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十二夜に始まる悪夢 

ホワイトハートが、想像以上に早く発売されてました(笑)。

久々にバフォート君登場、相変わらず自尊心の強い傲慢へたれ美少年でございました(笑)。
それにしてもオスカー!彼はこのシリーズの真のヒロインなのかも知れません…凶悪な天然君。
行動パターンの危うさは作中キャラ随一、何たって自分の素質に無自覚ですから本当に怖いデス。
ユウリを守るのは兎も角、その為に本人の気づかないうちに第3者を傷付け兼ねないんですよねー。
今後も、彼はこのシリーズのキーパーソンになりそうですネ。

十二夜に始まる悪夢―英国妖異譚〈16〉 (講談社X文庫―ホワイトハート)十二夜に始まる悪夢―英国妖異譚〈16〉 (講談社X文庫―ホワイトハート)
(2007/06)
篠原 美季

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[ 2007/06/29 20:08 ] novel 非BL | TB(0) | CM(0)

structure of "tatsuki" 

この占いは、重くて表示がエラーばかりだったので挑戦できるまでに時間が結構かかりました。
(これから、挑戦される方はご注意を!)

うそこメーカー
tatsukiの脳内イメージ

↑うわああ、犯罪者の脳内断面図みたいですぞ…(笑)。
そんな悪いことばかり、考えていませんってば。

能力メーカー
tatsukiの能力

↑こ、これは…!キュートさが尋常ならざる結果を叩き出してますネ、まいったなあ。

DEAD SHOT 

たとえ世界の半分が構造的に飢えているにしても、我々が出来ることは殆ど何もないのでしょう。
フィクション世界の彼らなら、何か一波乱起こしてくれるのではないかと期待していたのですが、
ユウトもディックもコルブスも、自分のコトで精一杯だったみたいで…まあ、等身大に生きてました。

てことで、『DEAD LOCK』シリーズ最新刊にして最終巻の『DEAD SHOT』、昨日読了しました。
相変わらず、自分の職場には入荷が無かった訳ですが(勿論、他のキャラ文庫は入荷してます)、
ははは、こんな不遇にも慣れました…T間書店は、きっと正面から私と敵対したいのでしょう(笑)。
受けて立つぜ、こん畜生!!(←かなり素が出てます…本当、スイマセン)

いやしかし、『エス 残光』の時も感じたのですが、シリーズの終わらせ方がかなり強引な力技。
結末自体は、明るい未来を予見させる素敵な関係に見えましたが、物語進行の早いこと、早いこと。
コルブスの描写やコロンビアのキャンプシーンには、もっとじっくりページを割いて欲しかったかな。
このテンポだと、今回の肝であるコルブスに対するユウトの戸惑いやシンパシーが感じ難いです。
大好きなシリーズで読後も良くて楽しかったのですが、やっぱり少し何処か勿体無い印象が…。

さて、今回のメインディッシュはテロリスト主犯格(?)であり、ディックの宿敵であるコルブスです。
彼の精神構造については私は何も語る術を持ちえませんが、彼のような境遇は多分珍しくない筈。
今回の舞台である中南米は勿論、アフリカや東・東南・南アジア、中東、バルカン、ユーラシア、
そこでは今でも我々の想像を絶する境遇の中、生き伸びる為の残虐行為が半ば日常化している。
平和国家を謳っている筈の日本に住んでいると、そんな世界に対して感覚が鈍くなりがちですが、
この日本ですら(or日本だからこそ)、世界の半分の貧困に間違いなく加担している側なのですヨ。

ちょっとお話がシビアになってきましたね…軌道修正します。
さてこの作品、コルブスの行動やラストのオチを知ると、裏のテーマの存在に気づかされます。
それは、即ち名づけ行為or署名…コレは自身をアイデンティファイするために実は大変重要です。
あの『フランケンシュタイン』や浦沢直樹さんの『MONSTER』なんかも、コレがメインテーマでした。
生まれながらに名前を与えられなかったクリーチャーが、呼び名を求めて彷徨い続ける物語。
ディックも一歩間違えば(ユウトに出逢わなければ)、アチラ側に陥っていたんじゃないでしょうか?

そして、紆余曲折を経てようやく結ばれたユウトとディック、彼らの人生は始まったばかりです。
あと100余年、末永くお幸せに暮らして下さいませ♪怒涛の展開の全3巻、ご馳走様でした!
(尤も、ピザとフライドチキンの食生活では、100年どころか50年だって怪しそうですが…)

<作品データ>
・英田サキ『DEAD SHOT』(高階佑・画、徳間書店キャラ文庫)2007.6
DEADSHOT―DEADLOCK3 DEADSHOT―DEADLOCK3
英田 サキ (2007/06/23)
徳間書店
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[ 2007/06/27 19:53 ] novel BL | TB(5) | CM(8)

ゲーム脳人の弁明 

本当は、小説ディアプラスの感想書くつもりだったのですが…諸事情によりテーマ変更…。
ここ数日、非常に更新ペースが下がっているのですが、理由は要するにアレです…久々に来た。
ゲームジャンキーモードのスイッチが入っちゃって、本の方が全然読めてないんです…。
ここで、更新止めると一生復帰できない己の性格を熟知しているので、暫くは雑談よりの記事で。
もしくは、自分の備忘の為のゲーム日記になるかもしれませんが、許してください!
このゲームモードが抜けるまでは、BL関連の記事アップ率は著しく低下すると思いますデス。

が、これだけでは流石にアレなので。
小説 Dear+ (ディアプラス) 2007年 07月号 [雑誌] 小説 Dear+ (ディアプラス) 2007年 07月号 [雑誌]
(2007/06/20)
新書館
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・玉木ゆら「ご近所さんと僕」(松本青・画)
玉木ゆらさんの作品が、また突飛な設定で笑わせてもらいました。
オカマ(言葉)美形攻め(27歳)×純情高校生、異色の年の差バカップルです♪
受けのパパも絡んだ三巴戦争がとても楽しい、アメリカのホームコメディドラマを彷彿させます。
美形の攻め様が、トイレの扉にゴン!とオデコぶつけたりとこね、みんな吉本芸人みたい(笑)。
この作品は、スピンオフ(主人公のパパ×攻めの弟)で続きが読みたいです!文庫化切望♪

↓は一色そめ子さん祭り♪(ゆちゅ♪さんに捧げます!)

[ 2007/06/24 19:49 ] magazine&anthorogy 感想 | TB(0) | CM(2)

BLコミックスレーベル一言感想バトン 

秋月さん自作のバトン、ようやく引き継ぎました~。
↓はテンプレです。

1 あすかコミックスCL-DX
【感想】
【作品】

2 アクアコミックス
【感想】
【作品】

3 キャラコミックス
【感想】
【作品】

4 ビーボーイコミックス・スーパービーボーイコミックス  
【感想】
【作品】
5 シャレードコミックス
【感想】
【作品】

6 ダリアコミックス
【感想】
【作品】

7 ディアプラスコミックス
【感想】
【作品】

8 ガッシュコミックス
【感想】
【作品】

9 ドラコミックス
【感想】
【作品】
10 バーズコミックス ルチルコレクション
【感想】
【作品】

11 バーズコミックス リンクスコレクション
【感想】
【作品】

12 ミリオンコミックス
【感想】
【作品】

13 マーブルコミックス
【感想】
【作品】

14 バンブーコミックス 麗人セレクション
【感想】
【作品】

15 ダイヤモンドコミックス
【感想】
【作品】

16 ショコラコミックス
【感想】
【作品】

17 ジュネコミックス ピアスシリーズ
【感想】
【作品】
18 花音コミックス
【感想】
【作品】

19 光彩コミックス
【感想】
【作品】

20 エッジコミックス
【感想】
【作品】

Q1) 今年発売のコミックスで、今のところ一番面白い作品。

Q2) どのレーベルから出ても個性を失わない漫画家。(最高3名)

Q3) この漫画家にこのレーベルで描いてもらいたい!

Q4) バトンを回す人は?

私の答えは↓よりどうぞ♪

いつわりの薔薇に抱かれ 

英田サキさんプレゼンツの古典的な恋愛ミュージカル風味のBLストーリーでございました(笑)。
登場人物の洒落た会話と巧みな文章捌きに、上質の恋愛映画を観たような気持ちになりました。
が、萌えベクトルでは私的にはイマイチ…マフィア×刑事の独特の危うさが全く無いんですよ…。
一つの恋愛小説として、それなりに楽しめる作品なんですが、やや騙された感がありました(笑)。

さて、今回の受けの高峰はまたも極度の乙男でした…27歳にしてその純愛妄想ぶりが笑えます。
座右の書に「赤毛のアン」とか「足長おじさん」掲げていても不思議でないレベルの乙男ですヨ。
同世代の一人として、そこまで恋愛に夢見れる感受性の強さが正直本当に羨ましい限りですね。
で、物語は当然の如く、そんな恋愛夢想に毒された男が、孤独なマフィアに真実の愛を説く話。
そのまま、「くら~いむえ~ぶり~まうんて~ん♪」とか歌っちゃいそうなミュージカルのヒロインに、
私と致しましては、ただただ彼に平伏すばかり…愛こそ全てなタイプには全く適いませんな(笑)。

一方で攻めのアレックス、金持ちの香港マフィアの大ボスらしいのですが、今回の小説内では、
ラブ・アフェアーに躊躇無く1千万円提供できる金持ちってことしか、読者には伝わってきません。
(そういえば、先日の夜光さんの小説もこの価格…平均的な受けの相場価格なんでしょうか?)
私は、このような受けに(尋常ならざる)価格を付けるBLテンプレがあまり好きではないのですが、
今回実は新たに発見した法則があったので、↓にやや長めに引用させて下さい。

「お前に一千万、支払おう」
耳を疑った。本気で言っているのだろうか?
「私をからかっておいでですか」
「どうして?」
「私に一千万もの価値があると思っていらっしゃるのですか?頭がどうかしています」



アレックスの名誉の為に補足しておきますと、具体的な価格を提示したのは高峰の方です。
私にはどうも、この2人の会話が実は根本的にかみ合っていないような印象を受けるのです。
(誤解から始まるラブストーリーというテーマで読み込むと、大変興味深い1シーンですが)
彼が提供した1千万って、高峰の価値ではなくて彼と共有する時間への対価だと思うのですよ。
もっと具体的に言えば、高峰に対する愛の対価ではなくて、自身の安眠(快眠)目的としての対価。
勿論、安眠枕への期待度が高い高峰に対する価格意識もそこには含まれているのでしょうが、
そこに(セクシャリティーを含んだ)自身への価値しか見出せない高峰は何かを見落としている…。

加えて、アレックスに限らずBL業界の金持ち攻めって基本的にポトラッチ気質なんですよね。
自身の価値を引き上げるための権威の証として、尋常ならざる金権力を誇示するタイプ…。
否、それ自体が自身のある種の快感を得る行為と、半ば目的化している気がするのですよ(笑)。
というか逆に、稼いで、溜めて、増やして、使わない人間は、基本的に金持ち認定されないような…。
(↑のようなタイプは、真の金持ちと思われるのですが、基本はケチという属性に分類されてしまう)
まあ兎も角も、私が一体何を言いたいのかといえば、そんな属性の攻めに対する受けの反応が、
いつも何だか妙に納得いかないというか、自己顕示欲が強すぎるんじゃないのかな、というか…。
私とは根本的に相容れない感じなんですな…が、このテーマ設定はそういう意味で興味深いです。

スイマセン…今回の感想も果てしなく論旨がずれてしまいました…。
スウィートでメロウなBL物語を期待している方にはオススメですが、私的には「エロとじ」の方が…。
腐り過ぎて久しい私のような人間には、上質だけどやや物足りない印象の小説でした(笑)。

<作品データ>
・英田サキ『いつわりの薔薇に抱かれ』(石原理・画、リブレ出版ビーボーイノベルス)2007.6
いつわりの薔薇に抱かれ (ビーボーイノベルズ)いつわりの薔薇に抱かれ (ビーボーイノベルズ)
(2007/06)
英田 サキ

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[ 2007/06/21 14:43 ] novel BL | TB(11) | CM(8)

生と権力の哲学 

良くも悪くも、フーコーの<生権力>の理論は広義のBLの構造に似過ぎている気がしました。
アガンベンは、木原音瀬のスタンスに近そう…怖過ぎるので私には近づけそうにも無いテーマ。
ネグリのマルチチュードという概念は、何故かイマイチ私の心(or知)に引っかかってきません。

問題は、腐系志向が生権力の抵抗拠点になっているのか、それとも生権力の補完物なのか?
私の↑に対する答えは保留中…この問題は今後の重要課題として残しておきます、以上。

・檜垣立哉『生と権力の哲学』(ちくま新書598)2006.5
生と権力の哲学 生と権力の哲学
檜垣 立哉 (2006/05)
筑摩書房
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[ 2007/06/17 22:08 ] non-fiction | TB(72) | CM(2)

エロとじ 

私の全くあずかり知らぬトコロで、カウンターが実はドえらいことになっております…。
まあ、書いてしまったものはしょうがない、全ての責任は出来うる限り引き受けるつもりですが…。
とりあえず、覚悟完了

てことで、本日は『エロとじ』をご紹介致します(←えーっ!)。
大多数の方はきっとあの記事しか目に留めておられないでしょうから、いつも通りのテンションで。
このアンソロジーは、紛れもなくネタ本であり、企画本であり…そして(マニアックな)エロ本です。
執筆陣営はかなり豪華なラインナップでしたが、やはりどう考えても万人受けとは言いがたいです。
故、通常よりも下ネタ過剰な感想になりそうですので、まずは注意警告を発令しておきます(笑)。

実は今回のアンソロジー、私が普段手にすることが無い作家さんの作品の方が楽しかったかも…。
『エロとじ』という言葉から、受け手が何を期待していたのかによって判断がバラそうなんですが、
つまり率直に言って、私はラブ局面を度外視した過剰な設定(状況)&エロを期待してました(笑)。
ショートショートということで、毒素が強い作品も待望しておりました…が、となりますとですね、
いつもの作家さんの作品は、手堅くて上手いのですが濃い面々の前に大人しい出来なんですよ。
こういうお祭り感覚のアンソロジーは、やり過ぎだろと読者が突っ込めるような過剰さが欲しいです。
一方で、そういう過剰な作品群を長尺で読むのは、個人的に流石にシンドかったりする訳でして…。
要するに、今回(何故か)面白かった作者の作品を新規開拓したいとは思わないのもまた事実。
つまりは微妙…ネタ上等!な作者は兎も角、実は作家陣営にメリットが少ない企画かも…。

さて、個別感想は↓に譲るとして、指針の為に私の個人的ランキングを3点ずつ公開しておきます。

<マイベスト>
和泉桂さん、あさぎり夕さん、山藍紫姫子さん
↑は順不同、作品としてのクォリティとエロ志向性とのバランス配分を考えてこの結果。

<マイベスト(挿絵編)>
しょうおとあやさん、あさとえいりさん、池玲文さん
↑はやっぱり順不同、敢闘賞は間違いなく亜樹良のりかずさん…よく4人も入ったなあ(笑)。

<マイ萌えシチュベスト>
あすま理彩さん、和泉桂さん、斑鳩サハラさん
↑はこの順番で…3人の共通点は複数姦(笑)。

<続きが読みたい!>
榎田尤利さん、和泉桂さん、水上ルイさん
↑はこの順番で…続きで期待したいのは当然リバーシブル(特に榎田さん!)

<ワースト>(携帯じゃ意味無いけど、一応反転させます)
木原音瀬さん、南原兼さん、雪代鞠絵さん
↑は一応順不同、それぞれダメな理由が全く別物なので…。

文字色文字色文字色
エロとじ―b‐Boyアンソロジーエロとじ―b‐Boyアンソロジー
(2007/06)
不明

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では、興味のある方は↓の個別感想どうぞ♪(短めデス)

[ 2007/06/15 23:47 ] magazine&anthorogy 感想 | TB(4) | CM(6)

オヤジ幻視<考> 

さて、本日は珍しく雑ネタです。

Rolling Stone (ローリング・ストーン) 日本版 2007年 07月号 [雑誌] Rolling Stone (ローリング・ストーン) 日本版 2007年 07月号 [雑誌]
(2007/06/08)
インター・ナショナル・ラグジュアリー・メディア
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↑は、最近職場で目にするたびに、何故か動悸・息切れが激しくなり目のやり場に困る雑誌です。
こんな公共良俗に反する(気がする…)イヤらしい表紙が、音楽&男性ファッション誌棚に陳列中。
てか、キース…何ていうか、キース…。
このセンセーショナルな(気がする…)表紙は、見る者に一体何を訴えかけているのでしょうか?
「パイレーツ・オブ・カリビアン」という映画って、つまりそういう意図のある映画なんでしょうか?

私も、とうとうオヤジ受けに目覚めそう…。

ちなみに、↓は同時期発売のアニメ雑誌の表紙(アニメディアはハヤテだったので割愛)。

Newtype (ニュータイプ) 2007年 07月号 [雑誌] Newtype (ニュータイプ) 2007年 07月号 [雑誌]
(2007/06/08)
角川書店
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アニメージュ 2007年 07月号 [雑誌] アニメージュ 2007年 07月号 [雑誌]
(2007/06/08)
徳間書店
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↑の表紙が、何を訴えかけているのかっていうのは、流石に鈍い私にも分かるんですよ。
私個人の主観的な印象は黙っておきますが、販売戦略としてはアリだと思うのです。
それにしても、キース…↑のアニメ雑誌よりも遥かに私の心に何かを強く訴えかけてきます。

公正を期するために、最後はいつもお馴染みのBL誌。

花音 2007年 07月号 [雑誌] 花音 2007年 07月号 [雑誌]
(2007/06/14)
芳文社
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MAGAZINE BE×BOY (マガジンビーボーイ) 2007年 07月号 [雑誌] MAGAZINE BE×BOY (マガジンビーボーイ) 2007年 07月号 [雑誌]
(2007/06/07)
リブレ出版
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本日発売のディアプラスと小説ビーボーイは、表紙画像が上がってなかったので、この2誌のみ。
うーん…どう考えても、キース(と彼に絡むジョニーの組み合わせ)が、一番エロい気がする…。
そんな風に思うのは、私だけでしょうか?

てことで、続きは更にくだらないオヤジネタを…。


[ 2007/06/14 19:44 ] 未分類 | TB(0) | CM(8)

腐女子マンガ大系 

昨日から今日にかけて、かなり大急ぎでこの臨時増刊のユリイカを読ませて頂きました。
故に、いつも以上に読み方が粗い…後日ヒマを見つけて修正するかもしれませんが、取りあえず。
てことで、個人的に期待していた「腐女子(マンガ)大系」…この限定的なタイトルが興味深いです。
腐女子カルチャーの総括という割には、非常に消極的な姿勢を感じるのは気のせいでしょうか?
まあ、媒体がユリイカなので、フェミニズムからの出発になるのはある程度予測してましたが…。
故に、タイトルからしてもう既に↓のヒエラルキーが基底になっているように感じました。

フェミニズム>24年組>JUNE>やおい>BL漫画>BL小説

誤解しないで欲しいのですが、ここで露見している序列はあくまでも現象に対する語り易さであり、
ジャンルの質が(必ずしも)問われているという訳では無いということです(少なくとも体面的には)。
私も日頃、腐系志向者の一人として感じているのですが、BL小説は大変総括し難いジャンルです。
その原因は、商業上の功利性も鑑みつつ、あらゆるネタを貪欲に飲み込んできた歴史にあるかと。
BL漫画の場合は、漫画批評という媒体がオタク批評空間とある程度重なる上に、24年組がいる。
この大先輩が高い防風壁として十分に機能しているから、小説媒体よりは風当たりが甘い印象。
(ちなみに、私個人は殆どこの24年組の作家の作品群と直に接していません、参考までに…)

ところで、私がBLやおいを知ったのは今からおよそ10年前で、ほぼ同時期に出逢いました。
(注>私はBL@商業BL、やおい@二次同人ジャンル、JUNE@オリジナル同人で区分します)
やおいの方は、オンライン上で『幻想水滸伝』というRPGのファンサイトを巡るうちに必然的に、
BLの方は、藤たまきさんか雁須磨子さんが、あるいは高口里純さんが入り口だった筈ですが、
新書館や角川や朝日ソノラマの独特の雰囲気からも、何かを汲み取っていたような気もする。
この時期は、人生で一番漫画を大量に読んでいた時期だったので、その辺の記憶が曖昧です。
で、明白にBL好きを自覚させてくれたのが、前述の藤さん&雁さん、そして山田ユギさんでした。
(高口さんの作品は、結論から言うと私は非BL作品群の方により魅力を感じていました)
しかも、丁度この時期「ダ・ヴィンチ」が増刊で漫画の特集を大々的に組んでいたこともあって、
その膨大な漫画カタログ集を片手に、BL(やおい)漫画も読み漁るような人間になりました(笑)。
うわ、今気づいた!思えばあの増刊は、積極的に当時人気のBL作品群も網羅していたわ。

一方で、卒論テーマとの微妙な関連性から、言語学関係の専門書を読むようになったのですが、
私は自身の研究テーマとはほぼ無関係に、ソシュール言語学にハマってしまいまして…(笑)。
更に、そこに「攻め」×「受け」というやおいの基本ロジックとの奇妙な類似性を見出した途端、
全ての道が一本に通じた!との身勝手な確信(錯覚)を得まして、今に至っております。

前置きが長くなりましたが…要するに、私のBLの入り口は多分かなり異質なパターンである、と。
故に、後発腐女子の中でもフェミニズム思想との関係性は無いとは言わないがかなり希薄です。
しかも今に至るまで、本質的な意味で二次パロディのやおいに対する関心もかなり薄い人間です。
以下、折り畳んで個別に感想を書いていきますが、↑の事情を一つ踏まえておいて下さい。

<作品データ>
・「腐女子マンガ大系」(青土社)2007.6
ユリイカ 2007年6月臨時増刊号 腐女子マンガ大系ユリイカ 2007年6月臨時増刊号 腐女子マンガ大系
(2007/06)
不明

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[ 2007/06/13 00:43 ] non-fiction | TB(63) | CM(5)

凍る月 漆黒の情人 

ここ最近、毎月夜光さんの新刊を買っていたので今月はお休みするつもりだったのですが…。
何でよりによって、これをスルー対象にしてしまったのか…かつて無いくらいに面白かったデス!
周囲の評判も上々なのに私ときたら…自分のBL萌えに対する嗅覚の衰えを痛感いたしました。
今更ですが、オススメです!本当に、本当にご馳走さまでした~♪

てことで、昨今にわかにブームらしい人外ネタ、へたれ(俺様)獣人×箱入り天然系の「餌」人
主人公の光陽は異常な速度の生命回復機能を持つ超人で、獣人にとって理想的な栄養供給源。
自身の獣人としての宿命を厭う梁井は、ようやく見つけ出した光陽にある「契約」を持ちかけます。
即ち、彼の庇護(本人+身内)を得る代わりに、定期的に彼の「餌」になるという条件を付き付ける。
自身の特殊な運命に対する予備知識の無い光陽は、当然の如く激しくその条件を拒絶しますが、
梁井の懸命な譲歩と自身(とその周囲)の危険な現状を自覚し、梁井に対する同情心も手伝って、
結局、彼とその「契約」を結ぶことに同意します…私に言わせれば、殆どソレは「結婚」です(笑)。

非常に興味深いのは、この「餌」の主要成分肉→血液→精液へと妖しく譲歩されていく過程。
円陣闇丸さんの『天国へ行けばいい』を読んだ時も思ったのですが、の等価交換は兎も角、
精液もメインディッシュとして加えられているのが、BLらしくてとても美味しい状況ですよね(笑)。
更にはこの作品、B級テイストの伝奇小説系のエンターテインメントな展開も用意されていますが、
(即ち、獣人同士による激しい戦闘シーンや、人間に対する彼らの陵辱場面も描かれております)
エロ>>>バトル比重なので、BL的に極めて正しい方向性で安心してご賞味いただけます♪

一方で、恋愛譚という意味では、『伊勢物語』『美女と野獣』を足して2で割ったような物語かと。

白玉か 何ぞと人の 問ひし時  つゆと答へて 消えなましものを


↑は、この作品を読んで真っ先に思い出した大変有名な業平の歌。
業平と高子の場合身分差が二人の関係を阻みましたが、梁井と光陽には種族差という壁がある。
(注、業平と高子の関係はより厳密に言えば、身分以上に政治的に阻まれていたいうのが正解)
今後のこの二人の関係も、一筋縄では行かない落とし穴(or罠)が待っていそうな予感が致します。
へたれ獣人の梁井は幼な妻の光陽を宿敵から守りつつ、彼の愛情を得ることが出来るでしょうか?
今のところは、(主に同情による)身体の関係はあっても梁井の一方的な片恋状態なんですよね。
今後の展開が、大変待ち遠しいです!

・夜光花『凍る月 漆黒の情人』(高橋悠・画、竹書房ラヴァーズ文庫)2007.6
凍る月 漆黒の情人 (ラヴァーズ文庫)凍る月 漆黒の情人 (ラヴァーズ文庫)
(2007/05/25)
夜光 花

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[ 2007/06/10 21:30 ] novel BL | TB(10) | CM(6)

俺のモンだろっ!? 

今日は、久々にBL三昧な1日でした…て、お前はいつものことだろうと突っ込まれそうですが、
最近は、仕事帰りとか休憩の合間にチョロチョロっと読むことしか出来なくてややストレスが…。
私用で、久しぶりにいつもは出向かない場所を訪れ、そこのブックオフにて掘り出し物を入手。
そのまま、近くの喫茶店でBL本をじっくり楽しむことが出来て、充実した1日を過ごせました♪

てことで、本日はかなり昔の小川いらさんの作品、挿絵は円陣闇丸さんで内容的には大当たり!
何が素晴らしいって、やや荒削りな文章とはいえ著者も指摘している通り作品に勢いがあるトコロ。
強引な(肉体)関係から始まる恋という、当時のビーボーイの見事なテンプレ展開なんですが、
キャラクターが魅力的で精彩に富んだ物語なものですから、自ずと作品世界に惹き寄せられます。
著者的にも、彼らは生み出した途端に勝手に動き出したキャラクターだったのではないでしょうか?

俺様後輩×意地っ張り先輩の年下攻めネタとはいえ、受けのツンデレ指数が高くて大変美味しい♪
しかも、この受けの槇朗、狙ってるのか天然なのか、江古田ちゃんらが嫌う猛禽の気もアリ(笑)。
年下の相手であるトールとの関係でグラグラしていたら、友人の筈の筒井ともつい関係してしまう。
トールじゃないけど危なっかしいし、コレが女だったら同性に嫌われそうな天然美人の性質の悪さ。
槇朗は受けだから許しますけど、トールよりも彼の方がいつか背中を刺されそうで心配です…。

前編は2人とも高校生だったのですが、後編では高校生×大学生とやや2人の距離が開きます。
が、後編では攻めのトールの精神的成長が著しくて只の俺様から一歩踏み出す姿が微笑ましい。
槇朗は大学生になっても相変わらずなのですが、不意に足元に転がってきたバスケットボールに、
愛するトールへの思いを託して、突然ドリブル&シュートを決め出すシーンに何だかグッときます。
こういうのは、本当何て言えば良いのかな?何だか懐かしくて青くて、されど大変美しい1シーン。
トールの(バスケ)試合の敗退模様も、年甲斐も無く槇朗に共感して愛しく切ない描写に泣けます。

この二人の生きている時代って、恐らく私のソレとほぼ重なる訳でして、ソレゆえいつも以上に、
読んでいてセンチメンタルな気分になるのかも…いや、小川さんが上手過ぎるんですけどね…。
ほんの一昔前は、携帯電話も日常品ではなくて電話じゃ捕まえられない距離があった訳でして。
私の学生時代は、そんなもどかしい時間を過ごしてきたのですが、それはそれで充実してました。
今の環境からは想像しづらい、そんな一昔前の青春BLに、私は今とてもグラグラしております。
アイシテマス!ご馳走様でした♪

・小川いら『俺のモンだろっ!?』(円陣闇丸・画、ビブロスビーボーイノベルス)1999.12
俺のモンだろっ!? 俺のモンだろっ!?
小川 いら (1999/12)
ビブロス
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↑円陣さんのイラストが出なくて悔しい~!
[ 2007/06/09 00:48 ] novel BL | TB(0) | CM(2)

夢見る星座 

先日、かなりハイ・テンションな勢いで読み込んだ『腐女子マンガ大系』、実は表紙が草間さんデス。
中扉にも1枚挿絵があるのですが、何と(鬼畜)BL×(眼鏡)ユリイカなイラストが拝めたり…。
(私の個人的な志向は、へたれ生真面目ユリイカ×襲い受け女王様BLなんですけどね…w)
この草間さんのイラストだけでも良いので、機会があったら是非1度眺めて見てくださいませ!
更に、↑のユリイカは皆さん一様に草間さんを大絶賛、裏設定では草間さん総攻め本なのかも。

てことで、草間さんの新刊コミックスです。
今年は草間さんの作品が頻繁に発売されて嬉しいのですが、新たな人気に夏の某所が不安です。
流石に今回は、炎天下(or大嵐)の中をで並ぶ羽目になりそうな予感が…かなりシンドイなあ。

さて、『夢見る星座』…個別の感想は↓に譲るとして、気になったのは書き下ろしのラストのシーン。
このSUICAorPASMOの改札口、現実の駅の改札口とは左右が見事に反転してますよね?
もしかして、草間さんの(BL)漫画は鏡の国の反転世界だというコトを象徴しているのでしょうか?
とても意味深なラストです。

<作品データ>
・草間さかえ『夢見る星座』(リブレ出版ビーボーイコミックス)2007.6
夢見る星座 (ビーボーイコミックス)夢見る星座 (ビーボーイコミックス)
(2007/06/08)
草間 さかえ

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[ 2007/06/08 08:31 ] comic BL | TB(10) | CM(9)

ロマンスの黙秘権 

今日は、あなたの街の小さな小さな弁護士事務所のピュアラブストーリーをご紹介します♪
またまた大当たりのうえださんのディアプラス新刊、恥ずかしながらまたも激萌え作品でした。
コレは、本当にオススメです!ご馳走様でした~♪

幻影でも錯覚でもなく、恋は本物だった。


↑は何と、傲慢なエリート弁護士であり、俺様攻めの主人公である筈の深見のモノローグ(笑)。
この作品の見所は何と言ってもココ、長年思い煩った攻めの片恋が成就するお話なんですよー。

プライドが高くて前途有望な2枚目弁護士が、心密かに健気で正義感溢れる同性の啓に恋をする。
啓が所属する冴えない弁護士事務所に、一時的な助っ人として不承不承入った深見でしたが、
同所長の緊急入院という事態に遭遇、途方にくれる初恋の君を前に本格的に人肌脱いで大活躍。
弱者の味方として、弁護士の理想に燃える人情派の啓に対し、現実的で実務的な理性派の深見。
互いに仕事上の理念では対立もするのですが、徐々に絶妙なコンビネーションを発揮し始めます。

しかも、主人公の深見には打算がある…いや、惚れた方は負けの法則に法れば元々負け戦か…。
仕事上では見事に逆転判決を勝ち取り、プライベートでは啓の心(と身体)を射止めて意気揚揚♪
とはいえ、それは彼と共にこの事務所に半永久就職する転落人生という意味でもある訳でして…。
が、アットホームな職場で始まる二人の甘い生活に、彼が本当の幸福を見出すのも時間の問題。
世間的には負け組かもしれませんが、彼的には積年の恋が成就した逆転ホームランだったかと。

そして案の定、私はこの可愛らしい純情派トゥルーラブストーリーに心奪われてしまいました(笑)。
終始攻めの深見視点だったせいか、健気でやや頑固な啓が本当に可愛く見えるんですよねー。
今まで培ってきたものを全て…いえ、ある程度投げ出していいと思えるくらいには魅力的な受け♪
加えて、冒頭でも引用したとおり、乙女脳全開な乙男気質なのは実は攻めの深見の方でして…。
恋が成就しても、受けの元カノ登場で彼女に嫉妬したりで、行動パターンが見事にヘタレ化してて、
まあ、要するに私が最も萌えるシチュエーションの典型パターンが盛り沢山なんですよね♪

最後になってしまいましたが、彼らが扱う小さな訴訟事件の調査過程もなかなか練られてます。
小粒ながらも、法廷ドラマないしプチ探偵小説の見地からも十分に楽しめる内容だったと思います。
文句なしの良作萌えBL小説、続編も大変待ち遠しいです♪

・うえだ真由『ロマンスの黙秘権』(あさとえいり・画、新書館ディアプラス文庫)2007.6
ロマンスの黙秘権〈1〉 (ディアプラス文庫)ロマンスの黙秘権〈1〉 (ディアプラス文庫)
(2007/06)
うえだ 真由

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[ 2007/06/07 22:21 ] novel BL | TB(4) | CM(5)

烙印の夜に逢う 

初読みの柊平さん、私も円陣さんの麗しい表紙絵に惹かれて気づいたらレジに出してました(笑)。
コレが、ニコラエの特殊能力なんでしょうか…今月は、本当に余裕の無い月間だと言うのに!
が、今回の感想はやや微妙です…私的にはハズレじゃないけど期待した程でも無かったかな?

「私はサシュの不在に焦がれ、おまえの存在を愛している」



この正直すぎる過ぎるニコラエの一言は、いかにもメトセラ(長命者)らしいとは思うのですが、
(注、メトセラは旧約聖書からの引用ですので、神をまつろわぬ彼とは現実的には一線を画す)
「君(受け)だけを愛している」という関係にこだわる乙女回路(←笑)の私には、実に痛恨の一言。
大変美しい告白シーン(&台詞)とは思うのですが、ニコラエ×誠一の関係はやや消化不良気味。
サシュの魂が転生した誠一というキャラをどう捉えるかが、この作品のだとは思うのですが、
私の脳内では、サシュと誠一を別個の個体と判断しちゃっているので↑の台詞が微妙なんですよ。
つまり、このニコラエとサシュと誠一の関係は、変則的な三角関係に見えて仕方が無いのです。
そしてニコラエは、結局サシュの影を永遠に追い求めていくようにも思える訳で…イヤ困ったな…。

ところで、この主人公の誠一というキャラが、随分変わった描かれ方をしているのが印象的です。
今回はメインテーマが吸血鬼ネタという事情もあるのでしょうが、BL小説的には大変珍しいかと。
要するに、ゴシックホラーなテイストがベースにあるみたいなんですが、人物描写が大変希薄。
妖しい魅力を振りまくニコラエに囚われていく彼の精神過程が、実に曖昧模糊としているのです。
後述するサシュが典型的に魅力的なツンデレであるのに対し、彼はもっと覇気(&魅力)が無い…。
ニコラエの特殊能力が原因であると半ば予測は出来るのですが、結果的には大変共感しづらい。
しかも、現世に対する執着心が元より薄いモノですから、サシュが決死で拒んだ道を彼は選択。
私には、このルート(=二人で悠久を生きる道)はバッドエンドに見えてしまうんですよね…。
(全くの余談になりますが、まさに↑が理由で私は小野不由美さんの作品が基本的に苦手です)

一方で、過去(前世)のニコラエ×サシュ編。
この二人の関係は典型的なオレ様ヴァンピール×ツンデレ貴族なので、私も安心かつ激萌え♪
十字架でニコラエに抵抗しつつも身体を蹂躙され、快楽に慣らされ、心までも奪われるサシュ。
激動の時代と場所を生きる彼は、BL的にも個人的にも大変魅力的だし感情移入もしやすいです。
彼は最期の最期までニコラエに抵抗し、彼のモノにはならないルートを辿るのがまた理想的です。
しかも、ニコラエの心に自分を刻み付けるコトに成功するのですから、結果的にはサシュの圧勝。
私的には、このタイプのお話ではサシュの選択肢が正規ルートでトゥルーエンドに思えてしまう。
が、この作品的には重要な伏線の一つに過ぎず、あくまで本編のサイドストーリーなんですよね。

で、結論。
萌えという見地からは私には微妙な印象の作品なんですが、吸血鬼小説としては面白いです。
ある意味使い古されたネタの一つだとは思うのですが、前世を絡めた三角関係というのが斬新。
他の柊平さんの作品に、俄然興味が沸きました!

・柊平ハルモ『烙印の夜に逢う』(円陣闇丸・画、幻冬舎リンクスノベルス)
烙印の夜に逢う (リンクスロマンス)烙印の夜に逢う (リンクスロマンス)
(2007/05)
柊平 ハルモ

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[ 2007/06/05 21:41 ] novel BL | TB(4) | CM(5)

BL小説レーベル1行感想バトン 

いつもお世話になっている、はーこさんの記事から拾ってきました!

*ルール*
以下のレーベルの印象と「このレーベルといえばこの人!」な作家さんを教えて下さい。
(わからない場合は飛ばして下さい。)

今回は、極力作家さんを被らせないようにしました(徹底できなかったのが悔やまれる…)。
私の好みというよりは、そのレーベルの看板作家さんのイメージを優先にしています。
(…のつもりだったけど、そうでも無かった…かなりいい加減な回答してますね…)
敬称略です、ご了承をば…。

mikuさんもおっしゃってましたが、漫画バージョンの方が私も答えやすかったかも…。

では、↓からどうぞ!

世界の果てで待っていて~天使の傷痕~  

さて、本日はCDバージョンの方で…発売日が丁度この作品の舞台と同時期なんですよねえ…。
小説自体は確か、2年前の晩夏~初秋の発売だった筈ですので数え3年、色々感慨深いです。
そういえば、この作品の舞台であるかの地は私にとって実はかなり馴染み深い場所なのですが、
何故かこの小説を最初に読んだ時も、今回CDを聴いた時も珍しく同地から離れた環境にいる。
これまた不思議な巡り合わせ…ほんの数ヶ月前なら、毎日のようにあのスクランブル交差点も、
歩道橋も、警察署も毎日のように眺め渡り歩く場所だったんですけどね(笑)。

さてさて、本題に入ります。
実は私、このドラマCDには殆ど期待しておりませんでした…つまり、目当ては高遠さんのSSのみ。
これは、演じられていらっしゃる役者(声優)さんの能力がどうというレベルのお話では全く無くて、
この作品…いえ、高遠さんの作風は、音媒体で聴いてもその雰囲気が伝わり難いのではないかな、
という予測という名の偏見があったのですヨ(苦笑)。

ドラマCDを小説以下のモノと侮っていたわけでは無いのですが、この著者の独特な文章捌きは、
(いつもお世話になっている秋月さんの言葉を借りますと、『感覚的な文章』ということなんですが)
カギ括弧内の会話文が台詞ではなくて、あくまで小説枠でのみ映える呟きのようなモノなんです。
それを声や音で再現してみても、登場人物の心は殆ど見えてこない仕掛けが随所に施されている。
で、この著者の作品の主人公達の心の断片は、文章と文章の隙間に意味深に隠されていたり、
地の文で執拗に描写される花の色や香り、雨の匂い、石の冷たさに象徴化されたある種の予兆
そこから読者は想像力を駆使して、彼らの心とそれに伴う行動を予測することしかできません…。

そんな訳で、数多のドラマCD作品群の中でも特に難しい部類に入る作品だったのではないかと。
が、聴いてみたらコレが、かなり原作に忠実な丁寧な作品に仕上がっていたので逆に驚きました。
演技面でも演出面でも不満が全く無いわけでは無いのですが、ココが限界なような気もします…。
メインを当てられた声優さん方も、演じるのが大変だったとのコメントも残しておりますしね(笑)。
ドラマCDという媒体で、出来る限りを尽くした作品に仕上げたという意味では高く評価したいです。
大好きな原作がとても大事に慎重に扱われてきたことを伺えるのが、このCDの醍醐味かもデス♪

・『世界の果てで待っていて~天使の傷痕~ 』(高遠琉加・原作、雪舟薫・画、CPCD-1089、サイバーフェイズ)
 キャスト:黒田崇矢、鳥海浩輔、他




[ 2007/06/02 20:28 ] CD | TB(2) | CM(2)

世界の果てで待っていて~天使の傷痕~ 

『楽園~』最終巻の感想を放置して、まずはこちらをば。
先日入手したばかりのドラマCDを聴いて、改めて読み直しました…高遠琉加さんの意欲作かな?
私の感想としては、未だに保留物件の難儀な作品、今後大好きに転じる可能性は大なんですが、
現時点では、シリーズ序盤で伏線の未回収箇所が多く、結末がどう転ぶのか余談を許さない状況。
この著者の作風自体、アチラ側に行ってしまうかコチラ側に留まるかの確率は丁度五分五分…。
本当に気の抜けない、非常に厄介なシリーズなんですよね(苦笑)。

さて、高遠琉加プレゼンツの異色の探偵×刑事モノです。
といっても、物理的な掛け算表記に至るシーンは現状殆ど無いと言って良いシリーズ第一作です。
実は私、天使双子といった主題の作品は個人的にはあまり好きなアイテムでは無いのですが、
今回は、贔屓の高遠琉加さんの作品ということで別腹扱いです、本当にやるせないお話でした…。

双子の片割れの行方を追う過程で、探偵・黒澤の凄惨な過去や彼と刑事・櫂谷の微妙な関係
それゆえに、世界の果てでしか接触できない彼らの特別な事情が徐々に見えてくるのですが、
その内容を知れば知るほど、黒澤という人間が今どちらの側に属しているのか判断できなくなる。
一読者としては、最終的にコチラ側を選んで欲しいと願わずにはいられませんが、いずれにしても、
この二人はこのままでは済まないだろうし、次の接触時には更に何かを失っていそうな予感も…。
どころか、最悪の事態も当然想定されうるので、続きが楽しみでもあり…実は怖かったりもします。

まま、兎にも角にも私は高遠琉加さんの作品には敵いません!(要するに、大好きデス)
この方の描かれる独特の日常世界は、確かにBLジャンルの中心テーマではないのでしょうが、
こういう作品にも出会えてしまうこのジャンルに真の底力を感じますし、読んでて目眩もしてきます。
例えば、澪子の敬礼、水田が出会った3人の天使、梶田さんの供えた白い花、黒澤家の藤棚…。
こんな情景を目の当たりにしてしまうと、確かに身体くらいなら、くれてやるという境地にも(笑)。

要するに、そこにはメメントの森があり、すぐ隣にはオフィーリアがいる、つまりは世界の果て
気を抜くと飲み込まれてしまいそうになりますが、黒澤には明るい場所に這い上がってきて欲しい。
精神的にタフな櫂谷が、何とか彼を地上に引っ張り上げてくれると期待したいですね。

・高遠琉加『世界の果てで待っていて~天使の傷痕~』(雪舟薫・画、大洋図書シャイノベルス)2005.9
世界の果てで待っていて ~天使の傷跡~ (SHYノベルス138)世界の果てで待っていて ~天使の傷跡~ (SHYノベルス138)
(2005/09/10)
高遠 琉加

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[ 2007/06/01 21:19 ] novel BL | TB(4) | CM(0)
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tatsuki

Author:tatsuki
気になる方は、こちらをどうぞ。
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