猫田リコさんの新刊です、非BLです、エロはありません!オーソドックスな4コマ漫画ですよ。
思えば数年前、リコさんが麗人誌上orコミックス後書きで今後は4コマ雑誌の連載も始まります、
と仰ってて、私はその雑誌を探して近所のコンビニをはしごして見つからなかったような記憶が…。
猫田リコさんだからBL漫画の筈だと信じるコミック担当に、多分4コマだと思うと消極的に応じる私。
だって、麗人コミックスは先月出たばかりだしね…現物を見ていないけれど、多分4コマだろうと…。
てことで、私にとっても半信半疑の幻の4コマ漫画でした、基本的には健全です!ラブコメです。
まるで
だめな
ドMメガネ(♂)が出てくるけどね…(笑)。
借金大王の美少女女子高生・福田ニシキに恋する取り立て屋・黒木ヒトミの愛と受難の日々。
ある時は借金取りとして、ニシキちゃんを追い掛け回しては煙たがられ、M的な欲望を充足し、
またある時はニシキちゃんの文通相手として、金銭を
貢いで融通して彼女の心を和ませます。
つまり、実は裏設定的には猫田リコさん流の
“足長おじさん”モノなんですよね。
ニシキちゃんは、某ハヤテ君と同様にどうしようもない父親の所為で借金まみれなんですけれど、
名前の通りココロは錦で倹しく、図太く、健気に、大らかに人生を謳歌している女子高生でした。
少女キャラゆえBLには置き換えづらいですが、二人のトム&ジェリー的な仲良く追いかけっこは、
典型的に理想的なヤオイ関係にも見える訳で、大変心地よく読むことができますし、意外なコトに、
逆にこの著者のBL臭的な要素こそ形を潜めてまして、男×男のCP妄想の余地が薄かったです。
麗人の猫田さん色と言いますか、破天荒なギャグも汁っ気の多い濡れ場も無いのに面白いデス。
4コマの抑制が効いていて、尚、ヒロイン(女の子)キャラがちゃんと魅力的に描かれているのです。
元々、猫田さんはBLでも女の子キャラの多い漫画を描かれてましたけど、それにしても驚きデス。
BLと4コマの両刀作家って、例えば山田まりおさんのように4コマ漫画を描かれてもそこはかとなく、
BLっぽい要素やネタを仕込んで笑いを取るイメージだったのに、猫田さんは全然違いましたから。
(注、感想を書いたことは無いのですが、私は山田まりおさんの過剰なギャグ漫画も大好きです♪)
確かに
ドMメガネがいるけど、基本に忠実なバランス感覚に優れたラブコメディとして楽しめます。
私は普段あまり深く考えずに猫田さんのBL読んできましたけど、実は巧い漫画家さんだったのね。
改めて、猫田さんが大好きになりました、ご馳走様です♪
<作品データ>
・猫田リコ『ココロは錦』(竹書房バンブーコミックス)2008.1
それにしても、竹書房はいつも
ズボラだなって思います。
BLも男性向けエロも4コマも全て
バンブーコミックスで統一しているので、コミック担当泣かせ。
特に新人作家はどのジャンルか見当が付かず、蓋を開けてみるまで分からないことも多いのデス。
図らずも麗人コミックスのアレコレについては予想できる私ですが、今回は流石に自信無かった!
多分、BLと信じて発注している書店が多かっただろうなあ…てか、何処で展開しているのでしょう?
ウチはBL棚にも置いてみたけど、表紙が女の子なので違和感が…隣はb-BOY Phoenixだし…。
それにしても、竹書房はいつも
ズボラだなって思います。
BLも男性向けエロも4コマも全て
バンブーコミックスで統一しているので、コミック担当泣かせ。
特に新人作家はどのジャンルか見当が付かず、蓋を開けてみるまで分からないことも多いのデス。
図らずも麗人コミックスのアレコレについては予想できる私ですが、今回は流石に自信無かった!
多分、BLと信じて発注している書店が多かっただろうなあ…てか、何処で展開しているのでしょう?
ウチはBL棚にも置いてみたけど、表紙が女の子なので違和感が…隣はb-BOY Phoenixだし…。
コメント&TBありがとうございます~♪
私は猫田さんのシリアスが好きではないので、この程度のオフビートなラブコメがとても心地よかったです!
竹書房は、麻雀漫画とエロ漫画と4コマ漫画が非常に区別が付きにくいのです。
芳文社とか双葉社はちゃんとレーベルでキチっと分かれているのにね。
不思議です(笑)。