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楽天主義者とボディガード 

火崎勇さんの作品も、久々に読みました。
新藤まゆりさんの表紙絵が私好みな感じで、萌えCPセンサーが反応したのが購入動機デス。
うん、面白かった!火崎勇さん独特のこざっぱりした頭で“考える”恋愛譚が、私は大好きです♪
まあ、某Aさんが指摘されたとおり、逆に言えば理屈っぽい(or屁理屈っぽい)時もありますが…。
兎も角も、ご馳走様でした~♪

火崎さんの小説は大概一人称ですけれども、今回は地の文が“私”だったのでちょっとビックリ。
BLじゃ珍しいですよね?私は他に高遠琉加さんの短編「キス」でしかお目にかかったコトが無い筈。
この一人称(私)の所為で、読者と主人公の間に深い溝が出来る構造の作品になっておりまして、
高遠さんにしろ、今回の火崎さんにしろ、その“効果”が物語の肝(オチ)に関わってくる小説です。
即ち、これらの主人公(受け)は攻めは勿論のこと、読者にすら何か重要な秘密を隠しているのだ。

今回の組み合わせは、ボディガード×大企業後継者候補(オレサマ仕事人×クールビューティ)。
平泉は後継者争いの煽りで親戚筋からボディガードを宛がわれるのですが、その対応に猛反対。
彼にはとある秘密があるため、24時間絶え間なく自分のプライベートを監視されるのは困るのだ。
が、知人とボディガードとして派遣されてきた西岡には逆らえず、渋々周辺警護を任せることに…。
とはいえ、頭脳派の平泉はあの手この手で西岡達ボディガードの面々を出し抜き、逃走を試みる。
彼の作戦は一時的に成功するが、致命的な虚言を犯してしまった為に、大変な目にあってしまう。

まあ、大変な目というか、良い目にあってしまったと言い換えても良いんですけどね~♪
口は災いの元ですが、災い転じて福ともなる訳で、西岡と親密になれるチャンスがここから始まる。
謹厳実直で優秀なボディガードと思いきや、彼の実態は割とオレサマでそのギャップが楽しいデス。
その後も二人の仲良く追いかけっこ式の、頭脳戦の攻防の数々が拝めて面白い展開なのですが、
二人とも肝心の手の内を見せないので、最後の最後にならなければ“ラブ”自体は発生しません!

自分の手持ちのカードを極力切らずに、相手からどのようにして“本音カード”を引きずり出すのか?
実は、平泉よりも西岡の方が先に落ちているっぽいのですが、西岡も大概の負けず嫌いだから、
恋愛主導権争いでは、平泉が彼の元に落ちるまで“待ち”の一手の長期戦に持ち込むんですよね。
このゲーム感覚の理性的な“恋愛”の駆け引きが実に火崎さんらしくて、私には心地良いのです♪
クールVS.クールの恋愛攻防戦を楽しみたい方には、うってつけのBL作品じゃないでしょうか?
とっても、オススメですヨ♪

<作品データ>
・火崎勇『楽天主義者とボディガード』(新藤まゆり・画、徳間書店キャラ文庫)2008.3
楽天主義者とボディガード (キャラ文庫 ひ 1-21)楽天主義者とボディガード (キャラ文庫 ひ 1-21)
(2008/03/25)
火崎 勇

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[ 2008/03/28 19:24 ] novel BL | TB(0) | CM(2)
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Author:tatsuki
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