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姫君の輿入れ 

昨日は睡魔に負けて、ブログ更新をサボってしまったので本日2本。
本当はこの作品の感想を、昨日のウチに取り上げるつもりでした…。

この作品は日参ブログサイト様で概ね好評でしたので、購入に踏み切りました。
和泉桂さんは、2年ほど前に作品を追っかけている時期が実はありましたが、
そのうち飽きが来て、最近は全くご無沙汰気味でした。
小説ビーボーイで連載中のSASRAを読んで、また俄然読みたくなってたみたいです。
ただ難点がありまして、和泉さんの作品はSMチックというか陵辱的と言いますか、
敬語でインテリな攻めがベッドの上で鬼畜なコトをする作品が多くてですね、
作品の選定に慎重を有するのですヨ。
(私は粗野で傍若無人な攻めがヒドイコトをするのは萌えるのですが、
見た目インテリっぽい攻めはどうも苦手らしいです)

で、この作品は割と攻めが優しいと伺ったので読んでみることにしました。
結果、私的萌え指数は低めでしたが、なかなか面白い作品でした。
文章は相変わらず隙が無くて、本当に巧くて感心します。
(BL小説の美文作家を3人挙げるとしたら、私は榎田さん、和泉さん、最近の高遠さんを挙げます)
小見出しの一連の花の名前も、平安時代ぽくて素敵ですネ。
まるで、随所にサービスシーンが隠れてるとは思えないくらいに美しいです(笑)。
いえ、勿論現実的には結構そっちのシーンが多いので安心して下さい。
萌えベクトルで語ると、最初の夜這いのシーンが一番美味しいのですが。

このお話は(男性の)女装ネタというよりは、変装譚に分類されるんじゃないでしょうか?
何が違うかといえば、前者は自己に忠実に生きていくために女の装いをしている状態で、
後者は不特定他者の目を騙す(ごまかす)為に何か別のモノに扮する状況。
より端的に言えば、女を装う女に扮するかの違いです。
理由はどうあれ、後者の場合には一種のトリック(魔法)が介在しております。
(折りしも本日はハロウィーンだわ!)
この種の話の醍醐味は、魔法が解けた時(秘密がばれた時)に最大値となるため、
この作品の場合、とりもなおさず最初の一回の展開(やりとり)が面白いのです!
ここで終わってしまっても、良かったような気がします(かなり序盤なんですけど)。
少なくとも、恋愛譚としては秘密がばれた時点で完結してしまっております。

てことで後日譚は、女装を余儀なくされていた少年が攻めに出会って成長し、
自分で自分の人生を切り開くお話でして、まあつまり少年の成長譚です。
彼は最終的に主体的に男装の道を選びますので、話の骨子としてはむしろ男装モノです。
理解ある優しい攻めの実親は、そんな少年狭霧のライフサポートに徹する訳ですね。
(その代わり、BL的にお約束な例のサービス権を有しているのですが…)
成長譚はそれはそれで良い話なんでしょうが、やはり私達の萌え指数はイマイチ伸びません。
しかも、そこにナニでソレなシーンが挟まると、かえってむしろ興ざめかもしれません。
そういう意味では、やっぱり後半の展開は微妙だったようにも思えます。

そういえば、主人公狭霧の「嬉しい」という台詞は本当に可愛らしいですね。
よくよく考えれば、この形容詞って現在あまり会話で使われていない気がします。
ちょっと、斬新な感じがしました。
あとは、猫の命婦がもう少しストーリーのアクセントになってくれればなあ。
和泉さんは、あんまり猫に興味が無い人なんでしょうかね…。
とにかく魅力的な文章の小説でしたが、ストーリーに対しては中の上程度な印象…うーん。
ツマンナイ作品という訳じゃないんですけどね。

<作品データ>
和泉桂姫君の輿入れ』(佐々成美・画、大洋図書シャイノベルス)2005.12
 ISBN4-8130-1113-6
姫君の輿入れ 姫君の輿入れ
和泉 桂 (2005/12/22)
大洋図書
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[ 2006/10/31 22:07 ] novel BL | TB(2) | CM(0)

シュミじゃないんだ 

待望の1冊でした、感無量。
このエッセイには、多分私の半身、半分が詰っていると言って過言じゃありません。
1ページ1ページ、ゆっくりじっくり読ませて頂きました。
涙を必死でこらえながら読みました…多分一生モンだと思います。
あ!三浦さんのエッセイは、いつも通りの面白おかしいエッセイですよ。
涙が止まらないのは(←結局泣いてしまった)、もっと全然別の事情です。
このエッセイのあとがきを読めば、きっと私の涙の理由も分かると思います。
いつもより、感情のブレが激しい感想になるかもしれません。

さて、本編。
まず始めに、三浦しをんさんに心からお詫びを。
恥ずかしながらこのエッセイのタイトルを、私は全く誤解しておりました。
好みじゃないとかタイプじゃないという意味でこのタイトルを使っているんだと思っていました。
(小説掲載時から、ぶっちゃけ意味不明なタイトルだなあとか思ってました…)
このタイトルって、強調表現(?)のシュミじゃないんだの方だったのですね。
俺の熱い魂をシュミごときで一蹴するな的な気持ちを込めて付けているのですね…。
言われてみれば納得なのですが、本作のまえがき読むまで全く気づきませんでした。
国語力&読解力の足りない自分が本当に恥ずかしいです。

さて中身のエッセイですが、三浦しをんさんとほぼ同世代の私と致しましては、
挙げられているお勧め作品は割と普通で、彼女らしいラインナップというよりは、
これだけは知識として押さえておけよ的な基本的BL作品ばかりでした。
大概何らかの形で一部もしくは全部を読んでいる作品ばかりでしたので、
BL漫画の新規開拓には殆ど役には立ちません(笑)。
つまり、私もBL漫画を読みすぎているんだなと改めて自覚させられました。

三浦さんは表の世界で、誠実な愛でもってBL作品を語る初めての、そして未だ数少ない一人です。
今まで彼女の発言やエッセイを、全く歯牙にもかけなかった人々や日本社会が、
最近になってようやく、その言葉に注目しはじめるようになってきている模様。
何はともあれ、直木賞の看板は我々の想像以上に大きいらしいです。
ただ、残念なことに彼女のBLに対する誠実な態度は、殆ど彼らの側に伝わっておりません。
現状世論は、彼女の発言を曲解し、フィルターを掛け、結局以前となんら変わることなく、
いえ、下手したらもっと悪化した認識が広まりつつあるように思えます。
文化人や教養人を自称してやまない彼らが語るBLとかやをいの世界の概念は、
一元的で偏見に満ち溢れ、私の知っているソレとは似ても似つかぬ代物と化しています。

それを私たちの側から、彼女が不用意な発言をするからだと批判する意見もまたあります。
私たちの私たちによる私たちのための内なる幸せな世界は、そっとしておいて欲しいのだ、と。
私は↑のような意見には、全く反対の立場です。

>「ボーイズラブは基本的に、それを好きなひとが楽しんで読めばいいと思う。(中略)
しかし同時に、同好の士のあいだで活発に論じあう余地が、まだまだ残されているのではないかとも感じる。
同好の士の裾野を広げる余地も。」


私は、このあとがきの彼女の意見に全く同意します。
確かにこの世界は語りにくい側面が多く、また、一口には言えないくらいに幅広いジャンルです。
とはいえ、この守備範囲(萌えの範囲)の広さこそ、BLの醍醐味ではないかと思うのです。
故に昨今の、一部のBL作品をBL以上の何かとして扱う風潮にも私は懐疑的です。
BLには上も下も無いと思います、あるのは圧倒的に非常に多彩な作品群のみです。
差し当たって私の場合、レーベルの壁を超えて男同士の関係性に萌えアンテナを感じたら、
それは全て広義のBLであると乱暴に判断しております。
(他のBLブログ様より雑多な話題のこのブログの存在こそがその証ですね)

そして最後に。
本作品は、BL漫画がメインで小説については殆ど取り上げられておりません。
決して三浦しをんさんがBL小説を読まない人間だからという訳ではありません。
エッセイの趣旨がBL漫画だからと言うことも勿論理由の一つでしょうが、
それ以上に、同業他者に対する彼女なりの遠慮と自粛の結果なんだと思われます。
小説家としてはともかくとして、エッセイストとしてはちょっとずるいなと思いました。
語りにくい大人の事情というのも分かっているのですけどね。

<作品データ>
三浦しをんシュミじゃないんだ』(あとり硅子・画、新書館)2006.11
 ISBN4-403-22048-7
シュミじゃないんだ シュミじゃないんだ
三浦 しをん (2006/10)
新書館
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[ 2006/10/31 20:27 ] non-fiction | TB(3) | CM(4)

グリム童話の世界 

世の中には、文系⇔理系よりもある意味反りが合わない学問的分野が存在します。
つまりそれは、心理学⇔社会学なのですが…。
一見同じ文系の学問系統に見えますが、ココロの水面下の内奥を分析重視する心理学分野と、
ココロの如何に関わらず、表層に現出してきたものを考察の対象にする社会学分野、
同じ事象を研究対象にしていても、この二分野は結論が真っ二つに割れるコトが多いです。
本著者は典型的な後者型で、心理学的分析をかなり徹底的に否定しております。
私も社会学的分野を重視するタイプですので、この著者の分析には概ね同意しておりますが、
心理学的側面を重きにおく方には、かなりシビアなエッセイになっているかと。
ご注意を。

私は以前から、BLジャンルには多分に童話的世界観との親和性があるのではないかと、
予測しておりましたが、このエッセイを読んでますますソレを確信するようになりました。
そのうち、1本のエッセイもどきを書き上げたいと目論んでおりますが、まだまだ現状は知識不足。
もう少し、文芸評論系の論文を探してみたいと思います。

<作品データ>
・高橋義人『グリム童話の世界』(岩波新書1041)
 ISBN4-00-431041-5
グリム童話の世界―ヨーロッパ文化の深層へ グリム童話の世界―ヨーロッパ文化の深層へ
高橋 義人 (2006/10)
岩波書店
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↓以下はいつもの私的備忘メモ。

[ 2006/10/29 23:00 ] non-fiction | TB(0) | CM(0)

エデンの虜囚 

これは、BL版ラプンツェルですね。しかも入れ子構造で2段階にラプンツェルです。
囚われの姫君は魅力的な王子様との駆け落ちを臨みるも、その先でも見事に監禁&陵辱の日々。
BLネタとしては結構一般的なテーマなんですが、少し古風な設定なので久しぶりな感じです。
ちなみに、この種のテーマは作品化されているモノよりも、投稿段階の作品に多い気がします。
(少なくとも私は、似たようなテーマの投稿作品を何度も読んでおりますネ)
更に言えば、私の大好きなモチーフの一つだったりします。
萌えという名の私の快楽中枢を、ダイレクトに刺激するタイプのネタなのです。
そういう意味で読書とは、やっぱり罪深い行いなのかも知れません…。
(ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』を引用するまでも無い話ですが)

で、私が大好きなテーマだったこともあって、本作品は中盤までは本当に楽しかったのです。
が、あとの展開が全く頂けない…ついていけなくなりました。
(ネタバレ!)いくら気に食わない人々だったとはいえ、近親者二人を同時期に失ったにも関わらず、
攻めと結ばれて幸せな気分になっている主人公に、一体どう感情移入しろと言うのでしょうか。
しかもそのうちの一人は君達が…悪役だったとはいえ、本当に後味が悪いです。
元々さほど高尚な作品ではありませんが、後半の怒涛の展開は三文芝居的と言いますか、
(私個人はあまり観たことが無いのですが)所謂安っぽい昼メロソープドラマ仕立て。
つっこみどころ満載なご都合主義的エンディングで、救い難いタイプの作品になってしまいました。

中盤までが良かっただけに(それ故最後まで読んでしまったのです)、本当に残念な印象です。
しまださんの文章は丁寧で好感触でしたので、せめて次は読後感が良いものを期待したいです。

<作品データ>
しまだ真巳エデンの虜囚』(佐々木久美子・画、二見書房シャレード文庫)2006.11
 ISBN4-576-06164-X
エデンの虜囚 エデンの虜囚
しまだ 真己 (2006/10/28)
二見書房
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[ 2006/10/28 22:48 ] novel BL | TB(1) | CM(0)

センセなんか、好きやない! 

先ほど、読了。大変愉快なコメディBL小説でした。
抱腹絶倒、登場人物全員がみんなネジが一つ吹っ飛んでいて、実に楽しい作品でした♪
文章もアップテンポで読みやすい矢城さん、BL的に王道な設定ではありましたが、
前作とは打って変わったスラップスティックコメディな作品、私好みなドタバタ喜劇でした。
無理やりなソレから始まる恋と言うのは、BL世界ではありがちなのですが(笑)、
この作品の主人公二人はシビアな裏設定にもめげず、コメディに徹してくれました。

二見書房シャレードレーベルのコメディBLを、私は殊に高く評価しておりますが、
小説としての起承転結の計算を、きちんとこなされている点が大好きなんだと思います。
(これは作家の実力もさることながら、編集の力量の大きさも伺える部分だと思われます)
↑は小説の基本として当たり前のコトなのでしょうが、残念ながらソレがちゃんとなされずに、
作者の萌えばかりが強調されて、読者が置いてけぼりを食らってしまう作品も世にはある訳で…。
(私の経験上そういう作品はBLにも多いし、一般文芸にも実は結構あります)

この作品は一見、ぶっ飛んだ設定の勢いだけの小説に思われるかもしれませんが、
伏線を無理なく散らし、きちんと回収しておりますし、何より読後感が大変よろしい。
ちゃんと小説構成を計算しており、読者を意識した作品なのが本当に好感触でございました。
私はこういうお話が大好きですし、BLの醍醐味の一つだと思っております。
更に、受けが関西弁なのも個人的に大好物です。
ご馳走様でした♪

ちなみに、ドタバタコメディ小説が許せない人はスルーした方が賢明です。
(そういう作風が嫌いな人は、基本的にシャレード作品を読まないとは思いますけどね)

<作品データ>
矢城米花センセなんか、好きやない!』(すがわら竜・画、二見書房シャレード文庫)2006.11
 ISBN4-576-06173-9
センセなんか、好きやない! センセなんか、好きやない!
矢城 米花 (2006/10/28)
二見書房
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[ 2006/10/28 12:54 ] novel BL | TB(1) | CM(1)

反省中… 

お買い物記録は暫く更新を諦めていたのですが、ちょっと今日は買い過ぎた…。
自己戒めのために、晒します!

・英田サキ『エス 残光』(奈良千春・画、大洋図書シャイノベルス)2006.11
 ISBN4-8130-1138-1
 ●27日中には感想間に合わず…感想アップ済

・和泉桂『姫君の輿入れ』(佐々成美・画、大洋図書シャイノベルス)2005.12
 ISBN4-8130-1113-6
 ●感想ブログさんの評判を受けての購入、「とりかえばや物語」異本解釈でいいのかな?

・和泉桂『せつなさは夜の媚薬』(円陣闇丸・画、幻冬舎リンクスノベルス)2004.11
 ISBN4-344-80479-1
 ●清澗寺シリーズ、SMネタがしんどく無さそうなのを選んでみたけど…監禁ネタあるっぽいですね。

・しまだ真巳『エデンの虜囚』(佐々木久美子・画、二見書房シャレード文庫)2006.11
 ISBN4-576-06164-X
 ●イラストとタイトルセンスの良さに惹かれて購入、復習譚は好きなんですけどね。

・矢城米花『センセなんか、好きやない!』(すがわら竜・画、二見書房シャレード文庫)2006.11
 ISBN4-576-06173-9
 ●あらすじ読むとラピスや花丸ぽくて今回のラインナップで一番心配…ドキドキ

・高橋義人『グリム童話の世界』(岩波新書1041)2006.10
 ISBN4-00-431041-5
 ●こちらは読了済み、順当にいけば明日のブログにアップされるはず。

・アーシュラ・K.ル=グウィン『夜の言葉』(山田和子、他訳、岩波現代文庫)
 ISBN4-00-602102-X
 ●来月の通勤快読本予定、骨がある作品と信じています。

あと妹より『シナプスの棺(上)』とやらを拝借いたしましたので、
そのうち感想がアップされるかもしれません。
全作品の感想を上げられるといいのですがね…。
1ヶ月以上スルーされている作品があったら、そっとして置いてください。
それにしても、衝動買いしすぎ…本当はお洋服買うはずだったのに。
[ 2006/10/28 02:04 ] お買い物 | TB(0) | CM(0)

エス 残光 

前回の裂罅から8ヶ月、長かったようなそうでもなかったような待望のエス最終巻です。
サイン会の整理券の為だけに、いつもと違う本屋さんにて入手致しました。
(ちなみに本日は、↑のみならずBL小説を大量に購入しすぎました…反省中)
そして、早速読了。

まず、このシリーズを最後まで無事読めたコトに本当に感謝したい気持ちでいっぱいです。
(著者の英田さん、挿絵の奈良さん、版元の大洋図書さん、そしてBLの神様に!)
誰が何と言おうと、このシリーズは私にとって最も大好きなBL小説の1作になると思います。
ご馳走様でした♪

てことで、以下の文章は全くの蛇足的印象メモです(苦笑)。

今回はシリーズの完結編でしたが、今までのシリアス作品とはうって変わって、
意外にもコミカルなラストで実はちょっとびっくりしていたり…。
孤独の女王様だったはずの椎葉が、お姫様のようにあちらこちらから大事にされてましたね。
別に私がもてなされた訳でもないのに、読んでいて妙に照れくさかったです。
BL的方向としての道を違えずに、椎葉と宗近は無事ハッピーエンドを迎えられて、
シリーズの1ファンとしてそれはそれは幸せな気持ちでいっぱいなのではありますが、
こういう方向に終焉してしまいますと、アクの強さが魅力の五堂というキャラクターが、
ちょっと勿体無い方向に流されてしまった感も無きにしもあらず…。
もう一人のキーパーソンである東明なんか、パシリ程度の扱いだったようにも見えました。
(椎葉にピアスを開けながら語り出すシーンは、萌えましたけどね)
全体的に、シリーズ各所に散りばめられた伏線を取り急ぎ拾い集めた印象もあるにはある訳で…。

スイマセン、基本的に大好きなシリーズという点は相変わらずなんですけど、
私はもっとドロドロ方向にストーリーが転がるコトを期待していたみたいです。
これはこれで、読後感の良い素敵なラストだと思っているのですけどね。
椎葉と言う暗めの主人公に、宗近以外の面からも救済を与えた点は高く評価しております。
でも、五堂の面白さがちょっと削がれてしまったのもこの作品の現実でありまして…
ま、所詮彼は脇役なんでその扱いには我慢しておきます。

ちなみにこの残光から読むと、お話が全く途中から始まってしまいますので、
せめてこの前の裂罅から読んでください、よろしくお願いします!

<作品データ>
英田サキエス 残光』(奈良千春・画、大洋図書シャイノベルス)2006.11
 ISBN4-8130-1138-1
エス 残光 エス 残光
英田 サキ (2006/10/27)
大洋図書
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[ 2006/10/28 00:30 ] novel BL | TB(4) | CM(4)

チェーザレ 

惣領冬実さんの新刊ですが、ウチのお店ではあんまり売れていない気がします。
世間的に火がつくのは、もう少し後になりそうな感じですネ。
1、2巻同時刊行ですが、ストーリーはまだ始まったばかりでやはりコレからの漫画なんでしょう。
つまり、現段階ではあまり語ることも無かったり…歴史好きには堪らない長編になるかも…。

私の場合ボルジア家と言えば、川原泉さんの『バビロンまで何マイル?』(白泉社)と、
中公新書の『マキアヴェリ』(家田義隆・著)で読んだ知識しかありませんので、
本当に完全に勉強不足です。
(『君主論』は読んだような読んでいないような…うーん)
本作品の索引データにあった、講談社現代新書の『メディチ家』読んで出直してきます。

<作品データ>
惣領冬実チェーザレ』①~②巻(講談社モーニングコミックス)2006.10
 ISBN4-06-372201-5
チェーザレ破壊の創造者 1 (1) チェーザレ破壊の創造者 1 (1)
惣領 冬実 (2006/10/23)
講談社
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チェーザレ破壊の創造者 2 (2) チェーザレ破壊の創造者 2 (2)
惣領 冬実 (2006/10/23)
講談社
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 ISBN4-06-372202-3
・川原泉『バビロンまで何マイル?』(白泉社文庫)1997.12
 ISBN4-592-88318-7
バビロンまで何マイル? バビロンまで何マイル?
川原 泉 (1997/12)
白泉社
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・家田義隆『マキァヴェリ 誤解された人と思想』(中公新書866)1988.1
 ISBN4-12-100866-9
・森田義之『メディチ家』(講談社現代新書1442)1999.3
 ISBN4-06-149442-2

[ 2006/10/25 21:33 ] comic 非BL | TB(7) | CM(4)

ルナティックス 

松岡正剛さんは、本当にが好きなんですね。
よくまあこんなにに関するリンク作品を調べられるなあと、ちょっと呆然としてしまいました。
私も大概漁書家ですが、全く足元にも及びませんです、はい。

実はこの作品、去年の夏に購入していたのですが、一年以上も寝かせてました。
帰省途中に読むつもりで、旅行カバンに入れっぱなしですっかり忘れていたのです…。
基本的に活字中毒な私ですが、この膨大なテキストを空の旅で読むのはさすがに辛かった模様。
1年以上の積読期間を経て、ようやく本日無事読了致しました。

松岡正剛さんの文章は個人的に大好きなんですが、というモノに殆ど興味が無かった私です。
本作読んでつとに感じたのは、私はをちゃんと鑑賞したことの無い人間だったという情けない現実。
更に言えば、日本人の心象風景の根幹らしいのいずれもまともに観た事ない気がします。
私は北国の山中の田舎育ちなので、満天の星や、イヤという程積もる雪、自然に咲く花々など、
いずれも十分に体感できたはずなのに、それを観る(た)という記憶が全くありません…。
記憶障害も甚だしい人間ですが、怖いくらいに鈍感で感覚障害も患っていると思われます。
ああ、恥ずかしい。

いつものように私的本文メモは↓に載せますが、まずその前に…。

松岡正剛さん的に「月」=私が預けた“何か”の代名詞なのだとか。
この一文で、この夥しい量の月のエッセイを噛み砕くことが出来た感が致しましたので、
以下は私の極個人的な考察メモ(本文からの引用ではないので注意してください)。

<月の観方>
Ⅰ.直接的に夜空を仰ぎ観る月
Ⅱ.間接的に(水面とか鏡とか瞳に写ったソレとか)眺める月
Ⅲ.観た気になっただけの何となくの月
Ⅳ.そこにあるはずなのに、全く観たコトの無い(観ようとしない)月

これは月を隠喩と考えれば、モノの見方一般原則に転用できそうな予感がします。
つまり、これは私の興味関心の深い広義のBL(≒やおい≒JUNE)的世界にも応用出来るのでは。

Ⅰが直接的にBL的世界を体感する世界、Ⅱは二次的にBL的世界を再構築する世界、
Ⅲは多少の作品とその周辺だけで、この世界を分かった気になっている一部の人々の世界観、
Ⅳは一般人(先日話題にした普通でもいい)を差していると言ってもいいのではないかな、と。
勿論、広義のBLなるモノはほどメジャーなモノではありませんけどね。
あと、この場合BLのメタファー=月という意味ではありませんのでご注意を。
この場合の月は、BL的なモノをつい求めてしまうココロというか脳というかセキズイというか、
その辺の一筋縄にはいかない複雑怪奇なナニカのメタファーのつもりで使っています。
セイゴウさんも、月はわれわれの未知の記憶を照らしていると最後でおっしゃっておりますし、
↑のナニカが未だ言語化出来なくても許してくださいませ。
差しあたっては、まさにルナティックな衝動というコトでいいんじゃないでしょうかね。

<作品データ>
松岡正剛ルナティックス』(中公文庫)2005.7
 ISBN4-12-204559-2
ルナティックス - 月を遊学する ルナティックス - 月を遊学する
松岡 正剛 (2005/07/26)
中央公論新社
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[ 2006/10/24 21:35 ] non-fiction | TB(1) | CM(1)

BL本ファンへ100の質問 

久々の100質答えてみました。
案の定、4ヶ月前とはかなり答えが変わってきております。

前回同様、こちらからお借りしました。

興味ある方は↓からどうぞ。


普通の恋、普通の男 

「あたし、朝起きて鏡の前で『俺って、普通だよな』とか言っちゃう男って大嫌いなんだよね」

↑は一昔前、私の親友だった気丈なS嬢が今にも泣きそうな顔で語った実話です。
電話越しではなくて会って話したいコトがあると言われて、地元の公園のベンチでポツリと。
彼女は黒のセーラー服、私は紺色のブレザーを着ていた大昔の話ですヨ。
何の話かと思ったら、彼女はその頃同じクラスのとある男子生徒に告白されたらしいんですな。
折しも学祭シーズンで、普段は一定の距離があるクラスの男女の間合いが狭まる時期、
彼女と彼は同じ班(?)か何かで、一緒に会話する時間が自然と増えていったみたいです。
とはいえ、彼女の方はあくまで友人程度のつもりで距離をとっていたはずらしく、
不意打ちの告白に驚くよりもまず、嫌悪感を覚えてしまったらしいんですな。
彼女の返事は、

「あたし、あなたを一生許さない」

という…あぁ…ブリザードのような言葉だった模様…。
(後日彼女と同窓の別の友人から聞いた話によると、本当に3年間彼とは一切口を利かなかったらしいです…)
私は、この幼馴染で親友の彼女のいかにもB型な気性を心得ておりましたから、
内心「うわぁ」と面識の無い彼にいささかの同情を覚えつつも、彼女の愚痴を聞いて慰めておりました。

ちょっと前置き長くてスイマセン。
つまり、このお話の普通って彼女の大嫌いな普通ってヤツなんだなと、ふと思い出したんです。
私の人生で、こんな漫画のようなエピソードは後にも先にもこれだけなんですけどね。

<作品データ>
榎田尤利普通の男』(宮本佳野・画、成美堂クリスタル文庫)2003.11
 ISBN4-415-08858-9
榎田尤利普通の恋』(宮本佳野・画、成美堂クリスタル文庫)2006.11
 ISBN4-415-08893-7
普通の恋 普通の恋
榎田 尤利 (2006/10)
成美堂出版
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長くなってしまったので、本編は↓へ。

[ 2006/10/22 21:30 ] novel BL | TB(1) | CM(0)

ドロシーの指輪(ドラマCD) 

ただ今、拝聴させていただきました~♪
私はこの作品の原作が大のお気に入りでして、本当にドラマCD版を楽しみにしていたのです。
原作のイメージ通りの素敵な作品に仕上がっていて、幸せな気分になれます。
うん、良かったです!
小杉さん@緒方の漢っぽい色気のある声も勿論素敵でしたし、
森久保さん@三本木の甘ったるい声もちょっとお頭の軽そうな感じが出ていて良かったです。
その他の脇役陣も、演技派の渋いキャスティングだったような印象を受けました。
上質なドラマCDだったのではないかと思いますが、いかがでしょう?
なにぶん、ドラマCD経験値は低めですのでこの辺お手柔らかにお願いします。
BL的サービスシーンは薄めですが(原作も含めて)、逆にプチミステリーとしてお楽しみ頂けるかと。
BL版わらしべ長者のようなお話ですよ。

<作品データ>
・「ドロシーの指輪」(谷崎泉・原作、陸裕千景子・画、インターコミュニケーションズ)INCD-2161
 キャスト:森久保祥太郎、小杉十郎太、遊佐浩二、真殿光昭、子安武人、花輪英司、他


[ 2006/10/21 21:47 ] CD | TB(0) | CM(0)

イロイロ雑感 

◆講談社ホワイトハート

今年の初めに、このレーベルを無くすという話を営業担当から又聞きで伺ったのですが、
今のところ、一向になくなる気配は見せておりません。
(噂にもなっていないですよね?)
ただ、昨今WHの過去の人気作品を一般文庫に移しているのは現実の話、
現状の売上実績の不味さから言っても、近い将来やっぱりWHは撤退なのかもと悲観的になっております。
BLレーベルというよりはファンタジーレーベルとして、このレーベルが大好きなんですけどね。
ちなみに、小学館のパレットは撤退確定で新レーベル立ち上げるらしいです。
小学館はパレットよりも、一般の文庫を何とかすべきなんじゃと思わなくもなく…。

◆今月実は読んでいた本

しみず水都『セクレタリーはセクシーで』(羽根田実・画、二見書房シャレード文庫)2006.6
 ISBN4-576-06077-5
 先月の一人シャレード祭りで好感触だったしみずさんの作品。
 受け攻めが私の想定と逆だったので、本当にびっくりしました。
 面白いといえば面白い作品なのですが、それ程語る要素も無かったり…。
 タイトルはイヤガラセのようにしか見えないくらいセンスを感じません。

夜光花『月を抱いた』(麻生海・画、竹書房ラヴァーズ文庫)2004.6
 ISBN4-8124-1623-X
 最近巡回させて頂いてるレビューサイトさんで、概ね好評だった本作品。
 確かに、頑なに攻めから逃走し続ける主人公の謎に纏わるエピソードは秀逸です。
 が、BLというラインではイマイチ、サービスシーンのページは多いものの、
 肝心のラブ(特に主人公)が、残念ながら殆ど感じられません…。
 夜光さんはいつも中盤までは面白いのに、ラストで何かが裏切られる感じがする作家さんです。
 麻生さんのイラストはそれと気づかないくらい、いつもと違った雰囲気でびっくり。

神田敏晶『Web2.0でビジネスが変わる』(ソフトバンク新書013)2006.6
 ISBN4-7973-3593-9
 ウェブ2.0関連の新書で1つだけ見事に読み忘れていたのが、本作品。
 一応読むには読んだのですが、私自身がこの話題に対する興味が薄くなってしまったので、
 いつものように、レジュメぽいものを一切書いておりません。
 本当に読むタイミングが悪かった…ゴメンナサイ。

◆気になっている作品

岩本薫『略奪者 ロッセリーニ家の息子』(蓮川愛・画、角川書店)2006.9
 ISBN4-04-873722-8
 あらすじ読む限り、かなり好みのタイプのお話な予感がするのですが…。
 SASRA検証の為にも、岩本さんの著作を少し当たりたかったのですが…。
 何で文芸書サイズなんだ、カドカワ!文庫や新書だったら即購入でしたのに。

水無月さらら『お気に召すまで』(徳間書店キャラ文庫)2001.7
 ISBN4-19-900193-X
 こちらの書評を読ませていただき、俄然興味が沸きました。
 問題は、新刊書店で入手可能かどうかって話なんですが…。

[ 2006/10/20 18:06 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

レンズ越しの微熱 

「恋なんてキッカケひとつで
全てが覆ったりするものじゃない
ホモじゃないってどうして言えるの!?」


カッコいい台詞だと思いませんか?
自分の職場では入荷していなかったので、近くのライバル書店で入手したかいやたつみさんの新刊。
かいやさんのBL漫画には、↑のような強気の発言をする女性キャラがよく出てきます。

本作品のメインカップルは、へたれメガネ×へたれ俺様
へたれBLハンターの私が、全くもって無視できるわけがないシチュエーションコメディですネ(笑)。
アンソロの「Hertz」掲載時からチェックしておりましたが、本当に美味しい作品でした。

ちなみに、懸命な皆様ならもうお分かりでしょうが、カップル双方がへたれ属性もちですので、
この二人だけでは、このラブストーリーは一向に関係が進展致しません。
そこで、冒頭の台詞の女性(攻めの部下)が受けのフミちゃんに発破をかける訳です。
彼の弟である翔吾君も、横暴なお兄ちゃんに殴られながらも懸命にこの二人をくっつけようと画策します。
「オレはホモじゃない」と抵抗しつつも、どんどん外堀が埋められていってしまうフミちゃん、
そして、結局最後には…ええ、勿論落ち着くところに落ち着きますヨ。

お話のテンポが丁度良くて、満腹感(幸福感)一杯のコミックでした。
何はともあれ、へたれスキーは是が非でも読んでみて下さいませ。
ご馳走様でした♪

<作品データ>
かいやたつみレンズ越しの微熱』(大洋図書ミリオンコミックス)
2005.12
 ISBN4-8130-5044-1
レンズ越しの微熱 レンズ越しの微熱
かいや たつみ (2006/10/16)
大洋図書
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↑奥付がおかしいです…乱丁?



[ 2006/10/19 23:22 ] comic BL | TB(6) | CM(5)

愛なら売るほど 

さて、困りました。
この小説は三話構成でして、A×B、C×D、A×Bと2組のカップルが交互で描かれているのですが、
メインのA×B(飴屋×泉)とサブのC×D(橘×史織)の物語のトーンが余りに違いすぎて、
何て言っていいのやら…。
この2組のカップルを、無理に同時収録させる必然性が見えてきません。
メインカップルはコメディ色が大変濃くて、笑えるBL作品としてはオススメしてもいいのですが、
BL小説に笑いを求める読者が、一体どれ程いるのか甚だ疑問であります。
で、もう一方のサブカップルはビターなシリアスラブストーリーでして、
いつもの榎田さんらしさを求めるなら断然こちらの方がオススメなのですが、
(私個人はこのサブカップルの方が好みでした)
ネタばれすると→死にネタ入っているので、ダメな方は要注意です。

しかも、小説ビーボーイ掲載作品は総じて展開が早すぎ、もしくは急すぎる傾向がありますよね。
読者が登場人物に感情移入する前に、出来上がってコトに及んでしまってる感がありまして…。
もう少し丁寧に、ココロの変化を描いて欲しかったなあと思ってしまいました。

メインカップルは可愛らしいと言えば可愛らしいのですが(健気受けの泉とかね)、
サブのシリアスストーリーを間に挟んでしまうと、ただのバカップルにしか見えないのですよ。

ストーリーバランスの悪さが災いして、イマイチ作品に入り込むことの出来ない小説でした。
決して、面白くなかった訳では無いのですけどね…微妙です。

あ、お気に入りキャラはメインパートで当て馬っぽい役どころを好演し、
サブパートでカッコいい攻めを熱演した橘氏です。

あ!
今気づいたのですが、この小説の登場人物はみんな芝居がかっているのですよね。
役者が特定のキャラクターを演じているような小説なので、余計に感情移入しづらかったのかもです。

<作品データ>
榎田尤利愛なら売るほど』(高橋悠・画、リブレ出版ビーボーイノベルス)2006.10
 ISBN4-86263-042-1
愛なら売るほど 愛なら売るほど
榎田 尤利 (2006/10/17)
リブレ出版
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[ 2006/10/18 21:34 ] novel BL | TB(1) | CM(2)

BLキャラ連想バトン 

ご自由にと書かれてありましたので、 月と凌霄花さまより勝手に拝借。

【BLキャラ連想バトン】

●ルール●
・次の言葉に当てはまる、最初に思い浮かんだBLキャラを1人だけ答えましょう(※30~32・35は該当2人)
・ついでにそのキャラの登場作品・作者も書いて下さい
・BLであれば漫画・小説どちらの登場人物でもOKです。(脇役でもOK)
・同じキャラを何度答えても構いません。
・それではどうぞ~



NO.6 #1 

ただ今、読了。
失敗…つ、続きが気になって今晩眠れなくなりそうな予感がします。
いやあ、文庫版が全部出揃ってから読み始めるべきでしたね…。
直ちに単行本版を全部買い揃えてしまいそうな自分が怖いです。

文庫版の♯2は来年2月刊行予定(備忘メモ)。
自制心を保てますように…

つまり、久々に一般の小説にハマリマシタよ(笑)。
ま、あさのあつこさんの作品なのでいつものそっち方面の解釈でも十分美味しいです。
告白してきた女の子をそっちのけで、ネズミ君の再来に夢中になる紫苑少年。
ネズミとの出会いで彼の順風だったはずのエリート人生は一転してしまいますが、
されどネズミの存在にこそ、自分の希望はあるのだと信じて運命を委ねる紫苑。
事件に巻き込まれ、当局から追われ、二人の逃走劇は今始まったばかり…。
そう、まだ1巻はストーリーの序章に過ぎず物語は始まったばかりなのです。
つ…続きが…本当に今すぐ読みたいのです!

一言で言うなら、このお話はあさのあつこ版のピーターパンかと。
ネズミは、ネバーランドではなくNO.6世界の過酷な真実を知る少年ですが、
そこに(=彼に)こそ主人公である紫苑の希望が確実に存在しておりますので、
彼(=ネズミ)はピーターパンとネバーランドの双方を体現してると言えます。

その昔、樹なつみ『OZ』大友克洋『AKIRA』が大好きだった(or萌えた)方でしたら、
尚更、確実にご満足いただける内容の小説であることは、この私が保障致します!
オススメです。

<作品データ>
あさのあつこNO.6 #1』(講談社文庫)2006.10
 ISBN4-06-275523-8
NO.6♯1 NO.6♯1
あさの あつこ (2006/10/14)
講談社
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↓は腐ネタ注意!


[ 2006/10/15 20:56 ] novel 非BL | TB(1) | CM(5)

SASRA 

企画小説「SASRA」第2回、たった今読み終えました。
文章は第1回の方が読み易かったのですが、ストーリーは今回の方が大変好みでした。
女に不自由しないはずの盗賊団の頭領が、美貌の貴族に愛と忠誠を尽くす婚約譚。
(へたれ攻め×美人受けは、何度も主張しておりますが大好物なんです♪)
ヨーロッパ中世時代を舞台にしたBLって本当に珍しいので、余計に楽しかったです。
(※ニアホモレベルなら駒崎優さんのWHのシリーズが、中世イギリス設定ですね)
これを期に、中世~近代にかけた歴史を舞台にしたBL小説が増えると嬉しいなあ。

今回のお話で難点を一つ挙げるとしたら、ストーリーが結末でフェイドアウトしてしまったので、
この二人のは感じられましたが、シリーズの肝であるの方が今一つな印象。
せいぜい、攻めのレオンの片腕が受けのアルフォンソの所為で失われてしまったくらいですよね…。
このシリーズの二人は、愛を貫こうとして不幸を招くというのが必須な設定なので、
もっと根本的な災いが二人に降りかかる筈なんですが…そういう意味では少し条件が弱い気が。
別に二人の身に災いを望んでいる訳では無いのですが、リヒトはその為に存在している筈なので、
リヒト(=ティティ)贔屓の私としましては、ちょっとこの味付けの弱さに不満が残りました。
この点、ノベルス化の際の書き下ろしでフォローされていると良いのですが…。

いやいや、でも本当に本当に楽しいお話でした。
私実は、このユニットの企画には当初それ程期待していた無かったのですが、
このシリーズは当たり企画な予感がしてきました。
次回が待ち遠しいです。

<作品データ>
Unit VanillaSASRA』(円陣闇丸・画、リブレ出版「小説ビーボーイ」11月号より)

[ 2006/10/14 19:59 ] magazine&anthorogy 感想 | TB(0) | CM(0)

この罪深き夜に 

このブログでお初の和泉桂さんの作品、大人気シリーズ(らしい)です。
更に初めての再読本です(積読本ではありません!昔読んでいます)。
ええ、そうです、最近蔵書箱の奥から発掘したんです。
奥付見ると2003年2月、勿論初版で休刊して久しい「ミステリービィストリート」の広告付き(笑)。
リンクスロマンスのファーストラインナップの1冊だった…らしい…です。
恐らく新刊発売時かその近辺で買って読んでいたと思われるのですが、
肝心の購入動機の方は皆目思い出せません…。
この作品が私にとって初めての和泉さんだったので、作者目当てでは無いはずです。
挿絵の円陣さんに惹かれて購入した予感がしなくもなく…。

さて本編。
個人的に苦手な時代物BLなんですが、この作品は大変美味しく頂ける作品です。
このジャンルにしては珍しく、時代考証がしっかりしている点が好感触で、
かなりとんでも設定な清澗寺家に、それほど違和感を感じさせないのはさすがです。
(※清澗寺家は、皆受けの呪いを被っているのでそこを耐えられるかが勝負の分かれ目)
しかもテーマはBL的に扱いづらい政治思想対立、官憲の複雑な思惑等の処理が巧みでして、
再読ながら、本当に楽しく読ませて頂きました。

個人的な嗜好を申せば確かに、もう少しシリアスな社会派小説よりになるか、
もしくは逆に嗜虐的表現をもっと微細に掘り下げた写実派小説的な作品の方が好みではあります。
とはいえ、BLジャンルという特殊な条件下で歴史と小説の空気を融合させる試みって、
かなりの困難が伴うことは素人の私にも想像がつく訳でして…。
このシリーズは、他の時代物BLに比べるとこの融合成功率が遥かに高いです。
細かい点を挙げだしたらキリがありませんが、それを論うのも大人気ない話です。
和泉さんの歴史資料探索に対する真摯な態度も作品やあとがきから感じられましたし、
普段は歴史モノに煩い私ではありますが、多少評価を甘くして良作BLですと言わせて頂きます。

登場人物は、当て馬の浅野が一番お気に入りですネ。
ちょっぴり、作者の縁故贔屓も作品から垣間見えましたが、美味しい役所でした。

<作品データ>
和泉桂『この罪深き夜に』(円陣闇丸・画、幻冬舎リンクスノベルス)2003.2
 ISBN4-344-80207
この罪深き夜に この罪深き夜に
和泉 桂 (2003/02)
幻冬舎コミックス
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~余談~
清澗寺家ってもしかして、性感じ家の当て字ですか?
たった今、気づいたって言うか何て言うか…。


[ 2006/10/12 22:53 ] novel BL | TB(1) | CM(5)

リスタート 

普段GOLDはチェックしていないので、日高さんの作品が出るとは予想しておりませんでした。
収録作品は辛うじて、アンソロジー(ビーボーイLUV)掲載分だけ既読です。

表題作のモデルCPのシリーズは、所謂雰囲気漫画と呼ばれるやソレで、余り萌えません…。
もうちょっと、主人公(受)のドロっとした心理描写があればなあ…。
業界のライバル兼恋人な二人というカップルは、心理面の葛藤が多分にあると思うのですが。

一方、短編の「かさなるように」は大変美味しゅうございました。
ちょっと懐かしい雰囲気のBL漫画で、私の大好きな館野とお子さん辺りに少し似たモチーフ。
行方不明中の初恋の人とその弟を見間違え、弟の方に気持ちが移る展開はありがちなネタですが、
綺麗にコンパクトにまとまっていて好印象でした。
私のオススメは断然こちら。

日高ショーコさんの画風は落ち着いた雰囲気で素敵なのですが、登場人物の表情が少し硬い感じです。
もう少しキャラの表情に動きがあった方が、萌えを堪能できると思うのですがのいかがでしょう?

<作品データ>
日高ショーコリスタート』(リブレ出版ビーボーイコミックス)2006.10
 ISBN4-86263-049-9
リスタート リスタート
日高 ショーコ (2006/10/10)
リブレ出版
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[ 2006/10/10 20:29 ] comic BL | TB(0) | CM(0)

天国への階段 

Jガーデンに何とか無事行くことが出来ました。
今週半ばから風邪を引いてしまい、鼻水ズルズルで鼻声で周囲に申し訳なかったです。

タイトルは行った人には分かるでしょうし、行かなかった人には意味不明でしょうが…、
えぇ、並びましたよ7階まで(笑)。
まぁ、私個人についてはダイエットになったと思えば苦痛でも何でもありません。
ただ、足や目が不自由そうな方がちらほらいらっしゃったようですから、
そんな方々にはちと大変だったんじゃないかなあと詮索したくもなりました。

次回からは、Jガーデンの参加はかなり厳しそうなのでゆっくりしたかったのですが、
風邪で意識が途中で朦朧としてきて、早々に退散しました。
感想は、妹に頼まれてたサークルの御本が一番高かった、今度奢らせます。
以上。


[ 2006/10/09 23:16 ] 同人関連 | TB(0) | CM(1)

歴史と政治の間 

本日読了。
大好きな山内昌之さんの著作でしたので、勿体無くて随分時間をかけて読んでしまいした。
私が学術・教養系新書を漁り出したきっかけが、山内氏の『ラディカル・ヒストリー』なんです。
それまでは、ゼミ論とかレポートとかの為に仕方なく読んでいた教養新書でしたが(苦笑)、
同書に出会って慧眼し、その後現在に至るまで膨大な量の新書を集めるに至っております。
(件の書物が絶版なのが、実に勿体無い、復刻希望しております)
元々大好きだった歴史ですが、それ無くして生きていけないくらいに(笑)自分の糧となってしまったのも先生の所為です。
私がこの言葉を使うのは本当に稀なのですが、心より尊敬している学者さんです。

さて本編。
著者自身があとがきで書かれていらっしゃるとおり、これは珍しくエッセイ集です。
普段の硬質な論文読ませて頂いている身としては、随分意表を衝かれました。
散文的でテーマが多岐に渡っておりますので、学問用途には扱いづらい印象を受けました。
少なくとも、初心者向けではないです。
前編は9.11~イラク派兵までに至る現代政治の外交問題に関する著述が多めで、
中盤移行から歴史に纏わるお話がちらほら、宮尾登美子さんとの対談が興味深いです。
(宮尾版『平家物語』のファンの方も是非読んでほしいですね)

序盤のイスラム問題は私の興味関心が薄いので、微妙といえば微妙な内容が多いのですが、
山内氏の歴史的ダイナミズムに裏打ちされた考察は、やっぱり勉強になります。
よくよく考えたら、今の学生にとっては9.11ももう「歴史」なんですよね。
(私が、ベルリンの壁東西冷戦を歴史認識でしか考察できないように)
本当に月日が流れるのは早いです。

かなり余談になりますが、先日読ませていただいた某刑務所ネタ小説内で、
テロリストという単語を誤用していたように思って少し気になったのですが、
ジャンルが違うという事実を鑑みて、あえて感想には書きませんでした。
いえ、もしかすると私の方がテロリストという単語を誤認しているのかもしれません。
私が遠い昔にゼミで学んだ時代の意味とは、某国の大統領の解釈からして随分逸れたた印象を受けたので、
もしかしたら、ここ何年かの間に意味が変質してきたのかもしれません…。
言葉の意味って、時代を経て変わっていくものですしね。

<作品データ>
・山内昌之『歴史と政治の間』(岩波現代文庫、社会135)2006.7
 ISBN4-00-60135-1
歴史と政治の間 歴史と政治の間
山内 昌之 (2006/07)
岩波書店
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山内さんの著作の中では、新潮新書の『嫉妬の世界史』が一番読み易いと思われます。
気になった方がいらっしゃいましたら、まずこちらを先に読むことをオススメします。

・山内昌之『嫉妬の世界史』(新潮新書091)2004.11
 ISBN4-10-610091-6

↓はいつもの備忘メモ

[ 2006/10/09 18:22 ] non-fiction | TB(0) | CM(0)

マガビー11月号 

実は今回職場が変わってフライングゲットしていたのですが、感想は自粛しておりました。
今日なら大丈夫ですよね…。

鈴木ツタこの世異聞
めでたく最終回…らしいです。
実は私、あの過去編を挿入する意義が全く見えてこないのですが、
コミックスをシリーズ通して読んだら分かるのでしょうかね。
ゼロ掲載分は未読ですので、そこら辺が原因かもしれません。
著者のインタビュー記事は、随分弾けた(お国言葉でハッチャケタ)印象でした。

・ホームラン・拳『仲神家の一族』
来月まで続くらしいです…来月号もマガビー引き続き買わないと行けなくなっちゃった。
ホームラン・拳さんのギャグ漫画は大好き、シリアスだと色々と居た堪れないのですが…。

・猫田リコ『黒猫の憂鬱』
マガビーでは珍しく、コミカルなお話を描いています。
このノリでサービスがたっぷりあるから猫田ワールドは素敵なのですが、
今回のはHシーンが無いので消化不良気味です。

・北上れん『シグナルレッドベイビー』
役者が自分の不注意でケガするのは頂けないなあ…。
仰々しい設定を詰め込みすぎて、北上さんの持ち味がイマイチ生かされていないというか、
展開が空回りしているような感が拭えませんが、著者の成長次第で化けるかも知れません。
これでも、一応今後の展開を期待しているんです。
てか、パパCPの方が面白そうな気が…。

・九州男児『課長の恋』
最終回、全速力で打ち切りモードな最後なんですが…。
これは文字通りの打ち切りだったのか、ネタとして打ち切りぽい演出をしているのか?
大変気になるトコロでございます。

・ねこ田米蔵『神様の腕の中』
米田さんの漫画を初めてまともに読みました、金髪受けなのね。
表紙のように、ハードなSMモードに展開されていくのなら面白いかも…。
今後に期待。
てか最近、すっかりSMネタを許容している自分が不気味です。

以上、雑感(一部作品のみ)。

<作品データ>
・「マガジンビーボーイ」2006年11月号(リブレ出版)

[ 2006/10/07 17:16 ] magazine&anthorogy 感想 | TB(0) | CM(0)

秋霖高校第二寮 3 

ふぅ、感慨深い最終巻です。
懸念していたとおり、やはり最後までコトに及んでおりません…。
ま、月村さんの作品なので予測通りと言えば予想通りなんです。
懐かしい雰囲気を楽しみたい方にはオススメですが、サービスの無いBLはBLじゃない派はスルー推奨。
私は昨今どちらかと言えば後者なタイプなのですが、月村作品は例外的に許容内です。
この方の作品は、私のBL人生の入り口に当たる方ですので感想甘めになるかも。

このシリーズは結局、そもそも恋愛モノじゃないんですよね。
どちらかと言うと、ど真ん中に青春ネタ、殆どみんな高校生ですし。
一見、無邪気で他愛も無さそうな会話を永遠と繰り広げてしまうあの時代は、
私が指摘するまでも無いことですが、先行きの見えない未来に対する不安に対する裏返しな訳で。
とかく会話の量が半端じゃないので当然失言も多く、その度に自己嫌悪に陥ったり、
今まで子供じみたと思っていた友人が、実は器の大きい人間だと知って驚愕したり…。
こんな経験は、私にすら遠い昔に当然心当たりがありますので、本当に懐かしい気分になりますね。
逆に高校時代でしたらこういう作品は、私なんかは恥ずかしくて読めなかったと思います。
(等身大の話を目の当たりにするのは、大変勇気がいるコトだと思うのです)

ま、大人になってしまえば分かってしまうように本当に些細なコトなんですが、
そういうことを主人公を初め、登場人物みんながそういう空気を共有しているものですから、
つまり恋愛方向には、全3巻通して遅々として進展を見せてくれませんでした。
まあ、いいや。
そういうものは、今後の長い人生で君たちが今後交わったり、隔たったり、
絡み合ったりして(笑)、少しずつ紡いでいけば良いと思いますヨ。
何かお母さんの気持ちになって来てるわ、私…。

だから最後に一言。
フィクションで構いませんので、波多野君が書いた智受けBL小説読ませて下さい。

<作品データ>
月村奎秋霖高校第二寮 3』(二宮悦巳・画、新書館ディアプラス文庫)2006.10
  ISBN4-403-52141-X
秋霖高校第二寮 (3) 秋霖高校第二寮 (3)
月村 奎 (2006/10/07)
新書館
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[ 2006/10/06 22:41 ] novel BL | TB(0) | CM(1)

運命の鍵開けます 

先ほど読了。
これははっきり言ってイマイチな作品。
BLとしてもミステリーとしてもツメが甘く焦点がぼやけた小説でした。
新犯人は罪の意識が希薄そうで、心理描写も軽すぎです。
途中で投げ出しはしませんでしたが、本当にツマンナイ作品ですわ。
ストーリー的に、受けはともかく攻めが鍵師である必然性ってあったのかしら?

唯一の萌えは、いおかさんの作品にしては珍しく受けが無垢で恥ずかしがりやな点でしょうか?
(この方は、強気受け、誘い受け、女王様受け率が高いはず)
これで登場人物が大阪弁だったら、もう少し印象が違ったかも知れません…。

<作品データ>
・いおかいつき『運命の鍵開けます』(あじみね朔生・画、雄飛アイノベルス)2006.10
 ISBN4-902543-56-7
運命の鍵開けます 運命の鍵開けます
いおか いつき (2006/09/29)
雄飛
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[ 2006/10/05 21:32 ] novel BL | TB(1) | CM(0)

BL文学の構造を考えてみる 

BLジャンルに関する批評を書いてみたいという欲(望)のようなモノがあります。
が、私には絶対的にBLジャンルに対する知識が不足していると思うのです。

故に、今までもこれからもBLに関する話題はimpression<感想>の粋を出ません。
たまに、拙作の雑文をreview(批評)と言ってくださる方がいらっしゃいますが、
私の感想には「良いBLとは何か」と言った視座が絶対的に不足しておりますので、
今まで書いてきたブログの記事が、雑文以上のモノではありえないのです。

本当は本格的にBL研究をしていらっしゃる方々のテキストを当たりたかったのですが、
BL読者に対する社会学的視座は鋭くても(その理論の正当性をここでは問いませんが)、
「BLジャンルは何ぞや」という根本的な疑問に答えていないモノにしか出会ったコトが無いのです。

仕方が無いので、自分が今まで考えてきたことを出来るだけ理論的に書いてみることにしました。
まず手始めに、BL小説の文学的構造について。
私は文学そのものに対する知識自体が乏しいので、至らないところだらけだと思いますが、
皆様の反応や批判を鑑みて、少しずつ修正していけたらなあと思っています。

とりあえず、第1回のベータ版投下。
↓からどうぞ。

[ 2006/10/03 22:13 ] novel BL | TB(0) | CM(1)

グーグル・アマゾン化する社会 

森健さんの新刊、流石にウェブ2.0関係書籍はここで打ち止めたいです。
森さんは、香山リカさんとの共著『ネット王子とケータイ姫』を読んで知っております。

ウェブ2.0時代に伴う、世論の一極集中化への懸念がこの本のテーマの模様。
前回の『ウェブ2.0は夢か現実か?』で、リップマンの『世論』について少し書きましたが、
本書では、モノの見事に件の『世論』が引用されていて本当にびっくりしました。
前回の読書メモ時には本書は未読でしたので、ご了承ください。

この作品は、エーリッヒ=フロム『自由からの逃走』を思い出します。
個人的な話ですが、社会心理学系のゼミのテキストだったので、レポート提出までしています。
ドイツでヒトラーの台頭を招いた世論の要因を細かく分析した良作と、謳われていたはず。
ちなみに、難解で辛かった思い出しか無いので読み返したいとは思いません(苦笑)。

<作品データ>
・森健『グーグル・アマゾン化する社会』(光文社新書269)2006.9
 ISBN4-344-03369-5
グーグル・アマゾン化する社会 グーグル・アマゾン化する社会
森 健 (2006/09/15)
光文社
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・W.リップマン『世論』上・下巻(掛川トミ子・訳、岩波文庫)1987
 ISBN4-00-342221-X
 ISBN4-00-342222-8
世論〈上〉 世論〈上〉
W.リップマン (1987/07)
岩波書店
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世論 (下) 世論 (下)
掛川 トミ子、W.リップマン 他 (1987/12)
岩波書店
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・エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』(日高六郎・訳、東京創元社)1980
 ISBN4-488-00651-5
自由からの逃走 新版 自由からの逃走 新版
エーリッヒ・フロム (1965/12)
東京創元社
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『自由からの逃走』は、意外な版元から出しているのね。

↓は私的備忘メモ

[ 2006/10/03 19:17 ] non-fiction | TB(0) | CM(0)

リンクポリシーとか 

ついに(半ばやむなく)ブログリンクの公開に踏み切りました。
当ブログはBLネタ率高いですが、リンク先はBL系ブログとは限らないのでご注意を。
自分のブックマークを(一部とはいえ)晒すのは、未だにかなり恥ずかしいのですが、
ブラウザのブックマークの量に眩暈を起こし、少しずつこちらに転載していく予定です。
ちなみに、リンク先には一切報告しておりませんしするつもりもありません。
リンク先からクレーム等がありましたら、その都度対処していきたいと思います。

私個人のリンクポリシーは、張るも剥がすも個人の自由だと思っております。
故、報告や申請は一切不要と判断し、無断公開に踏み切りました。
このHPもリンク、非リンクはご自由にどうぞ、報告等は一切必要ありません。
(勿論、報告していただけたら喜んで遊びに行かせてもらいます!)
[ 2006/10/03 12:20 ] 未分類 | TB(0) | CM(1)

ウェブ2.0は夢か現実か? 

今年のノンフィクションはマイブームのウェブネタばかり…。
光文社新書のもストックしているので、次はそちらかと。

さて、二度目の佐々木俊尚さんです。
この方はジャーナリストなので、相変わらず視線が鋭くて政治的発言が多いですね。
ま、これはこれで楽しいので良いんですけどね。

<作品データ>
・佐々木俊尚『ウェブ2.0は夢か現実か?』(宝島新書220)2006.8
  ISBN4-7966-5416-X
ウェブ2.0は夢か現実か?―テレビ・新聞を呑み込むネットの破壊力 ウェブ2.0は夢か現実か?―テレビ・新聞を呑み込むネットの破壊力
佐々木 俊尚 (2006/08)
宝島社
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↓は個人的な備忘録です。

[ 2006/10/01 21:43 ] non-fiction | トラックバック(-) | CM(2)
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