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交渉人は振り返る 

昨年の丁度今頃、私はこのエントリーで榎田さんの作品に対する辛辣なレビューを認めてました。
ラファイエット侯爵による先行き不透明な資金繰り方法に、とても納得がいかなかったのですよね。
必ずしもこの作品がきっかけという訳ではないのですが、だから榎田さんとはモノの見方に関して、
根本的に相容れないんだろうなあ、と何となく思っていたのですが…。

芽吹章は、どう考えても私(好み)の側のキャラクタなんだよなー。
シリーズ3作目は、珍しく芽吹がゲーム(賭け)に負ける、即ち交渉@仕事で失敗するお話でした。
まあ、結果は単純に失敗と言い切れる問題じゃなくて、限りなくドローに近い試合だったのですが。
どちらかと言うと、勝者無し?芽吹も相手もルールを侵したから、勝ち手を見失ってしまった模様…。

結論を先に言うと、制度じゃヒトは救えない≒制度はヒトを救わない…というテーマだったかと。
ヒトが他人を救えると信じることは傲慢かもしれないけれど、ヒトはヒトじゃなければ救われません。
制度が存在するのは、よく誤解されているが仁義とか道義とかいったような目的の為ではなくて、
人間の為というよりも人間によって構成されている社会にとって効率が良いと判断されているから、
結果としてソレが尊重されている…もとい、半ば擬人化されて価値があるように仕組まれています。
制度(システム)に価値が無いとは言わないけれど、ソレは実際上は魔法=力=手段に過ぎず、
行使する者がいて、遵守する者がいて、破壊する者がいるから、人間にとっての価値が生じるのだ。
法も律も約束にしても、守りたい/守らなければいけないと感じるのは多分に錯覚が含まれている。
だから、守らなくて良いという訳では無いけれど、守るにしても守らないにしてもその行動の結果は、
自ずと跳ね返ってくる…だから、我々は慎重に行動&選択&判断しなければいけないのでしょう。

とはいえ、人間は芽吹のように信念を貫く為に成功率の低い選択肢を選ぶこともある。
無論、彼が信じているのは正義では無く…ソレがいかに理性に反した悪あがきに過ぎないにしても、
何処かで何か/誰かが変われば良いなと思い、たとえ目に見える変化が無くても構わない選択肢。
いずれを選んでも後悔するなら果敢に行動して、失敗して、後悔しようという信念が芽吹の生き方。
インローの世界では身の置き所が無く、かといって兵頭のようにアウトローに生きることも出来ず、
いずれも選べずに、グレーゾーンで右往左往している両義的な立場が芽吹の魅力に繋がっている。
ソレが彼の存在の根拠であり、価値なんだよね。

今回の榎田さんは、いつにもまして伏線を張り巡らせた構成になっていたのが良かったなあ。
ヒトを救う/救われるのも人間だけど、ヒトを裏切ったり傷付けたりするのもまた人間なんですよね。
“彼”が言ってるように、この世を動かしているのは金、力、人の気分というのはある意味で真理だ。
(この“気分”って、英語で言うとアトモスフィアで昨今の言葉で言うところのKYのことなハズですが、
空気が読めなければ“世間”を生き抜くことが出来ないというのも、一つの脅迫観念に過ぎません)
だから、それらの誘惑を克服する勇気が、極限状況でも生き抜く意思や決断が人の道を開くのだ。
芽吹の“受難”は、彼の未来の価値に繋がっていくんだよね。

そして、そんな芽吹というヒーローに読者も彼の周囲も魅了されていくんだろうな、と。
しかし、このシリーズはノスタルジー→コメディ→シリアスとてんでバラバラな軌道をとるなあ…。
芽吹がそれだけ成熟した大人であり、良いオヤジであり、未熟な人間だからなんでしょうけど(笑)。

<作品データ>
・榎田尤利『交渉人は振り返る』(奈良千春・画、大洋図書シャイノベルス)2009.6
交渉人は振り返る (SHY NOVELS 230)交渉人は振り返る (SHY NOVELS 230)
(2009/05/28)
榎田 尤利

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[ 2009/05/30 20:18 ] novel BL | TB(3) | CM(6)

真音 1 

今月発売予定の中で、密かに一番楽しみにしていたのがこの谷崎泉さんのリンクスでした。
雑誌連載時からとてもとても気になっていたのですが、長編だったのでジッと我慢してたのだ。
私は小説誌を読むことが苦痛なタイプでは無いのですが、実は「小説リンクス」はちょっと苦手です。
シャレードやディアプラスは、コメディとシリアスの配合バランスが丁度良くて読み易いのですが、
リンクスは重めのシリアス/ファンタジーばかりが立て続くから、一気に読むのが辛いんですよね。
そもそも、リンクスノベルス自体の積読がかなり多い…軽いBLが読みたい時に食指が動かなくて。
だから、つまり「小説リンクス」はここ数年全く買って(読んで)いないのです。

それにしても、今回も期待を裏切らない骨太BLの様相を呈してましたね。
一昨年前、私が同著者の“ラステロ”にはまっていたコトを記憶していらっしゃる方もいるでしょうが、
あの系統の谷崎さんでした!夫々の登場人物達の過去と運命が複雑に絡み合って物語は展開し、
人生を賭けた一世一代の裏世界の天下取りゲームが、この作品でも繰り広げられていく模様です。
今のところ、“受け”の進藤も“攻め”の富樫も、脇を固める槇原も読者に手の内を見せてはいない。
彼らはパワー(本性)を抑えており、近い将来に起こるであろう波乱に備えて体力を温存している。
いずれにせよ、オレサマカリスマ系攻めの富樫の強引な手管に怯まない進藤というタフな受けが、
富樫(派)の将来の成功の鍵を握っているのは間違いないでしょう…オトコマエな良い“受け”です。
いささか比喩的な表現を用いるなら、獣王を目指す“獅子”が眠れる“虎”を起こして天下を取る話。
いや、“多分”だけど…大筋でははずしてないと思う。

実は、槇原が一番の“萌え”キャラかもしれない…。
腐ったヤオイ者視点で眺めると、年上ヘタレツンデレの槇原と年下オレサマ攻めの富樫の関係や、
何事にも動じない孤高派の年下の進藤と槇原の関係の方が、ある意味で美味しかったり(笑)。

SHOOWAさんの『向日性のとびら』と同様に、登場人物達が日向を志向しているのが興味深い。
夫々が“陰”を背負っていて、日の当たる場所では居場所が無いコトを自覚している彼らだからこそ、
闇に紛れて忍んで生きている彼らだからこそ、一条の光にある種の憧憬を感じているのでしょう。
“重い”人生を抱えて泰然としている男達の生き様は、BL/非BLを問わずいつも私の理想です。
昨今流行の草食系男子に苛立ちを感じている私にとって、とても心穏やかになれるBL作品です♪
最近自覚しましたが、ワンコ攻めも苦手だけど草食系男子(攻め受け問わず)はもっと嫌いだ…。

<作品データ>
・谷崎泉『真音』1巻(麻生海・画、幻冬舎リンクスロマンス)2009.5
真音 1 (リンクスロマンス)真音 1 (リンクスロマンス)
(2009/05)
谷崎 泉

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[ 2009/05/28 21:41 ] novel BL | TB(6) | CM(0)

この男からは取り立て禁止! 

キャラ文庫は手堅くて面白いレーベルだと思うのですが、たまにこういうな作品に出くわします。
悪くはないんだけど…むしろ、実は楽しかったんだけど、捉えどころの無いエピソードなんだよね。
初恋相手のプリンスに再会して主人公がオロオロしている間に、あれよあれよと物語が二転三転。
結局は我々の想定外の終着点に辿り着くのですが、その意外性を何故か手放しで喜べない…。
BL的な決着は着いているんだけど、プロット的には何かがオチてなくて腑に落ちない心地になる。
つまり、その…コメディとしてはあまり上手くなくて、だからと言って駄作と切り捨てる程でも無く。
何となくシリーズ化を見越していたのではないかなと思わなくも無いのですが、続編は無い模様。
うーん、高岡ミズミさんの作品の中ではかなり萌えるシチュエーションだったのに、感想書き辛い。

アラスジからは想像もつかないでしょうが、実はBL的には三つ巴戦なんですよね。
しかも、三者三様に性格に難…じゃなくて癖があるから、心理ベクトルが微妙に把握し辛いのです。
視点キャラの水野谷はスタンダードで優柔不断な“受け”と判断しても差し支えないと思いますが、
簡易図式的には彼を取り合うことになる村瀬と萩原が、見かけと言動と性格に落差があるみたいで、
彼らの掛け合い漫才めいた腹の探り合いが面白いんだけど、最後まで手の内が見えてこないのだ。
穏やかで人当たりの良いナチュラル・Sな村瀬は、明らかにパワー(本性)を温存させたままだし、
水野谷に惚れたと豪語するオレサマ萩原は、何だかんだで村瀬に対する執着心もありそうだし…。
ツンデレっぽい水野谷だって、実は快感に流されやすいユルキャラに見えるから始末に負えない!
いっそ3人で良いんじゃ…と思わなくも無いけど、水野谷と萩原は兎も角、村瀬が許さないだろうし。
うむむむむ、やっぱり続編があって然るべきな微妙に消化不良な作品なんですよねー。

なまじ、シチュエーションが(極個人的に)美味しすぎるコメディなだけに惜しいって思っちゃうのだ。
だって、“のぞき部屋”で勤労に励む王子様×謝金の取り立て屋の愛と混乱の職業BLなんですよ!
当て馬含めて皆キャラが立っているんだよ!“男ナイト”のストリップショーのオプション付きだし。
(萌えの)高級食材がふんだんに揃っているのに、何故か料理が完成していない気がするのデス。
いや本当に、シリーズ化切望!!

<作品データ>
・高岡ミズミ『この男からは取り立て禁止!』(桜城やや・画、徳間書店キャラ文庫)2006.6
この男からは取り立て禁止! (キャラ文庫)この男からは取り立て禁止! (キャラ文庫)
(2006/06/27)
高岡 ミズミ

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[ 2009/05/26 19:28 ] novel BL | TB(0) | CM(0)

花の残像 

“凍る月”シリーズのスピンオフでした。
きっとそうだろうとは思ってましたが、実はタイトルだけじゃイマイチ確信が持てなかったです…。
ちゃんと“凍る月”番外編とか明記して下さった方が、従来のファンの読者には親切だったと思う。
確かに独立しているお話なのでコレだけでも読むことは出来ますが、本編の経緯を知らなければ、
あんまり堪能(感情移入)出来ない顛末になるんじゃないのかなあ?

ちなみに、かの四天王の名前と性格と獣型&色が思い出せなくて、急遽既刊の方も再読しました。
とてもお気に入りのシリーズなのに(しかも、近刊は1月に読んだばかりの筈なのに)、この体たらく。
己の記憶領域の狭さにがっかりですが、久々にシリーズまとめて読み返せて実は満足していたり。
アッチのナチュラル・ヒロインとコッチのノーブル・プリンスが、事態の“変革”に着手していく模様…。
最初は著者の萌えと勢いだけで始めたシリーズだと思っていましたが、トコロがどっこいですなー。
獣人と餌人と人間の緊迫関係が、彼らの“(魅)力”で変わりつつある丁度ターニング・ポイントか?

須王と巴と、梁井と光陽の“愛”が多くを救う結末になるといいな~♪
いや、既に登場(獣)人物達の大半は、良い方向に変わりつつある予感もするのですが。
そして、“花”の“残像”の行方も気になるトコロです。

<作品データ>
・夜光花『花の残像』(高橋悠・画、竹書房ラヴァーズ文庫)2009.6
ラヴァーズ文庫 花の残像 (ラヴァーズ文庫 71)ラヴァーズ文庫 花の残像 (ラヴァーズ文庫 71)
(2009/05/25)
夜光花

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[ 2009/05/25 21:51 ] novel BL | TB(1) | CM(0)

秘め事は情欲に濡れて 

昨日、不意打ちの宅配便が届きました…送り主はいつもブーブー文句垂れてるK川書店(笑)。
某所で評判の悪いマイレージ企画すら応募した記憶が無いので、「何事か!?」と思ってみたら…。
中身は著者サイン付きの今回の文庫本で、どうもアンケート葉書の懸賞が当選してたみたいです。
しかし、K川絡みで答えたアンケートってこの雑誌しか無いと思うんだけど、一年近く経ってるよね?
懸賞とかに当たった例が無いからよく分からないんだけど、発送までに随分と時間がかかるのね。
いや、とてもありがたいのですが…しかも、作品がとても私好みで大満足のBLでしたしね♪

とはいえ、このタイトルとこの表紙イラストでは全くこの作品の魅力が伝わらない気がするなー。
アラスジには倣岸不遜な男前攻めって書いてあるけれど、実態は割と真面目でヘタレな年下攻め。
ニブチン鈍感な童顔年上受けに振り回され、中盤までは見事にアウト・オブ・眼中に扱われてるし。
ものの見事にテンプレの(心の)勘違い/すれ違いラブなんですが、攻めの篠田にヘタレ自覚無し。
鈍感力な受けの侑志はまあこんなもんなんでしょうが、意外と仕事に対してはマトモなんだよね。
まあ、コレは攻めもなんですが…トントン拍子で愛も仕事も上手くはいかないリアリティが好感です♪

以下、侑志視点の本編のアラスジをば。
1)親友の日野に対する恋心を見破られ、倣岸不遜な年下に肉体関係を強要される。
2)よくよく考えたら、それほど己の貞操なんて守るべきものでもないような…。
3)一線越えてみたら、意外と気持ちよかったからまあいいか。
 (この間、攻めの篠田はオカンのように甲斐甲斐しく侑志の世話を焼くw)
4)ひょっとしたら、俺篠田のこと好きかもしれない。
5)あれ?篠田の本命ってそもそも誰だ?
6)そういえば、初対面の時から鋭い眼光で俺を睨んでいたよな。
7)あ!分かった!篠田も日野のコトが好きだから、俺が憎くて仕方なかったんだ。

「まあ、伝わってねえだろうなとは思ってたけど、ほんとに伝わってなかったな」(P181)


となる訳です。

↑で、一部の方に私がものすごーく大好きなパターンだということが伝わったでしょうかね?
オレサマのつもりが実態は忠犬ヘタレで、バタ臭い二枚目顔の癖にイザとなると三枚目に転落し、
強引な手管で片恋相手を掌握したつもりが、実はナチュラル猛獣使いに飼い馴らされている男…。
ルビーレーベルなのに、とことんまで私の萌えツボ押さえた理想的なドヘタレ攻めなのでした(笑)。
彼は今後も姉さん女房の尻に敷かれて、ささやかな幸せを噛み締める人生を送るんでしょうな。

このビジュアルでこの性格で、実は下戸っちゅーのもポイント高し!
ゴチになりました♪

<作品データ>
・高野真名『秘め事は情欲に濡れて』(心斎橋パルコ・画、角川書店ルビー文庫)2008.3
秘め事は情欲に濡れて (角川ルビー文庫)秘め事は情欲に濡れて (角川ルビー文庫)
(2008/03/01)
高野 真名

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[ 2009/05/24 21:02 ] novel BL | TB(0) | CM(0)

スピンオフなのは分かるんだ! 

今、夜光花さんの『花の残像』を読んでます。
あのシリーズのアッチ側のスピンオフだということは、分かるのです。
が、しかし…登場人物達の詳細が思い出せない…。
できれば、人物相関図とかこれまでのアラスジが欲しかった。
故、感想は既刊読み返してからになりそう。
自分の記憶力の無ささ加減にがっかりです。

そして、今週の購入ラッシュが我ながらすごいことになりそうですよ。
はああ…小説は減らせないので、コミックの購入を控えたいと思います。
[ 2009/05/24 17:44 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

辺境警備 

今週は風邪を引いたり、一連のウィルス情報でブルーになったり、FC2の鯖エラーが多すぎたりで、
更新が途切れました…うっかりしてたので、一部拍手ログも流れちゃったみたいです、すみません!
本はチビリチビリ買ったり読んだりしてたのですが、まあ要するにエントリー書く元気が無かった…。
いや、そういうモードもたまにくるっちゅーことで(笑)。

さて、本日は紫堂恭子さんのデビュー作。
ちなみに、私の魂に尋常ならざる多大な影響を与えた少女漫画家さんの五本指の一人です。
私がリアル高校生だった時に、漁書家/多読家の親友Yちゃんから借りたのが最初の出会いです。
小学館のフラワーコミックス版で、同時に潮版の箱入り『グラン・ローヴァ物語』も貸してくれました。
当時の私は、どちらかというと『グラン・ローヴァ物語』の方に強く心動かされた気がするのですが、
年月を経たら、まったりコメディの中で人の心の在り処を問う『辺境警備』に強く惹きつけられます。
いずれにせよ、私が“理想”と感じるファンタジーの属性の殆どを網羅しているのが紫堂作品です。
ほぼライフワーク的に、著者は今もこの世界観の何処かの、誰かの物語を紡いでいらっしゃる筈。
人も魔も聖も有機的に考え続けて生きている…そこで構築されたエネルギーが生きモノの価値。

『辺境警備』は、左遷で辺境に飛ばされたサウル・カダフ(軍人)が狂言回しとして周囲をかき回す。
だからこの物語のヒロインは、己の出生の秘密に纏わる事件で心に傷を負うジェニアス神官になる。
黒呪術師(ドラティア)であることに自身の価値を見出すカイルや、悠久の時を生き続ける背高さん、
誰もが夫々の孤独を抱えてますが、一方で心暖かい人々とのが彼らの心を満たしていきます。
サウル・カダフの己が無用な中年であることに誇りを持っているかに見える姿が、またカッコいい。
彼が必要とされる時とは即ち有事の時で、彼の本職は血生臭い最前線で才能を発揮する訳でして。
そんな日々は無い(少ない)に越したことは無いと、今日も今日とて彼らしい人生を謳歌してるのだ。
もう私も年齢的にはサウル・カダフの側に近く、彼のような中年になりたいなあ、と強く思うのですな。

余談ですが、今はカイルがお人よしなツンデレドM受けにしか見えないのが残念で仕方ない(笑)。
年月の経過は、主にこういう局面ですこぶる残念/残酷である…いや、うん、“私”の心がね。

<作品データ>
・紫堂恭子『辺境警備』全4巻(集英社・ホーム社漫画文庫)2007.4~6
辺境警備 1 (HMB S 4-1)
辺境警備 2 (HMB S 4-2)
辺境警備 3 (HMB S 4-3)
辺境警備 4 (HMB S 4-4)
[ 2009/05/23 12:48 ] comic 非BL | TB(0) | CM(0)

イスラーム巡礼 

また、メモを途中放置していたエントリーです。
真瀬さんのアラブBLで、イスラム教定着前のアラビア半島の“宗教”に触れられていたのですが、
この本にもその“影響”に関する記述があったので、コレも何かの縁だと思いメモを完成させました。
個人的には後半に登場するアブデュルレシト・イブラヒムという人物への興味が尽きないのですが、
今回はメモを割愛。

彼は、日露戦争前後の日本の対露戦略に関する“逸話”で手持ちの別の文献にも登場してた筈。
でも、古びた記憶の断片な上に手持ちの資料が多すぎて、何処で出会ったのか全く思い出せない。
日露戦争というタイトルの書物だけで最低4冊、関連書合わせると私の手持ちは一体何冊なんだ?
(バルチック艦隊とか日英同盟とかオスマントルコ近代史とか、周辺まで手を拡げているからね…)
また、いつかの機会に再登場してきたら今度こそメモに残したい。

<作品データ>
・坂本勉『イスラーム巡礼』(岩波新書、赤677)2000.6
イスラーム巡礼 (岩波新書)イスラーム巡礼 (岩波新書)
(2000/06)
坂本 勉

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そういえば、「歴女」という言葉が流行っているみたいなのですが…(てか、流行ってるのか?)。
私も「歴女」にカテゴライズされるのかな?「歴女」を名乗った方が良いのかなあ?
“歴史”が好きな“女”だとは思うけど、実は歴史的“英雄”にはあんまり興味が無いんだよね。
“英雄”を“英雄”たらしめた社会的条件とか環境とか、個人の資質を妄想するのは好きだけど。

[ 2009/05/19 20:36 ] non-fiction | TB(73) | CM(0)

ナルシストの憂鬱 

西江さんが初BBNという事実に、心底驚きました。
私は年に2~3回ペースでしか「小説ビーボーイ」は買っていないのですが、何度か読んでますよ。
てっきり、自分がたまたま買っていないだけで、既にノベルスも出している方だと思い込んでました。
要するに私は“読者”としては殆どBBNに思い入れがなくて、著者の個別化も出来てなかったのだ。
実は、作風も文体も全然違うのに萩野シロさんと西江彩夏さんを混同してた時期もありました(笑)。
お二人とも雑誌で読んだら割と私の心に残る、程ほどに余韻を感じる“好きな”作家さんだったので。
作家買いまでは行きませんが、たまたま買った雑誌に掲載されてたらワクワクする名前なのです。
けれど、「シャレード」や「ディアプラス」程マメに買ってた訳じゃないから、記憶が混線してしまい…。
最近はブログで少しずつ感想を書き溜めているから、そんな勘違いも大分マシになった筈ですが。

さて、西江彩夏さん。
今までの既読作品は、いつも“受け”がちょっとエキセントリックでどーしよーもないキャラでしたが、
今回“アク”が強かったのはナルシストな攻めの方で、相変わらず風味の強い味付けをされてます。
この作風を“美味しい”と感じられるか否かは、読者の反応が両極に分かれそうな予感がしますが、
今までの雑誌掲載作に比べると幾分マイルドに、分かりやすい美味しさで勝負してきた気がします。
文章は読みやすいですが、前文を否定したり、訂正したり、補完したりする後文が入る構成なので、
少しテンポが遅めというか、同じ場面の心理描写を行きつ戻りつさせるので、ちょっとクドイかも…。
誤解を恐れずに言うと、“JUNE”の原点からは遠く隔たった後期のJUNE掲載作風に感じました。
即ち、初期の英田サキさんとか、吉田ナツさんと似た文章…じゃなくて空気を感じるのだ、何となく。
まあ、だからボーイズラブ化されたJUNEとでも言ったらいいのかなあ…ちょっと懐かしいテイスト。

とはいえ、物語は私がハマりやすいタイプの恋愛小説に仕上がっていて、弱点突かれちゃいました。
ハハハ、高遠琉加さんの『犬と小説家と妄想癖』と同レベルで好きなタイプと言えば、伝わります?
あるいは、山田ユギさんの『俺は悪くない』でも良いんですが…二人のささやかな日常風景の中に、
ジワジワと“恋愛”感情めいたモノが生じてきて、ラインを越えようか越えまいかでウロウロと迷い、
勇気を出して一線を越えたら越えたで、ソコを越えても次の壁が見えて躓きそうになる二人の話。
大きな事件も障害もないけれど、小さな齟齬であっけなく壊れそうな二人の“関係”を守る物語。
理想的な“恋愛”の条件とは何かなんて一概に説明できるモノじゃないけど、そこで悩み考え続け、
悪戦苦闘し、右往左往し、二人ならではの未来志向な関係を構築していく緩やかな時間の流れが、
愛しいのだ!…“恋愛”に対して、常に“誠実”な二人の姿に途方も無い“憧憬”を感じるんだな(笑)。

ともすれば“愛される”ことに夢中で、人を“愛する”ことを忘れがちな私(達)の戒めになる一冊かと。
たとえ自分が思い描くようには愛されなくても、自分なりに誰かを愛し続ける人間でありたいな、と。
本来は、そういう生き方そのものこそが“薔薇色の人生”と評するに値すると思うんだけどなあ~。
どっかの無神経(少なくとも私の癇に障る…)で陽気な妊婦コメディに爪の垢煎じて飲ませたい…。
あーあ、またまたどっかの誰かさんのルサンチマンで感想を〆ちゃった(笑)。

<作品データ>
・西江彩夏『ナルシストの憂鬱』(金ひかる・画、リブレ出版ビーボーイノベルス)2009.5
ナルシストの憂鬱 (B-BOY NOVELS)ナルシストの憂鬱 (B-BOY NOVELS)
(2009/05)
西江 彩夏

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[ 2009/05/16 19:52 ] novel BL | TB(2) | CM(2)

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風邪を引きました…。
なので、今日は(も)ダラダラ本を読んだり転寝したりで一日が過ぎてしまいました。
本当は五百香ノエルさんの感想とか書きたかったんですけど、調子が悪いのでまた後日。
BL系蔵書整理(推定在庫@文庫120冊+ノベルス60冊強)と全サ&限定ペーパーの整理も行う。
とはいえ、コミック&雑誌を無視したので、部屋は全くもって片付いた気がしないのですが…。

一年ほど前に拍手で感想のリクエストを頂いていた(…気がする)、大洋図書の全サ発見!!
写真だけ撮ってクリアファイルに収めて片付けた直後だったので、実は出すのが面倒だったのだ。
せっかくなので、超今更の感想を挙げたいと思います(笑)。

□サクラサクヤ「holiday」
単行本を持ってない(買ってない)ので、元ネタがよく分からず…。
確か、受けが犬の世話をするトレーナーか何かだった筈…攻めは何者?金持ちっぽいけれど。
サクラサクヤさんは渡る企業ヤクザは“ゲイ”ばかりな漫画も描いていらっしゃった気がするけど、
あのシリーズとは別ですよね?…中途半端に「HERTZ」を読んでるから、記憶が混ざるんだな。
えーと、この番外編はオムレツが急遽スクランブル・エッグになっちゃった“朝食”のお話です。
サクラサクヤさんの描かれる攻めは、いつも笑ってるんだか困ってるんだか分からない表情だな。

□紺色ルナ「恋はサンシャイン」
紺色さんのも買ってない…そういえば、この小冊子の為に買うかどうしようか迷ってたんだっけ?
結局、私は全サの数合わせの為に「セブンデイズ」を購入したら、意外に面白かったんだよなあ。
まあ、ソレは兎も角双子ネタ?何と無くフリーダムっちゅーか、リバっぽい雰囲気のある話デスね。
本編はちょっと違うのかな?美大の話なら読んでいるんだけど、アッチとは別シリーズですよね?
てか、登場人物全員が“受け”っぽいんだ。

□古街キッカ「No title」
古街さん、やっぱり最近のシリーズは絵が違うよね?この時より、ラフになってるっちゅーか…。
「さくらにあいたら」の二人のその後、一線越えなくてジレジレイライラ(嫉妬)する松永の話。
本編の時は思わなかったけど、この番外編を読むと松永が“攻め”良いんじゃないって気がする。
だって、神原はどーしよーもないレベルでヘタレ(意気地なし)なんだもん。

□上田規代「恋のミラクル」
□上田規代「クリスマスラプソディ」
そういえば、『同級生』の感想書いてない…。
上田さんご自身が満足していらっしゃらないのがとても辛そうで、感想が書けなかったんだよな。
一話完結型の短編はお得意なんでしょうけど、シリーズになると終わらせられない方ですよね。
ネタを引っ張るのが苦手そうで苦しそうなので、無理せずショート漫画で十分なんだけどなあ…。
まま、ソレは兎も角この全サショートは二本とも、著者の持ち味を生かした可愛い展開でした。
正直、本編より出来が良い(笑)。
見た目に反して“早い”朝倉と、公私逆転の部下×上司の関係が少し切なくてキュンとなる(笑)。
高村は、マジでドレッドヘアになっていた。

□橘紅緒&宝井理人「THURSDAY NIGHT」
妄想逞しい、芹生君の話。
弓弦先輩のマンションは外観はフツー(?)なのに、風呂場がでかくてビビる…(笑)。
弓弦先輩の妹ちゃんは、この話が初登場だったっけ?ちょっと自信が無い。

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↑写真自体は一年以上前に撮っていて、携帯解約する前に慌ててPCに添付メール送ったモノ。
だから、同時期に(多分職場で)入手していた明日美子さん関連のポスカと一緒に写っています。
POPとお試し読み小冊子が送られたきたのは覚えているんだが、ポスカも同封されてたのかな?
…うーん、記憶が曖昧だ。


[ 2009/05/13 22:39 ] comic BL | TB(0) | CM(0)

太陽は夜に惑う 

今回、ディアプラス真瀬さんアラブ?って驚いたのはきっと私だけじゃないですよね?
実は、私にとってディアプラスの作家買い御三家と言えば月村さん、菅野さん、真瀬さんなのです。
だから、いつもは見かけたら速攻でレジに進むのですが、今回は一瞬だけ手が止まりました(笑)。
とはいえ、私は真瀬さんの筆力を信用していますし、いつもの歴史モノぽかったのでやっぱり購入。
大体、真瀬さんのBL読むのは一年以上ぶりだし…↑の御三家、そういえば寡作なのも共通してる。
下手したら、3人の小説刊行数を合わせても、剛しいらさんや火崎勇さんの半分もいかないんじゃ?

という訳で、真瀬さんの“アラブ”です。
アラブというより、著者の狙い通りのハリウッド映画の冒険活劇的名な勧善懲悪痛快劇でした。
相変わらず主人公が相手に疑心暗鬼に頑なになって、復讐がどうのって展開にもなりますが、
いつもの真瀬キャラよりははるかに明朗で展開もサクサクとしていたので、とても楽しかったデス。
怜悧なクール攻めが一転、受けの言を真に受けて“ヘタレ”化するのはちょっとだけ残念でしたが。
“プレイ”と呼ぶのは可哀想なんですが、蝶をまとわりつかせた幻惑的な描写がエロティックです。
真瀬さんの文章は華藤さんや高遠さんの文章に比べると、醒めていて淡々としているのですが、
いや、それよりも基本的に決定的なシーンは飛ばす作風(即ち、いわゆる朝チュン)なんですが、
だから逆に(悪)夢的な危ういシーンで、胸がチリチリと焼け付くようなエロティシズムを感じます。
コレも一つのエロですよね♪

そして、相変わらず主役CPを差し抑えて舞台を掻っ攫っちゃう蠱惑的な悪(敵)役が登場します。
ええ、あの心根が歪みきって腐りきって、されど人を惹きつけてやまない魅力を有した彼ですヨ。
石田衣良さんの「水のなかの目」の某キャラを彷彿させる、狡猾で獰猛で破滅型の誘い受け
あるいは、『魔人探偵脳噛ネウロ』の“サイ”的な、底知れぬ“闇”そのもののような存在の人間。
彼の“怖さ”or“気持ち悪さ”は、そのままそっくり彼を生かした人間社会に跳ね返ってくる訳で…。
ソレ(彼)は、帝国(植民地)主義真っ只中のこの世界の矛盾に付け込むファシズムにも通じる。
彼らの“悪”は社会の歪が具現化された姿に他ならない。

あー、ちょっと論理が飛躍し過ぎたかな?
アーキルのシビアな行動や決断の数々は、彼絡みの過去の致命的な失敗に起因している筈で、
本当に大事な人や祖国を守るためには、決して一過性の“情”に流されてはいけないのである。
そういう人物こそが世界や歴史を動かす後の(準)為政者になっていくというのが、この世の常。
アーキルは“彼”の轍を踏まえて大英帝国と慎重に対峙し、ザハナの立役者になるのでしょう。
フィルムの尺に収まりきらないヒーローとかけがえの無い恋人を、朔人は同時に手に入れたのだ。
真瀬さんは、歴史にやや煩い私の“萌え”をちゃんと汲んでくれるからまた大好きなんだよね。

ご馳走様です!

<作品データ>
・真瀬もと『太陽は夜に惑う』(稲荷家房之介・画、新書館ディアプラス文庫)2009.5
太陽は夜に惑う (新書館ディアプラス文庫)太陽は夜に惑う (新書館ディアプラス文庫)
(2008/04/10)
真瀬 もと

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[ 2009/05/11 20:08 ] novel BL | TB(0) | CM(0)

新しい携帯の写真のサイズがでかすぎてビビる… 

20090509205123
私は誤植とか全く気にしない性格だけど、この既刊情報はあんまりだと思うのです。
リストの最後は発売されていないし、レーターさん変更になったし(笑)。
割と多方面に失礼で、はた迷惑な誤情報のような気がする…。
[ 2009/05/09 20:51 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

ニッポン擬人化 

想像以上に萌えました!
同人誌とかでもそうですけど、描き手が心から楽しんでいそうなアンソロジーって本当に楽しい~♪
カバーイラストが樹要さんだったので当初はスルーするつもりでしたが、やはり我慢できずに購入。
でも、想像以上に萌えがてんこ盛りの内容だった!大満足の一冊です、続きも出して欲しいなあ。

以下、特に印象的だった県ネタあれこれ。

□北海道
まあ、私のご当地なので(笑)。
「今日はしばれたなー」とか言いながら室内で半袖、ストーブ囲んでアイス食べるっちゅー構図を、
ギャグだと気付けない程度には、私も道産子です…ウチの実家でも真冬の日常的な光景です。
ナチュラルボーンな攻めキャラを予想していたので、メンコイ受けだったのが嬉しい誤算だ~♪
日向せいりょうさんのフツーのBL漫画(読んだこと無い)に俄然興味が沸きました。

□青森県
ツンデレっちゅーかヤンデレっちゅーか、ギャップ萌えですな!!
外だとつれないのに、ベッドの中だとネチっこそうなネガティブ受けが堪らない。

□宮城県
是非とも、Hスイさんに読んで欲しい~♪
シティボーイ気取りのへたれツンデレ(短髪!)が萌えます(藤谷陽子さんのイラストが可愛い)。
47都道府県内で、もっとも私好みな“受け”キャラの一人でした。

□山形県
もの凄く、楢崎さん家のカップリングって気がする4コマでした(東京×山形)。
きっと、自分が思っている程には山形に愛されない東京が、恋で溺れていくんだろうな~♪

□茨城県
県民性がどうのって以前に、私は菊屋きく子さんのアサッテなBLが大好きなのです。
片恋に悩みながら、ポロポロ泣きながら、それでもひたすら納豆食い続けてる茨城が可愛い。
ツンデレ攻めの栃木は、彼にメロメロになれば良いと思う。

□東京都
俺のつうてん●く的な発現が、見事にドツボにはまった(笑)。
ハイジさんサイコー!

□神奈川県
広島呉×神奈川横須賀…海の漢同士の体育会系CPでした。

□山梨県
受け受けしい可愛いビジュアルなのに、ビミョーに危うい領域に踏み込んでいそうな山梨。
このタイプも、大好物(笑)。

□石川県
純粋にギャグ4コマとして読み込むと、やっぱり藤生さんが頭一つ抜けて面白かったです。
石川県というより、福井兄弟が萌える!

□岐阜県
確かに、美濃君へのアプローチは(結婚前提の)本命くさいっちゅーのは何となく分かる。
そして、児島かつらさんが描かれる尾張はもの凄く私好みのへたれ年上攻めでした(笑)。
BL的に一番萌えるCPだったかもしれない(逆に静岡のワンコ臭は一番苦手だった…)。

□大阪府
天王寺さんバージョンの方が好みでした。
そして、私もお好み焼きの違いがよく分からなく…。
キャベツがシャキシャキしてるのとしてないのが違うんだよね、確か。あとは、卵?
あー、でもぱんこさんのネタの為には何でも挑戦する大阪君も可愛いなあ。

□和歌山県
セレブ系兵庫×純朴高校球児和歌山。
はずさない組み合わせだ!そして、4コマなのにエロいよ、西村さん。

□島根県
47都道府県中、もっともドSなキャラ設定だったと思う。
何となく、桑田乃梨子さんの『おそろしくて言えない』を思い出した。

□山口県
やっぱり、コレは絶対Nつめさんに読んで欲しい!!
明るく朗らかなド天然受け(山口)に翻弄されまくるへたれ東京攻めが、とても楽しかった!

□香川県
藤谷さんの描くチビキャラ(香川)がとてつもなく可愛い。
そして、ブタさん貯金箱もメンコイ。
何気に、徳島が受けに見えてきた。

□長崎県
プライドも高そうだけど、それ以上にテンションたけーよっ!!
しかも、鹿児島県ネタでも長崎ってプライドの高い美人受けになっているなー。
そういうイメージが強いんですかね?

□大分県
か…可愛い…。
内気な乙男受けが堪らない。

あー、腹痛い。
ゴチになりました~♪

<作品データ>
・アンソロジー『ニッポン擬人化』(コアマガジンドラコミックス)2009.5
ニッポン擬人化ニッポン擬人化
(2009/04/30)
不明

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[ 2009/05/06 22:37 ] comic BL | TB(0) | CM(4)

天国が落ちてくる 

久々の再読です。
このシリーズの1巻は、私が初めて購入した高遠さんの作品です。
が、実は当時はそんなに(作品&作家さんに)思い入れが無くて、続編は暫くスルーしていました。
現に、私の手持ちの2巻は重版分です…今の暑苦しい萌えっぷりを考えると我ながらアリエナイ…。
とはいえ、音楽業界って高遠さんじゃなければ絶対に読まない設定だな!コレだけは断言できる。

それにしても、この作品はもの凄く高遠さんらしい文章表現が多用されています。
「まるで…みたいな」、「…のような」、「したたかに」など、独特の表現が過剰に散見してて面白い。
瑞々しくて研ぎ澄まされた感性の氾濫、即ち要するに“若い”んだけどコレが意外と虜になるのだ。
しかも、この感受性豊かな言葉で紡がれ、徐々に判明していく物語の背景が一筋縄ではいかない。
光明が見えてきたかと思った一瞬先が“闇”寄りだったりするから、常に油断ならない作品なのだ。
高遠さんは、時に容赦なく登場人物の“肉”を切らせて読者の“骨”(心)を砕いてしまうんですよね。
“肉”を切るポーズだけ取った作品や、過って表面だけ切れてしまった作品は世の中に多いけれど、
本当に登場人物の“声”や“心”を肉体から切り落とす(カットオフ)作品は、かなり稀だと思います。
カットじゃなくて、カットオフ…本当にイク時はスパンと一気に切断されるのだ。

そうだ。あれは祭りだった。それとも悪い夢。赤い靴を履いて踊り続ける悪夢だ。疲れても眠りたくても雨の日でも靴に踊らされたあの女の子は、最後に首切り役人に頼んで足を斧で切り落としてもらうんじゃなかったか?


(2巻P224)
ね?怖いでしょ。

このシリーズが残念なのは、が番外編の桐島と樋口の関係を愛し過ぎているからだと思う。
カオル×湊の本編も痛々しくて切ない筈なのに、↑の二人に比べると迫力負けしちゃうのです。
うん、いや…あくまで私の心の中でね。

特に樋口英輔が、私にとってある意味で理想的な心弱くてヤンデル“受け”でして…。
てか、この二人は結局別れることで辛うじて生き残る話だから、そういう“接触”は無いんだけど、
むしろオフィーリア系は高遠さんの場合“攻め”の確率が高いから、樋口が攻めかもなんだけど。
この底なし沼に首まで使ってアップアップしている男が、自分に手を差し伸べてくれる桐島に対し、
救済と絶望と、愛情と嫉妬と、焦燥と諦観と、憤りの感情を同時にドロドロに抱えているんだけど、
そんな彼に私が取り返しがつかないレベルで萌えていて、他キャラに注意を向ける余裕がなく…。
という訳で、スピンオフの二人に心奪われちゃって本編に対する集中力が落ちてしまうんですよ。
だから、とても総合評価に困る作品なんです。

そして、高遠さん家に登場する甘味なモチーフはとても危険だ。
甘ければ甘いほど、そこに深い落とし穴が掘られているので、迂闊に近づくと飲み込まれてしまう。
だから、レストランのスピンオフであるイチ君の話も十分に心してかからないといけない気がする。

<作品データ>
・高遠琉加『天国が落ちてくる』全3巻(祭河ななを・画、二見書房シャレード文庫)2004.5、2004.9、2004.12
天国が落ちてくる 1 (シャレード文庫)天国が落ちてくる 1 (シャレード文庫)
(2004/04/28)
高遠 琉加

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天国が落ちてくる(2) (シャレード文庫)天国が落ちてくる(2) (シャレード文庫)
(2004/08/30)
高遠 琉加

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天国が落ちてくる(3) (シャレード文庫)天国が落ちてくる(3) (シャレード文庫)
(2004/11/27)
高遠 琉加

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[ 2009/05/04 21:12 ] novel BL | TB(1) | CM(2)

2009年4月の読書メーター 

何故か前回ご好評いただけたようなので、今回もレーベル雑感メモ。
4月は、GWの前倒しで入荷するレーベルがまとめてどど~んと入荷して、ちょっと涙目になった。
コバルト、角川、リンクス、ルルル、ホワイトハート、シャイが同日搬入は流石に辛かった…デス…。
(ついでに↑はGW前に追加が入荷する可能性が0だったので、今回は追加注文を見送りました)
そういえば、今年はビープリ、ディアプラスがGW前に入荷しなかったなあ。

□角川ルビー/ビーンズ文庫
・サイウンコク人気が凄い…若い子しか買わないだろうと思っていたけど、そうでも無いんだな。
・今回はビーンズよりルビーの方が鈍い、それでも谷崎さんは健闘してる。

□集英社コバルト文庫
・前田珠子さんのあのシリーズってまだ続いていたんだ…私が高校生の時に既に5巻くらい…?
・↑瞬殺でした(入荷が足りないのは分かっていたけど、GW前入荷は無理なので追加は断念)

□アスキー・メディアワークスB-PRINCE文庫
・鳩村さんだけ売れ残っていたんだけど、月末になって何故かチビチビ動いてきた…遅い…。

□新書館ディアプラス/ウィングス文庫
・営業さんも私も予想では月村>渡海>うえだだったんだけど、結果は渡海さんのが良かったな。
・うえださんは挿絵がウチの購買層には受けないだろうと思っていたから、弱いのは分かってた。
・私は渡海さんはワンコの時点でスルー決定だったけど、ワンコだったから良かったのかなあ?
・あと、リニューアルされたウィングス文庫は予想よりも動きが良いです。
・しかし、三千世界マガジンは取り過ぎた気がする…売れているけれど、単価高いから微妙に…。

□心交社ショコラノベルス
・発売延期していた1点が月末の怒涛のラッシュの中で、同時に搬入…4月の私的誤算その1。
・いや、そこそこ売れてはいるんですけど、スペース不足でもう少しタイミングを考えて欲しかった。

□笠倉出版社CROSSノベルス
・FAX送ってもらえるよう手配しました。
・とりあえず、6月のかわいさんからは事前指定でちゃんと来る筈…。

□フランス書院(プランタン出版)プラチナ文庫

・何気に今月はプラチナよりも、新創刊のアリスの動きが予想に反して良かった!
・そして、6月創刊の少女向けレーベルの事前注文をすっかり忘れていたことを今日知った…。
・フルカラー印刷だったからてっきりただの告知ポスターだと思っていたら、注文書だったよ(笑)。
・締め切りはとうの昔に過ぎているし…配本0なんだろうか…大して売れはしないと思うけれど。
・というか、鈴木あみさんが一番(極端に)売れていなかったのは何故なんだろう?

□フロンティアワークスダリア文庫

・崎谷さん強し!ルチルのよりも動きが良い気がする。

□幻冬舎ルチル文庫
・追加注文を取り過ぎた…まさか、満数配本されるとは思わなんだ…誤算その2。
・初動は崎谷>木原>砂原だったのに、ロングスパンでみると茅島氏がジワジワ動いている。

□リブレ出版ビーボーイノベルス

・新書/ノベルスの前年比120%達成は、割とひちわさんのお陰だったと思う(笑)。
・まあ、先月、先々月に比べるとBBNは全体的に売り上げ↑の4月だったけれど…。
・しかし、BBNは事前指定が意味あるのか!ってくらいに、(一部が)減数されとるなー。
・密かに、極個人的に6月発売予定のエロとじ第二弾が楽しみだったり~♪
・てか、ふゆのさん×草間さんって組み合わせはどんな感じになるんだろう?
・私はふゆのさんの小説を全く読んだことが無くて、何も想像できない。
・そして、今回はつまり円陣さんのショートマンガがあると思って良いんですよね?

□白泉社花丸文庫
・今月の配本数がガクッと落ちたのは、ウチのランクが下がったからなのか?
・でも、今月はどの道花丸は全体的におそろしく売れていない…。

□オークラ出版プリズム文庫
・初動が悪かったので、月末ラッシュの為に結構返品しちゃったよ、真崎さんの。
・そしたら、今更ジワジワと…GWもたないかもしれない。

□二見書房シャレード文庫
・高遠さんだけ、えらく減数されたなあ…まあ、ウチの実績が悪かったってのもあるんだろうけど。
・とはいえ、ギリギリでGW前に追加が入荷したので安堵。

□竹書房ラヴァーズ文庫GREED

・ラヴァーズは新刊案内等を一切見かけないので、私じゃ手の施しようが無い。
・が、その割には堅調。

□ワンツー・マガジン社アルルノベルス
・後がつかえるのが目に見えていたので、今月のアルルは指定を抑え目でかけたんだけど。
・今回はまだどれも売り切れていないという時点で、二重の意味で今月は動きが悪いなー。

□徳間書店キャラ文庫

・キャラも今月は動きが鈍く…誤算その3です。
・ミナミ>火崎>愁堂の順…えーと、つまり愁堂さんが想像に反して恐ろしく動きが悪いんだよね。
・そういえば、今年も例のフェア注文書が送られてきました。
・去年よりは、少なくとも書店側にとってはマシなフェア概要だった。
・消費者側の入手難易度はどうだろう?

□海王社GUSH文庫
・今月は月末のラッシュ対策の為に、GUSHも抑え気味で指定をかけたんだけど…。
・まあ、ある意味想像通りだったかなあ?メガネの方の新人さんが、微妙に売れてるかな?

□蒼竜社ホリーノベルス
・何となく厭な予感はしていたのですが、やっぱり新刊配本が無かった!!
・ホリーは過去のデータ見てみると、ガッツリ入荷してる時としていない時があるから不思議だ。
・事前の注文書ってFAX送信されてたのかなー?

□大洋図書シャイノベルス
・個人的にはとても気に入ってる藤代さんは、今回初動があんまりよくないな(笑)。
・常連さんが、もう休みに入っちゃったのかもしれない。

□幻冬舎リンクスノベルス
・リンクスはいつもは、本当にスズメの涙な配本数なのですが。
・タイトロープ~は流石に他のレーベル並の配本数だったなあ。
・↑二種も4月のノベルス売り上げ増にかなり貢献していると思う、今回は。
・というか、リンクスは配本がもう少し多くてもフツーに売り切ることができる筈なんだけどね。
・タイトロープ~に限らず。

□イーストプレスAZノベルス

・GW前最後に入荷したので、いつもより平台展示期間が長いかと(笑)。

ちなみに、BLじゃないけどカヤダさんの追加注文を大失敗したことが4月期最大の反省点です。
あんなに減数されるとは、思わなかった…もっと多方面から働きかけてみるべきだった。



[ 2009/05/03 19:22 ] 読書メーター | TB(0) | CM(0)

スイートビターキャンディ 

読書メーターで“ガスト”系だなあって書いたけど、“アイス”っぽくも見えるなあ。
いずれにせよ、今は亡きBLレーベルの雰囲気を彷彿させる“新人”作家さんの初コミックスでした。
てか、私は麻生さんの作品をHERTZ以前にかなり昔のWINGS?で読んだ気がするんだけど…。
確かBLではなかった筈だけど、この質感まんまの作品に強い既視感を覚えるのは気のせいか?
ここ1~2年の話じゃなくて、もっとずっと前…シブヤにまだトーキューブンカカイカンがあった頃で、
つまりシブヤにオタク御用達のS堂のコミックプラザがあった時期に見た(読んだ)気がするのです。
同人誌だったのかな?でも、麻生さんが関わっていそうなジャンルは私の守備範囲じゃなさそう…。
うーん、根本的にどなたか別の作家さんと勘違いしてるのかなあ?でも、この独特の雰囲気には…。

藤代葎さんの小説の挿絵の美しさに心惹かれたので、急遽麻生さんのコミックスに手を出しました。
実は、昨年の私は結構な頻度でHERTZを購読もしていたので、アンソロジーでは既読作家です。
まあ、それは良いんですけど、実はアンソロ内では恐ろしく記憶に残り難い作風だったのですよね。
CRAFTなら兎も角、HERTZはボリュームが厚くて濃い作品が幅を利かせてるからなんですが…。
正直言って、松本ミーコハウスさんや明治カナ子さん辺りの作品で私の心が消耗しきっちゃうので、
この手の当たり障りのないセンシティブ系は、どれも似たり寄ったりの雰囲気で区別が付かない!
…えーと、HERTZ内ではミエノサオリさんとセットで、繊細だけどそれだけの作品に見えてました。
うぅ、スミマセン!

今回単行本で再読してみたら、本当に最近の作品なのかと疑いたくなるくらいにクラシックでした。
90年代末~2000年の作品と言われても納得できるくらいに、今っぽさが微塵も感じられません。
SHOOWAさんのように意図的にレトロな作風にしているんじゃなくて、コレが麻生さんの今なのだ。
最近の商業BLではまずお目にかかれないタイプの、静謐な独特の空気で紡がれた漫画なのです。
人物も背景も描写が丹念でとても美しいので、鑑賞するという意味では堪能できる作画なのです。
…がしかし、ソレはあくまで絵の美しさであって、漫画の面白さには今一歩足りていない気がします。
アルバムに一枚一枚几帳面に並べられた写真のようで、麻生さんのコマはあんまり漫画ぽくない。
そして、素直でセンシティブなモノローグもよく練られているとは思うのですが、私は同調しづらい。
“萌え”る一歩手前でせき止められているギリギリの均衡が、今の私では辛抱できないぽい(笑)。
かつての私なら大好きだったような気がするから、(今の自分が)本当に残念でなりません!

□スイート ビター キャンディ
□クイック スロー リズム
□スイート スイート キャンディ
某エスティックサロンのあの有名なキャッチコピーを思い出す話です。
受けの変革云々は兎も角、攻めが遠恋を覚悟するほど受けを愛し抜く理由が不鮮明のような?
そんなに、誰かに喫煙癖を注意してもらいたかったのか?(笑)←空気読めなさ過ぎだ、自分…。
まあ、外見じゃなくて、中身をしっかり見て(=愛して)くれる相手を互いに求めていたのでしょう。
互いに口下手だからすれ違うトコロも似た者同士な、初々しいカップルのカワイイ顛末。

□もう少し待って
□目もあわせずに
年下攻めなのに、今回の短編集で一番萌えました(笑)。
温厚な後輩が手を出してこないので、焦れた先輩が「その火を飛び越えて来い!」と仕掛けてくる。
極個人的な激萌えシチュエーション!!ツンデレ先輩による一世一代の“誘い受け”がスバラシイ。
…願わくは、一線を越える瞬間まで見たかった(笑)。

□神様のいうとおり
もの凄く、オリジナル同人誌っぽい顛末だ。
長年連れ添ってきた相手が、両親の為に分かれたい~展開は恐ろしく使い古されたネタだと思う。
だから、もう一捻り何かネタを仕込まなければ、“個性的”な作品とは呼べない…気がするなあ。

□左側
こちらは、同人誌からの再録だそうで(笑)。
一連の作品の中で一番エロかった!
ってか、麻生さんて繊細な絵柄に似合わずP的なモノに割と拘り(執着?)がありますよね?
この意外なギャップは、ちょっと(私が)楽しい。

<作品データ>
・麻生ミツ晃『スイート ビター キャンディ』(大洋図書ミリオンコミックス)2008.12
スイートビターキャンディ (ミリオンコミックス 18 Hertz Series 53)スイートビターキャンディ (ミリオンコミックス 18 Hertz Series 53)
(2008/11/29)
麻生 ミツ晃

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[ 2009/05/02 19:41 ] comic BL | TB(0) | CM(0)

デコイ 囮鳥 

あれ?今まで聴いた英田さん原作のドラマCDで、一番良かった気がする。
尤も、私のドラマCDの感想はいつも何かがずれているので、どのみち当てにはならないのだけど。
そもそも聴くこと対する集中力が低いから、特に二枚組だと通しでちゃんと聴けた験しがないし…。
そんなダメな視聴者(リスナー)ですが、今回は物語を知っているのにドキドキしながら聴けました。
海外ドラマの吹き替え作品とか、良質な二時間サスペンスドラマの雰囲気を堪能できる一枚です。
正直、那岐萌えだけの為に大枚叩いたつもりだったのですが、那岐よりも安見が何か良いなあ~。
記憶を失ってしまったことに戸惑いつつ、火野という美しい同居人の強烈な個性に翻弄されつつ、
ソレでも本能で自分の“真実”を暴きたいという情熱もあり、そんな彼の危うさに心惹かれました。
あれ?あれれ?原作では、優柔不断でフラフラしたイメージしか無かった気がするんだけど…。
安見ってこんなに(カワ)カッコいいキャラだったっけ?

という訳で、どうも私は安見役演じる近藤隆さんの役作りの上手さにハマッてしまったみたいです。
火野@子安さんや那岐@鳥海さんのような癖のある声じゃなくて、ごくフツーの青年の声なのに、
惹きつけられる!勿論、子安さんや鳥海さんがバイプレイヤーに徹してるトコロもあるんだろうけど。
加賀谷@三宅さんも含め、4人が綺麗なスクエア関係になっていて安見@近藤さんが霞まない。
こう言っちゃなんですが、ある意味で原作以上のクオリティに仕上がっていると思います。

ちなみに、原作との最大の違いは濡れ場が殆どカットされているトコロだと思われます(笑)。
本気で“人間”ドラマの局面で勝負していて、4人+αの緊張感溢れる心理劇に徹しているのです。
だから、BLCD初心者でもとても聴きやすい構成なんですが、逆に“喘ぎ”を聴きたいと思ったら、
かなりボリュームを上げなければ聴き取れないw…しかも、直ぐにフェードアウトするので短いっ!
てか、確実に一線を越えているはずの火野×安見よりも、現時点ではネチッこいチューしかない、
加賀谷×那岐の方がまだBLっぽい雰囲気を感じます。

あと、コレはサイバーさんのCD全般に言えますがBGMが良いですよね~♪
“ヴァルキリー・プロファイル”の桜庭サウンドを思い出しました…ちょっと宗教音楽ぽくて…。
フィルムノワール的で。

原作を読んでいるので話の顛末を知ってるのに、続きが早く聴きたい!!
また、購入予定CDが増えました(笑)。

あ!唯一の不満点を一つだけ言わせて下さい。
ミキシンさんはシークレットじゃなきゃ、意味が無いだろ!!

<作品データ>
・『デコイ 囮鳥』(英田サキ・原作、奈良千春・画、CPCD-1125、サイバーフェイズ)
 キャスト:近藤隆、子安武人、鳥海浩輔、三宅健太、三木眞一郎、小西克幸、他

[ 2009/05/01 20:10 ] CD | TB(1) | CM(0)
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