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NINAGAWA 十二夜 

公式サイトはコチラ(※TOPページがちと重い…携帯からの閲覧は厳しいかも)。

昨日は、以前から楽しみでしょうがなかった蜷川舞台を観に行ってきました。
私にとっては、恥ずかしながら通算で人生三度目の生舞台体験になります。
(ちなみに、他は劇団四季の『クレイジー・フォー・ユー』と花組芝居の『百鬼夜行抄』デス)。
今回の演目は、シェークスピア喜劇の中でも個人的に特にお気に入り作品である『十二夜』。
歌舞伎演出なので役者は全員男性、主役の双子は早替りトリックで兼役と伺い更に興奮。
以前から観たい、観たいと思っていたのですが、そうしたら今回の凱旋公演が決定との由。
早速妹に頼んで、チケットを手配してもらいました(笑)。

まずは、開幕直後の“鏡”演出に度肝抜かれました。
舞台は全面“鏡”で覆われており、客席が鏡写しに丸写しな状態で舞台の幕は開けるのだ。
我々観客もまた、舞台の一部であることを過剰に認識させられ、自ずと“世界”へ誘われる。
元より、この“鏡(合わせ)”の取り違えの顛末というのが、この作品のメインテーマである。
双子の兄妹、男女、賢者と愚者、更にこの舞台においては役者と観客までもが反転するのだ。

セバスチャンとヴァイオラとヴァイオラが男装したシザーリオが、一人の役者で演じられる。
ソレは折り込み済みでしたが、マルヴォーリオと道化までもが兼役だったことにも驚かされた。
現代劇の下手/上手のみならず、歌舞伎の花道も行ったり来たりで舞台空間の奥行きも違う。
原作のシナリオ構成をかなり弄っていた為に、芝居内容がギュッと凝縮されてて飽きがこない。
歌舞伎として観ても、シェークスピア劇として観ても、逸脱ギリギリの絶妙な濃さが素晴らしい。

しかも、この原作は腐的視点でも美味しいのだ♪
双子の妹が男装して公爵の小姓となり、“使い”として公爵の片恋相手のオリヴィアに出会う。
オリヴィアは、この美少年の聡明さに一目惚れ(絶対に、この人ショタコンだ!!)するのだ。
あれよこれよと展開するウチに、公爵×妹、兄×オリヴィアの二組のカップルが成立しますが、
そもそもオリヴィアが惚れたのは男装の少女で、公爵が惚れ直したのは小姓の真実の愛です。
登場人物達の愛情ベクトルの行方は、聡明で美しいヴァイオラ/シザーリオの両義性に向かい、
見方によっては百合的であり、BL的な物語な訳で、だから私が愛してやまないモチーフなのだ。
しかも、兄は兄で寝食を共にした海賊に何故か永遠の忠誠を誓われていたりで、更に美味しい。
シャークスピア時代も歌舞伎同様、全てのキャスティングが男性だったことも萌えの宝庫。
誰が、誰に、真実の愛を誓って受け入れたのか?この可能性を考えるだけで、胸がいっぱい。
ああ、楽しい~♪

そういえば、原作だと存在感が薄い(…気がする)お兄ちゃんが、今回は出張っていた気がする。
舞台演出上の双子トリックに、大きな比重をおいたからなんでしょうが…。
いずれにせよ、貴重で充実した一日でした!



[ 2009/06/11 21:11 ] movie | TB(0) | CM(2)

映画のことなど 

このエントリー書きながら、デコイのドラマCD聴いてたら流石に内容が頭に入って来なかった…。
アップしたら聴き直します…ってか、近藤さん@安見が上手いな!原作より魅力的かもしれない。

自分のかつて大好きだった映画についてのエントリーを書きたいと、ずっと思っていました。
とりあえず、50本…好きな映画と萌える映画で右往左往していてラインナップが変だけど…。
多分、今後も↓で取り上げた映画に絡めて、小説やら漫画の感想を書いていくと思います。
だから、まあ私がかつて観て来た映画の数々の氷山の一角をちょこっとメモにしてみました。
過去の記憶に頼ったメモなので、あんまり良いこと書けてないんですけどね(笑)。

あと、そうだA月さんに私信です。

ル・ジャルダン・デ・レーヴ。夢の庭。その名前をつけたヤガミの社長とやらは、せめてフランス料理にいい思い出があるといい。


『美女と野獣と紳士』(P72)より

以前お話した、高遠さんなんだけど何だか別の作品を思い出す文章云々についての件。
今回再読して思ったのは、やはりソレは久我視点の時に強く感じるんです、↑のような文章で。
何というか、久我の視点なんだけど作者の言葉と読者の思いみたいものが被さってくる感じで、
久我の視点なんだけど久我っぽくないというか、久我が託宣的に読者に訴えかけてくるみたいな。
私はこういう効果をBL以外のジャンルで読んだ気がしてならないのですが、特定出来なくて。
が、今回映画のことをつらつら考えてみて、もしかしたら映画のモノローグだったのかもなあ、と。
私は人生経験上ソレほど多くの小説を読んではいないから、むしろ映画でFAな気がします。
その映画も特定のタイトルというよりは、私が映画的なるものと考えている集合知のようなモノで、
特定すること自体が無理なのかもしれないな…と、ただただ、既視感ばかりが付きまとう感じ。
いつもいつもいつも、変な話ばかりしててゴメンね。

今回はメールやBBSのコメントじゃ長文過ぎるから、自分のブログに書いてみました。

<私的レンタルメモ>
髪結いの亭主(1990) - goo 映画

ジョイ・ラック・クラブ(1993) - goo 映画

バグダッド・カフェ(1987) - goo 映画


では、続きは映画ネタに興味ある方のみどうぞ!

[ 2009/04/30 20:25 ] movie | TB(0) | CM(0)

20世紀少年 ―第2章― 

今週のレディースデイ(水曜日)に見てきました、妹と。
私は行き当たりばったりでいいやと思っていたのですが、今週の水曜日は祝日だから大変だとか、
古いタイプの映画館はイヤだとか我侭ばかり言い出すので、今回は彼女に全てを任せました。
結果、最近新宿に新しくできたオンラインで事前予約もできる某シネコンで鑑賞することに。

ちゅーか、件のシネコン人が多すぎです!!
事前予約であっという間に満席になった筈なのに、何であんなに人が大挙してロビーにいるんだ?
夏冬恒例の某所を思い出すくらいの人の波だったので、私は急速にご機嫌斜めの憂鬱モードに…。
大体、ホテルのロビーのような受付カウンターとか、無人のチケット券売機がもう落ち着かねーよ!
私がその昔通った映画館と言えば、お世辞にも愛想がいいとは呼べない券売窓口のお姉さんとか、
冬場は不意打ちにスチーム暖房がカンカンカンカン鳴り出すのがデフォルトで、
ドルビー効果やサラウンド効果はおろか、普通に台詞が聞こえない……のが普通だったのだ(笑)。
それこそ、今作品でキリコさん@黒木瞳さんの足跡をたずねる過程で立ち寄った映画館のような。
確かに昨今の映画館は、座席が広々していてお尻があまり痛くならないという長所もあるけれど、
私は妹とは逆に、昔ながらの傾きかかった古臭い映画館が懐かしいんだよなー。

余談と言う名の愚痴が長すぎでした…。

さて、本編。
実は、第一章ほどテンションが上がらなくて、面白かったけれど駆け足展開だなと思いました。
第一章はかなり忠実に原作を辿っているのですが、今回はプロット削ったり設定変更がちらほら。
まあ、映画尺(2時間程度)に収める上である程度の編集は仕方無いのでしょうが、少し勿体無い。
映画版は完全にカンナを主人公にして、彼女が事件の核心に近づいていくことが主軸になっており、
ヨシツネ@香川照之さんの“業”や、サダキヨ@ユースケ・サンタマリアさんの情緒不安定な部分、
ヤマネ@小日向文世さんに到っては行動パターンが原作と異なっていて、この件は本当に残念!

大体、映画版だけではヨシツネを隊長と仰ぐ若者達が、一体何者なのか分からなくないですか?
原作を読んでいない妹に尋ねてみたら、原作(&私)とは真逆の解釈をしていてやっぱりなあ、と。
というか、映画版では妹の見方(ヨシツネ@彼らの救出者)で正解なのかもしれないのですが…。
私は原作読んでるので、ヨシツネ@失敗を繰り返しながらも抵抗運動を諦めなかったリーダーで、
彼らは工作員として、近い将来ともだちランドに送り込まれる立場の特攻隊と見てしまうのですヨ。
ヨシツネが絶望と戦いながら、ケンヂ達の意思を継いで諦めずに生きてきた15年が深いからさー。
カンナに軸をあわせちゃうとこの辺りが見えないのが、映画版の弱点かなあと思ってもみたり…。

あと、第2章ではこの作品の最大の“トリック”である某シーンが原作よりも分かりやすくなってます。
役者さんを使っているから、どんなに似せても身体つきで「あれ?」と違和感感じちゃうんですよね。
いや、私が原作の結末(オチ)を知っているから余計になんでしょうが…これ以上は、お口チャック。

まあ、でも何だかんだで第3章が待ち遠しいです。
コンチ&ケロヨン&サダキヨ加入で、9人の20世紀少年の勇者達が再終結する筈ですからね。
21世紀組の活躍も期待したいし、真打ちであるキリコさんも最大の見せ場がある筈だっ!!


[ 2009/02/13 19:40 ] movie | TB(0) | CM(0)

20世紀少年<映画> 

2年ぶりに映画館に行ってきました。
公式サイトはコチラです。
ウチのPCで閲覧すると、予告CMが細切れ(ブツ切れ)になるのでちょっとイラッとします(笑)。



面白かったーっ!!!
私は元々映画も小説も漫画もゲームも、エンターテインメント要素が高いものが大好きデス。
読者(視聴者)は勿論、製作者も原作者もみんな巻き込んでワイワイ楽しく作られた作品がね。
そういう意味で、原作サイドも深く映画製作に関わり、役者も監督もプロデューサーもノリノリで、
ド派手なアクションシーンや、随所で観客をクスッと笑わせるような小ネタも沢山盛り込まれており、
もう兎に角、夢中になって最初から最後まで楽しめるタイプの映画でした!大満足です~♪

私は原作は途中までなら(少なくとも今回の映画の分は)、大体スピリッツで読んでいましたが、
ウラサワ作品の中では『モンスター』や『YAWARA!』程、丁寧に作品を追いかけてなかったので、
実は結末を知りません!2000年の12月31日以後の展開は、だから詳しく覚えていなかったり~。
なので、原作未読の方と同様にドキドキワクワクしながら続編を待ちたいと思います。

配役も、良かったですねー。
ケンジ役の唐沢さんは(子役の西山君や田辺君も)、少しハンサムすぎる気もしましたが…。
私的にはやはり、某サイキック・ドラマのお兄ちゃんのイメージが強いトヨエツさんが“萌え”でした。
頼りになる、ちょっと斜に構えたツンデレ兄貴(オッチョ)ぶりが、カッコよくて堪らない感じです(笑)。
そういえば、常盤さんとトヨエツさんはラストが“酷い!”と思った某ドラマでも共演されていたなー。
共演と言えば、脇役だったけど唐沢さん、石橋さん、洞口さんは『愛という名のもとに』面子ですね。
って、ネタが古くてスミマセン…この映画、私でも知っている役者さんばかりなのが嬉しいの~♪

演技力という意味では、子供時代のドンキー役の吉井君が群を抜いて突出して上手かったデス。
この作品は子役も皆さん上手かったんですけど、彼は“別格”でドンキーの不気味さを発揮してた。
一つだけ難をあげるなら、お姉ちゃん役の黒木さんは回想シーンがちょっと厳しかった…かな…?
多分、キリコさんは今後活躍していく方だと思うので、照準を未来に合わせているんでしょうけど。

とまあ、今回はいささか興奮気味の感想レポートで失礼します~。
あ!写真はパンフです…私は映画見るたびにパンフを買うので、実家にはダン箱一箱分あります。
そして、実家には丸5年分の「ロードショウ」のBNも…同雑誌は今年で休刊だそうで、寂しいな~。

↓は拍手お礼です。

[ 2008/09/03 20:16 ] movie | TB(0) | CM(0)

ゲド戦記 

本日レディースデイで1000円でしたので、観に行きました。

が、正直イマイチな内容でしたねぇ。
原作未読故か、世界観設定もキャラクター設定も不明瞭なコトばかり。
何より、この世界における魔法の概念がさっぱり分かりません。
人間にはあまり干渉してはいけない能力とか言われておりましたが、一体何故?
生命倫理に触れるのかしら?それとも、普通の人間から差別されるから?
もしかしたら、世界を破滅させる禁忌の呪文とかでもあるという設定なの?
作品内で具体的に使われていた魔法って、「人探しの魔法」くらいでしたよね?
アランの所有していた魔法の剣だって、アレじゃただの鞘から抜きにくい剣という風にしか見えません。

とにかく、ゲド戦記初心者に不親切かつ説明不足な映画という印象を受けました。
2時間という短い時間枠で、エピソードを詰め込みすぎている感も致します。
テラー=竜は良いとして、あの話でその設定の必然性も意味も見えてきません。
個々の登場人物の細かいエピソードを削っている所為なのかも知れませんが、
どのキャラクターにも感情移入すらまま終わってしまいました…。
うーん。

唯一良かったのは、悪役のクモ様くらいでしょうかね。
とはいえ、彼(彼女)もハイタカとの因縁のエピソードが私にはさっぱりなのですが…。
こりゃ、原作読めってコトなんですかね。


[ 2006/08/02 21:01 ] movie | トラックバック(-) | CM(1)
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