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備忘メモ 

キャラの小冊子と小説ディアプラスのペーパー申し込み書を本日郵送。
エス小冊子の到着が遅くて慌てたので、今回は備忘記録を残しときます。

そういえば、今年の草間さんはやはりシャッター前らしい…ふぅ。
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[ 2007/07/27 20:10 ] 未分類 | トラックバック(-) | CM(0)

月下の縁 

掲示板で予告した通り、本日は久々の水原とほるさんの新刊『月下の縁』をご紹介いたします。
ちなみに、以下の感想はまたも微妙なモノとなりそう…と言うか、多分誤読してると思われます。
決して面白くなかったと言う訳では無いのですが、私的にはキャラ萌えも設定萌えもほぼ皆無。
で、またもBL的局面とは全く無関係な側面が、気になって気になって仕方がなかった作品です。
てことで、私らしいといえばらしい感想にはなると思いますヨ(笑)。

その男、危険につき

今更言わずもがなですが、↑は水原とほるさんが描かれる、極めて独特な攻めの基本的な性質。
俺様攻めとか我侭攻めとか自己中攻めといった属性とは一線を画した、非常に危険な攻め。
本作品も然り…依りによってその男に近づいちゃいかんだろ的な男に近づき、心身ボロボロの受け。
但し、今回は従来の作品に比べると状況はやや温め…いえ、私が慣れすぎた所為なのかも…。

肉親の死で天涯孤独の身の上となってしまった晶は、幼馴染の敬生と共に中華街で生活している。
時代は戦後の経済成長の兆しが見え始めた日本、日本人でありながら台湾人のように振舞う晶。
敬生とはいつしか幼馴染の一線を越えた関係も始まるが、晶は彼に友情以上の心を開けない。
自身の性別や出自が敬生の将来の負担となる上、晶はもっと運命的な何かを期待していた模様。
そんなとある月夜の晩に、凱士という妖しい美丈夫な男に出会い、彼にも運命的な何かが訪れる。

折りしも中華街内の台湾人の立場は悪化し、その背後にはこの大陸から来た凱士の影がちらつく。
実は、台湾人若手グループのリーダーでもあった敬生は、断腸の思いで晶を彼の元に送り込む。
つまり、スパイとして…気丈な晶は意気揚揚と凱士に近づき、彼を翻弄するつもりだったのだが…。

てことで、決して近づいちゃいけない男に近づいて最大のタブーを犯した晶は当然手酷い目に合う。
これが普通のBL作品でしたら、可愛いお尻に大き目の注射を打たれる程度で済むのですが(笑)。
水原作品の世界の先はいつも大変シビア…今回は鞭による折檻、複数姦、阿片が待っています。
が、今回の作品は攻めの凱士に責め続ける気概が薄く、晶は晶で心が鈍感というか冷淡な為か、
決して通常よりは甘い状況という訳ではないのですが、暴力的なシーンは温めな印象を受けます。

そして、凱士には生き急いでも大金を一刻も早く調達しなければならない理由が、厳然と存在する。
後に文化大革命と呼ばれるようになる、あの血生臭い大陸(本国)の権力闘争前夜の不穏な動き。
そんな動向を敏感に察知した凱士は、危険承知で単身日本に乗り込み資金調達を始めるのです。
が、前提知識に乏しい私には、この凱士の危機感に対する共感という名の想像力が働きません。
と言うか、複雑すぎて学生時代に投げてしまったんですよ…文化大革命の歴史的展開把握は…。
まあ、この辺の解説は例によって↓にて挑戦したいとは思いますが、何はともあれ差し当たっては、
凱士という男が、只の冷酷なヒトデナシという訳では無かったコトが判明する事実が極めて重要。
彼は、本国に送金しては窮地にあえぐ人々や、中国の重要文化財・遺産の保護に奔走してたのだ。

晶はそんな凱士に絆された…という感じもしなくはないのですが、結局彼と共に歩む決心をする。
元々凱士に殆ど監禁されていたので、久しく敬生他台湾人の仲間とは会えていなかったのですが、
結局彼らとは決別し、凱士の逼迫した状況も手伝って二人は日本からアメリカに亡命することに…。
晶は勿論、凱士にとっても日本は祖国の一つだったのですが、二人はソコに帰属意識を見出せず。
そういう意味では、立場は違えど孤独異端な二人が、魂のレベルで結ばれるお話だったのかも。

が、残念ながらこの作品からは、そこまでの感慨(萌え)は見出せず…心情描写が希薄過ぎる…。
とまれ、ひたきさんのイラストは大変素敵で萌えました♪特におまけの羅兄弟がカッコイイ!

<作品データ>
・水原とほる『月下の縁』(ひたき・画、海王社ガッシュ文庫)2207.8
月下の縁 (ガッシュ文庫)月下の縁 (ガッシュ文庫)
(2007/07)
水原 とほる

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[ 2007/07/26 21:41 ] novel BL | TB(4) | CM(6)

CRAFT vol.33 

あれ?いつの間にか雑誌コードがついてますよ!てことは、今後はちゃんと発売日に出るのかな?
数年前は、発売予定日が殆ど意味をなさないくらい、発行が遅れることがデフォルトでしたよね?
意外にも、売り上げ実績が伸びているのかしら?

<作品データ>
・「CRAFT」vol.33(大洋図書)2007.9
CRAFT vol.33 (33)CRAFT vol.33 (33)
(2007/07/19)
ヨネダ コウ宮城 とおこ

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[ 2007/07/22 21:25 ] magazine&anthorogy 感想 | TB(1) | CM(2)

自分バトン 

またまた、ゆちゅ♪さんからバトンが廻って来ましたよ。
回答は↓にゆずって。

こちらでは雑談を。
Mr.Bike (ミスターバイク) 2007年 08月号 [雑誌] Mr.Bike (ミスターバイク) 2007年 08月号 [雑誌]
(2007/07/06)
モーターマガジン社
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昨今は王子様ブームらしいです…いや、だからってさー、何もこんな特集まで組まなくても…。
しかも、乗り心地がどーのとか、フォルムがどーのとか熱っぽい視線で語るのが妙にエロい(笑)。
皆さん、愛する自分専用の王子様に夢中♪らしいデス…(愚かな腐女子が注目しちゃいましたよ)。

そして、今週の「ヤングガンガン」(アマゾンで拾えなかったので、公式サイトへ直接リンクのみ)。
『花右京メイド隊』などの作品で有名な、もりしげさんの新連載『フダンシズム』が気になって…。
あはは、案の定うっかりじっくり読んじゃいました♪

姉の代打でコスプレデビューした主人公(メガネ)が、イベント会場で憧れの少女と驚愕の再会!
とまあ、コテコテのラブコメ♪みたい…少なくとも、私が期待するような展開じゃ無かったデス。
現状、実はこの主人公はかなりの天然なので、姉がナニに没頭しているのか気づいていない。
てか、まさか女装コスネタというだけで、フダンシ症候群なんて言ってる訳じゃないですよね?
今後は、れっきとしたフダンシ症候群としての人生歩んでいくんですよね?期待してますよ!

バトンの回答は続きよりどうぞ♪

地球は君で回ってる 

私は、以前から高遠(春加)琉加さんと月村奎さんの作家性には似たモノを感じております。
コレは作風が似ていると言うお話ではなくて、あくまで夫々の小説の創作スタンスのお話です。

調べてみるとこの両作家さん、BL作家デビューに至る経緯が実によく似ているのです。
即ち、(ワープロorPCで)タイピング練習のために書いた作品を投稿したら、デビューできたとか。
無論、この逸話にはファンの私ですら虚言とは言わないまでも、何らかの飛躍があると思います。
が、同人やオンラインでの活動実績とは無縁で、かつ初めての投稿作品がデビュー作というのは、
紛れも無い事実なんでしょう…そして、近年に至るまでBL作家としては寡作なトコロも見事に被る。

まあ、この両作家の作品を数点読めば、量産できない理由は何となく想像つくのですが…(笑)。
お二人とも、美文と言うよりは割と平易な文章で物語を紡ぎます(昨今の高遠さんはやや変化)。
が、読者に感覚的なメッセージを伝える秘訣を先天的に有している稀有な作家だと思うのです。
BL作家に限らず、この種の秘訣を体得している小説家は案外少ないような気がするのですヨ。

以上、本編とは全く関係の無いファンの戯言でした!

ちなみに、↓の感想でチラリと取り上げた『ニューシネマパラダイス』に関する情報は、コチラ
名作と言えば名作な映画なんでしょうが、青年期時代は中弛みが激しく実は退屈です(苦笑)。
件の大量のキスシーンは、戦時下で猥褻な表現として切り取られた映画のテープを集めたモノ。
少年のパラダイスであった映画館の炎上シーンと、あのラストのキスシーンは本当に圧巻です!

<作品データ>
・高遠琉加『地球は君で回ってる』(加地佳鹿・画、二見書房シャレード文庫)2000.1
地球は君で回ってる―神経衰弱ぎりぎりの男たち〈2〉 (二見シャレード文庫)地球は君で回ってる―神経衰弱ぎりぎりの男たち〈2〉 (二見シャレード文庫)
(2000/01)
高遠 春加

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[ 2007/07/20 05:56 ] novel BL | TB(2) | CM(0)

神経衰弱ぎりぎりの男たち 

今のところ、私にとって2番目に好きな高遠さんの作品です(1番もそのうちご紹介するつもり)。
先月ご紹介した『世界の果てで待っていて』は、長らく評価に戸惑っていたのですが、3番目かな?
私がこの作品と出会ったのはもう随分前のお話なんですが、当時私はとある事情によりまして、
BL小説予備軍とでも言えばいいのでしょうか?…兎に角、沢山のBL小説を読む機会がありました。
で、この時に読んだ作品群の少なからぬ一部が、テーマに記憶喪失ネタを扱っておりまして、
正直、食傷気味だったんですよ…文章の巧拙はあれど、基本的に作品の方向性は全く同じだし。

ソレゆえに、この作品との出会いは本当に衝撃だったのです!
記憶のリセット&リロードを、コロンブスの卵の発想で扱われていたコトに見事に驚かされました。
しかも、この作品は著者の投稿兼デビュー作、確かにコレは1つ頭を越えたアイデアの勝利です。
表題の『神経衰弱ぎりぎりの男たち』とは、一種のだまし討ちであり、深い意図も込められている。
記憶を喪失したのは主人公の七瀬ですが、実際に神経衰弱ぎりぎりだったのは高槻&関係者。
シリーズの回を追うごとにその複雑な関係は判明するのですが、まるでそれは澱んだ底なし沼
気づいたら、もう引き返せないくらいの深みにどっぷり漬かってしまって、大変なコトになってます。

要するに、デビューから一貫して高遠さんの作品には独特の痛みというか暗い遥かなる影がある。
それは、高遠春加(琉加)さんの独特の魅力であり、資質であり、何より私の快感のツボなんです。
この著者の作品を、全て網羅するキッカケとなった本作品…再読してもやはりグラっときますネ。
ご馳走様でした♪

<作品データ>
・高遠春加『神経衰弱ぎりぎりの男たち』(加地佳鹿・画、二見書房シャレード文庫)1999.7
神経衰弱ぎりぎりの男たち (二見シャレード文庫)神経衰弱ぎりぎりの男たち (二見シャレード文庫)
(1999/07)
高遠 春加

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[ 2007/07/17 21:59 ] novel BL | TB(1) | CM(2)

SASRA前編 

連休の前倒し入荷を考慮に入れて、金曜日に某大型書店を覗いてみたら案の定入荷してました。
二段組で半分近くが書き下ろしという、サービス的に大変豪華な読み応えのあるシリーズでした。
想像以上に書き下ろしが多くて、私的にはかなり満足のいく作品群となってました、ご馳走様です♪

てことで、待望のUnit Vanillaプロジェクト第1弾『SASRA』、本日無事読了。
が、この企画小説にはやはり欠陥がありまして、そこを許容出来るか否かは判断が分かれそう…。
輪廻転生で再会を繰り返しても、因果で幸せになれない二人の時空を越えた魂の物語というのが、
このSASRAという作品のメインテーマの筈なんですが、BLというジャンルの壁が現前とある為、
実はどの物語においても、男同士(攻めと受け)で身体を重ねるという状況までは展開されており、
報われない恋物語というには、あまりに都合よく繋がることだけは出来ている物語になっています。
要するに、輪廻転生と(JUNEは兎も角)BLの力学って根本的に相性が悪いと思うんですよ(笑)。

ソレゆえ、余り深く考えずに歴史ファンタジーのBL短編(中編)集として読み込むのが正解かも…。
とまれ、昨今のビーボーイノベルズの傾向を鑑みると、かなり骨のある作品集だったと思います。

<作品データ>
・Unit Vanilla『SASRA』①~②(円陣闇丸・画、リブレ出版ビーボーイノベルス)
SASRA 1 (1) (B-BOY NOVELS) SASRA 1 (1) (B-BOY NOVELS)
Unit Vanilla (2007/07)
リブレ出版
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SASRA 2 (2) (B-BOY NOVELS) SASRA 2 (2) (B-BOY NOVELS)
Unit Vanilla (2007/07)
リブレ出版
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[ 2007/07/14 22:30 ] novel BL | TB(8) | CM(10)

タナトスの子供たち 

中島梓さんのこの長大なお喋りが、唯一のやおい論として機能してしまったコトが誤解の始まり、
は言い過ぎにしても、やはりヤオイの受容パターンの多様性が削がれてしまった観があります。
しかも、私(@腐女子)は中島梓さんが描くヤオイ少女像とはかなり異なった属性の人間である。
故に、この論に対しては殆ど否定的にしか継承出来ません(大変興味深いテーマではあるが…)。

尤も彼女自身が、この論を叩き上げに多様なヤオイ論が創出されることを期待してた節がある。
が、現実的には約10年後の先月のユリイカまで、(学問・社会に耐えうる)同論が存在しなかった。
この10年は、彼女のディスコミュニケーション型ヤオイ論で事足りていたと見るべきでしょうか?
まあ、この答えは留保しておきます…積極的に語らなかった(語れなかった)私にも責任はある。

ちなみに、私にとってBLとは今のところ酒やタバコと同種の嗜好品デス。
と言っても、私はアルコールも煙草も積極的に嗜まない人間なので、コーヒーが一番近いかな?
私はここ数年、コーヒーを一滴も摂取しない日というのが実際全く存在しません(BLも同様デス)!
しかも、この嗜好品には(紅茶と違って)全く拘りが無く、泥水のようなソレでも飲みほす味音痴。
つまりは、そういうコト…ちなみにBLは、缶コーヒーのつもりがブルマンだったコトがままあります。
泥水のようなBLも実は嫌いではないのですが、たまにブルマンも引いちゃうから止められない!
(↑ヒドイ比喩表現ですが、要するに私はコーヒーやBLに関しては雑食なんだと言うコトで了承を)

<作品データ>
・中島梓『タナトスの子供たち-過剰適応の生態学』(筑摩書房)1998.10
タナトスの子供たち―過剰適応の生態学タナトスの子供たち―過剰適応の生態学
(1998/10)
中島 梓

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タナトスの子供たち―過剰適応の生態学 (ちくま文庫)タナトスの子供たち―過剰適応の生態学 (ちくま文庫)
(2005/05)
中島 梓

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(一応、文庫版も)

↓は、公正を期するために…。

中島梓さんがヤオイの効用として期待している効果を、私が比較的若い時代に感じた作品群。
詳細は語りませんが、基本的に非ヤオイ的作品でありながら本質的なヤオイ要素がある作品群?
(少なくとも、この両作品もディスコミュニケーションのファンタジーが底辺にある気がするのです)

蝶々のキス 蝶々のキス
片岡 吉乃 (1998/02)
集英社
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↑は、私の心を動かした今のところ最後の少女漫画に当たります。
この作品は、勿論男女の物語なんですが、ヤオイと同種の快感orカタルシスを感じる秀作です。

ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)
(1986/01)
サリンジャー野崎 孝

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本音を言えば、この短編集の半分は私にとって意味不明の物語なんですが…(笑)。
「エズミに捧ぐ」がね…汚辱を求める(知っている)少女とはつまりヤオイ少女じゃないのかな、と。

↓は、いつもの備忘メモ。
小説道場を主催していた方だけあって、比較文学という見地の分析は意外と為になります。
が、如何せん主筋の脱線が多くて、お喋りの量が半端じゃない…ソコがこの作品最大の難関。



[ 2007/07/11 21:23 ] non-fiction | TB(0) | CM(0)

日本のエロティシズム 

私はこんなタイトルの本も持っていたのですね…内容はおろか買った記憶すら無いですよ(笑)。
そして、このタイトルは大変誤解を受けそうな印象なんですが(少なくとも私は誤解してました…)、
至極真面目なお堅い文学論です。

第1部こそ、エロティシズム(&「もののあわれ」)にまつわる哲学的概論に終始しておりましたが、
第2部は日本の古典作品の概論、そして第3部は近代~現代までのにあたる文豪(小説家)が、
新しい西欧型のエロティシズムと日本の伝統的なソレとどう妥協し、作品に反映させていったのか、
といったところに、この研究書のポイントがあったように思われます。

私は例によって、BL理解の一助としてこの作品を利用するつもりだったのですが、無理でした…。
だって、猥雑な作品はテーマから完全に切り落とされているし、何よりもこの先生の観点がですね、
文芸作品の読者に女性を想定していないような気がしてならないんですよ(作家もそうですが…)。
故に、エンターテインメントに堕した作品としか戯れていない私とは、全く相容れられる筈も無く…。

まま、読み物としては結構楽しかったです、志賀直哉の冷淡な姿勢は萌えと言っても良いかな?
逆に、文学(or日本社会)に絶望して理想的に生きた(=死んだ)高邁な人々にはあまり心動かず。
私は、万人に支持されるような絶対的な美意識というものを基本的に信じてませんからネ(笑)。

↓のメモは、結局第1部のみ。

<作品データ>
・百川敬仁『日本のエロティシズム』(ちくま新書243)2000.4
日本のエロティシズム (ちくま新書)日本のエロティシズム (ちくま新書)
(2000/04)
百川 敬仁

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[ 2007/07/10 19:57 ] non-fiction | TB(0) | CM(0)

さくらにあいたら 

私の最愛のアンソロジーコミック「CLAFT」の掲載作品には、何時消滅してもどうにかなるような、
そんな(続きそうなor続かなくても良いような)半端な伏線を張り巡らせた作品が多いのですが、
この作品もご多分に漏れず…故、白黒はっきりさせたい方にはオススメしづらい仕様となってます。
ご注意を!

てことで、本日は(恐らく新人さんと思われる)古街キッカさんのコミックスをご紹介致します。
私は例によって長らく「CLAFT」を買い続けている人間なので、書き下ろし以外は既読だったり。
実はアンソロジーで読んだ限りでは、ソレほど魅力的なシリーズと思ってはいなかったのですが、
同著者による姉妹誌「Hertz」掲載作品で、かなりお気に入りな当たり作品に出会えたこともあり、
1冊にまとまって読むと、また印象が変わるかもしれないという期待を胸に購入に踏み切りました。

結果…本当に典型的なCLAFTレーベル作品なので、波長の合う合わないが露骨に出る作品かと。
私個人は大贔屓レーベルなので、結構楽しめた口なのですが、読んでイラっと来る方も多そう…。
(松永の)恋愛局面に向き合うまでの過程は長く、最終回にてようやく一歩踏み出すのですが、
残念ながら「恋の蝶々」と呼ばれている(らしい)彼が、神原に対して恋を自覚したとは思えません。
あくまで二人は友情以上恋人未満の関係のままですし、ラストのキスシーンなんかはどう見ても、
恋多きお姫様の慈悲深い只の気まぐれデス(行為自体に照れてる様は大変可愛らしいけどね…)。

とまあ、厳しいコト言ってしまいましたが、この二人のキャラクターは好対照で大変魅力的です。
迂闊な乙男・神原と気の多いグロテスクな蝶々・松永…実はこの二人は夫々シビアな背景がある。
即ち、過去の片恋相手にゲイであることを理由にハブられて部活動を辞めざる得なかった神原と、
母の父に対するグロテスクな執着心を目の当たりにして育ったが故に、誰にも心を開けない松永。
表面上はフツーの高校生という仮面を付けながら、時折自身の他者との異端性に愕然とする二人。
クールでイマドキな二人なので、お互いのプライベートな領域には殆ど立ち入らないのですが、
秘密を抱えた孤独な似たもの同士というコトを、二人は直感的に把握しているような気がします。

が、高校生同士ということもあってか、ちょっとキレイ過ぎるお話なので少し物足りない印象です。
本気で恋愛する気なら、互いにもう少し手の内見せないと…醜い剥き出しの部分を晒したときに、
初めてその関係は、ステップアップするのだと思うのですけどね…まま、コレは年寄りの戯言。
この二人は、ココから本当の恋を知り、ソレに苦しんだり救われたりして成長していくのでしょう。
若い二人の今後に乾杯♪

<作品データ>
・古街キッカ『さくらにあいたら』(大洋図書ミリオンコミックス)2007.8
さくらにあいたらさくらにあいたら
(2007/07/02)
古街 キッカ

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[ 2007/07/07 19:55 ] comic BL | TB(1) | CM(2)

FRESH&BLOOD 10 

我々が落胆したあのジェフリーの紳士的行動が、まさか今回のお話に繋がるとは!(笑)

てことで、待望のフレブラ最新刊です。
今回のカイトは、宗教裁判の方は何とか切り抜けるも、続いて男色の罪に問われてしまいました。
無実を証明するために、衆人環視の前で辱めを受けるカイト!今までで一番萌える展開かと…。
松岡なつきさんは、断じてサービスシーンを厭うタイプの作家さんでは無いと思われるのですが、
このシリーズに関しては、ソレを禁じ手にすることで逆に絶大な人気を誇る作品となっています。
歴史ファンタジーとしての秀作ぶりは、今更私ごときが指摘するまでも無いことではありますが、
この素晴らしいエンターテインメント作品を前に、年甲斐も無く期待に胸を躍らせる人間がここに。
私は、BLに限らず飽きっぽい性質ゆえ、長編モノは中途挫折が多いのですが、この作品は別腹。
あと10年は着いてゆきますので、どうかよろしくお願い致します、松岡さん!ご馳走様でした♪

次は、流石に珍道中の3人組(ジェフリー、ナイジェル、マーロウ)が、お姫様奪還に乗り出すかな?
雪舟さんのイラストも無事拝めて、感無量デス。

<作品データ>
・松岡なつき『FLESH&BLOOD 10』(雪舟薫・画、徳間書店キャラ文庫)2007.6
FLESH&BLOOD 10 (10) (キャラ文庫 ま 1-20) (キャラ文庫 ま 1-20) (キャラ文庫)FLESH&BLOOD 10 (10) (キャラ文庫 ま 1-20) (キャラ文庫 ま 1-20) (キャラ文庫)
(2007/06/23)
松岡 なつき

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[ 2007/07/06 20:39 ] novel BL | TB(1) | CM(2)

私はソレを我慢できない 

このネタはずーっと、ずーーっと自粛してきたのですが、今週はダメだ…。
何がって、アニメ版の大振りのお話…本日は腐脳全開(フルスロットル)でいっちゃいます。

・ハマちゃんと泉のやり取りが、夫夫漫才にしか見えません!
コミック版でも大好きな1コマの一つなんですが、声がつくとシャレにならなくなってきました(笑)。
私市さん演じるへたれハマちゃんと、福山さん演じる泉がね、某ジャンルのドラマCDみたいデス。
私は元々、そのジャンルのCDを聴いても声萌えというのをよく分かってはいなかったのですが…。
こりゃ、ダメだ…鼻血が出そう…。

・桐青バッテリー
結末を知る身としては、何とも切ない、そしてある意味で伏線を孕んだ象徴的な会話シーン。
桐青ピッチャーの純情乙男ぶりは、未だパワーを抑えています…今後の展開に期待してます♪

・いつもどおりの女王様阿部君
正直、大振りの放映時間は三橋じゃないけど、年齢の所為かとっても眠いんです…今週もしかり。
でも、阿部君のケリで流石に目が覚めた!萌えパワーが一気に体内を駆け巡りましたヨ(笑)。
桐青戦は阿部君の思惑通りに進むから、そういう意味ではとっても安心して見続けられます。
来週が待ち遠しいなあ。

以前から気になっていたのですが、声優さんのネームバリュー(ギャランティ)の所為なのかな?
原作版よりも、泉や栄口に良くしゃべらせている印象を受けます、状況の解説シーンとか。
原作だと、登場人物が割と満遍なくしゃべっている筈なのですが…アニメ版では差を感じます。
(殆ど紅一点のマネジが、原作よりも出張るのは予測範囲内のお話だったのですがね)
ちなみに、私は最近栄口贔屓なんですが、彼を演じる鈴木さんの早口ハスキー声はちと苦手…。

[ 2007/07/06 10:55 ] animation | TB(0) | CM(2)

amato amaro 

私は以前から、メガネ萌えは無いと公言し続けてきましたが、本日から修正させていただきます!
例外的に、bassoさんと夏水りつさんのメガネは激萌え♪(←往生際が悪いとはこのことだ…)
てことで、メガネ派は問答無用で買いましょう、非メガネ派もうっかり転向しちゃうような良メガネ。
今更ですがbasso(オノナツメ)さんの新刊です、青年コミックやサブカル棚でも絶賛発売中かと。
(BLの壁はこうして一部突き破られつつある現状ですが、コレが吉と出るのか、凶と出るのか…)

■LA SCORTA
私の大好きな誘い受け♪教授のメガネすら、戦略上のアイテムに見えて仕方が無かったです。
換言すれば、メガネで(ボディガードを)挑発するお話、今回の短編集の中で一番のお気に入り♪

■Gino e Vittorio

「少し 失敗したかな」


メガネの女王様は、謝罪の言葉も一味違う、こんな一言で彼を許しちゃうメディア王が可愛い♪

■amato amaro
教授、本当に凶悪デス…釣った魚に餌を与えなさ過ぎ…。

□bandoliera

■differenza
これぞ、良質の双子(&メガネ)トリック

□tatuaggio
□partita

■GELATERIA DI MARCELLO
何処かのジェラードメーカーで、この作品をそのまんまテレビCMで使ってくれないかしら?
美味しいアイスが無性に食べたいデス。

□カッラーロの秘書

<作品データ>
・basso『amato amaro』(茜新社EDGEコミックス)2007.7
amato amaro (EDGE COMIX)amato amaro (EDGE COMIX)
(2007/06/29)
basso

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[ 2007/07/05 20:28 ] comic BL | TB(1) | CM(2)

最後のテロリスト3~鳴動~ 

未だに興奮が冷めません!一昨日に買ったばかりの3巻を読了し、昨日1巻から改めて読み直し、
そして、今日こそはちゃんとした感想を仕上げたいと思ってはいるのですが、コレがなかなか…。
本当に今までBLを読み続けてきて良かった…、五臓六腑に染み渡るような美食シリーズでした。
ご馳走様です♪

血ぃよりも濃いもんがあるんがこの世界や。


↑は菅生父の弁なんですが、そんな血ぃより濃いもんによって結ばれた男たちの熱い物語。
一筋縄ではいかない癖のある登場人物達がにと深く結びつき、が見事なとなって、
その中心に位置する威士と蓮の最強コンビが、裏世界で天下取りレースの頂点を目指します。

疾風怒濤の12年、それは長くも短い12年…最強のジャックとエースを最初に見つけたのは氷川、
エースをレースに引きずり出したのは凪、そして不発弾を抱えるジャックを生かしたのはセキです。
(他、脇役陣営を挙げ出したらキリが無く、彼らのカードも局面次第では効果的面の切り札である)
更に言えば、この不発弾が敵(読者)を欺く最大のブラフであったことが、ラストで判明致します。
いやあ、本当に参りましたよ…一世一代の博打を張るっていうのは、その瞬間に賭けるということ。
蓮(の生存)を信じ切れなかった私は負けで、この最強のジャックを信じた威士と凪とセキの勝ち。
策士・氷川の大勝ちです(自身の途中退場すら、計算のウチにあったように見えて仕方が無い)

ゴールは一緒でも道が違う


とは、威士の言葉。
氷川は確かに計算ずくで道を均したけれど、彼らは彼らで自身の道を邁進してきたコトも又事実。
結果は同じでも過程が違う時点で氷川の思惑通りでは無い、と言い切る威士はやはり王者の器。
そんな彼の前には、人もモノも運も当然味方につく訳でして…物語は勢い増して巡り続けます!
平々凡々の一読者である私は、只管圧倒され続けて読む(のめり込む)ことに没頭しました(笑)。

無論、この壮大なスケールの物語は、3巻では到底収め切れなかった部分(欠点)もあります。
威士→蓮→セキと巻ごとに主人公が変わるのですが、一人の視点から望む世界には限界があり、
セキ視点の3巻では、彼と面識の無い凪のシーンが全く描かれていなかったのは本当に残念…。
ラストの山場であるアクションシーンも、急ぎ足で畳まざる得なかった故か、かなり強引な印象。
更に致命的なのは、私が阿呆な所為か結局最後のテロリストが誰のコトなのか分からない…。
(作中、古いor過去のテロリストなら登場するんですけどね…言わば、パストテロリスト?)

でも、最後にセキこと真冬が蓮との再会の瞬間を信じて、颯爽と歩き出す描写を見てしまうとね、
そんな瑣末なコトは本当にどうでも良くなってしまうくらいに、素晴らしい作品だったと思うのです。
断言します!今年読んだ作品の中では、文句なしにマイベストBL小説でした♪

<作品データ>
・谷崎泉『最後のテロリスト3~鳴動~』(シバタフミアキ・画、二見書房シャレード文庫)2007.7
最後のテロリスト〈3〉鳴動 (二見シャレード文庫)最後のテロリスト〈3〉鳴動 (二見シャレード文庫)
(2007/06)
谷崎 泉

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[ 2007/07/03 11:05 ] novel BL | TB(4) | CM(5)

夕暮れララバイ 

3年越しの片思いがようやく実を結びました…胸がいっぱいで、何故か焼肉が食べたいです(笑)。
てことで、本日は極個人的に2004年の秋からコミックスの発刊を待ち続けた作品の紹介です♪
実際、半ば夢を諦めかけていたのですが、BLのカミサマは私を見捨てていなかったみたいです。
最近の大型新刊ラッシュに揉まれた中でも、実は一番私の心の琴線に響く作品になりそうです…。
今回の作品は断然オススメ♪という訳では無いのです…が、私は本当にこの作品が大好きでして。

さて、この作品はぽっちゃり体型の人の良い会社員×典型的なツンデレボクサーのラブコメディ。
(メタボリックという程でも無いのですが、ダイエットの為にボクシングを始める攻めの純愛ラブコメ)
ちなみに、↑の掛け算表記の内訳を、ちゃんと把握できたのは割と最近の雑誌からだったりします。
私も中途から(第3話)ハマったシリーズで、導入部を知らなかったのが最大の理由なんですが、
表紙を確認してもらえると良く分かるように、どちらがどちらか絵の雰囲気では大変把握しづらく、
サービスと言う名の決定的なシーンが実は殆ど描かれていなかったりするんですよね、この作品。
しかも、BLジャンルの王道は年下攻め…だから、私も攻守のポジション取りに少し混乱したのです。

が、結果的にはこのシリーズは、へたれ攻め×ツンデレニャンコ受けの年下受け作品です。
私的には見事な萌えの直球ストライクなんですが、ソレ故に皆さんには逆にオススメしづらいです。
私と萌えツボが重なり易い類稀なBL嗜好の方には、多分オススメです(笑)。

とはいえ、1つの漫画作品としてみた場合、やはり手放しでは誉められない微妙な部分がちらほら。
絵柄も魅力的というには程遠く、ストーリーもありきたりと言えばありきたりで凡庸なBL作品です。
が、年下の甘たれで意地っ張りな小粒ボクサー松岡が、吉野と出会って心身成長していく姿がね、
何だか本当に可愛らしくて…些細な二人の日常会話のやり取りに、ホロリと来るものがあるのです。
吉野はぽっちゃり体型の3枚目へたれですし、決して理想的な年上と言うわけでは無いのですが、
まだまだ末っ子気質の子供の松岡に比べると、やはりワンランク上の視点から眺める余裕がある。
この見た目と(中身)のギャップが、この作品の一番の醍醐味なのかもしれません、大好きです!

ご馳走様でした♪

<作品データ>
・松木加斎『夕暮れララバイ』(新書館ディアプラスコミックス)2007.7
夕暮れララバイ 夕暮れララバイ
松木 加斎 (2007/06/30)
新書館
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[ 2007/07/01 19:48 ] comic BL | TB(1) | CM(0)

歴戦の戦乙女達に捧ぐ? 

職場の資料から、うっかり↓の情報を仕入れてしまいました…。

・辰巳拓郎『男同士のSEX進行マニュアル』(データハウス)7月下旬発売予定

ゲイ&BLファン待望の男同士のSEXマニュアル第2弾。超快感に導く、驚きの男同士のセックス進行テクニックを丁寧に解説。

(紹介文からの引用)
とのこと。
これは、もう突っ込んだ方が負けなんでしょうね…。

ちなみに、一部書店で異様な快挙を遂げた(らしい)第1弾は↓です。
男同士のSEXマニュアル 男同士のSEXマニュアル
辰見 拓郎 (2003/06)
データハウス
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私が知りうる範囲だと、今は無き都内某貴腐人御用達書店にて山のように積んであった記憶が…。
また、某大型書店の累計売り上げが3桁越えて、実はベストに入りそうだったとの噂も聞きました。
私個人も職場で何度かこの商品を販売し、資料代として領収書を切ったコトもあります。

んで、内容なんですが…実は私、職場(特権)でパラ読みしたことがありまして…。
こちらはうろ覚えなんですが、キス~お触りまでの初級編、挿入~被挿入までの中級編に続き、
最後の上級編では、応用編の3Pの愛し合い方…ココに来てようやく、道を極めたコトになる模様。

しつこいようですが、突っ込んだら負けです!
私も大概腐って久しい腐女子なんですが、ヴァルハラへの道は尚遠いと改めて認識致しました。




[ 2007/07/01 18:55 ] 未分類 | トラックバック(-) | CM(0)
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