭的対価ではなく時間的対価
・意見が紛糾してる状況下で即断を下すのは選択を誤る確率が高く、正直オススメしない。
・著者/出版社の判断/決断がいかなるものであれ、全てのファンの不満を解消するのは無理。
・今回の一件は、時限付き小冊子という販促方法の構造的な欠陥に原因がある。
・時限付き小冊子は一種のドーピング剤で、拡販の瞬発力はあるが商品の持久力を鑑みてない。
・だから、tatsukiはこの時限小冊子企画があったから、逆にこの作品自体への興味を失った
・tatsukiはこの先生の作品の一部は読了済みだが、ファンと呼べるほどの思い入れが無い(笑)。
・なので、この箇条書きは完全に第三者のソレと判断して下さい。
・時限付き小冊子企画は、未来の読者@ファンを元より想定していない。
・だから、著者は未来の読者@ファンは私の読者@ファンでは無いと言い切っても構わないと思う。
・そして、著者の心情がどうあれこの企画に加担した時点で、↑のように判断されても仕方ない。
・無論、tatsukiはこの企画が著者主導のモノなのか、出版社主導のモノなのか知りません。
・いずれが主導でも結果は同じで、その結果と予測されるべき混乱の責任はこの両者にある。
・あくまで有言実行を貫くなら、未来の読者@ファンは私のファンでは無いと泰然と構えるべき。
・従来からのファンとの約束を破って救済措置を取るなら、彼らからの信頼の低下は免れない。
・つまり、出来ない約束は端からするな!(笑)
・端から、破れるための約束だったのだと従来のファンに思われても、仕方ない。
・ちなみに、不(非)正規の手段でこの冊子の入手を画策する/した者はファンとは呼べない。
・(複製等の手段で)与える方も与えられる方も、等しく不正行為である。
・↑を行った時点で、原作者の作品に対する尊厳の著しい破壊者である/になると自覚すべき。
・逆説的だが、この事態はこの上ないくらいに販促行動が効果的だったとも言える。
・本編@小説の価値を犠牲にしてまで、レアなサービス@小冊子を振舞ったのですから!
・小冊子の価値も、著者の価値もかつてないくらいに急上昇したとも言えるわけで。
・たった今読んだばかりだから余計にかもしれませんが、バタイユ的な極限状況に見えます。
・一種の価値転倒が生じている状況なんじゃないかと。
・まあ、ソレは兎も角として、でも私は最終的に別の形の小冊子の再配布はアリです。
・ソレは著者も、出版社も、購買者も無視した私的ロジック故なんですが。
・つまり、あらゆる情報/史料は最終的には開示すべきだと思っているから。
・私が著者なら、自身の作品を他人に壊されるくらいなら自分で壊した方が良いと思っている。
・その為に、一部(or大部)の親しき者の反感を買うにしても、そうするだろうなっちゅーハナシです。

このように、私は非常に思いやりの無い冷たい人間です。
今回の件は割と私の日常からは遠かったので、自分が出くわした(憤りを感じた)類似例をば。

例1)A先生のK出版社から出された某作品が某書店限定で配布された(らしい)SSの件
コレは、内心ハラワタ煮え返るくらい腹が立ちました。
一部のじゃなくて、特定の書店だけに配布される販促ペーパーは販促の意味を見失っている。
この書店の売り上げ↑は見込めるにしても、全国で流通している本の売り上げ↑に繋がるまい。
読者@ファンも著者も、本来なら出版社にとってすら効果/魅力の薄い販促だろう…。
ちなみに、著者が個人的に利用/愛用している書店に対する、著者主導の企画なら納得できる。
あるいは、ISBNコードを取得していない同人誌とか個人契約の自費出版ならまだ納得できる。
とまれ、約一年後に著者がこのデータをHP上に無償配信してくれたので、溜飲を下げました。
個人的思い入れの強い大好きな作品だったから、余計にダメージが大きかったんだよね。

例2)1年前に同人誌で再録集を出したばかりのTさんの作品の単行本化
コレは、今回の一件とは完全に逆のパターンですね。
この同人誌は、商業誌上の制約を受けない一期一会的な作品だったから逆に価値があったのに、
その価値を下げて/投げ打って商業化させちゃうことで、広範な読者を逆に得られた作品でもある。
コレが5年後、10年後に改めて再録という形なら、新たな歴史的な魅力/価値が生まれたと思う。
しかも、この作品は時事(オタク)ネタが多く、やはり夏/冬の某大祭用の限定同人誌だったから、
共感を得られる作品だったと思うんだけど…まあ、こういうのも最終的には原作者判断だからなー。
Tさんの作品の中でも一番お気に入りのシリーズだったから、ちょっとがっかりしたんですよねー。
しかも、再録集出たばかりだったし!(←しつこいっ)

例3)商業連載作品の完結編を同人誌で行うという暴挙を行った某作品
もう、白泉でも、秋田でも、幻冬でも構わないよ。
何処でも良いから、完結編を収録した新装版を出してくれ!!『花と狼の帝国』のハナシです。

だから、要するに不満も要求もわだかまりも、ある程度時間が経てば沈静化すると思うんだよね。
待てない人間も、待たない人間も私の読者じゃないと見限ってしかるべきだと思いますよ>K先生


[ 2009/06/08 22:32 ] 未分類 | TB(1) | CM(6)

エマニア~月の都へ 英国妖異譚(20) 

10年近くそれこそ学生時代の頃から愛し続けてきたシリーズが、とうとう完結してしまいました!
思えば、このシリーズが無ければライトノベルにもBL小説にも手を出さなかったかもしれないなあ。
当時私が底無しにはまっていた幻水関連サイトで、幻水同様に絶賛されていたのが『十二国記』で、
だから私も手を出してみようかなと思ってラノベコーナーに立ち寄ったのが、運命の出会いでした。
かわい千草さんの『エスペランサ』が大好きだったので、惹かれたのは表紙絵だったのですが(笑)。
正直、今更少女小説に手を出すのは私の中でとてもとても抵抗があって迷いに迷ってたのですが、
イラストの抗いがたい誘惑に負けて購入してみたら、大当たり♪あっという間に、既刊も揃えました。
ちなみに、小野不由美さんは一般小説(?)が全く合わなくて、『十二国記』は未だ読まずじまい…。
運命の“女神”さまの采配は、こんなところでも密かに活躍してるのですねー。

という訳で、最終回だったのですがソレほど感慨深い境地には達さなかったなあ。
決して面白くなかった訳ではなくて、私の思い描いていた大団円の真逆の結果に呆然としちゃって。
しかも、別(or新?)主人公の大学生編が用意されているらしく、正直全く終わった気がしないのだ。
だって、今回アシュレイもシモンも隆聖さんも手をこまねいて経過を見守っているだけなんだもん!
最後の最後でメインの多くを掻っ攫っていったのは、シリーズ途中から登場のオスカーだったしね!
以前も書いた気がするけど、オスカーがユウリに守られるドジッ子ヒロインの座を返上しないのです。
だから、ユウリが最終的に手を取る“役”が必然的に彼に廻ってくるんだよなー。

それは兎も角、夢見る中世史家シンクレアの末路がまさにインディ・ジョーンズ的でしたよね(笑)。
ある意味で、彼を餌に使うのは“本命”を直接奪うよりも結果が直裁的で猶予が無くて、危険だよ。
ドゥーティー家の呪いというか宿命というか、彼の“血筋”はユウリと違って血生臭いんだからさー。
彼に仇なすと、身に降りかかる災いはユウリの比では無いんじゃないのかな、と思ってみたり。

よって、全体的に伏線回収率は低めで、最後のアシュレイ薀蓄もかっ飛ばし気味の最終話です。
そういえば、アシュレイの領域に近づきたくてたまたま読んだこのメモが意外にもリンクしていたな。
私としても、ユウリの領域には近づきようが無く、シモンの領域には全く興味関心が沸かないから、
必然的にアシュレイの方向から近づくしか無いのですが…次はインド哲学に向き合ってみるかな?
『リグ・ヴェーダ』関連も、もともといつか読みたいテーマの一つでしたが…。

とまれ、お疲れ様でした!
次の魔法書探求編も待ち遠しくて仕方ないです♪

<作品データ>
・篠原美季『エマニア~月の都へ 英国妖異譚(20)』(かわい千草・画、講談社X文庫ホワイトハート)2009.6
エマニア~月の都へ 英国妖異譚(20) (講談社X文庫 しD- 25)エマニア~月の都へ 英国妖異譚(20) (講談社X文庫 しD- 25)
(2009/06/05)
篠原 美季

商品詳細を見る


※以下、6月14日追記アリ
[ 2009/06/03 22:56 ] novel 非BL | TB(1) | CM(2)

2009年5月の読書メーター 

えーと、今年になってから恒例の読書メーターです(笑)。
正直、5月は売り上げがひっじょ~に厳しいので、小ネタがあまりないのですが…。
ちょっと脱線するかも…。

□角川ルビー/ビーンズ文庫
・マイレージがまた始まったらしい…そして、夏目ももさんだけ既に完売、に、人気作家なのかな?
・少年陰陽師の小冊子が手元にいっぱい届いた…頼んだ記憶は無いんだけれど。

□集英社コバルト文庫
・6月刊のコバルトは本日店着で、いつもよりちょっと遅いかな?
・お問い合わせを受けた某作品の入荷数が1冊だったので、久々にイヤな汗をかいた…。

□小学館ルルル文庫
・榎木洋子さんが、そこそこ健闘してるかなー?
・ガガガはヒットシリーズがボチボチ出てるのに、ルルルはさっぱり…な気がする。

□講談社ホワイトハート文庫
・本日入荷せず。
・よって、ご報告することは何も無い。

□アスキー・メディアワークスB-PRINCE文庫
・青野ちなつさんが、結構残ってしまったなー。

□新書館ディアプラス/ウィングス文庫
・三千世界マガジンがんばりました!何とか、最低の目標はクリアした…よ…お客様に大感謝。
・ディアプラスは相変わらず堅調、売れ数も3点ほぼトントン。

□心交社ショコラノベルス
・4月末&5月発売のショコラは、指定数が丁度良かった!
・と言っても、一年前の70%くらいに落としているんですけれど…。

□笠倉出版社CROSSノベルス
・6月は入荷する筈!

□フランス書院(プランタン出版)プラチナ文庫
・10日前後に伊郷ルウさんの新刊が立て続けに3点出たんですけど、プラチナが一番よく売れた。
・てか、5月はプラチナが通常の約2倍入荷したのはなぜ?もう一点は大量に返品出しちゃったよ。
・噂の乳首本は、後からジワジワ動き始めました。

□フロンティアワークスダリア文庫
・コチラの伊郷さんは小冊子付きだったのに、動きがスローだった…目標分は捌けたけど。
・沙野さんの“花”シリーズは、1巻と3巻が好調で、何故か2巻だけはあまり動かなかったなあ。
・ダリアは入荷が高確率でワレるから、その所為も大きいかもしれない。

□エンターブレインB's-LOG文庫
・5月は面倒で指定かけなかったのですが、配本任せの方が入荷数が多かった(笑)。
・実は、6月の渡海さんのペルソナ本が気になっていたり…極個人的にね。

□幻冬舎ルチル文庫
・私が風邪でボロボロだった時期に入荷したので、追加の手配が遅れてしまいました。
・茅島氏~と巫女本は予想通りに長く売れていますが、意外に小川いらさんも動いているような?
・今回の小川さんは、多分私がお気に入りだった漢方薬局シリーズよりも実売が良い気がする。
・そして、ルチルの既刊フェアは恐ろしく動きが鈍い…テンチョーから冷たい視線を感じる…。

□リブレ出版ビーボーイノベルス
・5月刊のBBNはものすごーく安定してました。
・あすまさんは先月刊より遥かに動きが良い、西江さんは大金星、うえださんや中原さんも堅調。
・つまり、その…愁堂さんが、4月刊のキャラ、5月刊のルチルに引き続き動きが弱いです。
・愁堂さんは、普段から他の作家さんより入荷数が多いから、売れる作家さんのハズなんだけど。

□白泉社花丸文庫
・花丸は4月も5月も動きが鈍い…。
・そして、花郎さんのあのシリーズは入荷数が非常に多いんですけど、いつも大量に売れ残る…。
・新刊なのか新装版なのかよく分からないんだけど、全然売れていないのはまだ新装版だから?
・花郎さんもきたざわさんも、昔は飛ぶように売れた花丸作家さんだったような気がするのだけど。
・客層の違いかなあ?

□一迅社アイリス文庫
・4月は和泉さんならイケルと思って多めにとったのに、さっぱり動かず…。
・なのに、5月刊はそこそこ動いてる(片方売り切れた!)…アイリスの人気/不人気が分からない。

□オークラ出版プリズム文庫
・今月はプリズムを多めの指定をかけていたみたいです。
・若月京子さんは、地味~に売れてますね!榊さんは、若月さんの半分だった…。

□学研もえぎ/ピュアリー文庫
・5月は地味なもえぎ文庫が、ありがたいくらいによく売れてます!
・剛さんも火崎さんも、最近のキャラやショコラよりずっとよく売れている気がしますよ。
・特に、火崎さんが初動良かった。

□二見書房シャレード文庫
・4月の中原さんは、既刊ともども売り切ったぞ!
・高遠さんは、私のお気に入り作家という時点で売れ方に限界があるのですが、まあ程ほどに。
・↑2タイトルがシャレードにしては大きいので、5月刊は売れ方が通常通りに地味な感じ。
・何気に人魚攻めが気になってはいるのですが、それはまた別の機会にでも読もうかな、と。
・個人的に大好きな谷崎さんのドロシーシリーズは、動きどうなんだろう?
・↑自分が好きなシリーズという時点で、やはり一抹の不安が…。

□竹書房ラヴァーズ文庫
・売り上げ↓5月でしたが、そんな中で大健闘してくれたのがBBNと今月のラヴァーズでした。
・が、ふゆのさん、ラブコレ、夜光さんはこの順で飛ぶように売れているのに、森本さんがさっぱり…。
・今の職場は今までで一番BLが売れるんだけど、今までで一番森本あきさんが売れてないような?
・入荷数はむしろ夜光さんより多くてふゆのさんとトントンだから、世間的には売れてるハズかと~。

□ワンツー・マガジン社アルルノベルス
・結城瑛朱さんはアルルでしかお名前見たこと無いけど、予想以上に動く作家さんだなあ。
・そして、今まで実は結城一美さんと混同してました…どおりで…。

□徳間書店キャラ文庫
・前回、大量に指定をかけた『間の楔』がさっぱり売れなかったので減らしたら、今回は動きが良い。
・5月刊のキャラは三つ子ちゃんの如く、堅調です…従来のキャラらしい動き方に戻りました。
・てか、4月のキャラがミナミさんと残り二点で売れ方に大きな差があったことが例外だったかと。
・あ!フレブラは別枠です(←は、多分BLというよりファンタジー小説ファン層が厚いので)

□海王社GUSH文庫
・実は、5月刊は新人さん(?)の紗名マリエさんが現状で一番売れている事実にビックリ!
・『モルグの番人』ほど圧倒的な動きではないけれど、妃川さんとトントンってかなりの健闘ぶり。
・また私が知らないだけで、同人誌かネットで人気の方だったりするんでしょうか?

□大洋図書シャイノベルス
・実は、私は今回の交渉人~を自分の職場で買っていません(笑)。
・近場の書店であっさり見つけたのですが、自分の職場で入荷したのは翌日(28日)の午後便。
・私が買いにいった書店の入荷が、異常に早かったんだと…思う…というか、思いたい…。
・シャイに限らず、5月末の新刊は全体的に入荷のペースがいつもより遅い気がするなあ。

□幻冬舎リンクスノベルス
・えーと、どのタイトルも入荷して一日どころか、半日ももたなかった!
・所詮、最多入荷の華藤さんで7冊だしね…ああ、幻冬舎…。

□イーストプレスAZノベルス
鈴木カタナさんって実はシャレード作家の某さんという噂を伺ったのですが、本当の話ですか?
・実は、今回アズとは思えないくらい初動が良いんですよね。
・そして、このアラブ本は個人的にも非常に読みたいテンションが上がっていたり…。
・私が心惹かれているのは、アラブじゃなくてハンジャル(半月刀)なんですけど。
・ゲーオタだから、珍しい武器に目が無いのです。
・なので、お願い!ハンジャル~読んだ方、感想と噂の真相の垂れ込お待ちしております~。
・某さんのヒントは、このブログでは未だ感想を書いたことが無いシャレード作家さん。

という訳で、アズ以外に取り立てて言いたいことがなかった5月でした。
6月は、もうちょっと売り上げ戻せると良いんですけどね…。

以下、限りなくどうでもいい私の読書記録です。
読書メーターは私的備忘タグのように利用しているので、時々コメントが我ながら意味不明だ。
あんまり読み手(&作家)に配慮していない文章で、とても申し訳ないです。

[ 2009/06/01 21:06 ] 読書メーター | TB(0) | CM(0)
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Author:tatsuki
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