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【TB企画】BL×B.L.Award 2007 

BL×B.L.TB企画参加
今回もめげずに企画に参加してみます。

…が、今年は本当にギリギリだったので漫画と小説を分けて語る余裕がありませんでした。
来年は、もっと事前準備してから取り掛かろうと思います(専用カテゴリもそのうち作ります)。

とまれ、皆さま今年も1年間お付き合い頂きまして、本当にありがとうございました。
私のような無精者が日記(のような形のモノ)を約2年も続けられるとは想像もできませんでした。
コレも全て、訪れてくださってくれた皆様の暖かくも厳しいコメントや足跡のお陰でございます♪
来年も、マイペースに感想&解説を書き続けていくつもりですので、何卒よろしくお願い致します。

今年はブログ上でお付き合いさせて頂いていたお友達の方々とプチオフ会をする事が出来て、
私にとって本当に充実した1年でした、BL作品の方も久々の激萌え作品に出会えましたし(笑)。
来年は何事も無ければ、2月早々に某所でカルタ会も参戦予定でいます、今から待ち遠しいです。
ご当地QPは北国ヴァージョンを持参したく思ってますが…何だかえらく種類が沢山あるような?
まま、楽しみにしていてくださいませ>秋月さん

尚、私も正月から4日ほど実家のある北の大地へ帰省しますので、ブログの更新が止まります。
携帯電話でコメントなどはチェックするつもりですが、コメントのレスは帰宅後になるかと思います。

それでは、よいお年をお迎えくださいませ♪

↓が、企画の本編デス、興味のある方は続きをどうぞ♪
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[ 2007/12/31 21:18 ] best | TB(5) | CM(6)

コイ茶のお作法 

来年2月に某所で開催予定の、新春腐女子カルタ会課題図書の第一弾を読了(←続くのか?)。
そして、私にとっては今年最後の読み収めBL本になるかと思います、今更コイ茶読みました(笑)。
私そろそろ腐女子歴が2桁になりそうなんですが、実は桜城さんの作品を全く読んでませんでした。
長らく絵柄が好みじゃないと思っていたのです…が、今年の私的に萌えBL小説の挿絵が3本あり、
特に、先日読んだばかりの久我さんの新刊のミヤちゃんがあまりにメンコイ(=可愛い)もんで…。
(尤も、私は今までの人生でミヤちゃんほど愛らしい男子学生女子大生も見たコト無いけどね)
かなり今更なんですが、桜城さんに目覚めてしまいました!はーこさんの推奨もあって衝動買い。
まあ、だから課題図書ってのはこじ付けなんですが、コイ茶ネタありますよね?もしや、無いとか?

まま、兎も角とっても面白かったです!ご馳走様でした♪
てか、はーこさんが仰っておられた某二次ジャンルのキャラクタ達を彷彿させるのはご愛嬌かな?
(私はあのゲームのファンという訳では無いんですけど、ゲーム自体は2作品プレイしているので、
メインもサブキャラも何となく某キャラクタ達のイメージが重なってきます、学ランなのが特にね…)
とはいえ、想像以上に物語構成がしっかりした青春BL漫画になっていて楽しかったですよー。
茶道家元の跡取りのへたれツンサマ攻め×迂闊気味なヤンチャ受けのドタバタラブコメです。
残念ながらミヤちゃんタイプには出会えませんでしたが(笑)、春平ちゃんが可愛かったのでヨシ!
欲を言えば、リバーシブルシーンが見たかった……私は基本的にリバ萌えだから許してくらさい。

では、皆様!よいお年を~♪

<作品データ>
・桜城やや『コイ茶のお作法』全4巻(角川書店CIELコミックス)2003.2、2003.12、2005.2、2006.2
コイ茶のお作法 (1) (あすかコミックスCL-DX)コイ茶のお作法 (1) (あすかコミックスCL-DX)
(2003/02)
桜城 やや

商品詳細を見る

コイ茶のお作法(2)
コイ茶のお作法(3) (あすかコミックスCL-DX)
コイ茶のお作法 (4)
↑表示が重くなっちゃうので、画像は1巻のみです。
[ 2007/12/31 20:04 ] comic BL | TB(0) | CM(2)

洋6K2南向き 

密かに楽しみにしていた古街キッカさんの新刊です…でも、実は殆ど雑誌掲載時に読んでました。
帯は攻めキャラオンパレード♪受けは何処?って一瞬思ってしまったけど、よくよく考えてみたら、
古街さんの作品の受けって属性的にはほぼ全て同じでした…即ち誘い受け崩れのダメっ子受け。
総じて、モラトリアムな傾向が強いキャラクタ達の恋物語なので、やや青く若い読者向けかなあ?
私はこの手の淡白なクラフトノリ(注、今回は「Hertz」掲載)が好きなので今回も美味しかったです。
何と言うか、古街さんも眼鏡キャラがヤヴァイ感じ…(←いい加減、眼鏡萌えを自覚しろ、自分!)

□グッバイ・レイン
本命とは不倫関係の受けが、修羅場った上、「好き」の比較級に負けて案の定失恋する。
結局、手身近な短髪ヘタレで手を打つ物語…が、受けは不倫体質に見えるので直ぐに浮気しそう。

□熱帯夜のアストロロジー
キレイなお姉さん顔の受け、飼い主に殴られてようやっと自分のダメ人生を見直す。
結局、“番犬”年下君で手を打つ物語…美しい彼は今後本当に自立できるのか?不安要因多すぎ。

□路上詩人は眼鏡の夢を見るか

路上詩人、60万円の小切手と引き換えに眼鏡リーマン(?)にチ○コしゃぶられるハメになる。
激しくミステイクな関係で始まった二人だが、今後“恋”に発展しそうな予感がするのでお気に入り。
つまり、この作品の受けは私好みのツンデレ君っだったんだな(笑)。
続き切望!

□つがるゆき
この受けは、私が一番苦手とする天然やや足りない系、攻めは元(?)ヤンキー。
受け攻めが逆だったら、私は激しく萌えれた…んだけどなあ(笑)

□洋6K2南向き
以前、mikuさんにチラっと語ったお気に入り作品がコチラなのです…表題作でもあります。
カップリングはへたれメガメ×へたれ誘い受け、ダメっぽい二人の不器用な恋物語なのですよ。
酔った勢いで攻め(元彼)を誘い込んでコトに及び、翌日後悔している受けの姿が堪らないのです!
一方で、受けの誘いに乗りつつも、冷静にゴムを探してから始める眼鏡へたれがステキなのデス。
この二人のお話も、続きが読みたいなあ…。

<作品データ>
・古街キッカ『洋6K2南向き』(大洋図書Hertzコミックス)2008.2
洋6K2南向き (ミリオンコミックス)洋6K2南向き (ミリオンコミックス)
(2007/12/27)
古街 キッカ

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[ 2007/12/29 22:46 ] comic BL | TB(2) | CM(2)

盃、いただきました 

今現在、東京は結構雨足強いです…明日までには止んで欲しいなあ…。

えーと、長らくカバンの底で眠らせていた小川さんの小説を本日になってようやく読み終えました。
極道モノと伺ってとても期待していたんですけど、どうも路線が私の想像と180度違っておりまして、
しかも、暫くは萩野さんのストイックなヤクザに萌えてましたから、余計に食指が動かずズルズルと。
とはいえ、結果的にこの作品はコレはコレで楽しかったです、やや若い読者向けな作品ですがね。

てことで、奥様は女子高生…では無く、跡取りは男子高校生という雰囲気の作品でした。
清純派(←笑)男子高生として清く倹しく生きてきた乃木坂澪は、突然の実父の訃報をきっかけに、
実は、母方の祖父が指定暴力団赤間組組長であるという寝耳に水な出生の秘密を知ってしまう。
あれよあれよとオロオロしているうちに、祖父の屋敷に引き取られ強面の男達から厚遇を受ける。
加えて、実は血の繋がった大変個性的な兄が3人もいたという、驚愕の真実まで知ってしまう。

右も左も分からなかった当初は跡取り騒動に消極的だった澪も、気の良い舎弟や優しい祖父、
そして誰よりも、密かに恋心を抱いていた赤間組の顧問弁護士である高原との対話を通して、
自身の立場を自覚し責任感も僅かながら芽生え、紆余曲折を経て組の盃を受けるまで成長する。
3人の兄達とはなかなか意思疎通が図れなかったものの、実は彼らも末弟・澪たんにメロメロ(笑)。
彼らは跡取りを引き受けずに好き勝手してるように見えますが、実は組の行く末を考えており、
昔気質の義理と人情とカリスマだけのヤクザ稼業では、現代社会を渡れないコトを自覚しています。
祖父が元気なウチは兎も角も、将来は組を解体して社会的な組織に再構成する段取りがある模様。
だから、決して澪にだけ責任を押し付けているのではなく、あくまで水面下で彼のフォローに廻る由。
とまあ、こんな展開なので、異色設定とはいえ基本は(大)家族愛情物語だったと言えるのかも。

が、この4兄弟はいずれも主に下半身に関してはどの道かなり好き勝手しておりますね(笑)。
三男×長男、若頭×次男…そしてあどけない男子高校生・澪も片恋相手の高原と出来上がる♪
まあ、BL的にはフツーの展開なんですが、いずれにせよ赤間組の世襲制はココで途絶える模様。
お祖父さまは、(澪を含めて)孫の気持ちを十分に汲んでくれる好々爺なので無問題なんでしょう。
男所帯の組舎弟の面々も、プリティーキュートな澪たんの魅力に皆ときめいているみたいですしね。
愛らしい次代組長に対する萌えパワーで、世知辛い世の中を今後も乗り切って行くコトでしょう。

<作品データ>
・小川いら『盃、いただきました』(高城たくみ・画、幻冬舎ルチル文庫)2007.9
盃、いただきました (幻冬舎ルチル文庫)盃、いただきました (幻冬舎ルチル文庫)
(2007/09/14)
小川 いら

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[ 2007/12/29 21:41 ] novel BL | TB(0) | CM(0)

愛してると言う気はない 

「二度と他の男と寝るな。この次は許さない。わかったか?」
返事がない。陣内は蓑虫を叩いた。
「……わかった」
渋々といった口調の返事が聞こえた。気分がいい。とてもいい。


私も気分がいい♪とてもいい♪またまた大満足の一冊でした…師走のシャイに乾杯!
元々、去年のマイベストでエスシリーズではなくて、コチラのシリーズをベストに潜り込ませてた私。
実は、カップリングという見地では、へたれオヤジ陣内×女王様泰雅の組み合わせが一番大好き!
萌えるシチュエーションという意味では、私的にトップ・オブ・ザ・ワールドに君臨しております(笑)。
ナハハハハ、兎にも角にもゴチになりました!

作品展開は、前回が過去<回想>⇔現在<事件>の作中時間移動が目まぐるしかったのですが、
今回は前回に比べるとまったりと言うか、プロットの流れが大分緩やかに仕上がってた気がします。
しかも“弟”というのは、天海泰雅の境遇につけ加えるには少し微妙というか強引という印象が強い。
加えて、メインカップルも十分に大人な男達だから、想像したほど関係に波風は立たなかったデス。
まま、成熟した大人カップルのやや下品な掛け合い漫才を楽しむのが、この作品の見所ですかね?
私は、このシリーズに関してはキャラクタ萌え(特に泰雅)が全てを凌駕しておりますから!

そうそう、新キャラの我那覇は濃厚な変態キャラで、いかにも英田さんらしくてともても良かった♪
この作品が今後もシリーズ化するのなら、単純な探偵小説モノに展じてくれた方が私好みかも…。

<作品データ>
・英田サキ『愛してると言う気はない』(北畠あけ乃・画、大洋図書シャイノベルス)2008.1
愛してると言う気はない (SHYノベルス)愛してると言う気はない (SHYノベルス)
(2007/12/26)
英田 サキ

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[ 2007/12/28 12:00 ] novel BL | TB(2) | CM(2)

檻 

正直言うと、今作品は鳥城さんの著作でなければ読まなかったであろう設定&ストーリーでした。
登場人物達の妄執で作られた観念の檻に閉じ込められ…いえ、閉じ籠って良しとする結末の話。
私は以前も何度か語りましたが、結末は基本的に開放型エンディングを志向したいタイプなので、
この手の閉鎖型循環構造の物語はあまり好きじゃない…故に今回の感想はかなり冷たいかと。
まずは、ご注意を!

てことで、今回の鳥城さんの作品は著者的にも異色でしたが、BL的にもかなり異端なお話デス。
カップリング的には見事に狂気×狂気で、非常に感情移入しづらい二人による倒錯(愛)劇場
私実は、狂気×正気ないし正気×狂気のどちらか片方が異端なBL設定は大好物なんですが、
双方が互いに歪んでいて、セカイ観が足元から崩れていくような作品は本当に苦手なんですヨ。
加えて倒錯プレイシーンは大好きなんですが、倒錯愛にはまるで興味が無い性質でして…。

今回の二人、いえ厳密には主人公の稔は倒錯度が情愛の深さと比例すると信じている人間らしく、
読者にこれ見よがしに自身の倒錯偏執狂的な性質をアピールしているように見えてしまうのです。
即ち、ホモフォビックな心理描写で自身の汚辱性を煽り、現実的には従兄弟である最愛の宗二を、
“兄”と称することで、より禁忌性の強い(気がする)近親相姦関係を半ば捏造したりと周到である。
彼のそんなパフォーマンスは、あまりに確信犯的なので自己陶酔の極限にいるようにすら見える。
だから、稔を狂気の住人と決定するのは、彼を喜ばせるだけなので私的には極力避けたいトコロ。

意味深な茶室、過去の亡霊達の妄執愛、そこに囚われて抜け出せない箱庭セカイの登場人物達。
はそんな彼らが作り出し具現化せしめた観念のソレ、責任の所在はもはや問い質しようも無い。
そのいつまでもループし続ける円環構造の輪の中にいる事が、無上の幸せと信じている彼らには、
もはや私が何を言っても意味は成さないでしょうし、そんな型で構築された物語なんだと思います。
鳥城さんは程よい筆力のある作家さんですから、この手の物語でもサクサクと読ませてはくれます。
が、いかんせん私の趣味じゃ無いんですよね…。

えーと、何というかBLでもJUNEでもなくどちらかと言えば「ネムキ」っぽいお話だったかな?
まあ、イラストが今市子さんだったから余計にそう思うのかも知れませんがね、以上。

<作品データ>
・鳥城あきら『檻-おり-』(今市子・画、徳間書店キャラ文庫)2007.11
檻-おり- (キャラ文庫)檻-おり- (キャラ文庫)
(2007/11/27)
烏城 あきら

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[ 2007/12/26 20:21 ] novel BL | TB(0) | CM(0)

溺れる戀 

お疲れ様の腐女子に一本…いえ、一冊の、萌えビタミンがたっぷり入った作品でしたヨ。
遅ればせながら、私のような人間にもクリスマスプレゼントが届いたみたいでとても幸せデス♪
毎度のことなんですが、本当にゴチになりました♪てか、むしろ愛してますと言っちゃいたい!

てことで、本日は待望の高遠琉加さんの新刊を紹介します!意外にも時代物だったのでびっくり。
イラストが今市子さんだったので、愛の底なし沼型のダウナー系作品を予想していたのですが、
現実的にはものすごくコテコテのラブロマンス、もとい略奪愛or映画『卒業』ネタでございました。
序盤のヒッチコックないしクリスティばりの心理サスペンス劇が小気味良い展開になっており、
中盤から、一筋の視線から始まった二人の恋の糸が、徐々に静かに解きほぐれていくのですが、
相変わらずの高遠さんの筆致の才に感嘆し、グイグイと物語の深部に惹き込まれてしまいました。

てことで、実はいつものこの著者特有のというかというかメメントの森的な要素は形を潜め、
それ故、より多くのBL愛好者が楽しめる安心仕様となっているかと思われます、つまりはオススメ♪
しかも、今回は本当に久しぶりに愛あるエッチシーンが(2回も!)拝めました、余は大満足なり。
パワー・オブ・ラブ(orボーイズラブ)の真骨頂を感じられる作品であるコトは、間違い無しデス。

私は先日、自身の腐女子の名は返上しても良いやとか言いましたが、萌えは決して手放しません!
昨今、“腐女子”言説がやや小うるさい感じですが、我々があんなもの気にする必要は無いのです。
清く正しく、そしてヨコシマにBL(やおい)に持続的に萌えor受容しor加担し続ければ良いのです。
それこそ、我が命尽きるとも迄ね…そのような継続行為に大概は意味はあとから付いてくるモノ。
あの水野晴郎氏の名言だって、数多の名作、凡作、駄作を消尽し続けて導かれた結果でしょうし。
我々だって同様…「BLって本当にいいもんですよね」が全てを凌駕する力みなぎる言説なのだ。

つまり、この作品を通して私は明日も年末も来年も、精一杯頑張って仕事しようと思いました(笑)。
(良作)BLは、私にとって現前たる一個の活力の源なのデス。

<作品データ>
・高遠琉加『溺れる戀』(今市子・画、大洋図書シャイノベルス)2008.1
溺れる戀 (SHY NOVELS 200)溺れる戀 (SHY NOVELS 200)
(2007/12/26)
高遠 琉加

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[ 2007/12/26 00:49 ] novel BL | TB(1) | CM(2)

夜叉と獅子 

職業設定がヤクザ×彫師モノと伺って、喜び勇んでサクッと購入に踏み切ったのですが…。
作品のテーマもストーリー展開も、私の予測軌道から随分逸れたところで巡っていたので驚いた。
てことで、今回もまた私にとってはBL的な萌えとは全く別の次元で面白かった作品でしたヨ(笑)。
但し、シリアスでストイックでデンジャラスなBLを想定していると当てが外れる可能性が高いデス。
どちらかというと、類友式に変人さん(←良い意味でw)が増殖していくコメディだった気がします。
昔、NHKでTV放送していた『お江戸でござる』という番組のお芝居を彷彿させるのは気のせいか?
要するに、大衆演劇っぽい人情コメディなんですヨ、そういう意味ではとても楽しかったです♪

さて、本作の主人公である彫師の和久は、倒錯(フェティシズム)嗜好の強いいわゆる変態です。
元々、祖父の影響で彫師を志した時から自覚してたみたいですが、墨入れの行為の瞬間に欲情し、
痛みで人の身体がびくっと震える反応を見ては加虐嗜好に駆られ、己が彫られるという局面では、
痛覚と快感がない交ぜになったような状態に恍惚感を覚える性質で、視姦プレイもいけるクチ。
回想シーンの蝉の描写から察するに、生と死の境界線上に真のエロスを感じてるのだと思われる。
勿論、人間は多かれ少なかれそういったギリギリの境界(境地)に対して憧れを抱くモノですが、
彼の場合は人より積極的に、あるいは本能に忠実に(主に)下腹部にナニな兆しを示すらしい…。

そんな和久の元に、密かに片思いを抱いていた相手・島津が3年ぶりに我が物顔でやってきます。
しかも、和久の大好物な刺青を背中に宿して…が、その作品は先代の急逝により実は未完成。
島津は和久にその刺青の完成を依頼し、彼の密かな倒錯趣味を知って身体の関係も持ちかける。
畢竟、期間限定で二人の間にホる⇔ホられる(彫&掘)の二重の倒錯的関係が成立します(笑)。
で、大雑把に換言すると、紆余曲折を経てコレがホ(惚)れたハれたのメデタイ関係に進展する。
最後は大親分のお屋敷で大団円、恐らく和久の念願だったと思われる鏡プレイで幕を閉じます。
この二人の間には大して恋愛上の障害があったようには思えなかったのですが、強いてあげれば、
受けの和久は出来れば攻めの背中を眺めつつ繋がりたいという欲求があったんじゃないかな、と。
まあ、この辺の厳しい条件も(三面)鏡を使うことで間接的に目的はクリア、ハッピーエンドですよ♪
ゴチになりました!

そうそう、私は今回実は淋しがり屋で忘れた頃に登場してきては己の存在感をアピールしてくれた、
へたれツンデレのあの伊部さんに、(ビジュアルを度外視して)うっかり萌えそうになりました…。
ってか、オレサマ攻めの島津の宿命のライバルが、あんなショボイキャラでいいんでしょうか?
私的には大歓迎♪ですが、ロマン派腐女子さん達の萌え心を萎ませそうで、少し心配です…。

<作品データ>
・池戸裕子『夜叉と獅子』(羽根田実・画、徳間書店キャラ文庫)2007.12
夜叉と獅子 (キャラ文庫)夜叉と獅子 (キャラ文庫)
(2007/12/13)
池戸 裕子

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[ 2007/12/22 00:04 ] novel BL | TB(1) | CM(0)

文章読本さん江 

実は、ハードカバー版も持ってたり…私が大、大、大好きな辛口評論家の斎藤美奈子さんの新刊。
女傑ミナコ侍が、古今東西の文豪&文豪ミニをバッサバッサとペンで斬り倒す痛快劇仕立て。
(その斬り込み型は、ほぼ全て文字通りのクリティカル・ヒットだったりするからまた楽しいの♪)
小林秀雄賞などといういらんがついてしまったけれど、この評論が面白いは間違いないデス。
私的にはとってもオススメなノンフィクションなので、興味を持った方は是非読んでみて下さいな。

<作品データ>
・斎藤美奈子『文章読本さん江』(ちくま文庫)2007.12
文章読本さん江 (ちくま文庫 さ 13-4)文章読本さん江 (ちくま文庫 さ 13-4)
(2007/12/10)
斎藤 美奈子

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↓いつもの備忘メモ
[ 2007/12/20 13:19 ] non-fiction | TB(1) | CM(0)

あのひととここだけのおしゃべり 

遅ればせながら、Eさんのオススメ(?)により、急遽購入したよしながふみさんの対談集デス。
そういえば、棗さんが上京の際に購入されていらっしゃったような?あれ?違いましたっけ…?
正直最初の二章で失敗したなと思ったのですが、こだかさんと羽海野さんの回は面白かったので、
最終的にはまあ、話のタネにはなったかな…という印象、私はユリイカの方が肌にあってますね。
もう少し本音をぶちまけると、私今となってはよしながさんの作品には殆ど興味が無いんだな。
オフラインやオフレコでは何度か語ったコトがありますが、ブログ上では多分初めての爆弾発言…。
よしながふみさんの漫画作品は巧いとは思うんですけど、おそらく萌えベクトルが逆方向なんです。
(SD自体私個人はあまり思い入れの無い作品なんですが、百歩譲っても私は三井受けですしね)
持っている作品は今となっては多分旧版の『ジェラールとジャック』のみですし、この作品にしても、
BLというよりは歴史漫画として面白かっただけなので、萌えという尺度では読んでいないのです。
加えて対談相手も基本的にあまり興味が沸かな…せ、せめて川原泉さんの回が含まれていたら!

とまあ、私は世間様と漫画の趣味(嗜好)が見事に逆行しているというコトで納得してください!
知的センスは皆無だからさ…。

<作品データ>
・よしながふみ『あのひととここだけのおしゃべり』(太田出版)2007.10
よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべりよしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり
(2007/10/04)
よしなが ふみ

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↓以下は、私的個別雑感…未完、続きは後日
[ 2007/12/18 23:13 ] non-fiction | TB(0) | CM(3)

小説ビーボーイ 2008年1月号 

今月の小説ビーボーイは買って悔い無し!
大当たりが二本、中ヒット一本、未読は二作のみと私的には久々の大快挙です。

□鹿住槙『残り香に抱かれて』(門地かおり・画)
体臭フェチの天然受けが主人公のお話でした…えーと、共感はしづらいデス。
攻めは典型的なへたれツンデレだったので、攻め視点の片恋物語の方が好みだったかも。
コスメ業界の企画から商品化までのビジネス業界成功譚は、定番とはいえ楽しい展開でした。
それにしても、ナニなシーンに至る手続き過程の描写が見事に省略されてるのが大変興味深い。
要するにサービスシーンが、(現代モノなのに)えらく古典的なんですな(慣らしもゴムも無い…)。
まあ、私的には無問題なんですが、昨今のBL周辺の方々からは突っ込まれやすいだろうな、と。
ちなみに門地さんのイラストは、このやや電波ちっくな恋愛譚には見事にマッチしていたと思う。

□浅見茉莉『エーゲの誓愛』(城たみ・画)
どこかのオナ…いえ、海運王に見初められて、“愛”と“お金”を両得する受けの話かと思いきや!
実はオスマントルコ時代の歴史モノBLでした…タイトルのハーレクイン臭に見事に騙されました。
でもね、主軸は見事にハーレクイン展開で、まさに“エーゲの誓愛”としか言いようが無い物語です。
真面目に歴史資料をあたっている事は存分に伝わるのですが、歴史小説としては正直面白くない。
歴史のダイナミズムというかリアリティというか過酷さというか…そういう成分が全く足りてないデス。
最初の二人の強引な肉体の交合(陵辱)シーンも、二人にとっては魂の交歓だったみたいですし…。
クラフテス(義賊…cf.ロビン・フッド)は、私が求めて止まない歴史的テーマだったので余計に、
史実のコンテキストに即した現実認識&シビアさを体感できる物語を期待したくなるのですよね。
てか、どうせなら主人公がどのようにスルタンの私室長にまでなったのかを書いて欲しかったわ!
その過程は、きっとキレイ事だけではすまなかった筈だと信じ…いえ、熱く期待しています(笑)。

□桂生青依『うら若き花嫁の憂鬱(後編)』(カワイチハル・画)
後編だったので、未読。

□遠野春日『エロとじ/玉響に永遠を誓う』(新田祐克・画)
短編とはいえ、骨太の中華風歴史ファンタジーのBL作品でした。
正直かなり侮っていたので、遠野さんの筆力の深さに改めて恐れ戦いております(笑)。
一時期ハズレを立て続けに引いてしまったので、ここ1年ほど全く手を出して無かったのですよ。
エロとじの語感(イメージ)からは程遠い、上質な作品です…が、毒素がちと足りないかな?

□かわい有美子『いとし、いとしという心(前編)』(南田チュン・画)
かわいさんは、『エゴイスト』の鬱陶しい展開に業を煮やして二度と読まない作家の一人でした。
でも、今回の作品ははっきり言ってものすごく面白かった♪この作品は、本気でオススメです!
厳密に言えば違うのですが、半ば寡夫(未亡人、後家さん)の受けを落とす(or陥れる)お話です。
そして、設定的には幼馴染譚でもあります…底意地の悪い根性が歪みまくった攻めの千秋も、
貞淑な未亡人(+童貞)の筈の侑央の快感に乱れた姿も、堪らないくらい萌え♪でございました。
挿絵も雰囲気に合っていて大満足!ノベルス化されたらコレは絶対買います!ご馳走様でした♪
にしても、情景描写が微細すぎて、相変わらずねちっこい感じですな(笑)。

□海原透子『きみをテイスティング』(高峰顕・画)

かわいさんの余韻に浸ったあとだと、正直かなり厳しい…殆ど未読。

□萩野シロ『執着』(桜城やや・画)
今回の目的はコチラ♪ショートの番外編なので、ノベルス化は厳しいだろうなあ…。
以前ご紹介した『浸食』のスピンオフで、幸村×比佐野のストイックでプラトニックなラブストーリー。
比佐野の為だけに、裏世界の看板を背負う覚悟を決める幸村がとってもカッコよかったのですよ。
私は擬似家族ネタに弱いので、余計に感化されているのかもしれませんが…ゴチになりました!
来月発売予定の萩野さんの新刊も楽しみです♪

□果桃なばこ『アフター5はkissの雨』
一応読んでおりますが、特に語るべき事は…つっ込んだら負けな漫画だと思います。

□南川ぺと『石油王は恋泥棒
BLを読みなれている方なら、タイトルから何かあられもない匂いを感じ取れることと思います。
えぇ、まんまのアレな展開でございまして、登場人物が皆一様にぶっ飛んでいらっしゃいました。
会話も行動も視線も何一つ噛み合っていないキャラクタ達が繰り広げてくれる、アラブの恋物語?
一コマ当たりのつっ込み回数は、「わんぼく」(by『少年よ、耽美を描け』)とタメを張ってますヨ!
ゴチになりました♪(←全てを超越しているので、結果的には大満足しておりますw)

<作品データ>
・「小説ビーボーイ」2008年1月号(リブレ出版)
小説 b-Boy (ビーボーイ) 2008年 01月号 [雑誌]小説 b-Boy (ビーボーイ) 2008年 01月号 [雑誌]
(2007/12/14)
不明

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[ 2007/12/17 06:30 ] magazine&anthorogy 感想 | TB(0) | CM(0)

BLスタディーズ 

えーと、今回はぶっちゃけオススメしません!
必ずしも悪書ではないのですが、腐系志向に対する風当たりの強い論考が幅を利かせてます。
インタビュー記事も、よっぽどなその著者のファンであるか、あるいは漫画家志望の方でなければ、
総じて、BL読者(腐女子)にとって得るモノが少ないのではないか、というのが個人的な雑感デス。
前回のインタビュー記事の多くは、腐業界や同ジャンルに対する認識が主要なテーマでしたが、
今回は漫画というか、見栄えの良い画面の作り方といったような技術論ばかりが目立っています。
穿った意見をすれば、スタイリッシュな作品こそが正当なBLであると煽っているようにすら見える。
(まあでも、メディア露出が比較的少なかった京山あつきさんの語りは可愛らしかったのですがw)

さて、今回は「BLスタディーズ」と謳ってはいますが、実は前回以上にメインは腐女子論にある。
しかも、腐女子宣言を果たした人間に腐女子返上or腐女子解体を迫っている印象が強かった。
私個人は、腐女子の言説の全てを引き受ける気は毛頭無いし、その必然性も無いと思ってます。
というか、腐女子が独自のコミュニティを作っていた事すら知らなかったor気付かなかったデス…。
腐女子という単語は、アンケート欄の「会社員」とか「自由業」程度の属性かと思っていたのですが、
(だから、私は面倒だからまあいいや程度の軽い認識で今まで腐女子欄に○をつけてきたのだが)
実態はどうも腐女子共同体コミュニティギルド?)の構成員のコトを指していたみたいで…。
その社会には、全腐女子共通の暗黙ルール(規範)だか仁義だかが設定されているらしい。

あれ?私は人生で一度もそのようなイニシエーションに出くわしたことが無いんですけど…。

この「腐女子」という名前は、本筋のどなたかどこかの政治団体に返上した方が良いんでしょうか?
私の場合、この名前があろうが無かろうが自身のアイデンティティは今更揺らぎそうもないから、
どっちでも良いんですけど…てか、私のこういう態度が他の誰かに暴力的になっているのかな?
基本的にどこへ行っても横暴なジャイアン気質だから、枠外適用(=放置)キャラなのかもしれん。

結論。
私は、BL/やおいもアヤシイが、特に腐女子についてはまるで何も理解していなかったらしい…。


・「BLスタディーズ」(青土社)2007.12
ユリイカ 2007年12月臨時増刊号 総特集=BL(ボーイズラブ)スタディーズユリイカ 2007年12月臨時増刊号 総特集=BL(ボーイズラブ)スタディーズ
(2007/12/12)
不明

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↓は、個別感想。

[ 2007/12/12 21:58 ] non-fiction | TB(73) | CM(4)

ことばとは何か 

先日ご紹介した「このBLがやばい!」のBLコミックランキングにて、私が少し奇妙に思ったコト。
それは、中村明日美子さんの『ばら色の頬のころ』が第19位にランクインされていた結果にある。
無論、私こと観測者or腐女子Tも同作品が今年度のマイベストコミックに含まれるのは間違いなく、
一般的に優秀作品として評価されたことに異論は無い…が、この作品は果たしてBLなんだろうか?
版元は太田出版のエフコミックスなのでレーベル的にはBLを謳ってはおらず、作品構成にしても、
BLと呼ぶには未遂未満の展開だし、そもそも扱われているテーマ自体が違うような気がする。
私も主観的にはこの作品を広義のBLと判断したい方だが、それを一般適用する自信が無いのだ。
しかも、読者Tは同作品がBLを超越しているから面白いのか、BLに酷似していたから萌えなのか、
あるいは、全く腐系志向とは別の観点から衝撃を受けたのか、実はその理由を説明できないのだ。
というか、面白い(or萌えor衝撃)の“理由”を、私は他者に“弁明”しなければならないんだろうか。

今年は今まで以上に801だの、BLだの、腐女子だのがメディアで取り沙汰された年だったらしい。
私は殊にテレビメディアに関しては疎いので、どのようにソレを取り扱ったのかは殆ど分からない。
伝聞で多少のことを伺って無くは無いのだが、いずれの立場もヒステリックな反応が強すぎて、
私は彼ら(or彼女ら)の言葉を単純に鵜呑みには出来ないし、要するに冷静に判断する術が無い。
一方でテキスト化されたモノに関しては、全てとは言わないが職業特権と個人的な趣味の範疇で、
ある程度は追いかけてきたつもりだし、その結果をこのブログ内で多少なりは言及している筈だ。
思うに、隠れた(隠された)社会の諸現象の一つに過ぎなかった筈の腐系志向の局地的セカイが、
デュルケームが言うトコロの社会的事実として可視化された状態になったのでは無いのかな、と。
が、社会は一般的(と信じる)規範に沿った現象しか記述できないので、残りの逸脱に関しては、
ソレを端から存在しないものとして切り落とすか、全てを腐or汚or負or悪として存在を否定するか、
あるいはより明晰な立場の人なら、ソレを上下構造に分解してセカイの再構築を試みるモノらしい。
いずれにせよ、それら人間に付随する“社会”現象の全てを完璧に語ることなどできないのだ。

私は、だからと言ってソレを語らなくてはならないとも、決して語るべきものでは無いとも思わない。
語り始めることで、語るに落ちる部分が常にあることを聞き手も語り手も十分に了解しあえるなら、
語り続けることに意味はあるだろうし、逆に貝のように口を閉ざして語らない意図も読み込める筈。
まあ、私はこのブログを利用して積極的に語り続けている方だと思うが、ソレは全く完全では無い。
むしろ、ソシュールが言う書のプレステージで、読み手を誤魔化したり惑わしたりしているのかも。
てことで、私のブログで書いている文章はいつも、一言一句を徹底的に疑ってかかって下さい!

<作品データ>
・田中克彦『ことばとは何か』(ちくま新書463)2004.4
ことばとは何か (ちくま新書)ことばとは何か (ちくま新書)
(2004/04/06)
田中 克彦

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田中克彦さんのラディカルな言語学は、学生時代に大変衝撃を受け、その後著作を追いかけた。
この著作もそんな過程の一冊でまたも再読本であるが、今読み返してもその魅力は色褪せない。
今回の↑の感想は、殆ど同著に言及していないように見えるが、問題の観点は同根だと思うので、
今回はいつもと文体を変えてエッセー(小論)風に仕上げて、読書感想とすり変えることにした。
まあ、文体の切り替えは気分の問題なのだが…。

↓はいつもの備忘メモ(控えめ)。

[ 2007/12/09 22:32 ] non-fiction | TB(2) | CM(0)

Nobody Knows 

私は、今年SHOOWAさんのコミックをトータル3回も買いました…俄かファンです!アハハハハ…。
てことで、前回に引き続きSHOOWAさんの作品、コチラは春先に発売された著者デビュー作です。
実は、発売日にも同著を購入してたのですが、斜めに読んであっという間に手放してしまったのだ。
この方の作品は、じっくり読み込んで後からジワジワと振動が来るタイプだったのに!アホな私…。
先日の作品で見事に心奪われ、予告どおりにサクッと再購入しました♪いや、ファンですから!!
再読してみたら、やっぱりあとからジーンと来ます!が、正直亀のお話だけは受け入れがたい…。

にしても、SHOOWAさんの作品は基本的に受けと攻めが不確定みたいで…珍しいパターンです。
登場人物がナチュラルに受け/攻めポジションないし、ヘテロ/ホモセクシャルの間を飛び越える。
いわゆるリバーシブルバイセクシャルとも違うんですが、どこか理想的な恋人達に見えます。
好きになった相手と末永く一緒に過ごすためなら、攻守のポジション取りが二の次になるんですよ。
だから、全体的にそこはかとなく百合(受け)っぽいキャラクタばかりなんですが、芯が強いのデス。
片恋の切ない描写に引きずられる一方で、妙に淡白なセフレ関係もあってそのギャップが面白い!
コレが社会学系の専門用語で言うところの、ホモソーシャル・ワールドと呼ばれるモノでしょうか?
(私にとっては)一種の理想郷世界を描くパラレル作品に思えるのですが、どうでしょう?

□Nobody Knows
ススム×モドルの出会い編。
冒頭で死化粧師(エンバーマー)モノかと騙されますが、現実は機械人形のメンテナンスシーン。
高屋未央さんほどの迫力は感じられないものの、やはり何処かフェティッシュな空気が付き纏う。
物語のオチは読めるのですが、改めて読み直すと味わい深い作品だったのだと気付かされます。
まあ、『NON Tea Room』収録分でようやく恋愛譚としても落ち着いたから、余計に心動いたのだ。
コチラだけだと、ややテーマ消化不良の感もあり…(つまりは、両作品を読み込んで味わうべし)

□Everybody Knows
ここまで淡白に恋愛感情無く、されど気持ちの良さそうなセックスがある物語というのは初めてだ。
てっきり、テルかヒロのどちらかが心囚われて火が付くハナシかと思いきや…えぇ、騙されました。

□愛と現実の狭間に
解説不能(BL版浦島太郎なのは分かるが…)。

□樋野山修一の教育実習 前
□樋野山修一の教育実習 後
えーと、乙男×乙男デス!どっちがどっちなのか、最後まで分かりません!(テル受け希望…)
私もGやら蜂やらが大の苦手なので、そりゃノンケのテルも惚れるよな、とか共感しまくりでした。
せっかちで白黒はっきりさせたがりの私ですが、こんなスローなドルチェ・ヴィータも良いですね♪
ゴチになりました!

□焼き鳥の日々
□Dead smiling

<作品データ>
・SHOOWA『Nobody Knows』(芳文社花音コミックス)2007.4
Nobody Knows (花音コミックス)Nobody Knows (花音コミックス)
(2007/03/29)
SHOOWA

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[ 2007/12/07 17:37 ] comic BL | TB(0) | CM(0)

文章のみがき方 

ウチの職場で、今一番に売りたい書籍らしいデスよ。
岩波なのにガッツリ在庫抱えてます…動きは悪くは無いけど、緩やかなので捌くのは大変な予感。
(冒頭から、美文or名文とは程遠い作家の文章を引いているのが戦略的にマイナスな気がする…)

正直、私も読んでみたいような、読みたくないような、とかなり迷っていたのです。
コレを読んじゃうと、今後ブログを書き続ける気力が失せるんじゃないかと懸念していたので…。
が、結果的には“やる気”を引き起こさせるタイプの文章読本だったので、実はオススメ本♪
プロ志向の方には手緩く初歩的な手引が多いかと思われますが、私レベルには丁度良い感じ。
てことで、今回は↓のメモにて自ブログの文章で自己評価(◎、○、△、×)も付けてみました。
厳しい判定基準を設けるとオール×になってしまうことが目に見えているので、評価は甘め。
あくまで、私が“書く”上で心がけていたか否かがポイントで、実際にデキているかどうかは不問。

にしても、技術面はある程度何とかできるけど、センスに関しては天性の資質がモノを言いますな。

<作品データ>
・辰濃和男『文章のみがき方』(岩波新書・赤1095)2007.10
文章のみがき方 (岩波新書 新赤版 1095)文章のみがき方 (岩波新書 新赤版 1095)
(2007/10)
辰濃 和男

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[ 2007/12/05 00:48 ] non-fiction | TB(0) | CM(0)

NON Tea Room 

実は前作は勢いで買ってしまって、読んでみて少し失敗したかな…とか思っていたりしたのです。
故に、今回は様子を見るつもりでしたが、やはり何となく気になって試し読んでみたら見事ハマる。
結局、そのままお持ち帰りコースでした…目下、前作を既に手放してしまったコトを大後悔中…。
いや、参りました!このガシガシ系の粗い画風と、少し懐かしい雰囲気の物語が堪らないのデス。
ゴチになりました♪

てことで、本日はSHOOWAさんの新刊コミックスを紹介します♪意外にも、メインは全編シリアス。
表題作は乙男系ベーシスト×健康美少女系(←笑)ギタリスト、インディーズバンドのカップルです。
ちなみに、彼らはライバル(対バン)を張るには少し実力差のある、夫々別のバンドのメンバーです。
二人は互いの趣味で意気投合して“親友”となり、程なく極めてナチュラルにその関係を超えます。
いえ、元々主人公のケンタにはある種の予兆があった模様で、彼は最初から連次に囚われている。
屈託の無い笑顔で人を魅了する連次ですが、その視線の先にはバンドリーダーのアーサーがいる。
観察眼の鋭いケンタは連次の密かな思いに気付き、彼を眺めていくウチにその思いが伝染します。

そうなんです!実はこの作品、私が密かに大好物な連鎖する(片)恋のおハナシなんですよねー。
即ち、ケンタ→連次→アーサー→亡霊と不断に続く一方的な片恋ベクトルが今作品のテーマ。
としてしか登場していない過去の亡霊が、二人の関係の最大の敵として立ちはだかるのですが、
結果的には、健全な“陽性”遺伝子を有する連次の圧勝!彼のしなやかな強さが二人の絆を守り、
彼らは本物の恋を手中に収め、きっとラストのライブは大成功を収めるに違いないと思われる結末。
ネガティブ思考の乙男(攻め)のケンタだけでは、この八方塞りの状況は打開できなかったでしょう。
本当に大切なことを必死で電話越しで叫び続ける連次の姿に、心奪われ感激してしまった私です。
身代わりの恋ではなく、本物の恋が欲しくて泣きじゃくる乙男・ケンタにも萌え死にそうでした(笑)。
美味しい男百合カップル(受×受)を堪能できる作品だと思いましたヨ♪オススメです!

私は、心の強い受けの物語が大好きです!

<作品データ>
・SHOOWA『NON Tea Room』(芳文社花音コミックス)2007.12
NON Tea Room (花音コミックス)NON Tea Room (花音コミックス)
(2007/11/29)
SHOOWA

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[ 2007/12/02 21:15 ] comic BL | TB(3) | CM(2)
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